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文学

究極!!しくじりプロ野球 ~本当にあった最弱球団の話

¥1,870

(税込)

2025年03月18日配信

あらすじ

失敗談こそ痛快。ダメだった話こそ面白い!
「いつの時代も、真実はしくじりに宿る。男たちがなんとか這い上がろうと足掻いた苦闘の日々を追うことは、知られざる球史の一面を発掘する作業でもある。」

原辰徳を追いかけジャイアンツを愛し、清原和博を描いた著者が、昭和・平成に飛び出したズンドコでしくじりまくっていた球団、監督、選手を書いた新著となる第三弾。

「プロ野球死亡遊戯」でお馴染みの最強野球ライター中溝康隆が今度は暗黒期、低迷期、泥沼を抜け出そうともがく男たちを令和の時代に書き尽くす。

【内容】
はじめに~ぼくたちのしくじり
もう敗北の歴史やしくじった過去から、逃げる必要なんてない

第1章
ズンドコの巨魁たち~昭和の章  1958-1988

誰がダメというより、ほぼ全員ダメ。借金24とイチ球団でリーグの全借金を背負う異常事態
・1958年の加藤近鉄

夜中の二時ごろ寝静まった住宅地を大きな声で歌いながら歩き回るとんでもない近所迷惑野郎
・1962年の砂押(金田)近鉄

今から50年前、天下のミスターがやらかした究極のしくじりがその後のプロ野球を作った
・1975年の長嶋巨人

屈辱にまみれたエリートは、人生を懸けて打倒巨人を、川上野球を超えると心に誓う
・1979年の広岡ヤクルト

寝業師・根本を中心に有望選手を掻き集める西武グループの情報網と圧倒的な資金力
・1979年の堤ライオンズ

遊撃手の宇野が、己のオデコに打球を当ててボールは転々とレフトフェンス際へ
・1981年の近藤中日

島野コーチは鷲谷塁審を突き飛ばし岡田功球審に対しては柴田コーチが急所に蹴り
・1982年の安藤阪神

80年代後半からのロッテはいわばズンドコのどん底暗黒期に入りロッテにだけは行きたくないと敬遠
・1987年の有藤ロッテ

解雇を告げられたバースも再来日して大阪入りしたが約2カ月半ぶりに訪ねた甲子園に盟友・掛布の姿はなかった
・1988年の村山阪神

長嶋も王もいない巨人軍となり昭和が終わり平成が始まる
・1988年の王巨人


第2章
しくじり続ける男たち~平成の章  1989-1999

炊事・洗濯・掃除・育児とすべてブーマーがこなさなければならない主夫兼主砲の二刀流
・1989年の上田オリックス

九州市長総会で「ダイエーの奮起を求める緊急決議」が採決される異常事態に
・1990年の田淵ダイエー

カネやん特有のその現代のアスリート的な価値観はまだ昭和が色濃く残る平成初期の選手には早すぎた
・1991年の金田ロッテ

「闘志なき者に勝利なし」と吼え死球時の痛み止めコールドスプレーの使用をバッサリ
・1992年の土橋日本ハム

采配もガバガバで選手たちは「もう少しの辛抱だ」と鈴木監督の休養を心待ちに
・1994年の鈴木近鉄

負け犬根性の染み付いたベテランたちに背を向け西武黄金時代を知る秋山幸二を慕った小久保や城島健司
・1996年の王ダイエー

恐ろしくナチュラルに最下位に沈んで洗体エステで紙パンツを履いたままうたた寝するように静かに終わった
・1997年の星野中日

ファン約500人が詰めかけ約40分間に渡り応援歌を大合唱してチームを励ました
・1998年の近藤ロッテ

1999年初夏、恐怖のサッチー……じゃなくて大王が虎を襲う
・1999年の野村阪神


第3章
新時代のズンドコ&しくじりの旗手たち~2000年代の章  2000-2006

キャンプからオープン戦を通して元4番について聞かれることにプッツン
・2000年の達川広島

メッツの新庄剛志の獲得にチャレンジだ……ってこの悲壮感のなさはなんなのか
・2003年の山下横浜

数字を見るとまさに歴史的な投壊ぶりNPB史上最低のチーム防御率5・95他数々の伝説を残した
・2003年の石毛オリックス

チーム最多勝が42歳工藤公康の11勝という絶望的状況
・2005年の堀内巨人

三木谷オーナーと観戦していたマーティーGMが「明日は勝てますよ」と軽口を叩き怒りを買い電光石火でクビ
・2005年の田尾楽天

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作品情報

出版社
:
Reader Store発売日
:
2025.03.18
書誌発売日
:
2025.03.18
ページ数
:
240ページ
ファイルサイズ
:
17.1MB