1980年代、イランのホメイニ師が急死した。その直後、権力抗争による内乱が発生する。米ソ二大国はすぐさま軍事介入を試み、首都テヘランを目指すのだった。一方、中国では労働者による大規模なストライキが各地で続発。政権打倒を目指す不穏な動きが垣間見られた。激動する世界情勢に対応するため、日本は米国の核の傘からの脱出を企図した「新武装中立国家」という新たな道を歩き始めようとする。そんな中、原因不明の爆発によって一機の民間輸送機が志布志湾に墜落する。パイロットは奇跡的に一命を取り留めるも、記憶が無くなった・・・
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維新クーデターから5年。維新軍事政府から権力を委譲された国民党政府は、憲法改正や行革推進を行ない国内の支配管理体制を強化するとともに、アジアへの軍事侵攻を始めようとしていた。
そんな日本に対し、国民抵抗戦線(NRF)はパリを拠点として、国内外で広汎な抵抗活動を繰り広げていた。
暴走する日本を止めるべく、成田空港に降り立った風戸大介。NRFの一員として九州の地を脱出して以来、久しぶりの日本だった。
しかし、すぐに尾行されていることを知り、雪の降りしきる中、からくも仲間たちに救われる。そして、亡命政府から託された手紙を渡すのだが…。
新政府を打倒すべく、最後の闘いが勃発する!!
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「暁計画」によって日本で維新クーデターが起こってから3年。政権を掌握した国民党は、日本国憲法に代わる維新憲法を発布する。
その祝いとして、政治犯や内戦で捕虜となった国民抵抗戦線(NRF)の下級戦闘員たちの大半が恩赦となり、天城徹、風戸大介、枚方俊治らとともに戦った元暴走族リーダー・山崎健太郎も釈放された。
すっかり様変わりした志布志に戻ってきた健太郎は、妹・範子の行方を探すうちに、旧友の徳次と再会。ゲリラ的に治安警察幹部を襲撃した二人は、政府側の秘密処刑部隊「黒い旅団」から命を狙われてしまう。
執拗な追跡から逃れるため、NRFのテロリスト養成組織に参加するのだが―。 -
同僚の死を調査するため、ロンボク島へと向かった天城徹は、五辻商会の正体を目にする。
一方、記憶を取り戻すため、マニラに飛んだ風戸大介は、「暁計画」の全貌を写したマイクロフィルムを入手。その内容は、「東南アジア各地に反日暴動を扇動して日本人の民族意識を高め、一挙に政府を転覆させ、核武装する」というものだった。
新桜会の計画を知った風戸は、マニラで出会った旧知の天城に計画阻止を嘆願。急ぎ帰国する天城だったが、クーデターが動き出し、総理・閣僚が次々に射殺され、維新軍事評議会が誕生する。
一方、鹿児島を中心に結成した共和党は、臨時首相代理を置き、反戦反徴兵の国民抵抗戦線で、維新政府に立ち向かうのだが……。 -
イラン内戦は、米ソ両軍が一触即発の危機に陥り、調停工作に世界各国が全力を挙げていた。そんな中、ロンボク島海域で30万バーレルを積み込んだ日本の大型タンカー「しらね丸」が、国籍不明の武装快速艇に攻撃される。
同事件の真相究明と、東南アジア各地で続く六大陸商会社員の不審死などを調べるため、中央情報本部員の天城徹は、急きょ、ジャカルタへ飛び立つのだった。
一方、記憶を失った風戸大介は、自らの過去を取り戻すため、東京へ向かうことを決意。自衛隊も絡んだ新桜会、そして謎の組織・五辻商会に行き着くのだが…。
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1980年代、イランのホメイニ師が急死した。その直後、権力抗争による内乱が発生する。米ソ二大国はすぐさま軍事介入を試み、首都テヘランを目指すのだった。
一方、中国では労働者による大規模なストライキが各地で続発。政権打倒を目指す不穏な動きが垣間見られた。
激動する世界情勢に対応するため、日本は米国の核の傘からの脱出を企図した「新武装中立国家」という新たな道を歩き始めようとする。
そんな中、原因不明の爆発によって一機の民間輸送機が志布志湾に墜落する。パイロットは奇跡的に一命を取り留めるも、記憶が無くなっただけでなく、何者かに命を狙われているのだった。
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