一線の湖
砥上裕將(著)
/講談社
作品情報
小説の向こうに絵が見える! 美しき水墨画の世界を描いた物語
水墨画とは、筆先から生み出される「線」の芸術。
描くのは「命」。
20万部を超えたメフィスト賞受賞作『線は、僕を描く』に続く、水墨画エンターテイメント第二弾!
主人公・青山霜介が、ライバル・千瑛と湖山賞を競い合った展覧会から2年が経った。
大学3年生になった霜介は水墨画家として成長を遂げる一方、進路に悩んでいた。
卒業後、水墨の世界で生きるのか、それとも別の生き方を見つけるのか。
優柔不断な霜介とは対照的に、千瑛は「水墨画界の若き至宝」として活躍を続けていた。
千瑛を横目に、次の一歩が踏み出せず、新たな表現も見つけられない現状に焦りを募らせていく霜介。
そんな折、体調不良の兄弟子・西濱湖峰に代わり、霜介が小学一年生を相手に水墨画を教えることになる。
子供たちとの出会いを通じて、向き合う自分の過去と未来。
そして、師匠・篠田湖山が霜介に託した「あるもの」とはーー。
墨一色に無限の色彩を映し出す水墨画を通して、霜介の葛藤と成長を描く、感動必死の青春小説!
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この作品のレビュー
平均 4.3 (96件のレビュー)
-
またあの世界が広がっていました
『線は、僕を描く』の続編です
前作を再読してから臨んだので
すぐに世界に入っていけました
相変わらず絵を描く時の描写や
青山の心理描写が細やかで
すごい表現…力でした。。。
自分の力量不足なのか
集中して読まないと
文字が横滑りしてしまうので笑
じっくり読ませてもらいました
前作から2年が経ち
それぞれが壁にぶつかっていました
全てがうまくいかず
読んでいて苦しくなります
そんな中で絵を描いてる様子が目に浮かび、
描きながらの葛藤や、発見を
一緒に体験することができる
すごい本ですね
揮毫会のシーンと
終盤の絵を描くシーンは
特にすごい。
知らぬ間に涙が落ちました。
個人的には子どもたちとのシーンがとても好き
子どもの圧倒的なパワー、
楽しいものを素直に楽しみ、吸収し、
自由に表現できる
なにもないところで遊べる
全身で気持ちを表現できる
いつも身近にいるけど
子どもたちの凄さを
この本で改めて気づきました
一緒に過ごせる今の時間を大切にしなきゃな
前回は古前くんがすごく好きだったけど
今回は湖山先生がとてもよかった
湖山先生には全部見えていて
全部わかっている。
圧倒的な存在感でした
あーかっこよかったです!!
出てきた作品たちを見てみたいー
私の想像力じゃ足りない…笑
続きを読む投稿日:2024.02.15
『線は、僕を描く』の続篇。
前作同様、とても美しい小説でした。
水墨画を描いている場面が秀逸で、文章を読んでいるだけで脳内に絵が浮かんできます。水墨画なんて、きちんと見たことがあるのかないのか分からな…い私なので、脳内に浮かんだ絵は正しいのか正しくないのかは、正直言って分かりません。でも、はっきりと線や濃淡が浮かび上がるのだからすごいなぁ、と思ってしまいます。
大学三年生になった青山。進路を決めるべき時です。
このまま絵師として進んでいくのか否か。
悩んで悩んで、またも自分の心の中の部屋に閉じこもってしまう青山。でも、それだけ両親を失った悲しみが深いものだということが伝わってきました。
作中、何度も何度も、ある意味くどい程、心の中に潜り込むのですが、それはそのまま大切な人を失った心の痛み、叫びの現れなのだろうと思います。
今作では生前の母を知る人達に会い、母の職場であった小学校で、母と同じように子ども達に教えるという経験をします。このことが、自分の知らなかった母の姿を知ることになると同時に、自信を失っていた水墨画に対しても新たな一歩を踏み出すきっかけにもなります。
そして、やはり何よりも師匠の湖山とのやり取りが本当に泣けてきます。湖山先生、青山君を見つけてくれてありがとう!と青山の母のような気持ちになってしまいます。
青山を取り巻く人達が皆とても優しくて、いくら時間はかかろうとも、確実に青山は深い悲しみを乗り越えて自分の道を進むことができる、と思わせてくれます。青山のこれからが楽しみ。続編きっとあるでしょう。期待してます。
続きを読む投稿日:2024.04.22
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