ライトノベル
その王妃は異邦人
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「貴方様は昨夜、自らの手で私という最強の味方を手に入れたのですわ」即位したばかりの若き国王レイモンド二世は、政敵の思惑により遥か東方にある大国の姫君を王妃として迎え入れることになってしまう。「紫蘭(ズーラン)は、私の字(あざな)でございます。本来の名は、雪麗(シュエ・リー)と申します」見た目も文化も違う東方の姫君を王妃にしたレイモンドは嘲笑と侮蔑の視線に晒されるが、彼女はただ大人しいだけの姫君ではなかった。言葉も文化も違う異国から来た彼女は、東方より持ち込んだシルクや陶磁器を用いてあらたな流行を・・・
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「どうぞ安心してお待ち下さいまし。なにせ私、戦には多少の心得がございますの」
若き国王レイモンド二世を支える王妃、東方の大国・釧から嫁いできた雪麗ことシュリーはその才能と知識を活用してアストラダム王国の統治に尽力していた。
そんなある日シュリーを連れ戻すために使わされた釧の皇太子である兄、雪紫鷹が来訪する。
紫鷹は皇帝が決めたシュリーの許婚だという金黙犀とともに、彼女を連れ戻すまで滞在すると言い出して……?
お家騒動に追われるなか、アストラダム国内に帝国側から戦の火の手が迫っていた――。
「陛下との甘いひと時を邪魔されて、私とてもとても腹が立っておりましてよ。不届き者どもを片付けてすぐに戻りますわ」
西洋の国王に嫁いだ規格外な中華風姫君の異国婚姻譚、動乱の第二幕、開幕!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください -
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「貴方様は昨夜、自らの手で私という最強の味方を手に入れたのですわ」
即位したばかりの若き国王レイモンド二世は、
政敵の思惑により遥か東方にある大国の姫君を王妃として迎え入れることになってしまう。
「紫蘭(ズーラン)は、私の字(あざな)でございます。本来の名は、雪麗(シュエ・リー)と申します」
見た目も文化も違う東方の姫君を王妃にしたレイモンドは嘲笑と侮蔑の視線に晒されるが、
彼女はただ大人しいだけの姫君ではなかった。
言葉も文化も違う異国から来た彼女は、東方より持ち込んだシルクや陶磁器を用いてあらたな流行を生み出し、政敵であった公爵の権威すらものともせず、国事でも遺憾なくその才能を発揮する。
次第に国王夫妻は国民の絶大な支持を集めていき――。
「私が、貴方様を名実共にこの国の真の国王にして差し上げます」
西洋の国王に嫁いだ規格外な中華風姫君の異国婚姻譚、開幕!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください -
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