小説
公家さま同心 飛鳥業平 決定版
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雪降り積もる天保九年正月、定町廻り同心の和籐田三次郎は殺しの現場で、奇妙な男と出会う。真っ白な狩衣に真紅の袴、立て烏帽子をかぶり、あたかも平安絵巻から抜けだしたような装いである。言葉をかわした瞬間、鋭い洞察と観察力で、三次郎の妻の出産を見抜いたその男は、従三位権中納言、飛鳥業平──水戸家に逗留するやんごとなき京のお公家さまであった。三次郎のとまどいと困惑をよそに、探索仕事に興味をおぼえた業平は、八丁堀同心よろしく難事件の探索に乗りだすのだが……。武家や世間の常識にとらわれぬ江戸時代の名探偵が、隠・・・
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市井の商人の寮に住み、御三家の水戸屋敷に網代駕籠で通う謎の男、飛鳥業平。
白い狩衣に立て烏帽子、まるでどこぞの神主のような姿であるが、なんとこの業平、京の都では中納言という雲上人。有力大名ですら平伏させる、やんごとなきお公家さまであった。
ひょんなことから業平と知りあった定町廻り同心・和藤田三次郎は、この風変わりなお公家さまの護衛を命じられる。
貴人のお守りという退屈な任務にしょげる三次郎であったが、当の業平は、同心の仕事に興味を抱き、持ち前の明晰な頭脳と鞍馬流の秘剣で、難事件をあざやかに解決していく!
最大の宿敵や仕事中毒の隠密も現れ、ますます絶好調の第二弾! -
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雪降り積もる天保九年正月、定町廻り同心の和籐田三次郎は殺しの現場で、奇妙な男と出会う。
真っ白な狩衣に真紅の袴、立て烏帽子をかぶり、あたかも平安絵巻から抜けだしたような装いである。
言葉をかわした瞬間、鋭い洞察と観察力で、三次郎の妻の出産を見抜いたその男は、従三位権中納言、飛鳥業平──水戸家に逗留するやんごとなき京のお公家さまであった。
三次郎のとまどいと困惑をよそに、探索仕事に興味をおぼえた業平は、八丁堀同心よろしく難事件の探索に乗りだすのだが……。
武家や世間の常識にとらわれぬ江戸時代の名探偵が、隠された謎を解き明かしていく。
大人気となった時代シリーズの新装決定版! -
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