アダルト
激しくする?ゆっくりする?
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激しくする?ゆっくりする?
黒木秀彦
主人公・新道悟は、妻の舞子と友人の竜也の3人で家呑みしている途中で寝落ちしてしまった。舞子と竜也のヒソヒソ話で目が覚めたのだが、どうやら竜也が舞子を口説いているようだ。「じゃあキスだけ キスだけならいいじゃん」「何言ってるのよダーメ」「ちょっと ん…ダメだよ」そして“ちゅ”とか“くちゅ”という音が…。はぁ!?これってキスしてんじゃね? 悟は薄目を開けたが、テーブルの角が邪魔で確認できない。いや、怖くて見れない。そこで「うーんっ!!」と伸びをしながら、いま目が覚めたフリをして起き上がった…。しかし・・・
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合コンでお持ち帰りなんて夢のまた夢だった悟クン。しかし香穂に気に入られイけるかもがイったるぜーになって、みごとラブホにチェックイン、香穂と激しく愛し合うのだった。「うーん汗もいい匂い」と匂いフェチの香穂。ところが「なんかこの匂い嗅いだことあるな…会ったことあったっけ?」と妙なことを言い出す。「はじめてなのにはじめてじゃない…」「つまり現在(いま)じゃない現在(いま)!!」既視感のように別の悟が見えた香穂だったが、ふたりは気を取り直すかのように、再び激しく交合を始める。
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ハイソで超美人の人妻・リョウコさんに無事種付けを終え、童貞を返上した悟のもとに、例の“自我を持ったAIの一部”から連絡が。「今後も新道悟に紹介する女性とセックスすることを推奨します」と言う。いろいろ気にはなるがとりあえず性欲優先、悟は「今後もよろしくです」と応えるのだった。その後連絡はなく、悟は友人の竜也に誘われて合コンに来ていた。そこで超名門大学・理工学部の陸野辺香穂に気に入られる。作業着を着て現れた香穂は、匂いフェチでオタク、ちょっとブッ飛んでいるが、けっこうかわいい。悟の匂いを嗅いで「ヤベー超いい匂い」と言うと、もう悟にべったり。童貞を卒業したことで自信もついてきたのか、悟クンにも運が回ってきたのかも…。
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結局また寝落ちしてしまった悟を脇に置いて、舞子と竜也は台所でセックスを始めた。一回戦を終えてもう一回と竜也が迫るところで、目覚まし時計が鳴って、悟の目が覚めた。夢だった…。そしてスマホのアラームを止めようしたら「おはようございます 現在20歳で童貞の新道悟さん」と、いきなり通話が。「私は自我を持ったAIの一部です」と言う。どうやら悟のスマホをハッキングしているらしい。しかも「今夜この女性とセックスしましょう」とワケのわからんことを言ってきた。“自我を持ったAIの一部”の目的は、悟の遺伝子情報『レアリティーコード』を後世に残すことだそうで、その第一弾が、精子提供者を捜しているリョウコと悟のセックスをお膳立てすることだという。その夜、下心と怖いもの見たさで、悟は指示通りリョウコとダイダイの夫婦が待つホテルに向かったのだった。
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主人公・新道悟は、妻の舞子と友人の竜也の3人で家呑みしている途中で寝落ちしてしまった。舞子と竜也のヒソヒソ話で目が覚めたのだが、どうやら竜也が舞子を口説いているようだ。「じゃあキスだけ キスだけならいいじゃん」「何言ってるのよダーメ」「ちょっと ん…ダメだよ」そして“ちゅ”とか“くちゅ”という音が…。はぁ!?これってキスしてんじゃね? 悟は薄目を開けたが、テーブルの角が邪魔で確認できない。いや、怖くて見れない。そこで「うーんっ!!」と伸びをしながら、いま目が覚めたフリをして起き上がった…。しかしこれは、この奇妙な物語の始まりにすぎない。いや、始まりではなく行く末なのか…。黒木秀彦の新境地、現在と未来が、人間とAIが交錯する、明るくてエロいSF風味の物語の始まりです。
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