これは三次元(空間)と二次元(海面)の戦い、次元の違う戦いを米軍に見せつけてやるのです──軍令部次長の高橋三吉中将は、対米戦は、空母大国・日本VS戦艦大国・米国という構図で挑むしかない、と強く進言。ついに伏見宮博恭王は心を動かし、巨大戦艦二隻の建造中止にうなずいた。帝国海軍は、昭和8年から8年間かけて、世界に類を見ない“海空軍”への脱皮をはかり、決定版空母「慶鶴」を始め空母の大量建造と、艦上機の本格的な折りたたみ翼化を推進する。そして、昭和16年12月の開戦劈頭、連合艦隊司令長官の山本五十六大将・・・
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「日本軍の空母はいったい何隻いるんだ……!?」──
ハワイ沖での緒戦以降、大量の艦載機を擁する帝国海空軍の空母が太平洋各地で大暴れし、米海軍は畏れおののいた。
だが、主力空母8隻を揃えたニミッツ大将は、ついに米英両海軍による「連合機動部隊」を結成、パナマ近海において日本軍・主力空母の“待ち伏せ”に成功する。
対する日本は、米本土西海岸への攻撃を敢行するも、米国の生産力と物量作戦によって、窮地に追い込まれる。
もはや山本五十六大将に選択肢はなかった。ハワイ沖での漸減邀撃決戦である。
米空母46隻の大勢力に対し、新兵器の装甲空母「玄龍」「亢龍」「昇龍」と新型艦上戦闘機「紫電改」450機を山口多聞に託し、真の「アウトレンジ戦法」に賭けるのであった──!
※この作品は2018年4月・8月に電波社より刊行された『新生・帝国海空軍(3)(4)』を再編集し、改訂・改題したものです。 -
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これは三次元(空間)と二次元(海面)の戦い、次元の違う戦いを米軍に見せつけてやるのです──
軍令部次長の高橋三吉中将は、対米戦は、空母大国・日本VS戦艦大国・米国という構図で挑むしかない、と強く進言。ついに伏見宮博恭王は心を動かし、巨大戦艦二隻の建造中止にうなずいた。
帝国海軍は、昭和8年から8年間かけて、世界に類を見ない“海空軍”への脱皮をはかり、決定版空母「慶鶴」を始め空母の大量建造と、艦上機の本格的な折りたたみ翼化を推進する。
そして、昭和16年12月の開戦劈頭、連合艦隊司令長官の山本五十六大将は、840機もの空母艦載機をたずさえて、ハワイ海域へと一気に軍を進めるのだった。
果たして世界初の航空奇襲作戦は成功することができるのか──!!
※この作品は2017年9月・12月に電波社より刊行された『新生・帝国海空軍(1)(2)』を再編集し、改訂・改題したものです。 -
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