ココナッツ・レイヤーケーキはまどろむ
ジョアン・フルーク(著)
,上條ひろみ(訳)
/ハーパーコリンズ・ジャパン
作品情報
前代未聞の事件!
担当刑事がだれもいない? どうする、ハンナ!?
大人気お菓子探偵シリーズ23弾!
たびかさなる心配事でストレスがたまっていたハンナは、気分転換に友人の住むロサンゼルスへやってきた。
穏やかな気候、にぎわう街、華やかなセレブたち……。
いつもと違う世界に感動していたハンナだったが、末の妹ミシェルから緊急の連絡が入る。
なんと、妹の恋人で保安官助手のロニーが殺人事件の第一容疑者になってしまったというのだ。
急いでレイク・エデンに戻ったハンナは、前代未聞の事件の調査を始めるが……。
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商品情報
- シリーズ
- ココナッツ・レイヤーケーキはまどろむ
- 出版社
- ハーパーコリンズ・ジャパン
- 掲載誌・レーベル
- ハーパーコリンズ・ジャパン
- 書籍発売日
- 2023.01.15
- Reader Store発売日
- 2023.01.13
- ファイルサイズ
- 12MB
- ページ数
- 416ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.0 (8件のレビュー)
-
お菓子探偵ハンナのシリーズ23作目。
故郷の街レイク・エデンで手作りクッキーの店を出しているハンナ。
3姉妹の長女で、頭が切れて親切、気さくな女性です。
歯科医で穏やかなノーマンと、ハンサムな刑事の…マイクという二人のボーイフレンドに囲まれて、美魔女の母親と二人の妹、その夫、彼氏らも一緒に、身近で起きる事件の捜査に当たってきました。
ミステリ要素は軽いですが。読みやすい。
美味しい物たっぷり、ユーモアもいっぱい、ちょっとロマンスもね。
大学時代の友人だったロスと思いがけなく恋に落ちたが、その顛末は大変なことに。
ストレスが多かったハンナは、気分転換にロサンゼルスへ。
ところが事件が起こり、呼び戻されます。
妹のミシェルが事件に巻き込まれ、妹の恋人が刑事(保安官事務所ですが)で皆親しいため、担当できる警官がいないという異例な事態に。
こんなに事件ばかり起こる街だけど、警官は少ないのね(笑)
今回はノーマンがいい所を見せるシーンが多かったですね。予想通り。
でも次はマイクが何かいい所を見せるかも?!
1作目では、ハンナが29歳と書かれていたのをさっき発見。邦訳は2003年でした。事件は3か月ぐらいで起こるので、その後、発表年と同じ進度で年取ってはいませんけどね(笑)続きを読む投稿日:2023.07.15
このレビューはネタバレを含みます
またしても、読み飛ばしてしまったシリーズ21作目『ラズベリーデニッシュはざわめく』より先に23作目が手元に届いてしまいましたが、取り敢えず結婚編は完結したと見て、先に読んでもOKかな?
レビューの続きを読む
ほんと、ハン…ナの周りは優しい人ばかりだなぁ。ハンナ&ミシェルよりも、ドロレス&アンドリア派だから、出番が多いと嬉しい。漫画やドラマ、どんな媒体でもそう。有閑倶楽部なら野梨子よりも、悠理&可憐派。ビバヒルだとバレリーが好きだった。ワンスアポンアタイムでも白雪姫よりレジーナ派だし。
犯罪もののドラマや本シリーズを読みすぎて、空港に迎えに来た運転手まで怪しんでしまった。観光客を狙った犯罪?よく聞くから。
自宅の部屋に“〜の間”なんてネーミングがあるとは……どこか滑稽に思える。原語では“〜Room”とかなのだろうか。ちょっと気になる。
コーヒーケーキも全くヘルシーじゃないことは確かみたいですね。美味しいものは脂肪と糖でできている。
創作作品の中でも赤ちゃんが亡くなるのはしんどく、憂鬱になります。人間関係がよく把握できていませんが、ロニーの友人夫婦とロニーが事件の容疑者ってことですね。
でもだからって、ハンナを呼び戻すかな。捜査できるのはビルだけと言っても、外部から来てくれるのでは? 地元警察、信用なさすぎるな。
お菓子作りに無塩バターを使うのには理由があるようだけど。作者はお菓子作りのプロと言うわけではないから皮肉として書いただけかも。でもハンナがそれにイライラするのはプロなのに……と思ってしまう。
ノーマンはパーフェクトだよなぁ。元婚約者騒動がなければとっくにノーマンと結ばれていそうなものだ。でもここまでの経過時間、本の中ではそんなに経ってないんだっけ。だとしたらますますレイクエデンは呪われた町だな。
日本だとミネストローネって家で作るスープの代表みたいなスープだと思ってたから意外。ポタージュとかの方が面倒な印象。クリーム系より簡単な気がする。
ロニーとミシェル、付き合い始めてまだ2年か。
ロニーは脳内でNCISのマクギーと、名探偵モンクのディッシャー警部補をMIXしたようなイメージ。なんか、友人二人、イメージしてたタイプと随分違ったな。
ドリンクに薬でも入ってたのかな?
今のところケイを疑ってます。昔太っていて、今、25歳上の男性と結婚している。この情報何か意味、あるんですかね。ダーシーに横恋慕されそうになった、とか?
そもそもキャシーは何故ロニーと話したかったのか?何の話もしていない。
喉の渇きと眠気。絶対何か盛られてるよなぁ。コーラに何か。
ノーマンとマイクとの三角関係は一応続いているようですが、ここ最近の描写を見るに、マイクと結ばれる未来は無さそうですよね? 誰もがわかっているのに引っ張るなぁ……。
信頼関係があるからノーマンの家なら良いのかも。でも普通は朝起きて最初に冷蔵庫、パントリー、棚をチェックして朝食は作らないか。若い頃の記憶を辿ると、やらかしていた気がする。あれは良くなかったかも知れない。反省。
キッシュ好物だから食べたくなった。でもコンビーフは苦手。近い内にキッシュ食べることが決定。
想い出を大切な人と共有したい欲はとても共感できる。後で思い返した時、自分だけの記憶では淋しいと言うか、心許ない。
あら、シリルってロニーのパパさんだったの? 勝手に女性だと思い込んでた。
「その通りだ、ボヨ」ってかわいいな……。アイルランド訛り、様々な作品で言及されているけれど。気になる。
マイクもよくまだ飽きもせずハンナを求められるなぁ。 その主な要因は明らかに胃袋だけど。典型的な専業主婦を求めていそうなイメージ。
私もてんとう虫を狩るのかと思った。てんとう虫って袋で売ってるんだ……。
モシェ、いつの間にかドロレス大丈夫になったのね。初期の頃はドロレスが嫌いだったと言うのに。逆にドロレスも猫を好きになったようで微笑ましい。ドクのお陰かも。愛がドロレスを柔和にしたもんね。
アメリカの住宅事情には詳しくないけれど、主寝室をハンナに貸して、リンの方はゲストルームなのかな?そしてノーマンもゲストルーム?リンの方が遠いお客さんなのに、珈琲をハンナのために淹れておいてと頼んでおくって不思議。私ならリンに一番気を遣うけど。愛されていると言うより甘やかされている。
しかし登場人物にリッチな人が多いせいか、リン、ノーマン、ドク&ドロレス、皆凄い家に住んでるなぁ。でも!ハンナのアパート?でさえゲストルームとバスルーム何室かあるもんね。田舎だからってのもあるんだろうか??人口に比べて土地が広いのかな??それにしても日本人の感覚からするとやっぱり凄い。
本シリーズで勉強になるのは、場面転換。ついつい間を埋めなきゃならないと思い込んで助長なシーンをだらだら書いてしまいがちだけど、筆者はぽんぽん場面を切り替えますよね。いつも“あ、全部書かなくて良いんだ!”ってなります。
貸し倉庫で新展開。ここワクワクしましたね。
そしてやはりアンドリアかわいい。
エルサひいおばあちゃんの言葉、サンドウィッチマンの伊達さんの0kcal理論じゃん。
よく友達の一人が肥満体型だと周りも太り出すと聞くけれど、事実かも。堕落の悪魔の囁きパターンをたくさん持っている。でも、逆はないらしい。つまり、痩せ型で節制に励んでいる友達と居ても、別につられて痩せはしない。
最早ノーマンはパパじゃん。マイクは弟のようだ。うーむ。読者はどう思っているんだろう。この三角関係に未だにときめく人はいるのかな?
なんで毎回真犯人と会う時だけ独りなのよ。
ストーリーよりも、カプセルのホットチョコレートが気になる。
え?!今調べたら、著者、今年で81歳なの?!凄いバイタリティ。せめて三角関係だけでも決着すると良いな。そろそろ平和を取り戻さないと、レイクエデンも住民いなくなっちゃいそう。続きを読む投稿日:2024.01.28
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