まほうのてのひら
灯まちこ
ちょっとだけ魔法が使える、そんな人々が住む世界。「小さな傷を治す魔法」が使える医者見習いの少年ミケは、同じ孤児院で育った7歳年上の甲斐が大好き。自分は魔法が使えないと話す甲斐だが、彼の大きな手で抱きしめられるとまるで魔法にかかったように幸福で満たされるのだった。そんな穏やかな日々を過ごしていたある日、シスターが傷だらけの子供を連れて帰ってきて…!?
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「お前とあの子、お似合いだと思う。あの子となら幸せになれる」隣村の娘との縁談があった日の夜、
甲斐にそう突き放されたミケ。そして告げられた事実。
「俺は、人を殺した」
あんなに優しい甲斐がそんなことをするはずがない!と否定するミケだったが、
同時に「自分は甲斐の過去を何一つ知らない」という事に気づく。
何故甲斐はここに来たのか、どんな子供時代を送ってきたのかを聞く為部屋に赴いたミケにシスターが告げた事とは… -
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ちょっとだけ魔法が使える、そんな人々が住む世界。
同じ孤児院で育った甲斐とミケは、キスもハグもそれ以上のこともするけれど、恋人ではない。
そんな二人の関係に疑問を持っていなかったミケだが
「そういえば、甲斐の方から求められてことは一度もない」ということに気づいてしまう。
「愛されているとは思う、けど…」自分達の今後に不安を感じ始めた矢先、隣村の村長の姪とミケの縁談の話が持ち上がり…! -
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ちょっとだけ魔法が使える、そんな人々が住む世界。
「小さな傷を治す魔法」が使える医者見習いの少年ミケは、同じ孤児院で育った7歳年上の甲斐が大好き。
自分は魔法が使えないと話す甲斐だが、彼の大きな手で抱きしめられるとまるで魔法にかかったように幸福で満たされるのだった。
そんな穏やかな日々を過ごしていたある日、シスターが傷だらけの子供を連れて帰ってきて…!? -
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