御家門衆のひとり、松平通春は、側近の星野藤馬を伴い、日本橋のあたりをそぞろ歩いていた。江戸の喧騒と活気を楽しむふたりであったが、ひょんなことから不良旗本と喧嘩騒ぎを起こし、それが思わぬ殺人事件へと発展してしまう。ところがこの通春、ただの若侍ではない。なんと尾張徳川家藩主の息子、つまりは正真正銘、葵の若さまであった。そんな通春に目をつけたのが、なにを隠そう現将軍の吉宗。民を救うための目安箱を進言した通春に、市井にくだって庶民の側から世直しをしてくれ、という『密命』をくだしたのであった。後に名君とし・・・
便利な購入方法
-
-
江戸の町を闊歩する謎の侍、松平通春。あるときは松田求馬なる偽名をもちい、あらゆる揉め事や事件に首をつっこんでいく。
単なる変わり者かと思いきや、じつはこの通春、尾張徳川家の後継ぎで、れきとした雲上人の若殿さまであった。
あるとき、世の乱れを嘆いた現将軍の徳川吉宗に呼ばれ、表側の司法では手の届きにくい、商家や町民のなかの悪を討つという密命を授けられる。
もとより好奇心旺盛な通春、これ幸いとばかりに市井の将軍代理……いわば『密命将軍』を名乗り、側近であり相棒の星野藤馬とともに世直しをはじめるのだが……。
のちの尾張の名君、徳川宗春の悪党退治。シリーズ第三弾! -
-
商家の離れ座敷に居候し、江戸の町で暮らす謎の侍、松平通春。
すらりとした長身、品のある面差し、威厳がありつつも春風のように優しげなたたずまいは、いかにもただものではない雰囲気を醸しだしていたが、それもしのはず、この通春こそ尾張徳川家の跡継ぎ、葵の一門につらなる若殿さまであった。
小姓の星野藤馬を引きつれ、江戸の市井にくだってきた通春は、将軍吉宗からある密命を受けていた。目安箱に寄せられた厄介な難問や事件、頼み事を、庶民の側に立って独自に解決してほしいという、いわば『民のための世直し』である。
後世、尾張の名君として名を上げる若き徳川宗春の活躍!大好評の第二弾! -
-
御家門衆のひとり、松平通春は、側近の星野藤馬を伴い、日本橋のあたりをそぞろ歩いていた。
江戸の喧騒と活気を楽しむふたりであったが、ひょんなことから不良旗本と喧嘩騒ぎを起こし、それが思わぬ殺人事件へと発展してしまう。
ところがこの通春、ただの若侍ではない。なんと尾張徳川家藩主の息子、つまりは正真正銘、葵の若さまであった。
そんな通春に目をつけたのが、なにを隠そう現将軍の吉宗。民を救うための目安箱を進言した通春に、市井にくだって庶民の側から世直しをしてくれ、という『密命』をくだしたのであった。
後に名君として知られる、徳川宗春の若き日を描く新シリーズ! -
-
-