江戸時代に生まれた怪談集の原点は、ここにあった――。際限のない戦いやそれに続く飢饉に苦しめられ、親が子を殺し、子が親を討つ。現実の恐ろしさが周囲にはびこる戦国の世では、霊だの祟りだの、幻の怖さにはなんの共感も得られないと、従来は考えられてきました。ところが、当時の人々が書き残した資料を丹念に読み込んでいくと……出て来る、出て来る、怪談・奇談の数々。博覧強記で知られる作家の東郷隆が、それらの物語を丹念に集め、現代語でわかりやすくまとめました。本能寺の変の前日に森蘭丸が、死の直前の明智光秀が見たもの・・・
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東郷隆の「妖しい」シリーズ第3弾でお届けするのは、“非科学的”忍者噺の数々。社会の裏で人知れず働く者として生を受け、育てられ、乱世の中でひたすら己の技を磨き続け。放火、盗み、諜報、裏切り、果ては要人の暗殺まで成し遂げる活躍をみせたものの、ひとたび乱世が収まれば、歴史の陰に淡雪のように消えていった彼らの、妖しくも物悲しい活躍譚を、始まりの飛鳥時代から終焉を迎えるまで、幅広く集めました。幻術師列伝と併せてとくとご堪能あれ。
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鬼を斬り、怪を滅し、病を断つ。名刀とは姿かたちが美しいのみならず――。「妖しい」シリーズ第二弾は、鬼切・安綱・鬼丸・にっかり・小狐丸・・・・・・等々刀剣の怪綺談ばかりをとりあげてみることにしました。よく知られた刀剣伝説よりも、全国各地に散らばる、刀に絡む民話が中心です。当然のことですが、昔も刀に関してはほとんど知識が無い人々もいっぱいいました。夜噺の席の余興と思って、刀剣ビギナーの方も、どうぞお気楽にごゆるりとお楽しみください。
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江戸時代に生まれた怪談集の原点は、ここにあった――。際限のない戦いやそれに続く飢饉に苦しめられ、親が子を殺し、子が親を討つ。現実の恐ろしさが周囲にはびこる戦国の世では、霊だの祟りだの、幻の怖さにはなんの共感も得られないと、従来は考えられてきました。ところが、当時の人々が書き残した資料を丹念に読み込んでいくと……出て来る、出て来る、怪談・奇談の数々。博覧強記で知られる作家の東郷隆が、それらの物語を丹念に集め、現代語でわかりやすくまとめました。本能寺の変の前日に森蘭丸が、死の直前の明智光秀が見たものなど、有名武将にまつわるものから、城の怪奇現象、城下町の噂説まで、怪談・奇談の数々が、皆さまを妖しい世界へお連れします。
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