緑の花と赤い芝生
伊藤朱里(著)
/中央公論新社
作品情報
津村記久子さん大絶賛!「自分で選んだ人生を生きようともがく、対照的な二人の二十七歳。正確で精細に描かれた彼女たちの痛みと選択は、同じ壁の前でうつむく女の人たちの手を取るはずだ」
あたし、あんたみたいな女って大っ嫌い。だから、化けの皮を剥いでやりたかった。でも、こんなものが見たいんだったか……?
専業主婦の母に育てられた、リケジョでバリキャリの志穂子。
厳しい教師の母に育てられた、家庭に重点を置く杏梨。
女としてのスタンスが異なる二人が、志穂子の兄と杏梨の結婚で突然交わった時、彼女たちは何を思い、動くのか?
宰賞受賞作家・伊藤朱里の新作は、女性のリアルをえぐり出す。
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 緑の花と赤い芝生
- 著者
- 伊藤朱里
- 出版社
- 中央公論新社
- 書籍発売日
- 2018.09.25
- Reader Store発売日
- 2018.10.26
- ファイルサイズ
- 0.5MB
- ページ数
- 256ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.4 (21件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
女性が読んだ方が絶対共感湧くのだろうが(という感想自体が、この小説で訴えたい内容と相反しているのだが)、これオモロい!
レビューの続きを読む
主人公は価値観や人生観が全く違う27歳の女性2人。嫁と小姑、理系と文系、理性と感情、見た目体裁を気にする派とやりたいことを一直線にやりたい派…。ことごとく価値観の違う2人が、ひょんなことをきっかけに一緒に住むことになり…。
常日頃、生き方、価値観なんて多種多様で、個人個人のやりたいことをやればいいと思っている。自分の生き方に干渉されない限り、人のことをどうのこうのと言うてるのはヒマ人のすることで、そんな暇があったら自分のやりたいことを一生懸命やればいい。そう思っているし、だからこそ、ワイドショーだの週刊誌だの、それらを話題にする連中がキラいなのである。
が、この物語では、したいことをすることで、いたくない場所からなんとか逃げ出したことで、他人の(とはいえ家族親族なのだから余計始末に負えない)生き方価値観に干渉する事になってしまったら…という状況を描いている。
なんとか二人に、そして二人の母親にも自分の納得がいく、少なくとも自分で選んだ道を生きていってほしい。できれば、干渉を極力減らしてやってほしい。そんなことを願いながらページを繰っていた。
後半、二人の境界線があやふやになっていく。そこが嬉しいような残念なような…。境界線があやふやになるってことは・・・自分の人生を生きていくためには、人の事に干渉しないことだけでなく、歩い程度、干渉に対して強く(というか鈍感に)なる必要がある…ってことを、表しているのかなぁ。
主人公の一人、杏梨がブチ切れた時の関西弁が見事。なるほど、津村記久子が絶賛する小説やなぁ~投稿日:2019.06.01
正反対だけど家族との軋轢があるのは似ている2人。
本音を曝け出した時すこし近づいたなという感じがした。
肉親だからこそ根本的に考え方が合わないことってよくあると思う。(実際自分がそうだからそう思うの…だけど)
毒親という言葉で括られてしまうけど
一生分かり合えない物悲しさ。でもこのまま適度な距離進むしかない感じがわかるなあと。
『お母さん心配してるよ』などのまわりが諭す言葉は大嫌いだから読んでてうあああってなりました。
続きを読む投稿日:2023.12.16
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。