ライトノベル
常敗将軍、また敗れる
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ダーカス一行の次の目的地は後継問題で二勢力に割れるサラマド公国。片勢力の主導者ライミリアは美貌と指導力を併せ持つシャルナの叔母にあたる人物だった。シャルナは尊敬する叔母にダーカスの雇用を勧めるが、条件が折り合わずダーカスは客として残ることになった。しかしダーカスは存在するだけで周囲に影響を与えてしまう。いつの間にか派閥の駆け引きの中心にいたダーカスはある晩、ライミリアの寝室を訪れ、彼女を抱いた。若いシャルナは烈火の如く怒るが、ダーカスにも意図があったのだ……。
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「あ、やっぱりティナじゃない」突然そう声を掛けてきたのはティナと同じフードを被った小柄な人物。ティナだけはその声に聞き覚えがあった「初めまして。私はリィス・ヴァサームント。ティナの姉です」姫将軍であるシャルナ、傭兵団長アイザッシュと共に常敗将軍ダーカスに付き従っていたティナだったが正に最悪の人物と出会ってしまった。同じヴァサームント一族のリィス。生まれてから一度も勝ったことの無い腹違いの姉である。『常敗将軍』ダーカスを中心に繰り広げられる一大ファンタジー戦記第2弾!
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「貴様はこれまで父ローディアスと二度、長兄シャルクとは一度戦っているはず。そして、どの戦にも負けた」「しかし、まだ生きている」ティナの声が少し弾んだ。 世界最強の「ヴァサームントの騎士団」当主の娘、ティナは初陣にて『常敗将軍』と渾名される異端の英雄、ドゥ・ダーカスと出会った。陰謀に満ちた戦乱の世界で破格の生き様を見せる英雄ダーカスと、その姿を追いかけるティナや姫将軍・シャルナら魅力的なキャラクター達が織り成す一大ファンタジー戦記!
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