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読むとお腹が空く時代小説。
大坂から江戸に来て、見世を始めた兄妹。
贔屓になってくれた常連たちの意見を取り入れ、
東西のええとこどりした料理を出す「なには屋」。
この見世を舞台に、様々な事件が……。
各社で、シリーズを持つ著者が描く、
読むとお腹が空く時代小説。!
江戸で上方の味を食べられる廻船料理なには屋は、
大坂の浪花屋という廻船問屋の次男とその妹が
やっている。
当初は東西の味覚の違いに苦労しながらも、
菱垣廻船で運ぶ味噌や醤油などの食材を用い、
常連の八丁堀同心らの助言で、工夫した料理が
評判を呼び、波に乗ってきた。
そして、妹が婿を迎えて、暖簾分けができて、
順調なところに、寿老人のお告げがあったと
大坂から兄妹の母親がやって来ると知らせが……。
好調シリーズ最終巻。 -
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八丁堀の「なには屋」は、東西の味付けと食材を活かした料理が評判の見世。ここを切り盛りするのは、大坂の廻船問屋「浪花屋(なにわや)」の次男の次平と妹のおさや、料理人の新吉だ。馴染み客の紹介で、おさやの縁談がまとまった矢先、弟たちの様子を見に、長兄の太平が江戸へ下ってきた。荷船とともに嵐に遭いながら助かったのに、行方知れずになってしまった父を探すことも目的だったが……。書下し時代小説、第三弾。
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上方の味を江戸に広めたいという大坂の廻船問屋「浪花屋」の主で行方知れずの父の意志を継ぐ、兄妹の次平とおさや、料理人の新吉の三人が切り盛りする料理屋「なには屋」。客が東西の味付けの違いに馴染まず苦戦するが、常連の助言で、軌道にのり始めた。そんな矢先、予想外の話が「なには屋」に舞い込む。悪い噂のある豪商「和泉(いずみ)屋」が、見世を閉め、自分の家の厨(くりや)に入らないかと言うのだ。シリーズ第二弾!
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江戸の八丁堀に開店した料理屋「なには屋」は、大坂の廻船問屋「浪花屋(なにわや)」の出見世。次男の次平と娘のおさや、料理人の新吉が切り盛りしている。しかし、江戸っ子に上方の味付けは受け入れられず、客足は鈍かった。そこで、常連になった南町奉行所の同心たちや知り合いの商人(あきんど)の助けで、新しい献立を創ったり、呼び込みをして、徐々に客を増やしていく。だが、上方嫌いの近所の奴らが……。書下し時代小説。
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