ボーイズラブ
ウソツキな小悪魔
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完結
軽薄イケメン男×小悪魔ピアニストの駆け引きラブ。高校最後の夏。ピアノコンクールの重圧に押しつぶされそうだった僕は、弱い自分を滅茶苦茶に壊すために、ひとつ下の軽薄そうな美術部員の獅子山公暁(ししやまくぎょう)の絵のモデルを引き受けた――フリをして、煽って自分を襲わせた。純情ぶって怯えてみせて、奪わせて。君に罪を着せたままそこから逃げ出し、そうして僕はコンクールの優勝を勝ち取った。それから8年。ピアニストとしての充実した日々を送りながらも、僕はあの夏の興奮を忘れられずに人を誘惑してはからかって遊ぶよ・・・
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痛みと快楽は紙一重だと知る。ただし愛があれば、だ。
晴れて恋人同士になった二人だったが、ある日、紫苑がアイドルグループメンバーのソロデビューライブに参加することになる。
ソロデビューするのは学生時代のライバル、雷也だった。
雷也の才能と、1万人動員ライブでの演奏、更にフォローに入ったはずの公暁の経歴の華やかさを目の当たりにし、紫苑は、かつてないプレッシャーに押し潰されそうになってしまう。
一方公暁も、体を求めるばかりで本心を見せない紫苑に不安を募らせるようになっていた。
弱音を吐いて欲しいと言う公暁に、紫苑は条件としてあるお願いをする。
それは自分の体に「噛み痕」をつけて欲しいというもので――。
ライブ当日、演奏直前にトラブルが発生、雷也のマイクが使用不能になってしまう。
替えのマイクが用意されるまでの数分、紫苑は急遽独奏することになってしまい……!?
紫苑はプレッシャーを乗り越えることができるのか?
軽薄イケメンクリエイター×弱音を吐けない小悪魔ピアニストの駆け引きラブ第二弾。 -
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軽薄イケメン男×小悪魔ピアニストの駆け引きラブ。
高校最後の夏。
ピアノコンクールの重圧に押しつぶされそうだった僕は、弱い自分を滅茶苦茶に壊すために、ひとつ下の軽薄そうな美術部員の獅子山公暁(ししやまくぎょう)の絵のモデルを引き受けた――フリをして、煽って自分を襲わせた。
純情ぶって怯えてみせて、奪わせて。
君に罪を着せたままそこから逃げ出し、そうして僕はコンクールの優勝を勝ち取った。
それから8年。
ピアニストとしての充実した日々を送りながらも、僕はあの夏の興奮を忘れられずに人を誘惑してはからかって遊ぶようになっていた。そして、ある日の最終電車で大人になった君と再会したのだった。
「八年前も、俺を利用していたんだね?」
「僕が知りたい?――なら、朝までじっくり教えてあげようか?」
軽薄なくせに真面目ぶるこの男を、さて、どうしてやろうか。
【登場人物】
美月紫苑:芸能事務所所属のピアニスト。美しい外見とその技量は認められているが、本人はプレッシャーに弱く過剰に評価を気にしており、人を誘惑してからかうことで気を紛らわせている。
獅子山公暁:人気のCGクリエイター。女性とのライトな関係を繰り返すが、紫苑を忘れられずにいる。
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