小説
一鬼夜行
シリーズ内の平均評価:
(210)
江戸幕府が瓦解して五年。 強面で人間嫌い、周囲からも恐れられている若商人・喜蔵の家の庭に、ある夜、不思議な力を持つ小生意気な少年・小春が落ちてきた。 自らを「百鬼夜行からはぐれた鬼だ」と主張する小春といやいや同居する羽目になった喜蔵は、次々と起こる妖怪沙汰に悩まされることに―――。 めっぽう愉快でじんわり泣ける人情妖怪譚!
便利な購入方法
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「三毛の龍」と巷で評判の化け猫の龍は、さらに強い妖怪・猫股になるため、猫股の長者の許を訪れる。 そこで出された条件は、「情を通い合わせた人間の首を取ってくること」だった。 気が進まぬまま飼い主をさがしはじめた龍は、幼馴染に裏切られてすべてを失った男・逸馬に狙いを定めるが――。 小春の過去を描く待望の番外編ほか、人と妖の交流と絆を切なくも温かく描き出す珠玉の明治人情妖怪譚。
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閻魔顔の若商人・喜蔵の許を、記録本屋の高市が訪ねてきた。 旅先で小鬼の小春と会ったという。 小春と猫股の長者の戦いが迫っていることに心乱れた喜蔵は、妖怪が行き来する「もののけ道」に足を踏み入れ、意外な場所に辿りついてしまう。 混乱する喜蔵に手を差し伸べたのは、決して会えるはずのない人物だった――。 過去の点は線へと繋がり、物語は心揺さぶるクライマックスへ。 明治人情妖怪譚・第五弾&シリーズ第一部・完結編!
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閻魔顔の若商人・喜蔵が営む古道具屋「荻の屋」に、見合い話が持ち込まれた。 相手は両親を亡くしたばかりの由緒ある家の跡継ぎ。 この縁談、果たして妹の深雪のためになるのか。 思い悩む最中、喜蔵はなぜか妖怪たちに襲われる。 危機を救ってくれたのは鬼の小春だったが、どうも様子がおかしくて――。 喜蔵の初恋も明らかに? 明治人情妖怪譚シリーズ第五弾!
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「一年前のお約束の品を受け取りに参ります」 ――強面の古道具屋の主・喜蔵の元に、奇妙な手紙が舞い込んだ。 喜蔵の脳裏に不思議な老女と交わした約束が蘇る。 そんな折「縄張りの視察だ」と嘯く小春が再びあちらの世からやって来た。 どうやら永遠の命を授けるという「アマビエ」なる妖怪に関わる事件が起きているようで・・・・・・。 明治人情妖怪譚シリーズ第四弾!
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人嫌いの若商人・喜蔵が営む古道具屋を、旅の若者・高市が訪ねてくる。 一緒に花見へと繰り出した妹の深雪たちを追いかける羽目になった喜蔵だが、料理だけを残して皆の姿は消えていた。 不可思議な一日に翻弄される喜蔵を、待ち受けていたのは――? からくり人形が語り出す深雪の秘めた想い。 綾子のかなしい過去。 小春の意外な思い出・・・・・・ 桜の中でそれぞれの心が交錯する。 涙あり、笑いありの明治人情妖怪譚シリーズ第三弾!
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謎の男・多聞に、硯の精たち付喪神が宿る古道具を売ってしまった喜蔵。 帰ってきた小春から硯の精の悲しくも数奇な過去を聞いた喜蔵は、己のふがいなさを痛感する。 二人は付喪神たちを取り戻すべく、「もののけ道」を通って多聞の屋敷に乗り込むことに――。 閻魔顔の若商人と可愛い小鬼が妖怪沙汰を万事解決? シリーズ第二弾完結編!!
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厄介な「居候」が百鬼夜行に帰って以降――再会した妹に「共に暮らそう」と言い出せず、むなしく日々を過ごす喜蔵は、多聞と名乗る男と馴染みになる。 優雅な声音と物腰で女性を虜にする多聞だが、喜蔵が営む古道具屋で買うのは、なぜか付喪神の宿る品ばかり。 同じ頃「女性だけを狙う妖怪が出没する」との噂が浅草を賑わせており・・・・・・。 閻魔顔の若商人と可愛い小鬼が妖怪沙汰を万事解決? シリーズ第二弾!!
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江戸幕府が瓦解して五年。 強面で人間嫌い、周囲からも恐れられている若商人・喜蔵の家の庭に、ある夜、不思議な力を持つ小生意気な少年・小春が落ちてきた。 自らを「百鬼夜行からはぐれた鬼だ」と主張する小春といやいや同居する羽目になった喜蔵は、次々と起こる妖怪沙汰に悩まされることに―――。 めっぽう愉快でじんわり泣ける人情妖怪譚!
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