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吉川英治の大長編の歴史小説、第十三巻、完結。ますます深まる南北朝の溝。先の見えない戦いに尊氏の苦悩は続く。幕府側の内紛も顕在化し、高ノ師直と直義との対立からついには尊氏と直義との戦にまで発展する。依然南朝方の勢力は強かったが、とうとう尊氏が病に倒れる。日本中を巻き込む戦乱は何だったのか。歴代随一の激しい気性の後醍醐と尊氏が同時代に現れ、しかも相反する理想を押し通そうとした宿命の大乱。歴史の行き詰まりはどうしても火を噴いて社会を変えねばならなかったのか。しかし人間の叡智は庶民に芽吹いていると「桐蔭軒無言録」は語る。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第十二巻。断然優勢な足利尊氏軍。いよいよ最後の決戦に挑む楠木正成。湊川決戦で壮絶な戦いの末、自害する。公武一和の精神で武家による幕府政治を構想する尊氏。しかしまだまだ天下泰平、平和への道のりは遠い。光明天皇への即位は果たしたが、後醍醐はどう動くのか。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第十一巻。九州へ落ちのびた尊氏。味方はわずか七百、対するは菊池一族は三万。もはや全滅寸前か。しかし乾坤一擲の戦いで大勝利をおさめる。怒涛の勢いで九州から山陽道を駆け上がる尊氏。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第十巻。尊氏の活躍で鎌倉の奪還を果たす。しかし朝廷の帰還命令を退けた尊氏は朝敵となってしまい逆臣となってしまう。都へ攻め入るが新田義貞率いる官軍にさんざんに負けてしまい九州へ落ち延びる尊氏。果たして再起はなるか。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第九巻。ついに都へ返り咲いた後醍醐。高氏は後醍醐から一字をもらい受け尊氏となるほど寵愛を受ける。しかし理想の天皇親政とはならなかった。恩賞を不公平として武士たちに不満が高まり、やがて大塔の宮との対立は尊氏派と反尊氏派へと発展する。関東では鎌倉を奪還すべく北条の残党が結集する。世は再び大乱へ。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第八巻。六波羅の陥落と鎌倉幕府の滅亡を描く。わずか150騎で挙兵した新田義貞。関東御家人たちの参加によりその数は日増しに増えていく。そして鎌倉での激しい戦い。干潮を利用して稲村ヶ崎を突破。激戦の末に勝利した義貞であったが、すぐ次の戦いは始まっていた。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第七巻。千早城は難攻不落なのか。楠正成の神がかった戦いには幕府も焦っていた。ついに足利高氏に出陣命令が下る。しかし謀反を恐れる幕府は高氏の家族を人質に取るのだった。北条高時はさらに不知哉丸までも差し出せと命令する……正念場を迎える高氏。藤夜叉の恋する気持ちがいじらしい。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第六巻。隠岐の島へ遠島になった後醍醐。しかし脱出計画は着々と進行していた。果して島からの脱出は成功するのか。佐々木道誉は豹変して後醍醐の暗殺を示唆。果して後醍醐の運命はどうなる。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第五巻。遂に隠岐の島へ遠島になった後醍醐。道中の警護は佐々木道誉。しかし彼は意外な心遣いを見せるのだった。果して道誉は先帝派なのか。本心はどこに。天王寺では楠木正成が二千の勢力を蓄えていた。迎え撃つは六波羅の軍勢五千。正成の計略により大勝利を収める。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第四巻。後醍醐天皇の夢に二人の菩薩が現れた。大樹の南を指し示す先には何があるのか。地方の無名の悪党へ勅命が下る。そしてついに楠木正成が蜂起する。赤坂城にて決起し籠城し激しい戦い。幽閉されていた後醍醐は隠岐の島への遠島が決まる。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第三巻。朝廷側と幕府との深まる対立。日野俊基は六波羅探題に捕まり処刑され、佐渡に流された日野資朝の消息を追って高氏(尊氏)の命を受けた右馬介だったが、既に処刑されその和子と一緒に佐渡からの脱出を図る。楠木正成は一族の平和を願っているが徐々に戦乱に巻き込まれていく。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第二巻。高氏(尊氏)の成長、登子との結婚を描く。藤夜叉とその子供の行方は。各地にくすぶる幕府への不満。北条高時はついに執権交代か。次の執権は誰に。深まる新田義貞との確執。佐々木道誉は敵か味方か。
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