JOKER GAME
矢口武(著)
,竹内佑(原案)
/竹書房文庫
作品情報
◎AKB48 北原里英 主演で映画化!◎死を賭けた「ババヌキ」――生き残るのは運じゃない。『リアル鬼ごっこ』『王様ゲーム』を超える、恐怖とサスペンス、そして頭脳戦!◎生き残りたければ、「ババヌキ」をしなさい。日本児童の学力低下を食い止める法案「義務教育延長法」が制定された。義延法では特に、日本の若者の人間力の向上を目指した。若者の優劣は、生命力と交渉力と僅かな運で決まる。選別するシステムの名は「校友カード」――それは、〈ババヌキ〉だった。◎赤沢千夏は県立の進学校に通う高校3年生。文科省の指導により、今日から3年生全員での“合宿”が行われる。合宿初日、担任からクラス全員で“ババヌキ”をすることが発表される。カードは各自10枚。カードの交換の仕方は各自の自由。決められた時間内であれば、校舎内の移動も自由。但し決められた時間には教室に戻っておかなければならない。カード交換により、手持ちにペアカードができたら教師に提出することができる。カードを全部教師に提出するか、「契約システム」を使って他人にカードを引き取ってもらうことができればクリア。カードの中には1枚だけジョーカーが含まれており、最後までジョーカーを持っている者が負け。ゆるい雰囲気ではじまった“ゲーム”だったが、その日の“敗北者”が決まった瞬間、生徒たちはこれが自らの命を賭けた“ババヌキ”であることを知るのだった…。生死を賭けたババヌキに最期まで生き残るのは誰なのか…。◎映画『ジョーカーゲーム』DVD、絶賛発売中!
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- JOKER GAME
- 出版社
- 竹書房
- 掲載誌・レーベル
- 竹書房文庫
- 書籍発売日
- 2012.11.08
- Reader Store発売日
- 2014.10.10
- ファイルサイズ
- 4.8MB
- ページ数
- 247ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 1.7 (3件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
政府機関によって選ばれた生徒たち。
レビューの続きを読む
そこで繰り広げられるサバイバルゲーム。
設定だけを見れば「バトルロワイヤル」のようだけれど、「ババヌキ」というゲームを取り入れたところが面白かった。
誰もが一度はやった経験があるだろう「ババヌキ」。
順番にカードを引いていきペアが揃えばそれを捨てる。
最期にジョーカーを持っていた人が負けになる、とても単純なゲームだ。
けれど、意外にも「ババヌキ」は奥が深い。
バラエティ番組で「ババヌキ」をして勝敗を決めるという企画があるけれど、その攻防は心理戦そのものだ。
ジョーカーを持つ者はそれを知られないように。
ジョーカーを持たない者は誰がいま手にしているかを探ろうとする。
細かな表情の動き、視線、会話…。
すべてが判断の材料となり、勝敗を決していく。
運だけがすべてのゲームではない。
敗者がどんな目にあうのか。
目の前で見た生徒たちは、初めてゲームの意味をしり愕然とする。
生死の狭間に立たされたとき、人は普段とは違った顔をみせる。
他者を見下し、従え、姑息な手段でゲームを勝ち抜こうとする者。
不当にジョーカーを押しつけられても言い出せずに黙り込む者。
命を賭けたゲームなのに、自らの運命を他者に預けて勝負から逃げてしまう者。
そして、情報を開示し敗者になろうとする者。
自分だったらどうするだろう。
契約をかわし誰かに自分の運命を委ねることができるだろうか。
物語が始まったときは平凡な少女にしか見えなかった千夏が、ゲームの進行とともに徐々に本質をのぞかせていく。
鋭い注意力と行動力。
結末の先にあるものはけっして幸せではないだろう。
けれど、あの瞬間だけは彼女たちは自分たちの手で掴みとった自由を満喫していた。
「アポカリプス・ゲーム」はこの物語の続編にあたる。
また映画も「ジョーカーゲーム 脱出」が2013年には主演を鈴木裕乃に変えて続編として公開されている。投稿日:2017.04.01
夏合宿に連れて来られた高校3年生の生徒たちは、「ババヌキ」をすることを聞かされる。ただのトランプ?と、おっかなびっくり始まる初日であったが、負けると何が起こるのか?それを知った生徒達には動揺が走り、勝…負の行方は…。
大学時代の先輩の初書籍作品。
うーん、各キャラクターの掘り下げがもっと欲しいし、容姿にまつわる描写がほとんど無かったように思う。そこらへんが、キャラクター像を想像しにくくしている。且つ設定のテンプレ通りなところはテンプレ通り過ぎて、途中から変貌っぷりが半端ない高島は何のためにわざわざ外に出て浅野くんを見に行ったのか、そこから何かを掴んだのかもよくわからず。
「バトルロワイヤル」がこの手の世界観に与えた影響の大きさを再確認させられた感じがした…
心理戦の部分は、大学時代の人間関係を少し思い出すような箇所もあったもので、ちょっと胸が痛くなった。続きを読む投稿日:2016.05.14
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。