小説
新・ベッドを間違えて
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暗闇で何かが起こった。胸がどきどきする、すてきなハプニング。■マンハッタンの夜景が突然消えた。停電だわ。キャットはアパートメントの一室で、ある人物を待っていた。二十年ほど前に一度会ったことのある、親友のいとこのグレッグ。これまで結婚したいと思う男性は現れなかったが、子供は欲しかった。そこで妊娠するために一夜を過ごす相手として彼を選んだのだ。「待たせて悪かったね」部屋は暗く、月明かりだけが彼の姿をぼんやり浮かび上がらせる。キャットの心臓が期待と不安に高鳴った。いよいよだわ……。グレッグはめまいがす・・・
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彼女は思った。冒険は心の中にもある。自分を変えようと思ったとき旅は始まる、と。■旅行代理店を経営するキャリーには、密かに憧れる人がいた。顧客の一人である、ハンサムでセクシーなデヴ・ライリー。共同経営者のスージーは、彼をデートに誘ってみたらとけしかけるが、地味で控えめなキャリーはどうしても自分に自信が持てない。スージーはそんなキャリーが男性ともっと気軽につき合えるよう、彼女のために独身者専用豪華リゾートの旅を手配した。そしてキャリーは一大決心をし、ヘアスタイルと髪の色を変え、上質で華やかな服を身にまとい、美しく変身して旅立った。ところが、予約されていたのはホテルではなく、ヨットだった。とまどいながらも、船長に促され乗船したあと、疲れてキャビンで眠っていると、男性の声に起こされた。「君が誰で、僕のベッドで何をしているのか教えてくれ」どうして目の前にデヴが立っているの?! これは私の空想よね?
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暗闇で何かが起こった。胸がどきどきする、すてきなハプニング。■マンハッタンの夜景が突然消えた。停電だわ。キャットはアパートメントの一室で、ある人物を待っていた。二十年ほど前に一度会ったことのある、親友のいとこのグレッグ。これまで結婚したいと思う男性は現れなかったが、子供は欲しかった。そこで妊娠するために一夜を過ごす相手として彼を選んだのだ。「待たせて悪かったね」部屋は暗く、月明かりだけが彼の姿をぼんやり浮かび上がらせる。キャットの心臓が期待と不安に高鳴った。いよいよだわ……。グレッグはめまいがするほどの激しさで、彼女の唇をふさいだ。なんて情熱的。キャットは次第に欲望の渦にのみこまれていった。ところが翌日、とんでもない事実が判明する。昨夜グレッグはニューヨークに到着していなかったのだ!どういうこと? 私がベッドを共にした男性はいったい誰だったの?
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