マリオネットの譚詩
菊地秀行(著)
/アドレナライズ
作品情報
獣人に追われる少女の前に、謎の転校生が登場して…
東京都立流(ながれ)高校。その学区では、猛獣のしわざとしか思えない悲惨な殺人事件が続発していた。
夜の校舎。画壇期待の逸材と讃えられる2年生、故里やよいは、顔のない肖像画を前に、ひとり、制作を続けていた。やがて迫りくる黒い影。だがそれは、謎の転校生との出会いの夜でもあった。
血に飢えた獣たちを操るのは誰か? ついに、最終戦争が始まった…!!
クトゥルー神話の世界観がふんだんに作中に盛り込まれたバイオレンス・アクションの傑作。
●菊地秀行(きくち・ひでゆき)
1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、1982年『魔界都市“新宿”』でデビュー。1985年、『魔界行』三部作が大ヒット、人気作家の座を不動のものとした。伝奇・幻想・バイオレンス小説の第一人者。著作は300冊を超える。
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この作品のレビュー
平均 2.8 (4件のレビュー)
-
菊地秀行作品には、数多くの高校生作品が存在する。
中でも、「転校生」が出てくる作品が、けっこうある。
便宜上、「転校生シリーズ」と呼ばれてるが、物語の冒頭で、異世界から「転校生」と呼ばれる超人主人…公が登場する、というのが共通しているだけで、舞台も設定もいろいろと違う。
『魔人学園』
『魔闘学園』
『魔校戦記』
うっかりすると、既に読んだような既読感がつきまとい、でも実は初見だった、ということもけっこうある。
ちなみに、『魔人学園』講談社文庫版の末弥純画伯の表紙絵の女子高生は、僕の好み、どストライクです。
http://www.geocities.jp/sin01270/kikuchi_banchou.htm
(あれ?今見たら、むしろ、日本出版社エクセルノベルズ版の方もなんかいい気がするぞ。つか、『魔闘学園』も、いいなあ!ちなみに、『魔校戦記』は未読。いつか読む)
で、そうなると語らずにはいられないのが、『魔界学園』(少年チャンピオン・コミックス)。
これは、数ある「転校生もの」の中でも、すこぶる面白くて、大好きな作品です。
魔戒十条が、1,2,4,10は出たのに、途中すっぽり抜けていることとか、伏線を張るだけ張っておいて、すっかり忘れてたりとか(菊地センセには良くあること)、西には誰も行ったことがなかったはずなのに甲子園とか言い出したりとか、まあ、いいんですよ、突っ込みどころなんて、いくらあっても。
むしろ、昔の名作マンガはすべからく、突っ込みどころ満載でした。
この『魔界学園』の原型は、『魔人学園』なわけですが、また別の世界の別の物語として、楽しんでもらえれば。
そして、そんな転校生シリーズの一作とも言えるのが、この、『マリオネットの譚詩<バラード>』。
なんとびっくり、1994年9月30日初版でした。
何がというと、新刊で買っておいて、以来ずっと積ん読状態、このほど初めて読んだのです。
えー。
実に、18年間の積ん読……orz。
1994年9月のソノラマ文庫(このレーベルも今は亡き……)の新刊折り込みチラシが綺麗に挟まってた。ふむふむ。笹本祐一の『裏山の宇宙船(前編)』とか、面白そうだなあ。
で、タイトルからはあとがきにも書いてあったとおり、「当初の予定の物語」を想像していたんだけど、読んでみたら、びっくり、転校生シリーズじゃないですか。
しかも、天才画家の女子高生ヒロインなんて、いつも通りに魅力たっぷりだし、その女子高生の知己である盲目の画家なんて、「夢に見た――」って、おいおいそれは、『魔界学園』に出てきた、夜光くんじゃないか!こんなところに出ているとは、驚きだ。しかも、むしろこっちの方が、より彼の背景や設定がよくわかる。
そして、明らかにラスト、書き足した部分は、完全にいつもの通りの暴走。全ての収斂を、「あの神様」に委ねるとは。ニャル子さんも大人気放送中ですからね。( ̄ー ̄)ニヤリ
なんだかんだで、18年の時を経たことから感じる時代性も込みで、楽しませていただきました。
センセ、またそのうち、今度こそ糸で操られたマリオネットたちの物語も、描いてくださいね。続きを読む投稿日:2012.05.15
中学、高校時代、私の中で起こった菊地秀行ブーム。
D、魔界都市新宿、闇ガードなど、色々読み漁ったモノです(エイリアンシリーズは手を出してないので、そのうち…)。
その時期に出会ってなかったようで、ここ…一年くらいで購入。
相変わらずの積読になっていたのが、遠出出勤があったため、電車のお供として1~2日くらいで読破。
まさに読み始めたころの菊地秀行節が炸裂!
やはり転校生は何かが違う!
これはシリーズになったのかしら?
さらっと読むにはちょうど良いです。続きを読む投稿日:2018.11.03
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