零細出版社の編集長が出会った心を凍らせる奇妙な絵画。その謎を解き明かしていくうちに次第に明らかになって行く秘められた愛の情念。絵画に秘めた秘密は…?
便利な購入方法
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シー・ゴーストが峰岸の友人、牧田の霊であることが浮上し、井森は牧田の消息を追う。その中で亡くなったとばかり思っていた牧田の生存が確認された。峰岸とも再会を果たす。牧田はシー・ゴーストではなかったのか。だが、やがて意外な事実が判明する。
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夜釣りに出た峰岸が出会ったシー・ゴースト。他の誰も出会ったことのないその怪物が、なぜ、峰岸の前にだけ現れたのか――。その謎を探るために峰岸は、井森公平編集長に相談をする。井森は民俗学者の瀬能教授から、海の精霊について話を聞き、そこで興味深い話を耳にする。
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興業会社の専務から連絡を受けて、赤い目の人形について聞かれた井森は、自分が選考した新人賞の作品に「赤い目の人形」の話があったことを思い出した。専務の話を聞けば聞くほど内容が符合することに驚いた井森は、作品を書いた著者に連絡を取る――。そこでわかったことは、人形に係る驚くべき話だった。
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小林の棲む家は悪魔の家であった。しかも井森までもが悪魔に囚われ、冥界に取り込まれてしまう。慧眼和尚の霊力によって一見、事件は解決したかのように見えたが、そこに待っていたのは、本事件の真実、そのものだった。
冥界に取り込まれてしまう。慧眼和尚の霊力によって一見、
事件は解決したかのように見えたが、そこに待っていたのは、本事件の真実、
そのものだった。 -
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次々と起こる不可思議な現象。その謎を解明するために井森は慧眼和尚と共に捜査に乗り出す。だが、調べれば調べるほど矛盾が明らかになってくる。和尚は、井森が冥界に巻き込まれていると断言する。だが、井森にはその実感がなかった。しかし、事態は風雲急を告げる――。
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和と洋が引っ付いて造られた奇妙な中古住宅を購入した小林時雄は、その家に住むようになってからさまざまな障害に遭う。妻や子が出て行き、自身も耳鳴りや幻想に悩まされるなどして加藤耳鼻咽喉科を訪ねるが、そこで小林は、普通の病気ではないと断言され、極楽出版の井森編集長を紹介される。医師でもない一介の編集長になぜ、と小林は思うのだが――。
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大学時代の友人、唐橋恭三から助けを求める連絡をもらった井森公平は、連絡のつかなくなった唐橋が心配になり、唐橋の住む貝田川村を訪れるために新幹線に乗って最寄駅まで向かい、貝田川村に行くバスを待つ。だが、そこで出会った老婆から井森はとんでもない話を聞く。その話とは――。
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徹夜で仕事をしていた井森公平は、真夜中、ベランダに立つ天使たちに出会う。その天使たちが自分を招いていると知った井森は、天使たちと共に行動する。着いた先は、山の中の古い民家、しかも誰一人として人がおらず、周囲には霧が立ち込めていた――。
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五月五日に行われる正体不明の月夜の盆踊りに招待された井森は、目隠しをされて迎えのタクシーに乗り、森の中の会場に到着する。そこで井森が目撃したものは、貉たちが主崔する奇妙な盆踊りだった――。
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岩に棲む霊に取り憑かれた、安藤いずみを救うため、井森はいずみを伴って、登山サークルのメンバーと共に山へ登る。やがて、いずみが行方不明になり、周囲の状況が激変する。岩に取り込まれたいずみを救うため、井森は窮余の一策を講じる――。
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連休を前にした井森の元に、一本の電話が届く。悲壮な様子のその電話に困惑した井森は連休の予定を取りやめ、電話の主を待つ。だが、やって来たのは本人ではなく、祖母を名乗る女性だった――。
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日吉家の嫁、麻衣子の父、立花健次郎と面会した井森は、そこで麻衣子の死は心不全による死で自殺ではないと聞かされ、市松人形についても麻衣子のものではないと聞かされる。日吉の話と大きな矛盾があることに気が付いた井森は、麻衣子の死と市松人形の呪いに疑問を抱く――。
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