ライトノベル
炎の蜃気楼
シリーズ内の平均評価:
(511)
完結
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直江と美奈子の間になにが起きたのか――。惨劇がもたらしたものを晴家は査べてしまった。そして知ってしまった。景虎たち三人の間でもつれた糸は、ますます複雑に絡まっていく。一方、長秀と勝永が根針法の壇潰しに奔走しているものの織田との攻防は一進一退を繰り返し、景虎の体調は悪化の一途を辿っていた。そんな中、信長が動く!! 「炎の蜃気楼」本編へと繋がる物語、いよいよ環結!!
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ぼろぼろの肉体と「力(りょく)」の暴走――景虎は不安を抱えながらも、織田がらみの疑獄事件を調べる記者・滝田らの協力もあり、徹底抗戦を貫いていた。一方、景虎に「美奈子を守れ」と命じられた直江は、彼女とともに息が詰まるばかりの逃避行を続け、ようやく阿蘇へ落ち着いた。束の間の平穏だが、自由も安らぎもなく、直江は不毛な自問自答をくり返す。そんな中、意外な相手が美奈子を狙う――。
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各界へ人脈を広げた信長の策略により、夜叉衆は指名手配犯として追われる身に。景虎は肺が悪いにもかかわらず、薬をもらうことさえままならない。マリーは密かに美奈子へ連絡をとり、薬の受け渡しを依頼する。そして、数少ない協力者となった情報屋・村内の家で景虎と美奈子は束の間の再会を果たす。一方、景虎の体調を案じる直江は、彼の《力(りょく)》が暴走するかもしれない可能性を知り・・・?
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鬼憑き学生を使った閣僚暗殺は夜叉衆が阻止した。しかしマリーは声を失い、朽木を《調伏》する機会を逃してきた景虎の悔いは深い。苦しい胸の内を吐露する景虎に寄り添うのは美奈子だった――。そんな中、一本の電話が笠原家の悲劇を報せる。友を失い、大切な場所を離れ、なお新しい犠牲が生まれる。様々な矛盾や葛藤を抱えつつ、冷徹に仕事をこなす景虎だが、奇妙な現象に襲われて・・・?
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信長は重傷を負い、『むげん丸』は沈没。死の旋律、そして死の船を巡る戦いは終わった。とはいえ、織田の撤退は一時的なものでしかない。さらに激しさを増すであろう戦いを前に、景虎は『レガーロ』を去った。そして数カ月後、穏やかだった『レガーロ』での日々を忘れようとするかのごとく、織田潰しに没頭する景虎をつけ狙う人物が現れる。その人物は調伏を封じる力を持っていて――。
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加瀬と記者・滝田、そして『レガーロ』との出会い、笠原のにぎやかな大学生活、歌姫マリーが生まれたきっかけ、異国の地で過ごした宮路の青春、医師・佐々木のあり方に一石を投じた男――。終わりの見えない戦いをくり広げる夜叉衆だが、彼らには現代人としての生もある。それぞれの立場で精一杯生きる彼らの日常や想いを描いた珠玉の短編集。雑誌Cobalt掲載のショート4編も収録。
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直江の宿体・笠原が通う東都大の学生たちの間で広がる『異床同夢』の幻想。景虎が街で見つけた、霊を活性化させるバイオリン弾きの男。一見無関係のように思えた二つのキーワードは、朽木――信長へと繋がっていた。『死の船』の謎を解き、織田側の企みを知るため、景虎は直江に命綱となる形代を持たせ、夢の世界へ入っていく。そして、乗り込んだ船の中で意外な人物と遭遇するが・・・?
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信長が換生した状態の朽木と景虎たちが対峙してからしばらくののち、直江(笠原)が通う大学の構内で、不発弾が爆発する事件が発生した。現場はかつて陸軍の秘密研究所があった場所だった。その後、学生たちの間で「同じ夢を見る」という奇妙な現象が広がり、直江も同様の夢を見る。そして、ついに眠りっぱなしになる学生が出てしまう。景虎とともに真相究明に乗り出した直江だが・・・。
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織田の企みを阻止した景虎たちは、束の間の平穏を味わっていた。ある日、マリーにデビューの話が持ち上がる。だが、自分たちの役目を思うと景虎には認められず彼女と喧嘩に。「レガーロ」でピアノを弾くようになった美奈子とも言い争いをしてしまう。そんな中、店に謎の髑髏が送られてくる。以来、景虎の周囲に異変が・・・? 皇太子ご成婚に沸く世間の裏側で、新たな戦いが始まる・・・!
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【2014年に舞台化!】朽木が去った「レガーロ」では、バンドメンバーが次々と負傷して店に出られなくなる原因不明のアクシデントが続いていた。そんな折、執行オーナーの前に、元歌姫で今は大手プロダクション社長となった青木早枝子が現れる。彼女の狙いは「レガーロ」の乗っ取りだったが、その周辺には織田と六王教の影が・・・。真相を探るべく加瀬たちが調査に乗り出す中、「レガーロ」に爆破予告が届き・・・?
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【2014年に舞台化!】終戦からおよそ十年。新橋駅近くのガード下にあるホール「レガーロ」では今宵もマリーの歌声が響き、ボーイの朽木が聞き惚れている。閉店後、朽木の前に戦死した彼の友人の名を騙る男が現れた。男に襲われた朽木を、ホール係の加瀬とマリーが助ける。一方、店の常連客である医大生・笠原は、龍に守られている後輩・坂口と知り合い・・・? 夜叉衆が混沌の時代を駆ける! 昭和編、始動。
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池田屋事件での死者による霊障を警戒する景虎と直江は、調査中に新撰組を襲う怨霊と遭遇した。手強い怨霊に苦戦するなかで景虎はある男の姿を目にする。それは以前、三縁寺で出会った土佐訛りの浪人だった。池田屋で散った友のために慟哭していたこの男が怨霊調伏の鍵と景虎たちはにらむが!? 騒乱の京都で立場の分かれた夜叉衆が怨霊に立ち向かう! 表題作ほか書き下ろしを含む2編収録。
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