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富士見二丁目交響楽団シリーズ
シリーズ内の平均評価:
(154)
富士見二丁目交響楽団シリーズ
秋月こお
悠季は富士見交響楽団(通称フジミ)のコンサートマスター。楽団(オーケストラ)はまだ素人レベルだけれど、彼はリーダー的存在だ。そこにある日、芸大出で留学帰りの二枚目指揮者・圭が就任してきた。ところが初対面時から人を見下ろすようなデカい態度。そんな圭にムラムラと敵意を覚える悠季であったが・・・。楽団を舞台に悠季&圭コンビが織り成す激しく切ない恋愛模様2編。
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引き出しの奥に隠されていた、圭の赤い革の日記。そこには、悠季も知らなかった天才指揮者・桐ノ院圭の音楽活動への苦悩が綴られていた! 商業主義への反発と、悠季への愛と音楽に満ちた理想の生活との狭間で、揺れる圭。誕生日には二人で熱く甘い夜を過ごすが、「君と出逢わせてくれたすべてに感謝します」と思いつめたように囁く圭に、悠季は彼を苦悩から救いたいと強く思うのだが・・・・・・。
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定期演奏会を間近に控え、音のまとまりに不安を抱える「フジミ」の面々。それを打破するため、飯田は悠季と圭にある「秘策」を提案するが!? その一方で、悠季は夏休みを返上して学生のレッスンに努めるも「指導者」としての己の姿勢の甘さに直面。圭も、エージェントの副社長・ディビッドと方針の違いから対立する・・・・・・。二人をめぐるさまざまな困難の予兆を描いた表題作のほか、短編『雪嵐』『こよなき日々』を収録。
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「フジミ」の夢の専用練習場の建設計画が、いよいよ本格的にスタート! ソラからの招待で急遽NYを訪れた悠季と圭は、そこで純粋に音楽を楽しむ個人経営のオペラハウスを目にし、そこに「フジミ」の理想のモデルを見出しはじめる。一方、風変わりな音大の生徒・由之小路に妙になつかれてしまった悠季は、レッスンの名目で家に日参され大困惑。当然不機嫌な圭に気を揉む悠季だったが、由之小路はさらに自分はゲイだと大胆に告げてきて・・・・・・!?
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富士見町の愛の巣で、二人きりの甘い生活スタート! と思っていたら悠季の姉・千恵子が居候することになり、不機嫌な圭。さらに圭宛に、なぜか悠季と千恵子のツーショット写真が送られてきて・・・・・・。一方悠季は大学の講師の仕事で、恩師から預かった弟子がまるでやる気ナシだったり、うるさい保護者に煩わされたり、と指導者としての問題に直面。「フジミ」でも、飯田さんとついに直接対決!?
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イタリア留学を終え、帰国した悠季。再びコン・マスとして復帰した「フジミ」は、専用練習場の建設に向けて本格的に動き始める。資金調達も兼ね、M響常任指揮者として精力的に活動する圭。一方悠季も母校の音大講師となるが、担当する学生はクセ者ぞろい。学内の人間関係も複雑そうで・・・・・・。二年ぶりに遠距離生活から解放され甘えて(?)くる圭とともに、悠季の多忙な生活が始まった! 大人気シリーズ第6部、富士見町リターン後の物語がいよいよ本格展開。
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大成功をおさめた圭のM響定期公演を見届け、後ろ髪を引かれる思いでローマに戻った悠季。そこへ圭から「出演依頼」の電話が。サムソンのエージェントだと名乗る宅島から伝えられたのは、圭が指揮する「スプラッシュ・コーラ」のCM限定オケへのコン・マスとしての参加依頼だった。そのオケは見栄え最優先、才能と美貌と併せ持った若手だけを集める予定だと聞いて、悠季は──!?
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「僕の音楽に神はいない」天才として賞賛され続けてきた圭の心の闇。それを最も鋭く突きつけるのは、悠季の奏でる音楽。「悠季を愛しているのに、なぜこんな試練を与える!?」愛と嫉妬の狭間で、音楽に祝福された悠季の体を激しく求める圭は・・・・・・。自らの音楽をめざし、新たな挑戦を始めた圭を描く「形象と音楽と」、フジミメンバーの五十嵐の視点で描かれる「指揮者の本分」も収録。
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中堅チェリストのフィリッポ、チェーザレの二人とクリスマス・リサイタルを行うことになった悠季。今ひとつ自分の演奏に対して自信を持てない悠季に対し、業を煮やした圭が放った言葉と行為とは? 二人の思いがぶつかり合う表題作の他、故郷の新潟に帰省した悠季が、姉から思いがけない言葉を聞かされる「雪の宿だより」、その事件を圭の視点から描いた「ある架空の郷愁について」の全三編を収録。
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「誰にも、きみはやらない。抱かれたいのなら僕が抱く!」クラシック界最大手エージェント、サムソン。その副社長ディビットが圭に契約を申し込んできた。しかもそれは、セクシャルな興味とともに・・・・・・。圭を押し倒したいと思っている!? サムソンの副社長が!? 初めてわき上がる不安を抑えきれない悠季だったが・・・・・・!!
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国際指揮者コンクールに出場する圭に会うため、フランスの地方都市ブザンソンにやってきた悠季。二週間ぶりに再会した圭は相変わらず激しく悠季を求めてきて・・・・・・。だが、他人を全く寄せ付けなかった圭が、夕食の席では意外なほどライバル連中と打ち解け合っていた。いったい圭にどんな心境の変化が? そしてコンクールの結果は!? イタリア留学編ついにクライマックス!!
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イタリアに戻った悠季はエミリオ先生から突然、わずか一ヶ月半の間に開催される三つのコンコルソ(コンクール)に出場して、全てで金を取るようにと至上命令を出されてしまう。圭には禁欲宣言をして早速猛レッスンを始める悠季だったが、課題曲であるバロック音楽の名作『シャコンヌ』が理解できず、苦しむことに・・・・・・!
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彼は自殺志願者のように思いつめた、どう見ても死にに行くとしか思えない顔つきをしていた。その彼と再会したのは、若手指揮者たちの登竜門であるヤーノシュ記念コンクールの第一次予選だった。──ハンガリー国際指揮者コンクールでの、圭の孤独な戦いを描いた表題作他、「ある革命」「懺悔と花束」など全八編を収録した待望の第4部外伝集!
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