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二度と会うはずのない出会いが、偶然つれてきた恋。けれどそれは決して実らない禁断の果実。傷心旅行のローマで、19歳の女子大生・香純(かすみ)が出会った日本人の男のコ。名前も知らない彼に惹かれ、一夜の愛を交わした香純。だが運命のいたずらは、彼が由貴(よしき)という名の弟であると告げるのだった!
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姉弟として暮らすことの切なさに、香純を残し、ひとり家を出ていった由貴。けれど、香純の由貴への想いは日に日に深まってゆく。そして、由貴の想いもまた――。
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姉弟として、血のつながりという呪縛を前にしてもなお、お互いへの想いを断ち切ることができない香純と由貴。離れれば離れる程に、その想いは深まり、さらに高まってゆく。
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お互いの想いを止めることができない香純と由貴。罪を重ね、周囲の愛する人たちを傷つけ、裏切っても、それでも手に入れたい愛がある――。
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“2人は姉弟じゃないかもしれない・・・!?”そんな2人の願いも儚く消え、ついに由貴との別れを決意する香純。けれど離れようとすればするほど、忘れようとすればするほど、香純の心は由貴でいっぱいになってゆく──。ちぐはぐな想いを持て余し、母親のいるN・Y(ニューヨーク)へと向かった香純。ところがひとり降り立った地は・・・!?
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姉さんを取り戻すためなら、どんな悪にだってなれる。由貴の激情に、弟への想いを断ち切ろうとしていた香純の心は揺れる。そして、いまだ由貴への想いに執着する恭子は――。
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由貴の子供を恭子が妊娠!?その事実を知ってもなお、由貴への狂おしい想いを断つことのできない香純。そして、由貴もまた、恭子の執着を振り切り――。
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和樹の突然の死――しかもそれは、愛し続けた香純の命を守り切っての死だった。そして、その現実は、日を追うごとに香純の心に重くのしかかり――。
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由貴の目の前で指輪を捨て、別れを告げた香純。それは、断ちがたい由貴への想いのなかで生きていこうとする、香純が下した決断だった。けれど、由貴はそんな香純に言う――
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“うんざりだ”受話器から聞こえてきた弟・由貴の言葉に衝撃をうけ、次第に壊れてゆく香純。それを利用し、簾はついに自分との結婚を、香純に承諾させる。けれどその当日、教会に現れた由貴は、香純に向かって、“うんざりするほど、香純を愛してるよ”と、告げるのだった。その言葉に香純は・・・!?
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今度こそ、2人だけのどこでもない場所に2人だけで行こう――。由貴(よしき)の言葉のままに、2人でビルの窓から飛び降りた香純(かすみ)。奇跡的に助かったものの、由貴の意識は戻らないまま。そこに由貴の元恋人・恭子(きょうこ)が現れ、心中をはかろうとする。一方2人の母親・由香(ゆか)も、2人をなんとか引き離そうとして!?
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どんなに愛してたってこの関係は、誰からも認められない。由貴(よしき)――私の愛する人。結婚も子供もあり得ない。だって彼は血の繋がった弟。それでも、互いへの想いは薄れることすらなく、誰も――たとえ母親でさえも私達を引き裂くことはできなかった。けれど今、私の中に芽生えたこの想いは一体・・・!?
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