アバンチュール21(1)
手塚治虫(著)
/手塚プロダクション
作品情報
サリバンの設計によって、地底貫通列車ルナパーク三号が完成した!西谷イサミは、高度に頭脳の発達したウサギの耳男ほかの乗組員とともに、地底探検へ出発する!地底にひろがる神秘の世界に待ちうける冒険とは!?
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商品情報
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この作品のレビュー
平均 3.3 (4件のレビュー)
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このレビューはネタバレを含みます
「地底国の怪人」のリメイクとの事。復刻版の地底国の怪人・魔法屋敷(桃源社)は読んだ事があるはずだが全く覚えていなかった。
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著者のあとがきによれば 登場人物の うさぎ人間 はお気に入りのキャラとのこと。
誰でもワンダースリーのボッコの原型かと思うだろう。
今読むと 何で成層圏航空機を開発していた人が地底列車の開発に転じたのか、とか疑問もあるのだが 子供の頃読めば 疑問には感じなかったろう。
結構前半が長く なかなか地底に出発しない。
手術して ウサギから人間の耳男に変えるフランケンシュタイン博士、耳男の育ての親となる少女 さゆり など 印象深い登場人物もいるのだが なんとなく途中で消えてしまう感じで 後半の本筋にはからまない。
後半いよいよ地底に出発すると、探検が無事成功するかという事のほかに 危険予知能力をかわれて乗り込むこととなった耳男、もともとは耳男の飼い主だった、パイロットをつとめる主人公の少年イサミ、機長のハム・エッグ、副機長兼技師のナヒム、測量と記録のヘルマン、開発者の娘でヒロインっぽいカーラの6名の中に妨害を目的としたスパイがいるらしいとの情報も入り ちょっとミステリ風味も入る。
地底探検の目的が今ひとつ明確でなく、何を持って成功とするかが特に示されないが 地下に何があるか確かめる という事だろう。
地底探検はあまりリアルだと絵にならないが、この作品ではお約束通り 地底世界があり、そこには地底人がいて、冒険を繰り広げる事となる。
バローズのペルシダーシリーズでおなじみの設定だが、大元の地底国の怪人が発表されたのは1948年、この作品が連載されたのは1970年。
ペルシダーの原作発表は1922年だが、創元推理文庫に入ったのは1971年。児童書として「地底恐竜テロドン」が1967年に出ているが、この地底国のアイデアはペルシダーとは関係なく独自に発想したものだろうか?
当初タイトルを借りようとしたベルンハルト・ケラーマンの「トンネル」にはそういう描写は無いみたいだが。
ちょっと面白いのは地底国は一つでなく、何層にもなっていて それぞれに異なる種族が棲んでいる事。
第1層には姿は恐いが心はやさしい鬼一族、第2層にはテレパシーや念力を使うアリ(シロアリ?)一族がおり、こちらは地上にとっても脅威になる。
この後は激しい戦闘となり、ヒロイン候補のカーラも含めて登場人物が次々と命を落としていく展開になる。ハム・エッグが裏切るのはお約束。
私が一番印象に残ったのは、第1層で仲間になった 鬼族の娘 プルル の最後。
仲間にはなったものの ストーリーには何の影響も無く 食べられる食料が無い(自分の種族の肉しか食べられない) という問題もウヤムヤになったまま 地上に逃げる最中に おそらく 気圧の変化で 破裂して死んでしまう。うわー というくらい残酷な死に方だった。
最後は耳男の死で幕を閉じる。生還したのは主人公イサミだけとなった。
投稿日:2014.10.02
このレビューはネタバレを含みます
少年たちとウサギが地底を探検する話。
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知能が人間並み改造されたウサギが、自分のことを人間だと認めてほしいと願い、最後は人間に尽くして死んでしまう。
地底人たちの価値観が自分たち(この場合地上人=人間…)に合わないからといって殺す、
ウサギは所詮ウサギだと決めつけて、自分たちの利益しか考えない人間。
ファンタジー要素が強くて感情移入はしにくかったけれど、
人間への批判や皮肉が面白かった。
(2013.02.01読了)続きを読む投稿日:2013.02.01
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