コミック
三丁目の夕日 夕焼けの詩
シリーズ内の平均評価:
(10)
ある場所に腕利きの大工がいた。その職人芸たるや、立てた柱に後光がさすといわれるほどのもの。だが、世の中は高層建築の時代に変わり、彼の腕を発揮する場所もどんどん無くなっていく。そんな彼の元に、ある依頼があった。なんと宇宙衛星を木造で作ってくれというのだ・・・。昭和30年代の世界に現代の心のふるさとを追う、珠玉のメルヘン!!
便利な購入方法
-
-
▼第1話/息子▼第2話/赤いセーター▼第3話/最高のプレゼント▼第4話/犬の恩返し▼第5話/男は中味▼第6話/電灯▼第7話/近道▼第8話/恐妻家▼第9話/葬式▼第10話/嘘は罪▼第11話/写真館の美女▼第12話/過ぎし日の町角▼第13話/夢の超特急▼第14話/冒険小説▼第15話/虎になった猫▼第16話/ぬかみそ▼第17話/七夕怪談
●登場人物/鈴木則文(鈴木オートの社長で働き者。子供には少々甘い)、鈴木トモエ(優しくてしっかり者のお母さん。でも怒ると怖い)、鈴木一平(鈴木オートの一人息子。ワンパクだが、気は優しい)
●あらすじ/毎朝新聞社政治部記者の石上三年の息子・勇気は、大学受験を来年に控えながら、いじめを理由にまた学校をさぼってしまった。名前とはかけ離れ、勇気のかけらも感じられない息子を心配する石上。しかし、ある日陶芸家のインタビューに行ったことがきっかけで、長所も短所もひっくるめ、息子の“個性”であることに気付く。(第1話/息子)▼鈴木家のお母さん・トモエは、セールで買いだめした赤い毛糸で、息子・一平のセーターを編んだ。当時は、赤系統は「女色」、青系統は「男色」という変な決まり事のあった時代だったので、「女色はいやだ」「恥ずかしくて着られない!」と一平にいやがられてしまう。案の定、学校へ着ていった一平は「女みたい」とひやかされるが、なかには褒めてくれる人もいて・・・・・・。(第2話/赤いセーター)
●その他のDATA/昭和30年代風物詩~三輪自動車(第2話)、火鉢(第5話)、火消し壷、お釜(第6話)、駄菓子屋、メンコ(第12話) -
▼第1話/猫と犬▼第2話/参観日▼第3話/ラーメンの味▼第4話/黄金週間(ゴールデンウィーク)▼第5話/着たきりすずめ▼第6話/轟(とどろき)先生とカメラ▼第7話/幻の猫▼第8話/雨のメルヘン▼ 第9話/キャンプの夜▼第10話/戦友▼第11話/ルビーの指輪▼第12話/男は泣かない▼第13話/迷子(まいご)▼第14話/幸せな老い▼第15話/父と母▼第16話/秋の子守歌●登場人物/鈴木則文(鈴木オートの社長で働き者。子供には少々甘い)、鈴木トモエ(優しくてしっかり者のお母さん。でも怒ると恐い)、鈴木一平(鈴木オートの一人息子。ワンパクだが、気は優しい) ●あらすじ/買い物したり、留守番したりと、いつも忙しい犬のチップ。それに比べ、猫のタマの生活は本当に自由気まま。そんなある日、チップとタマの姿が入れ替わってしまう!! 留守番や買い物を頼まれるタマの様子を見て、心配するチップ。そして・・・・・・(「犬と猫」)。▼一平のクラスには、マリアというかわいい女の子がいる。マリアがあんなにかわいいのだから、その母親はどんなに美人だろうと、クラス中で噂になっていた。そして、授業参観日。そのマリアの母親がやって来た!!(「参観日」)▼弁護士の川島のもとに、学生時代の友人・熊本から15年ぶりに手紙が来た。この熊本は、学生時代に付き合っていたサッちゃんを捨てて、ある画廊の女経営者の援助で留学したという過去があった。その後、画家として成功し、お金持ちの未亡人と結婚したという噂を川島は聞いていた。学生時代、サッちゃんに思いを寄せていた川島は、サッちゃんのことが気になっていたが・・・・・・(「ラーメンの味」)。 ●その他のDATA/昭和30年代風物詩~下宿(第3話)、飯ごう(第9話)、蚊帳(第10話)、計り売り(第11話)
-
▼第1話/超能力▼第2話/通信簿▼第3話/ピンクの巨匠(きょしょう)▼第4話/夕焼けメルヘン▼第5話/宿題▼第6話/めぐり逢い▼第7話/秋の夜▼第8話/干し芋(ほしいも)の味▼第9話/ガラスの靴▼第10話/スパルタ教育▼第11話/寒い夜▼第12話/クリスマスプレゼント▼第13話/お年玉のゆくえ▼第14話/凧(たこ)▼第15話/やもりの唄▼第16話/お赤飯(せきはん)▼第17話/おばあちゃん子
●登場人物/鈴木則文(鈴木オートの社長。働き者で子供には少々甘い)、鈴木トモエ(優しくてしっかり者のお母さん。時に怒ると恐い)、鈴木一平(鈴木オートの一人息子。ワンパクだが、気は優しい)
●あらすじ/慎太郎くんは英字ビスケットが大好き。しかし、一週間に2回10円ずつしかもらえないお小遣いでは、満足いくまで買うことができない。超能力があればもっとたくさん買えると思い、練習する慎太郎くんだが・・・(「超能力」)。▼待ちに待った夏休みが来るのはうれしいが、その前に気になるのが通信簿。今学期、一平は成績が下がりお母さんに怒られるのが恐くて、家に帰りたくない。恐る恐る家に帰る一平だが、両親は忙しく、通信簿のことを忘れている。夏休みに入っても何も言われない一平は、このまま思い出されないことを願うが・・・(「通信簿」)。▼子供向きの冒険小説を書きながら、お金のために官能小説も書いている茶川。彼のもとにピンク映画界の巨匠と呼ばれる監督がやって来た。大物女優を使い、芥川の小説を映画化したいというのだ。いざ、撮影現場にいくと、そこには・・・(「ピンクの巨匠」)。
●その他のDATA/昭和30年代風物詩~計り売り(第1話)、英字ビスケット(第1話)、風呂焚き(第2話)、ピンク映画(第3話)、カストリ雑誌(第3話)、肥溜め(第7話)、干し芋(第8話)、おしおき(第10話)、凧あげ(第13、14話)、 -
電話が一般に普及していなかった昭和30年代。電報配達員、宇奈田早男は、様々な事情を持つ人々の所へ、日夜電報を届けている。そんなある日、夜中まで配達してぐっすり寝ている宇奈田のもとに、一通の電報が・・・。木下慎太郎は、みんながあまり好きでない学校給食を、いつも残さず食べている。だが、給食費をためているため、クラスの会計委員に催促されている・・・。
-
浮田さんと岡田さんは、会社の帰りにバーで飲んでいた。なにやら浮田さんはニコニコしていて浮かれている。その理由を尋ねると、長男が結婚し、嫁と同居しているのだが、彼女とは気が合い毎日が楽しいという。彼女からプレゼントされたネクタイも自慢するほど。うらやましく思う岡田さん。岡田さんにも27歳になる息子がいるが、まだ結婚が決まらない・・・。
-
長女ということだけで、すぐにお母さんから家の手伝いをやらされるのを真美ちゃんは不満に思っていた。ある日、いつものようにお母さんを手伝って夕食の用意をしていると、突然お母さんから「自分がいなくなっても頼むわね」と言って抱きしめられる。何のことか分からず、戸惑う真美ちゃんだったが・・・。
-
鈴木さんの家が一家揃って、妻・トモエの本家へ遊びに行く。一人息子の一平は、栗ひろいが出来て大喜びだが、どうも両親の顔色が冴えない。実は、今回の鈴木一家の訪問の目的は、お金を借りることだったのだ・・・。胃潰瘍で入院している桜隼人は、病室にも仕事を持ち込んでしまうほどのモーレツ・サラリーマンだった。ある日、偶然自分の潰瘍が悪性のものだと知る・・・。
-
おばあちゃんが、猫のモモとおしゃべりしていたと言うのを聞いて驚いた進一郎は、母に話すが「おばあちゃんは年だからモウロクしたんだろう」と相手にしない。そして、ある日。進一郎は、おばあちゃんが倒れたのを知らせるために猫のモモがしゃべるのを確かに聞いた・・・。
-
角さん夫婦はポチという犬を飼っている。世話は主に奥さんがしているのだが、どういう訳かポチはダンナさんの方に馴ついていた。そのダンナさんが九州へ出張に出かける前日、ポチの具合が悪くなる。奥さんは夫から「獣医に診せろ」と言われて驚く。というのも、ケチで普段はポチのことなど気にもかけていない様な夫が、そんなにもポチのことを思っていたなんて意外だったからだ・・・。
-
今日も紙芝居のおじさんは、病院にやって来た。様々な病気で入院している子供達に紙芝居を見せるためだ。紙芝居を終えたおじさんの所にマサルが、今日やった紙芝居の結末を尋ねに来る。1か月後に手術を控えているマサルは、自分と同じ名前を持つその紙芝居の主人公に励まされて病気と戦っているのだ・・・。
-
鈴木一平の友人・ひろしは、寝る時には自分のふとんに入っていた湯たんぽが朝になると父親が持っていることに疑問を抱く。「それはね、湯たんぽが夜中に歩き出して、お父ちゃんの布団に入るからだよ」とおばあさんから教えられたひろしはさっそく友人の一平に話す・・・。
-
章太の家の食卓には、いつもおばあさん自慢の梅干しがあった。章太もよくこの梅干し作りを手伝ったものだった。そんな章太も成人して父親となるほどの長い月日が流れたある日。おばあさんは、数年分の梅干しと数々の思い出を章太に残して、天国へ旅発っていくのだった・・・。
-
-