〈魔震〉に襲われ妖獣や異能の犯罪者たちが巣食う〈魔界都市〉へと変貌した新宿。この街でせんべい店を営む美青年秋せつらは、超一流の人捜し屋でもあった。実験動物として売られた女、麻薬中毒にされた美人歌手…魔界に迷い込んだ女たちの行方を追うせつらの指が優雅に舞うとき、彼もまた“非情の魔人”と化す!人気シリーズ待望の電子化!
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〈魔界都市“新宿”〉にトランクひとつで100億のヤクが流入。受渡し、持逃げ、横盗りの応酬の末、現場はことごとくバラバラ死体に埋まる殺戮の海と化した。白い医師メフィストはこの惨状を、超古代のイタリアで小国をあげて使われた、『王妃マーゼンの唾』なる媚薬の副作用と断じる。その背徳の都もまた、悦楽を求めて侵入した隣国と共に滅亡、歴史から消えていた。太古に由来し、獣のごとき血の嵐を呼ぶ媚薬を誰が、なぜ〈新宿〉に?美貌の人捜し屋・秋せつらはメフィストと共に謎を追うが――。
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〈魔界都市“新宿”〉を生んだ巨大地震〈魔震(デビル・クエイク)〉。折しも新宿への亡命を図る某国王子の一行が区境の〈亀裂〉に呑み込まれた――。時を経て〈区内〉で首を千切ったり鉄棒で串刺しにする残虐な殺人が頻発。一方、人捜し屋秋せつらは消えた亡命王子と忠臣の捜索を依頼される。殺人は、ミイラとして地上に出た二人の、追っ手への反撃だというのだ。だが、彼らを狙うのは母国の刺客だけではなかった。米露も追う王子に隠された、世界を破滅に導く力とは?やがて〈新宿〉を巻き込む災厄にせつらとメフィストは?
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直下型巨大地震〈魔震〉によって誕生した〈魔界都市“新宿"〉。その外縁〈亀裂〉の底には、人類史のミッシング・リンクをも埋める無数の〈遺跡〉が発見された。だが、超古代の遺物に触れた者には、説明不能の超自然現象が見舞うのだった――。その中の一つの悪神像を、調査職員が持ち逃げした。部屋には微細な石の剣が残されていた。価格は超国宝級の石像を巡り、女掏摸、暴力団、豊満な女宝石商らの争奪戦が勃発。〈新宿〉を襲わんとする災厄に、美貌の人捜し屋秋せつらが打つ手とは・・・・・・。(「金に糸目を」より)。
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「あなたを拘束できません?」美貌の人捜し屋秋せつらに黒衣の女面づくりがモデルを依頼した。折しも、メイクで死者を蘇らせるライフ・アーチストが〈区外〉から潜入。行方を追う探偵海馬は隠れ家を突き止めるや、殺人人形集団に襲われた!さらに、開館間もない〈機械人形博物館〉に飾られた白い医師メフィストの人形は、せつらも瞠目の、本物と寸分違わぬものだつた・・・・・・。人形に生命は宿り、面に神の造型を超える“美”は与えられるものなのか。浮上した巨大な野望と、天才人形師内外暁鬼の関わりとは?
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大男の依頼は、恋人デイジー捜し。ギターの弾き語りがうまいという。同じ頃、〈新宿〉で暮馬芽以戸という若者がギターで人気を博していた。秋せつらはなぜか彼を大男に会わせようとする。男性の芽以戸がデイジーなのか?四◯◯年以上前に、スイスで生まれた巨人モンパルナスは、恋人を求めて旅を続けながら殺人を繰り返し、二◯◯年前に惨殺した一家には、不老不死の秘密を記す文書があった・・・・・・。神出鬼没の医師ランケン、スイス特務員、人を喰らう子供たちも出現、捜索は難航した!
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生きているようだ、という賛辞は彼女の作品のためのものと言われた、天才人形作家桜田国子。秋せつらは女子大生楓の捜索を依頼されるが、捜し当てた部屋の生活痕は、対象が人外のものであることを告げていた。「ここにいたのは、人間じゃない」楓は、亡くなった娘を偲んで国子が手がけた人形だったのだ。楓と思しき容疑者による殺人が発生し、美貌の人捜し屋になぜか強盗殺人の嫌疑が及んだとき、そこには四人のせつらが・・・・・・(「〈新宿〉人形物語」より)。
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「喉は真一文字に切り裂かれ、腹は・・・・・・」海の彼方のもうひとつの魔都を模した〈世紀末倫敦通り〉で、女子大生惨殺事件が連続した。大型の刃物と思しき凶器と犠牲者の有様は、伝説的殺人鬼の名を記憶に上らせ、人々を震撼させた――。〈新宿〉にあの“切り裂きジャック”が甦ったのか!?美貌の人捜し屋秋せつらが真相を追う眼前で、なぜか警官が、やくざたちが、突如として刃物を手に殺人衝動に駆られる!街を覆うがごとき巨大な殺意に、女ナイフ遣いちどり、破戒僧鋼海とともに立ち向かう、せつらの命運は?
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米軍輸送機が極秘の積荷とともに〈亀裂〉に墜落。捜索のため降下した自衛隊を麻布に身を包んだミイラが返り討ちにしたー。“おまえは、愛しい男(ひと)の宿敵”美貌の人捜し屋(マン・サーチャー)・秋せつらに謎の言葉を告げて消えた、浅黒い肌の美女。白い医師メフィストは、彼女こそ古代エジプトに存在しないはずの女王ミスティであり、〈新宿〉の災厄だと警告する。せつらは〈魔界都市〉に隠れ棲むという女王の下僕五人を追うが・・・・・・。六〇〇〇年の時を超えて蘇った女王の邪悪な目的とは。そして〈新宿〉の命運は?
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「私を捜さないで」人捜し屋(マン・サーチャー)・秋せつらの許を訪れた謎の女・森下春奈はそう言い残して去った。彼女は、実現する未来を視る能力者“幻視人”で、世界か〈魔界都市“新宿”〉か、どちらかの破滅しかない未来を視ていた。直後、大預言者の息子ベン・ケイシーが訪れ、春奈こそが世界を滅ぼす者だとして捜索を依頼、せつらは受諾する。春奈は何者なのか? 追跡を開始したせつらの前に、それぞれの思惑で立ちはだかる米軍や“幻”の刺客たち。死闘が続く中、ついに幻視した未来が現実を侵食し始め、究極の二択のカウントダウンが始まった!
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〈魔界都市“新宿”〉への入口は三カ所のみ。その一つ、〈四谷門〉に出現した装甲車が狙撃され、傭兵部隊が全滅した。騒乱の中、美貌の人捜し屋・秋せつらが依頼された捜索対象は幼馴染みの鈴香。彼女こそ、〈新宿〉に進出すべく来日した、米国巨大軍需産業の社長グレイスンを狙う凄腕の狙撃手にして元妻だった。直後、彼女を追うように続々と来襲する傭兵たち。鈴香が元夫を狙う理由は?各部隊の思惑は、グレイスンの護衛か、抹殺か!?戦火をかいくぐり鈴香を追うせつらの前に、やがて戦場と化した街が”最悪”を呼び寄せる!?
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「この門をくぐる者、全ての希望を捨てよ」そう落書きされた三つの〈ゲート〉だけで〈区外〉と繋がる〈魔界都市“新宿”〉。〈魔震〉に見舞われ〈亀裂〉に画された副都心は、妖物が跋扈する街へと変貌した。その片隅でせんべい店を営む秋せつらは、絶美の美貌を誇る人捜し屋でもあった。ゾンビに恋人を殺された女、地図に記されぬ場所に逃げ込んだ男と女、幽霊船から帰還した夫妻など、奇怪な依頼は尽きない。やがてせつらが不可視の妖糸をふるう時、斬り裂かれた闇の向こうに待つものは?
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〈魔界都市“新宿"〉と周囲を画する巨大な〈亀裂〉の底から、餓えた人狼の群れが出現し、三日のうちに観光客、〈区民〉、老若男女の別なく四十余人を貪った。彼らの圧倒的な不死能力に、美貌の人捜し屋・秋せつらが、吸血鬼の長・夜香が苦闘し、生死の理を極めたはずの〈魔界医師〉メフィストすらも瀕死の重傷を負う。〈魔震〉直後に東欧から妖魔の天地を求めて来襲した人狼の末裔が、地上に殺戮の嵐を呼ぶ策謀の目的は?そして、芳香とともに現われる謎の女西夜の正体は?やがて果てなき闘いは〈新宿区民〉殲滅に向けて暴走する!
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