小説
旅行作家・茶屋次郎の事件簿
シリーズ内の平均評価:
(1)
信州・梓川のほとりで、旅行作家・茶屋次郎は屈辱的な思いを味わった。通りがかりに偶然、女の絞殺死体を見つけて通報したのだが、地元警察に容疑者扱いを受けたのだ。疑いを晴らすべく、彼は自ら真相究明に乗り出した。被害者の女性は老舗の旅館で働く女性だったが、彼女の父も、さらには祖父も梓川で変死している事実が明るみに出た。偶然の一致なのだろうか?一族の家の奇怪な過去が浮かび上がるにつれ、茶屋は事件の奥深さに慄然とする――。
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信州・梓川のほとりで、旅行作家・茶屋次郎は屈辱的な思いを味わった。通りがかりに偶然、女の絞殺死体を見つけて通報したのだが、地元警察に容疑者扱いを受けたのだ。疑いを晴らすべく、彼は自ら真相究明に乗り出した。被害者の女性は老舗の旅館で働く女性だったが、彼女の父も、さらには祖父も梓川で変死している事実が明るみに出た。偶然の一致なのだろうか?一族の家の奇怪な過去が浮かび上がるにつれ、茶屋は事件の奥深さに慄然とする――。
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「隣に死体が寝ている!」旅行作家・茶屋次郎は飛び起きた。花巻温泉の宿で目覚めた彼が見たものは、一つ布団に横たわる血まみれの若い女だった。被害者が中畑亜紀江と判明したとき、茶屋は再び仰天した。彼はその名を騙るファンレターに誘われて、当地を訪れたのだ。茶屋を事件に巻き込む理由は何か!? 直後、今度は平泉に近い北上川に、乳房を抉られた美女の溺死体が上がった。二人の被害者を結ぶ男の存在が浮かぶが・・・・・・。二重三重の謎を旅情豊かに描く本格推理、第2弾!
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「この子をよろしく」石狩川畔で二歳の捨て子と遭遇した時から、旅行作家・茶屋次郎の受難は始まった。幼児の手を引き、取材を続ける羽目になった茶屋は、とある一艘の廃船に、ずぶ濡れの女の死体を発見した!
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「先生、大変です。小夜子が行方不明です」切迫した同僚秘書の電話が発端だった。旅行作家・茶屋次郎の美人秘書が、旅先の岐阜公園で忽然と消えたという。現地に駆けつけた茶屋は、小夜子の赴く先々で見え隠れする正体不明の男の存在を掴んだ。やがて、長良川河畔で一人の男の刺殺体が発見され、そのかたわらには小夜子のハンカチが落ちていた・・・・・・。
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「お願いです。私と一緒にいて」謎の美女相田奈津子に縋られて奥多摩渓谷に投宿した旅行作家・茶屋次郎は、宿の裏山で男の刺殺死体を発見した。だが、警察が急行すると奈津子は失踪し、直後、彼女の顔写真が死体の着衣から見つかった。嫌疑を受けた茶屋は敢然と独自調査に乗り出したが、翌朝、今度は下流の狛江市で死体が上がり、またしてもそこに彼女の写真が・・・・・・。はたして事件の真相は? 奈津子はどこに消えたのか?山岳推理の名手が贈る、好評シリーズ第5弾。
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「親友の恋人が行方不明なんです」美人愛読者赤筒彩からの依頼が、旅行作家・茶屋次郎の元に舞い込んだ。やがて失踪男性の死体が荒川上流の渓谷で見つかり、続いて彩本人の刺殺体が隅田川厩橋付近に浮かんだ!警察に嫌疑をかけられ困惑する茶屋をさらに驚天の罠が待つ・・・・・・。一片の手掛かりを頼りに、茶屋は単身、北海道~秩父~東京を結ぶ謀殺ラインの解明に挑む!
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なぜ恩人は不審な死を遂げたのか? 信濃川を訪ねた旅行作家茶屋次郎は恩人と親密だったという芸者雪乃に会うため、さらに日本海の名湯岩室温泉に飛んだ。だが直後、彼女のアパートが何者かに放火され、雪乃も忽然と消えた。やがて信濃川下流に浮かんだ女性の死体は、雪乃なのか、それとも・・・・・・?連続する怪事件に、茶屋の推理が冴える旅情ミステリー。
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旅行作家・茶屋次郎は仰天した。千曲川沿いの温泉宿に茶屋の名を騙る男が投宿、著書に署名をして配ったという。憤然とする茶屋。ところが、偽者の茶屋の滞在中に殺された男の死体が見つかり、茶屋に容疑がかけられた。決然と調査に乗り出した彼は、第二の殺人事件に遭遇。死体はなんと偽の茶屋だった! 犯人の狙いは何か? 奥信濃に漂う殺意を追い、旅は続く・・・・・・。
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高知を訪れた旅行作家・茶屋次郎はご満悦だった。知り合った地元の美女・吉永香織が“日本最後の清流”四万十川を案内してくれたからだ。だが翌日、その香織の死体が川面に浮かぶや、茶屋の境遇は最悪となった。二人を目撃した住民たちの証言で、重要参考人にされてしまったのだ。身悶える茶屋は、嫌疑を晴らすべく奮然と単独調査を開始したが、その時またも怪事件が・・・・・・。はたして茶屋の運命は? 香織の死の真相は? 美しき山水の地を舞台に熟達の名手が贈る、シリーズ第9弾!
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筑後川に臨み、旅行作家・茶屋次郎の胸は疼いた。大分県日田で、18年前に交際していた小菊の消息を訪ねると、彼女の現在の夫・牛島克典は殺人容疑を掛けられていたのだ。牛島は被害者から多額の融資を受けており、不在証明もないという。零落した小菊の境遇を救うべく、茶屋は事件解明に乗り出すが、直後、取材協力者の女性が失踪、今度は茶屋の身にもあらぬ嫌疑が・・・・・・。はたして事件の真相は? 窮地に陥ちた茶屋と小菊夫婦の運命は・・・・・・。九州一の大河を舞台に放つ、堂々のシリーズ第10弾!
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旅行作家・茶屋次郎は北海道行き大型フェリーの旅を満喫していた。目的地は根室・納沙布岬。だが下船直後、茶屋の運命は暗転した。船中の乗用車から男性の他殺死体が発見され、航海中、船内各所をうろついていた茶屋に嫌疑がかけられたのだ。憤然とした茶屋は独自調査を決意、知り合った美女・四季乃(しきの)と共に道東を巡るが、突如、尾岱沼(おだいとう)で四季乃が失踪した。はたして彼女の行方は? 茶屋は事件の真相を掴めるか・・・・・・。旅情溢れる日本最東端の岬を舞台に円熟の名手が贈る、新機軸の第11弾!
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旅行作家・茶屋次郎の学友・袋田が一枚の肖像画を持参した。大阪・天王寺のホームレスの露店で見つけたこの絵のモデルが、父親の遺した謎の写真の美女と同じだったので買い求めたという。女の正体を探ってほしいとの希望に、雑誌連載の取材を兼ねて乗り出す茶屋。だが、写真の裏に書かれた「串本」の文字を手掛かりに出向いた南紀串本・潮岬で、彼女は六年前に絞殺されていた!やがてその女性に思いを寄せていた男までもが犠牲に・・・・・・。肖像画に秘められた数奇な物語とは?傑作旅情推理、ますます快調の第12弾!
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