吸血鬼が棲む孤島、彼岸島(ひがんじま)――。踏み入れたら最後、再び生きて還ることはない……。大学に合格したばかりの宮本明(みやもと・あきら)の兄は、2年前に行方不明となっていた。実は彼は彼岸島へ連れ去られ、現在一人で身を隠し生活していたのだ。そんなある日、明の前に現れた謎の美女。彼女は行方不明の兄の免許証を持っていた。それは恐るべき島への誘い。そして……忌まわしき悪夢の幕が上がる――。戦慄(せんりつ)の吸血鬼サバイバルホラー!!
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「安心して彼(あ)の世に逝(い)ってくれ」 人間と吸血鬼――その存亡をかけた全面戦争に突入! だが吸血鬼側の邪鬼(オニ)・蜘蛛婆(くもババア)に次々と捕らわれる仲間たち。仲間を救出すべく明(あきら)は、死臭漂う地下へ単独潜入を試みる!!
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吸血鬼どもに島を奪われてから3年余り――。ついに、この刻(とき)が来た! 師匠率いる抵抗組織(レジスタンス)の逆襲が今、始まる!! 数で負ける明(あきら)たち抵抗組織は、奇襲作戦を開始する。吸血鬼の集落は全部で五つ。そこには多数の吸血鬼たちと、邪鬼(オニ)使い一人、そして邪鬼が一匹ずつ配置されているという……。攻め込む明たちの前に現れたのは、見たこともない新しいタイプの邪鬼!!
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「俺の遺志は唯(ただ)一つ、あの男……雅(みやび)を……始末してほしい」 遺言状に綴(つづ)られた実兄・篤(あつし)の悲痛な思い。同時に雅を倒すための“極秘文書”を兄は武器庫に遺(のこ)していた。そして驚愕(きょうがく)の事実が次々と暴かれてゆく!!
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「吸血鬼の恐ろしさを見せてやるよ、明(あきら)」 深手を負った兄・篤(あつし)は、凶暴な獣(けもの)と化した。戦場は絶壁に聳(そび)え立つ古いカソリック教会。神聖なる祈りの地が惨劇の血で穢(けが)れる刻(とき)、血を分けた兄弟に永遠の別離(わかれ)が訪れる。
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「これは吸血鬼と人間の存亡をかけた戦いなんだ」 明(あきら)と篤(あつし)、二人の兄弟は、死を賭(と)して刃(やいば)を交える。お互い守るべき仲間がいるからこそ、避けて通るわけにはいかない。兄の選択した武器は薙刀(なぎなた)。最強武装した兄を前に、明の秘めた能力(ちから)が開花する。
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60年の長い眠りから目覚める刻(とき)が来た――。地下深く眠る501ワクチンを手にするのは明(あきら)か、それとも雅(みやび)の手先に成り下がった篤(あつし)か!? 悲しき兄弟の殺し合いを、命を賭けて止める女。彼女の遺志を継ぐためにも、ワクチンを死守せねばならない! 炭鉱内に迫りくる“姫”の気配。こんなところで俺たちは死ぬわけにはいかないんだ!
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「かなり危険だけど、だんなさんが望むなら、私、案内するよ……」旧帝国陸軍の生き残り五十嵐一郎(いがらし・いちろう)中佐だけが知る、501ワクチンへの近道。そして、そこには巨大で凶悪な邪鬼(オニ)“姫”が巣食っているという。だが後戻りはできない。死中に生を求めよ、明(あきら)!
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「まるで地獄に迷い込んだみたいだな」 501ワクチンの眠る研究所へと続く廃坑。その闇の迷宮から次々と出現する腐敗した吸血鬼や未知の邪鬼(オニ)――闇の住人に包囲され死を覚悟したその刹那(せつな)、存在するはずのないあの男が現れた!!
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「そこは我々吸血鬼も恐れて近づかん禁断の場所だ!」 不死の雅(みやび)を倒すため、旧帝国陸軍が開発した501ワクチン。宮本明(みやもと・あきら)は、その秘薬に一縷(いちる)の望みを託し魑魅魍魎(ちみもうりょう)蠢(うごめ)く研究所跡へと向かう。さあ……臆(おく)することなく闇への扉を開け!
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明治時代にはすでに存在していた雅(みやび)とその一族。さらに旧帝国陸軍の凄惨(せいさん)極まる生体実験。闇に葬られたはずの血塗られた歴史が、そして、雅を倒す秘策が今、明らかになる!!
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「お前は生きていてはいけないんだッ!」宿敵・雅(みやび)に猛然と斬りかかる宮本明(みやもと・あきら)。だが善戦虚(むな)しく、雅の前に崩れ落ちる。白濁(はくだく)した意識の中で明が見たものは――自分を助けるべく戦う一人の勇猛な戦士の姿であった!
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最凶最悪の敵、邪鬼(オニ)の前にすべての攻撃が封じられ、勝機を失った明(あきら)。剣を鞘(さや)にしまい、一太刀(ひとたち)にすべてを賭ける。「お前が死ぬか、俺が死ぬか、最後の勝負」 雪深い峡谷(きょうこく)の空気が冷たく張り詰める――。
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