小説
愛に戸惑う娘たち
シリーズ内の平均評価:
(19)
トスカーナの田舎で伯母と暮らしていた二十歳のミアは、一週間前に、自分の父親がイギリスの大富豪オスカー・バルフォアだと知らされた。オスカーには三度の結婚で七人の娘がいる。愛人の子ミアは八人目だ。彼女は初めて父親に会うため、広い私道を屋敷に向かって歩いていた。ところが猛スピードで走ってきた車に危うく轢かれそうになる。運転していた魅力的な男性は一方的にミアを非難し、その場を去った。それから三カ月後、新しい生活になじめないミアのために、オスカーは生活全般の教育係としてある男性に娘を託すことにした。男性に・・・
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トスカーナの田舎で伯母と暮らしていた二十歳のミアは、一週間前に、自分の父親がイギリスの大富豪オスカー・バルフォアだと知らされた。オスカーには三度の結婚で七人の娘がいる。愛人の子ミアは八人目だ。彼女は初めて父親に会うため、広い私道を屋敷に向かって歩いていた。ところが猛スピードで走ってきた車に危うく轢かれそうになる。運転していた魅力的な男性は一方的にミアを非難し、その場を去った。それから三カ月後、新しい生活になじめないミアのために、オスカーは生活全般の教育係としてある男性に娘を託すことにした。男性に会ったミアは呆然とする。わたしを轢き殺そうとした人だわ!冷笑を浮かべる彼ニコスは、ギリシアの億万長者だというが……。■おかげさまでハーレクイン・ロマンスは2600号を迎えることができました。記念作品はベテラン作家のミシェル・リード。バルフォア家の娘たちの物語は今月から八カ月連続刊行いたします。
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バルフォア家の娘として何不自由なく暮らすカットは、大富豪の父から、地中海をクルーザーで旅したらどうかと言われた。喜んで提案を受け入れ、カットは豪華な船に乗りこんだ。ところが彼女を待っていたのは客としての待遇どころか、従業員用の小さな船室と、乗組員の食事の世話や掃除という労働。しかも船のオーナーは、昨年の慈善舞踏会の夜に出会い、親しくなりたいと願った彼女を軽蔑とともに拒絶した男性――スペインの実業家で元闘牛士のカルロス・ゲレロだった!そのうえこの旅は、娘の自立を願う父のさしがねだという。カルロスにこき使われ、再び屈辱を味わわされるなんて……。■名家バルフォアの八人の娘を描く〈愛に戸惑う娘たち〉第二作は、いま最も勢いのあるS・ケンドリックが執筆。気ままなお嬢様に見え、実は繊細で奥手なヒロインが魅力的です。ハーレクイン文庫より、著者の秀作『禁じられた追憶』も発売中。
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父の不貞を知り、エミリーは家を出て偽名でバレエ講師をしている。家賃にも事欠く貧乏生活だが、華やかな生活はもう遠い過去だ。今日は発表会があり、無事に舞台は終わった。ところが、視察に訪れていたどこかの国のプリンスが会いたいという。舞台に戻って相手の顔を見たエミリーは、一瞬、心臓が止まった。サントーザ国の皇太子、ルイス・コルドバ!一年前にバルフォア邸で開かれた舞踏会の宵に、暗がりで突然唇を奪っておきながら私を嘲ったプレイボーイだ。今度はみんなの前で私に新たな恥をかかせようとしているの?彼女は訝るが、ルイスが現れた理由は驚くようなものだった。■大富豪バルフォア家の娘たちの恋模様を描くミニシリーズ〈愛に戸惑う娘たち〉の3作目は、ドラマティックなストーリーと繊細なヒロインを描くのが得意なインディア・グレイです。プリンスとの豪奢な恋のゆくえをじっくりお楽しみください。
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大富豪オスカーの娘たちのうちで不器量なのは私だけ。そう思っているソフィーには、インテリアデザインの知識が頼りだ。それを武器に職を得るが、ある深夜、突然シチリア行きを命じられた。使命は富豪マルコ・スペランサの屋敷の改装工事を勝ちとるため、ハンサムだと噂のマルコ本人に会って売り込みをすること。急ぎシチリアに飛んだものの、疲れからソファーで眠りこんでしまい、目覚めたときマルコに冷たく告げられた。「無駄足だったね」マルコはおよそ女性らしくない外見のソフィーに内心で苦笑しつつも、その熱意と、やぼったい格好の下にある見事な体に興味を引かれた。僕には女性を愛せない理由がある。だが、つかの間の関係なら……。 大好評のミニシリーズ〈愛に戸惑う娘たち〉。今月は、純粋なヒロインのセクシーな恋のゆくえをご堪能ください。
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ゾーイは大富豪オスカーの娘として優雅に暮らしてきたが、自分がオスカーの実子でないと知ったとき、その世界は崩壊した。世間から白い目を向けられ、ニューヨークに逃避したものの自分の価値を見いだせず、パーティに明け暮れる毎日だ。そんなある夜、マックスという魅力的な男性と知り合う。にぎやかな会場で一人だけ陰りをたたえる彼にゾーイは共感を覚え、誘われるままに彼のアパートメントについていく。夢のような一夜を過ごしたあと、ゾーイは満ち足りていた。マックスと一緒なら悲しみを忘れ、つらい現実にもきっと向き合える。だが次の瞬間、彼は言い放った。「帰ってくれ。二度と会いたくない」■大富豪バルフォア家の娘たちのなかでもひときわ優雅なゾーイ。驚くような自分の出自を知ったからこそ、本当に人を愛することを知ります。はたして二人の恋は? 愛と再生の物語です。
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アニーはあるセミナーで一人の男性を見かけてその場に凍りついた。数年前、旅先での開放感に後押しされ、情熱的な夜をともにしたルーク!堅実な私が、あんな大胆な行動に出たのは初めてだったのに、彼は翌日の約束もすっぽかして消えてしまった。しかも今、私がそのときの相手だったと気づいてもいないらしく、さかんに誘いをかけてきている。こんな男性に自分を捧げてしまったことが今となっては悔やまれる。だが彼の正体を知り、次の瞬間、アニーはおののいた。イタリアの大財閥のオーナー、ルカ・デ・サルバトーレですって?あれ以来ずっと秘密にしてきたことを彼に知られたら……。■スキャンダルで知られるバルフォア家の姉妹たちのなかで、もっともおとなしいアニーにも実は大きな秘密があった! 思いがけない再会から始まる愛の再生の物語です。
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バルフォア家の不名誉なスキャンダルが世間をにぎわせ、その発覚の原因を作ったベラは、父から“罰”を与えられた。アラビア砂漠の瞑想キャンプで自分自身を見つめ直せ、と。華やかな生活を送ってきたベラにとって、見渡す限り砂の世界で文明と離れた生活を送るのは耐えがたかった。ある日、彼女はキャンプ近くにある厩舎にふと目を留める。美しいアラブ種の牝馬! ベラは無断で拝借し、町を目指した。だが方角を誤ったうえ、暑さのあまり脱水症状で落馬してしまう。彼女を救ったのは、この国のシーク、ザフィーク・アル‐ラフィド。危険な状態のベラを、ひとり過ごす予定のオアシスへと運び……。■連続刊行でお届けしている作家競作8部作〈愛に戸惑う娘たち〉もいよいよ佳境へ。7話目となる今月は、おなじみのサラ・モーガンが待望の“シークとの恋”を描きます。
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イギリスの名家、バルフォア家の長女として父オスカーを助け、妹たちの面倒を見てきたオリビアには、災難としか思えなかった。家の恥を明るみに出した罰として父から厳命されたのは、この世の果てにも思えるオーストラリアで働くこと。しかも父と関係の深い大富豪、クリント・マカルパインの下で。“その高い象牙の塔から下りてこいよ、氷のプリンセス”以前、そう言って彼女の身分と態度を皮肉った無礼な男だ。空港に着いた彼女を待っていたのは、むせ返る暑さとクリント自身。前と違って無精髭にラフな格好の彼は、私とはますます異人種だわ!そう思った瞬間、急に頭と体に血が上り……オリビアは気を失った。■〈愛に戸惑う娘たち〉もついに最終話。ラストを飾るのは、なんとHQイマージュの人気作家です。先月発売の『地上のエデン』でもこの上ない実力を見せたM・ウェイが筆をふるいます。野性的なヒーローと極上の風景に、ヒロインとともに酔いしれてください。
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