ライトノベル
黄昏世界の絶対逃走(イラスト簡略版)
シリーズ内の平均評価:
(5)
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ヒトが黄昏を生み、黄昏がヒトを殺すのだ。
妹のアオイのため。
妹を一番に想う自分のため――。
全天を覆う茜色の空――《黄昏》。それはヒトの弱い心に入り込み、支配し、死に至らしめる病の元凶。そんな《黄昏》を体内で浄化し《黄昏のない世界》を生みだしているのが《黄昏の君》と呼ばれる少女たち。《黄昏のない世界》を囲む城壁の外周には、自然と人々が集まり、《境界都市》と呼ばれるスラム街を形成していた。
幼くして両親を亡くし《境界都市》に妹とふたりで暮らす青年・シズマは、妹を養うため、危険を伴う「黄昏病により死んだ患者の回収業」で日銭を稼いでいた。目標は、妹を学校に通わせることと、《黄昏のない世界》である第十三都市に移住させること。ある日、いつものように《黄昏のない世界》の研究所へ「荷物」を届けたシズマは、妹にそっくりな顔をした少女に出会う。《黄昏世界》に興味津々の闊達な少女・トワは、シズマの車に乗りついてきてしまうのだが……。
『ひぐらしのなく頃に』『うみねこのなく頃に』など、数々のメディアでヒット作を世に送り出している竜騎士07氏がゲスト審査員を務めた「第4回小学館ライトノベル大賞」にて、優秀賞を受賞した新人・本岡冬成の最新作!
※※この作品は廉価版です。廉価版にはイラストが入りません。 -
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第4回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞
『黄昏予報の時間です。本日の黄昏濃度は約80パーセントになる見通しです。発作的な自殺には注意しましょう』
全天を覆う茜色の空。《黄昏》はヒトの弱い心に入り込み、支配し、死に至らしめる病の元凶。世界は《黄昏》により憂鬱になり、生きる気力を失った人々で溢れていた――。
そんな世界でフリーのエージェント(なんでも屋)を生業としていたカラスは、革命家・カヤハラから、《黄昏》を浄化するという《黄昏の君》の奪取を依頼される。超長距離輸送列車《トワイライト》により帝都に輸送される最中、転覆した車内から気絶した《黄昏の君》――飾り気のない黒いドレスに身を包んだ美少女・メアリを奪ったカラスだが、なぜかメアリはカラスに懐き、ともに目的地までの短い旅を続けることになる。行く先々で《黄昏》に冒された人々との出会いと別れを繰り返しながら……。
『ひぐらしのなく頃に』『うみねこのなく頃に』『おおかみかくし』など、数々のメディアでヒット作を世に送り出している竜騎士07氏がゲスト審査員を務めた「第4回小学館ライトノベル大賞」にて、優秀賞を受賞した作品がついに刊行! 『とある飛空士への追憶』(著/犬村小六)をも彷彿とさせる、青年と少女の逃避行。
※※この作品は廉価版です。廉価版にはイラストが入りません。 -
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