便利な購入方法
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内閣詐欺謀略庁として政府(おかみ)の無理難題を次々と解決する我がごきぶり商事。米国から貿易摩擦問題でやって来たピケット女史も見事撃退や。長年の夢の一部上場へのステップとして昔追ん出た大阪ごきぶり商事と仲良く合併。社長の雪子はんともカラダで仲直り。東京の本妻の登志子はんも国会議員に当選、順風満帆や。ところが今上天皇の御大典のお祝いでごっつう儲けたはずが……。連作ユーモア・ピカレスク完結篇。
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――「君のそのド頭(たま)を内閣が買いたいのだ」赤坂の事務所に「ごきぶり商事総本社」の看板を掲げ、保険詐欺と偽造当り馬券で地道に稼ぐぼくに、なんと日本を動かすシンクタンクになれという。内閣の実力者・小松田長官の口利きで五十億を融資され、一件五億の報酬で内閣特命の仕事を請け負う“詐欺謀略庁”となったわがごきぶり商事。お上の無理難題を片付けて、目指すは一部上場や! 連作ユーモア・ピカレスク。
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西成のボロビルからスタートして四年。大阪御堂筋に本拠を構える一大企業にのしあがった「ごきぶり商事」これも全て第四常務のぼくの知恵と才覚のおかげだ。なのに二十二歳、女盛りの雪子社長と三人の常務は相変らずあれやこれやとぼくを責めたててばかりいる。怒り心頭に発したぼくと登志子はんは東京支社設立を機に独立。女社長の反撃をふりきり、ごっつうもうけるか? 連作ユーモア・ピカレスク。
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ごつう儲けるを合言葉に二十一歳の女社長の肉体に忠誠誓う「ごきぶり商事」の面々。三人の常務にドヤされながらも金儲けのアイデア絞り出す第四常務のぼくは窮地に立たされてしまった。社長はんと恋人の登志子はんが同時に妊娠したのだ。ところが西成署の瀬目田印(セメダイン)刑事に乗せられて、新郎一人に新婦が二人という史上初のステレオ結婚式を挙げることになってしまって……。連作ユーモア・ピカレスク。
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四流大学を出たものの、入社試験は全て失敗し、あやしげな新聞の求人欄を見て入ったのが「ごきぶり商事」。人類が滅亡してもごきぶりのようにしぶとく生き残ろうというのが社名の由来だ。社長は女で十八歳。社員は三人で全員常務。そこへぼくが加わったわけだ。女社長の肉体を中心に、社員は鉄の団結を誇り、その業務の実態は一攫千金を夢見る犯罪者の集団なのだ。いやはや……。連作ユーモア・ピカレスク。
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