大陸統一を目指す強国秦の膨張は、小国ひしめく戦国の均衡を根底から突き崩そうとしていた。歴史の歯車が回り始めた激動の世。秦の侵攻に脅かされる山間の小国蜀の華陽に生を受けた3人の公子が、時の流れに翻弄されながら、新しい時代を夢見て鮮やかに生き抜いていく様を華麗に綴る中国歴史ロマン。
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強国秦に対抗せんと、周辺諸国の合従を目論んだ姫惺だが、その策謀もついに水泡に帰し、蜀の情勢はいよいよ逼迫していった。押し寄せる秦の大軍を前に、最後の抵抗を試みる三公子は、それぞれの想いを胸に重き宿命に敢然と立ち向かっていく。古代中国を舞台に繰り広げられる、一大歴史浪漫小説、ここに完結!!
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強国秦に対抗すべく蜀の王英は一気に内政改革を断行した。新法施行で既得権を剥奪されて、抗うすべ無き諸侯の怨みは益々募り、華陽の緊張は臨界点を迎えつつあった。進まぬ合従と秦の策謀がせめぎ合い、国外情勢も風雲急を告げる。時代という名の奔流は一挙に堰を切り怒濤のごとくに押し寄せる。王英らの命運はいかに?!
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合従して強国秦に対抗すべし──秦を包囲する軍事同盟を構築すべく、姫惺は旅に出た。だが脅威に怯える小国の利害を調整することすら容易ではなかった。策謀には策謀を──。嘲笑うかのように姫惺の行く手に立ちふさがる秦の宰相張儀の術数。姫惺が中原の命運を賭けた大合従は秦の野望を打ち砕けるのか!?
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暗愚な王を倒し権力を掌握した王英たち三公子は、外憂に備えるべく、国力の整備増強に腐心していた。しかし、己の権力に固執する諸侯の反発は思いのほか強く、内政改革は遅々として進まなかった。おりしも隣国楚が強国秦と連衡し華陽を狙っているとの報が届く。亡国の危機に彼らがとった策とは?
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大陸制覇の野心に燃える強国秦は、山間の小国蜀を攻め倦ね、和議と姫の輿入れを申し入れた。驚喜した蜀王は秦の姫を迎えるため、狭隘な山路の開削を命じる。だがそれは蜀を護る天然の要害を捨て、自ら秦軍を招くに等しい愚挙だった。秦の真の狙いを看破した太子英らが、祖国を亡国の危機から救うべく企てた策謀とは!?
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大陸統一を目指す強国秦の膨張は、小国ひしめく戦国の均衡を根底から突き崩そうとしていた。歴史の歯車が回り始めた激動の世。秦の侵攻に脅かされる山間の小国蜀の華陽に生を受けた3人の公子が、時の流れに翻弄されながら、新しい時代を夢見て鮮やかに生き抜いていく様を華麗に綴る中国歴史ロマン。
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