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おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典
おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典
今泉忠明/高橋書店
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総合評価

134件)
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45
32
8
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ゴリラは知能がありすぎて下痢になる、とか。 サソリは紫外線をあてると光るが意味はない、とか。 イラストと相まって非常に面白い。 それにしても、ひとつの種に対してほんと数が多い。 人間くらいではないのかと思う。黒人、白人、黄色人種と区切るか、コーカソイド、アングロサクソン、モンゴロイドなどで区切るかにもよるが、この程度でしか分けられないし、内面での多様さ(アルコールの分解など)はともかく、外見的なものや能力的なものについてはほとんど差がないように思える。進化しきったのだろうか。終息に向かっている?知性で乗り越える人間には進化はできないのか。 どちらにせよ、ハーレム的環境の形成ができるほど崩れないと、広がらないだろう。 あとは、突然変異的にというのが進化の通説だが、色の黒い蛾はともかく、水中に適応した人間が突然生まれるのだろうか?当然裏を返せば、そういう環境になった時に人間が適応できなければ滅びるだけなのだが。陸から水の中にいった種もいると考えると、、、。

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    投稿日: 2017.07.23
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    おもしろいんですけどね、絵も文章もクスット、ニヤっと。 ただね、ちょこちょこっと書いてあるだけなので 40分もあれば全部読めちゃう。 小学生には最高なんだろうけどね。 大人にはちょっとざんねん。

    2
    投稿日: 2017.07.05
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    この手の本はたくさんあると思うのだけど。文章が面白く、イラストも好きなテイストで、分量もちょうど読みやすく、楽しめた。

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    投稿日: 2017.06.14
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    生き物って、本当に面白い。 そして、なんだかちょっぴり切ない・・・ 生きてゆくのって、大変なことだ。

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    投稿日: 2017.05.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ああ、こうやって紹介すると楽しく見られるのね。ともかくこの人は生き物が好きなんだな。楽しい。いろいろと同意しがたい意見や視点はあるものの。

    2
    投稿日: 2017.05.18
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    こういう本が好きだ。でも知ってるものも多い。 ちなみにアドベンチャーワールドのパンダは茶色だ。 白ではないよ、井上陽水様へ

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    投稿日: 2017.04.10
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    本屋で平積みされていて、甥っ子ちゃんにプレゼントしよう!と思い立ちその前に私も読んでみました。 動物にまつわる雑学集で、大人の私でも楽しめました。 子供にウケるであろうウンチやゲロネタをわざと多くしていると思われ、また、なぜかパラパラ漫画なども入っており、細かいところまで子供の気持ちをガッツリつかむ工夫が盛り沢山。 オラウータンのフランジは喧嘩に勝った証拠で、勝つと男性ホルモンが分泌され、一日でフランジが発達する! ワニの噛む力は小型トラック位の重さを掛けられるが、開く力は30キロほど。おじいちゃんが片手でおさえこめるほど! スズメバチはお腹のくびれが激しすぎるため固形物が食べられない、ご飯は幼虫から栄養液をもらって食べている! アブラムシのメスの幼虫は生まれた時点で妊娠している、という不思議な仕組みで短期間に爆発的に個体数が増える。冬だけ寒さを越せず、卵の形で越冬する! などなど、子供も大人も知らなかった面白ネタ多数です。どーでもいいモノもけっこうあるけどね。 常識知らずで恥ずかしいですが、ウスバカゲロウの幼虫がアリジゴクだということはこの本を読んで初めて知りました・・・ また、進化の道は一方通行なので、例えば人間は魚類や爬虫類の祖先から進化したため、彼らの持つ水中で呼吸をしたり変温動物になったり、という方向の進化は絶対にできない、というのも知りませんでした・・・ 子供目線で☆は甘めです。。

    2
    投稿日: 2017.04.03
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     学校の図書室に新しく入った本を子どもがいないうちに読んでみました。  1ページに1種ずつ,その種独特の特徴を簡単な言葉で紹介しています。確かに,なんでわざわざそんなことするの?とか,なんでそんな体になっちゃったの? と思うような動物たちがいっぱい出てきますが,中には,なるほど,そんな仕組みになっているのか…と感心もします。  これを読んで,いろんな動物にも興味を持ってくれればいいなと思いました。  さて,新学期からは,どれくらい借り出されるだろうか。

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    投稿日: 2017.04.01
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    ◆きっかけ ブクログ。タイムラインに出てきた『冒険者たち』レビューの主meriiiさんの本棚より。娘が年長さんくらいになったら一緒に読んでみたい。2017/3/29

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    投稿日: 2017.03.29
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    進化って不思議だな~(・o・) 一見残念に見えるけど、実はとっても実用的・戦略的な進化なのかもしれない。

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    投稿日: 2017.03.29
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    ・つよいどうぶつでも、よわいところがあって、よんでいておもしろかった。えもおもしろくて、わかりやすかった。 ・動物やいきものの○○はどうしてこうなのか、なぜこんなことをするのかなどが、くわしく書いてある本です。たとえばザリガニは食べ物の色で体の色が変わるなど、わたしはとてもびっくりしました。 ・いろんな動物の残念なところをおもしろくしょうかいしています。よんでいるととまらなくなってしまうので注意してください! ・動物のおもしろい所が分かります。 ・いろいろないきものやどうぶつがかいてあって、いろんなたいけいや、すごしかたがかいてある本です。 ・この本には誰も知らない動物の生き方や、生態などが書かれているし、その動物の特徴も書かれていておもしろいし、知らなかったことも知れるという一石二鳥の本だからです。 ・知らない動物のことも知れるし、まじか、どうしてとつっこんでしまうほどおもしろいです。ぜひ読んでみてください。 ・この本には、ぼくが知らなかったざんねんな事が書かれています。スカンクはおならがくさいほどもてるなどいろいろなことが分かりました。 ・いろいろないい能力、ざんねんな能力、これらがあわさって生き物はできています。この本には、ざんねんなことばっかりかいてあります。ザリガニは食べ物で体の色が変わるなど。 ・この本には、動物の体や生き方、など、いらないような能力のことがたくさん書かれています。思わず笑ってしまうようなところもあるのでぜひ読んでみて下さい。 ・ざんねんな生き物事典は動物のざんねんな所が面白く書いています。第2弾や3弾も出ているのでぜひ読んでみて下さい。 ・この本は、いままでしらなかったひみつや、ざんねんさが書いてあります。みんなもぜひ読んでみてください。 ・この本は、いろいろなどうぶつのざんねんなところを、おもしろくしょうかいしているところがよかったです。 ・この本には、いろいろなざんねんないきものがかいてあります。せかいには、いろいろなざんねんないきものがいると、よくわかりました。べつのシリーズもよみたいです。 ・今まで知らなかった動物のひみつがたくさんのっていて、ひみつについてくわしく知ることができるので、おすすめします。

    2
    投稿日: 2017.03.24
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    おもしろい!進化のふしぎ・どうしてそうなった!?~ダチョウの目玉は60gで脳味噌は40g:ウォンバットはおしりが硬い上にウンコはさいころ型なのは縄張りを示すのに転がっちゃ都合が悪い:アードウルフというのはハイエナの一種だがシロアリを常食にしていて歯は32本中8本抜ける:カモノハシは汗のように母乳を出す(そもそも母乳は汗が変化して出来ている?):ホッキョクグマの毛の下は黒:オランウータンの雄は戦いに勝つと男性ホルモンが出てフランジが発達する:孔雀は強風が吹くと転ぶ:鰻の黒色は日焼け:ワニが口を開ける力は30kg程度:ツチブタは頭が貧弱で堅い木や岩に頭をぶつけると死んでしまうこともある:インドネシアのバビルサという猪の上顎の牙は口の内側に向かって伸び肉を突き破るが強度が弱く折れやすい:メガネザルは目玉が大きすぎて動かせず首を回す:ミズスマシの目は上下に分かれている:スズメバチの成虫は昆虫の肉団子を作って幼虫に食べさせ,成虫は栄養液を幼虫から貰う:1.9mのオサガメの喉の突起はクラゲを吐き出さないための歯の代わり:日本と台湾にしかいないウマノオバチの産卵管はカミキリムシに卵を産み付けるためだが,目立ってレア生物に:日本台湾周辺のタカアシガニは脱皮が大変で死ぬことも:ニュージーランドの森林にいるカカポは敵が居なくて60cm4kgで飛べなくなった:象の歯は一生のうち5回生え替わるが最後の歯がなくなると何も食べられなくなって餓死する:野生のアライグマは食糧を洗わず,飼育されているのが洗うのは暇すぎてやることがないから?:兎が肛門から直接糞を食べるのはバクテリアが含まれていてタンパク質が摂りやすくなるからで,普通のウンコは色が薄く粒状である:アフリカには鳥の卵だけを餌にする蛇が居て,鳥の産卵期以外は敵から逃げ回って絶食に耐える:東アジアの川筋にいるオオシロカゲロウの生息時間は2時間:日本の森林にいるオオミノガの雌は一生蓑の中で生活し,散乱すると蓑から落ちて死ぬ:全長1mのダツは漁船の灯り目掛けて飛び込み,運悪く刺さって死亡した例も:ゴリラは繊細で下痢したりワキガが酷くなったり:牛の涎は180㍑/日:キャベツはモンシロチョウの幼虫に食われると匂いを出して寄生蜂を呼ぶ:カマキリの雌は攻撃的で交尾前に雄を喰ってしまう場合もある:ハチドリは1秒に60回以上羽ばたきし人間の50倍ものエネルギーを必要とするため花の蜜を一日中舐め続ける:サバクトビバッタは食糧が尽きると共食いし数が減る:ドウケツエビよりカイロウドウケツという動物の方が不思議:ラッコは8億本の毛で覆われているが脂肪はなくガリガリ:カリブ海に住むモグラの仲間のソレノドンの毒はミミズなどの食い物には必要なく敵には効果がない:シマリスのシッポは皮膚ごとずる剥けるが再生しない:一匹狼は弱いから:シロナガスクジラは人が子猫の群れに襲われて死ぬようにシャチに襲われる:コオリウオは酸素濃度の高い冷たい海で生きるが赤血球がないため酸素濃度が薄くなる3℃の水で死ぬ:蜂蜜は蜂が次々に口移しで蜜を移動したもの:チンパンジーが喋れないのは喉の構造の所以:蠍は有害紫外線を反射するようになったが無意味に残った機能:日本の山地にだけ居るムササビは木に飛びつくための手首が発達しすぎて木から下りるのが苦手:モグラが穴を掘るスピードはカタツムリと同じ時速80cm:ミジンコは敵を威嚇するために角を出すが一日かかるので無意味:カメムシは脚の付け根から出す自分の匂いで気絶して死んでしまうことも:たる状態になった無敵クマムシも鉛筆でつつけば死ぬ:南米コアリクイは立ち上がって威嚇するが怖くない蚤のジャンプは血を吸うために動物に飛びつくためで起き上がるのは苦手~やっぱり面白かったが,自分の手許に置いておきたいような・要らないような

    2
    投稿日: 2017.03.23
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    ごく気楽に、いろいろな動物の生態を知ることができる。 ホタルの成虫の大半は実は光らない、とか知っている動物の意外な話とか。 逆にグラスフロッグとか、アードウルフ、ユカタンビワハゴロモといった、全く知らなかった生き物の話も面白い。 この間瀬名秀明さんの書評本の中ででてきた、ハダカデバネズミも、本書で取り上げられている。 一方で、シロクマの地肌は実は黒い、とか、ナマコは敵に襲われると内臓を吐き出すなど、結構知られている話も多い。 楽しく読み終わって、その後、「さて、『ざんねん』なのか、人間の知覚からは『ざんねん』に見えてしまうのか」と思う。

    2
    投稿日: 2017.03.13
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    イラストが可愛いし内容も可愛いし全体的に可愛くて、為にはならないけどいらん知識が増えるの楽しいのでオススメ。 大人が読んでも面白いけどぜひチビッコ達に読んで欲しい。学校の図書室とかに置くべき。

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    投稿日: 2017.02.25
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    楽しかった! いま大学生の息子と久々に盛り上がった1冊。 児童向けだからか小難しい言葉もなく挿絵も良い感じにユーモラスだし身近な生き物と聞いたこともない生き物のバランスも◎ 図書館で借りたんだけど買って手もとに置いときたくなってきた。 ほんと残念としか言い様のない感でいっぱいの本。(笑) もしかもっと高次元の存在からしたら、私達人間もそんなんなのかなぁ とチンパンジーのとこ読んでるとき、ちょっと思っちゃった。

    2
    投稿日: 2017.02.19
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    夏休み中の児童書コーナーで見つけたのですが、「イルカは眠るとおぼれる」と大きく書かれた帯に煽られて、衝動買いしてしまいました。 「すごい!」と感心するよりも「どうしてそうなった……」と溜息が出てしまいそうな動物うんちく122連発。全編、写真ではなくイラストなのですが、デフォルメし過ぎず適度にとぼけてて可愛かったです。 読んですぐに動物博士にはなれませんが、「もっと詳しく知りたい!」のきっかけには最適。 うちはまだ娘が小さいので、もう少し大きくなってから「サソリって紫外線当てると光るんだよ。別に意味ないけど」なんて知ったかぶりをしようと思います!

    7
    投稿日: 2017.02.12
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    結構な衝撃をうけるようなことがいろいろ書いてあった。児童書だと思って軽い気持ちで読んでたら思わず「えぇっ!」と声が出た。リスんとことか。挿絵もかわいいよ。

    0
    投稿日: 2017.02.02
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    ざんねんないきものとは 一生けんめいなのに、 どこかざんねんな いきものたちのことである。 地球には、すごい能力をもつ生き物がたくさんいます。 でも一方で、思わず 「どうしてそうなった! ?」 とつっこみたくなる 「ざんねん」 な生き物も存在するのです。 この本では、進化の結果、なぜかちょっとざんねんな感じになってしまった 122種の生き物たちのご紹介。

    0
    投稿日: 2017.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    児童書なんだと思うけど、知らない動物も一杯いた。 子どもの時に読んでたら、人生変わってたかも⁉︎ 思いがけなく笑えるところがチョイチョイあるので、電車読みは危険です(^o^)

    0
    投稿日: 2016.12.28
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    「へんないきもの」もそうだったが、変わった生き物の変わったところを指さして笑う、というコンセプトがずいぶんと貧しい。どうしてそういうことになったんだ、という進化の不思議が面白いとぼくは思うのだが。だいたいサイの角は皮膚の一部が変化したもの、という事実のどのあたりが「ざんねん」なんだかぼくにはちっともわからない。 子供向けの本らしいが、冒頭進化の概要を説明しといて、その後の「○○の○○が変」となんの脈絡もない。 「バイオリンムシの羽の膜にはなんの意味もない」と言い切っているが、これは悪魔の証明で、「なんの役にたっているのかわかっていない」が正しいんじゃないの? 書き手は雇われライターなんだろうけれど、監修者はちゃんとした専門家なんだろうか? ざんねんな一冊だった。

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    投稿日: 2016.12.18
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    本屋で衝動買いしてしまうほど面白い内容。 かなりツボに入った。 みんな一生懸命生きているだろうに… 笑うと申し訳ないが、ついつい笑ってしまう。

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    投稿日: 2016.12.14
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    おもろい!絵がいい。知らんかった知識がいっぱい。たまに信憑性低いのがあるのもご愛嬌。ただし、そもそも知らん動物でのネタは、そうなんだ、すら思えないし、しかも知らん動物のネタが多すぎるのが残念。

    0
    投稿日: 2016.12.12
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    ブレイク!「ざんねんないきもの事典」 いとおしく 弱さを描写 2016/12/7付日本経済新聞 夕刊  獲物をかみ砕くワニや、猛毒を含むユーカリを食べるコアラ。生存競争に勝つため動物は驚くべき進化を遂げてきた。動物について語る時、その結果である能力を強調しがちだ。ところが、全く逆の発想で、短所や弱点に焦点をあてた子ども向け図鑑「ざんねんないきもの事典」(高橋書店)が人気を集めている。  例えばワニの見出しは「ワニが口を開く力はおじいちゃんの握力に負ける」。人間に片手で口を押さえられ、ポカンとした顔つきのワニのイラストが、ページ半分ほどの大きさで描かれている。  説明文は250字に満たない。「かみつく力もはんぱではありません。口全体で小型のトラックくらいの重さをかけられる」と持ち上げたあと「ところが口を開ける力はびっくりするほど弱く、たったの30キログラムほど。日本人の平均的なおじいちゃんが片手でおさえこめる」と落とす。強烈な見出しとほのぼのとしたイラスト、ユーモアあふれる文章で、笑いを誘う。  今までの図鑑は、生き物の「すごさ」に目を向けたものが多かった。高橋書店も過去に「すごい動物 大図鑑」「びっくり昆虫 大図鑑」などを出してきた。しかし、「進化論的な長所だけでなく、あえて弱さに注目することが、頑張りすぎない今の風潮に合ったのではないか」(同書籍編集部)とみる。  「若者は『あの人、残念だよね』とよく使うが、そこには頑張っているのにちょっと惜しい、という気持ちがにじむ。『ダメ』と切り捨て、バカにするのではない。生き物へのいとおしさを込めた」  「コアラはユーカリにふくまれる猛毒のせいで一日中寝ている」「ダチョウは脳みそが目玉より小さい」など、約120の動物の意外な生態を明かす。あえて絵はゆるく、文章は短くユーモラスにした。ワニの説明は当初「人間の握力」だったが、より面白くなるように「おじいちゃんの握力」に変えたという。  寄せられたアンケートはがきには「ゲラゲラ笑った」「面白くて寝られなかった」といった言葉が連なる。児童書にもかかわらず、返信の3分の1は大人からで「孫に買ったが、自分が熱中した」という人も多い。大人向けの雑学本のようなおもむきがある。 (宇)  5月刊行で発行部数は28万部。対象は小学校中学年だが、小学生から90代まで、幅広い層に売れている。

    0
    投稿日: 2016.12.11
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    実にたくさんの動物の、特徴や習性について調べてあります。特に面白い事柄を、豆知識として1ページごとにまとめてあって、とても読みやすい。挿し絵もかわいいですね。大人も子どもも楽しめます。 息子は、豆知識として、友達に自慢してやろう、って言ってます。

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    投稿日: 2016.12.10
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    立派な大あごを持つクワガタは生きづらい。鰻は人間がかば焼きにする前にすでにこんがり焼けていた。機動性を優先して進化した結果、カメらしさを全力で拒否するに至ったカメ。省エネ過ぎて気温が下がると餓死するナマケモノ――。 環境の変化や生存競争を勝ち抜き、子孫を残してゆくために獲得したさまざまな特質、それこそが進化の神髄……のはずなのに、その効果のほどはいまいち不憫、ちょっと意味不明、けっこう格好悪い、なんか気持ち悪い、本当のことを知ったらガッカリ……と言われてしまう。 この世界には、まさに「ざんねん」な生き物たちがいっぱいなんです。 ところがどっこい、みんな(たぶん)前向きに生きている!! 変だ不気味だわけわからん、と言われても、そうならざるを得ない事情があった(はず)!! 生き物について、知る、考える、そのはじまりの、そしてもっと知りたくなるための一冊。 小学校一年生くらいから読めるよう、漢字は少なめ、振り仮名もふってあるので、親子で一緒に読むことをおすすめします。 紹介に費やされるスペースはおおむね1ページずつなので、生き物たちがそれぞれの残念な進化をたどる過程は省かれていますが、そういったことは学年が進む過程で別な書籍でより深く調べたらよいのでは。 生き物を紹介する文章は一見子供向け、実のところかなり辛辣で身もふたもないところがあるので、この時にさり気ない、時にあからさまな辛辣さがわかる大人向けでもあります(笑)

    0
    投稿日: 2016.11.29
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    おもしろかった。 いろいろな方法で生きている動物たち。 それを知ることが、進化とは何か、という大きな問いに対してのほんとうの入門なんだと思う。 説明は砕けてわかりやすいんだけど、描かれている絵があまりキャラクター化しておらず、リアルなままだったのが、個人的にはすごく製作者側のこだわりを感じた。 それにしても、なんというか、ここを重視したばかりにあそこが疎かに、という現象はなかなか示唆的で興味深い。 進化と退化は表裏一体、私たち人間も、何かを改めようとする、その一方で、どこかの何かを捨てているのだろうな。

    5
    投稿日: 2016.11.13
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    残念、というのもなんだか失礼な感じはするが、ともかく、ユーモラスな生物の特徴を紹介する一冊。特に印象に残ったのは、メスに中身が空っぽのプレゼントを渡し、ラッピングをメスが開けてる間に交尾を済まして、さっさとオスが立ち去るという虫の話。残念というより、やりよるなあと感心した。

    7
    投稿日: 2016.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    暇つぶしに。動物に関する豆知識。そうとは分かっていても活字が読みたい人には物足りない。ユルい感じの絵と文章が気分転換にはいいかも。

    3
    投稿日: 2016.09.21
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    一生懸命に、普通に生きているのだけど、なんだか残念な生き物たち。 ダチョウは脳みそが小さいとか。カバのお肌は超弱いとか。ウナギの体が黒いのはただの日焼けとか。 人間視点で読んでるので面白いけど、 いつしか上から目線が、なんだか共感できたり、羨ましかったり。 私がいちばん残念な生き物かも。 ホッキョクジリスは1年の半分以上寝ているとか。(いいな〜) チベットモンキーは大人の喧嘩を子どもが仲直りさせるとか。(深いなあ) ゴリラは知能が発達しすぎて下痢気味(あああ〜ねー!) 1匹オオカミは弱い(悲しい)

    3
    投稿日: 2016.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    頑張って進化したのにざんねんな感じになった生き物達のネタ集。カバが敏感肌とか、第三の目があるけどよく見えてないトカゲとか愛おしいネタから、ハチミツはミツバチのゲロなんて知らない方が良かったネタまで笑。動物園とか行く前にネタ仕込んでひと笑いもらうのに良いと思う。

    0
    投稿日: 2016.09.09
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    ▶︎購入2016/08/25 2016/08/25 残念ながらその生き物の残念さが伝わってこない。「こんなに工夫しているのに・・・」に関する記述が少ないため、「あっそう。」で終わってしまう。

    0
    投稿日: 2016.08.26
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    読みやすくて、子供と一緒に読むのもいいかも。小ネタとなること間違いなし。動物園とか行く前に仕込むとよい。

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    投稿日: 2016.08.12
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    いろいろな生き物の面白い習性をイラスト付きで紹介したトリビア本。 ふりがな付きなので、ちびっ子から読めます。 身近な生き物の意外な姿から、そもそも存在を知らなかった生き物まで色々載っているので、話のタネにも。生き延びるための進化のはずが、「どうしてこうなった」な特徴がいっぱい。イラストもゆるい感じで楽しいです。 個人的に一番ツボったのは、ミジンコのツノの話。

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    投稿日: 2016.07.03
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    さまざまな生き物のおもしろい習性や生態を紹介したトリビア本。たしかに人間から見ると、「惜しいっ!」、「残念!」と思われる習性や生態もあったけど、全部まとめて「ざんねんな」とくくるのは人間様のおごりのような気が・・・。ま、でも本書を手にとってもらうための名づけだと思うので一方では仕方ないかとも思う。ちなみに私が「へぇ~」と思ったものの一つは、「ウナギの体が黒いのはただの日焼け」だった。 あと、紹介されているいきものの写真はなく、すべてイラストだが、ユーモラスなので、写真よりもイラストで正解。 別著者ではあるが、「へんないきもの」と併せて読むとより一層面白いと思う。

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    投稿日: 2016.07.02