
総合評価
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powered by ブクログ未完のまま終わるのはヒドい!気になって仕方ないじゃないか。 どの短編も面白かった。内容は明るくはないけど、どことなくコメディタッチでたまに可愛らしい。『恋しちゃったんだもの』みたいな文が入ってたりして、太宰はいいなぁ。
0投稿日: 2011.08.26
powered by ブクログ高校の頃に読んだような気がしていたけど、全く覚えていなかった。 こんなにコメディタッチな小説だったのね。そして、未完。永遠に完成しないが、続きは頭の中で創作するとしよう。
0投稿日: 2011.08.01
powered by ブクログ描写自体は平易だが、読み取るべき言葉は多いと思う。生きることに対する不安が前提条件として流れている。人間失格ではそれを全面に押し出していたが、「当たり前に存在するもの」として描写されているのがうすら寒い。
0投稿日: 2011.07.26
powered by ブクログん、太宰作品のなかでは比較的平坦な読み物。かといって入門編ではない。他の作品を紐解いてからこの作品にてをだしても遅くはないと思います。まぁ、最後の作品ですし・・・。
0投稿日: 2011.06.11
powered by ブクログ標題作について、遺作の未完というのがなんとも残念。 おそれいりまめ女と編集長の掛け合い、想像するだけで笑ってしまう。 六十年も経てもなお色褪せない太宰のユーモアに脱帽。
0投稿日: 2011.05.15
powered by ブクログ初恋の男の子に、君が読んでいたから僕も読んでみたんだ。とても面白かったよ。って言われてドキドキした覚えがある。
0投稿日: 2011.05.04
powered by ブクログ未完の表題作「グッド・バイ」を含む、太宰治の最晩年の短編集。 個人的には「パンドラの匣」が一番好きです。 様々な出来事や感情を乗り越えた先に青年が到達した境地とは―。 太宰の死生観がうかがえる作品。 http://preciousdays20xx.blog19.fc2.com/blog-entry-414.html
0投稿日: 2011.05.03
powered by ブクログはじめて読んだ中学生のころ、「グッド・バイ」の続きが読みたくて読みたくて仕方がなかった。『人間失格』を書いた人とは思えない軽やかな展開に、わくわくしただけに残念だった。こんなに続きが気になるなら読まなければよかった、と思った本。 今読んでもやっぱり面白いな。
0投稿日: 2011.04.19
powered by ブクログいくつもの短編と戯曲、内容詰まった作品。 全体的に戦時中と戦後の少し悲しい現実を描いているけど、でも笑ってしまうようなユーモアで溢れている。 それを飽きさせることなく読むことができる表現。 太宰本人が変な日本語を読むとかゆくなると言うだけあって読みやすいし引っ掛かるところもない。 太宰はやっぱりすごいよー。
0投稿日: 2011.04.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
太宰治、未完の絶筆。 執筆中に入水自殺をはかり完成はしなかった。 この本が完結していたら 新しい太宰治の魅力が開花したかもしれない。 太宰は重く暗く退廃的な作品が多いが これは少し違うエッセンスが含まれている気がする。
0投稿日: 2011.03.05
powered by ブクログ太宰治、未完の絶筆。 題名から、「この世とおさらば」という意味に感じるかもしれないが、過去の清算としてのグッド・バイであり、これからの執筆活動に意欲を燃やしていたと聞く。ユーモアが垣間見られる場面もあり、未完であるのが残念。
0投稿日: 2011.02.13
powered by ブクログ遺作となった未完の「グッド・バイ」を含む短編小説集。 すべて、とんでもなくおもしろい。 「饗応夫人」は特に秀逸。 「グッド・バイ」が未完のままとなってしまったことは、 とても残念。続きを読みたかった。 深い洞察力と客観性を持ち、 人間の弱さと可笑しさを、様々な掌編に封じ込め、滲ませて、 展開の細部にいたるまで本当に文章を楽しませてくれる作家は、 彼の他、並ぶ人はいないと思う。 その筆致に、ひたすら驚愕、脱帽する。
0投稿日: 2011.02.12
powered by ブクログこの文庫に収録されている「饗応夫人」という短編がすごく好き。たぶん太宰で一番好き。 無意識の悪意というものがよくわかる。 グッド・バイは絶筆だけど、太宰は心中を成功させる気はなかったという見解があるようですね。 たしかに物語が展開していく躍動感は、死の影を匂わせないです。
0投稿日: 2011.01.06
powered by ブクログ太宰の考え方が分かる短編が入っている。グッド・バイはコミカルで続きが読めないのが本当に残念でならない
0投稿日: 2010.12.20
powered by ブクログ青空文庫でグッドバイだけ読んだ。続きが気になるけど、永遠に叶わない。太宰治なのに妙にすっきりした印象。死ぬ前ってこんな感じになるのかな。20101212
0投稿日: 2010.12.12
powered by ブクログコミカル。太宰の遺作らしい。 彼は、めっきりキヌ子に、ていねいな言葉でものを言うようになっていた。(未完)
0投稿日: 2010.11.18
powered by ブクログ未完の絶筆「グッドバイ」、妻と娘を東京にそろそろ呼ぼうと、つきあっている十人の女性と手を切る・・というお話。なにしろ未完なので・・・
0投稿日: 2010.11.10
powered by ブクログ「薄明」「苦悩の年鑑」「十五年間」「たずねびと」「男女同権」「冬の花火」「春の枯葉」「メリイクリスマス」「フォスフォレッセンス」「朝」「饗応夫人」「美男子と煙草」「眉山」「女類」「渡り鳥」「グッド・バイ」
0投稿日: 2010.10.18
powered by ブクログ未完で終わってしまっているこの作品。 続きを書いて欲しかった・・・。 続きを想像してみると、愛人たちとは上手く別れられたが、キヌ子にこっぴどく搾られて参ってしまう、という感じでしょうか。 やっぱ気になります。
0投稿日: 2010.10.15
powered by ブクログそういえば太宰治ってあんまり読んだことないなあと思って買ったはず。 そういえばあんまり読んだことないなあと思ってなんとなく本棚から引っ張ってくる。 富嶽百景くらいかね。放屁なされた。 超短編が沢山入っているので、ずっと行きたかったカフェでご飯を待つ間にぱらぱら。 今の自分には太宰の自虐的でネガティブで最高にかまってちゃんなところがなんとも耐えられなくてご飯が来る前にやめてしまった。 単語帳の方が余程楽になれる気がした。 大文豪様と自分を重ね合わせるなんてどんだけおこがましいのかといってしまえばそれまでだが 救いの無い、そして救いをもはや求めようともしない様な最高のどん底感。 それでも人と繋がっていたい、一人で生きていけない弱さ。 何をとっても腹が立つ。お前は誰なんだよ。 母親(一応文学部卒)が言うに、一般的な太宰の魅力とは 「全てをわかった上でダメさをエンジョイしてる所と表現の美しさ」 なんだそうです。 確かにさらさら読めるのはすごいことだよね。でも今はいい。
0投稿日: 2010.10.15
powered by ブクログ妻と偽った絶世の美女を連れ、男は愛人たちに別れを告げる。未完の絶筆である表題作を含む戦後太宰の到達点を示した短編十六編。 私は太宰作品をすべて読んでいるが、伊坂幸太郎が太宰の絶筆「グッド・バイ」から想像を膨らませて新作を書いたというので、それを読む前に…年ぶりに「グッド・バイ」を再読してみた。そして「あれっ、こんなに突き抜けた明るい作品だったっけ?」と意外に感じた。本当に太宰が達した新たな境地なのか、まさかこれが絶筆になると思っていなかったのか(偽装心中に失敗?)、謎は尽きないけれど。
0投稿日: 2010.10.08
powered by ブクログ購入した本。 うーーーん。 どうも好きになれないな。 女の何が気に入らんのだ。そんなだから、自殺への 道がみえてしまうんだ。 そんなに女が怖いなら、結婚なんてしなけりゃいいのに。
0投稿日: 2010.10.01
powered by ブクログ嗚呼哀しくて美しくて、刹那的でありながら永遠を希求しているような、泥酔直前の自己反省のような悲哀に満ちた静けさが漂っているように思う。 それでも怖いほど共感できてしまうのは、なぜなのか。
0投稿日: 2010.09.25
powered by ブクログ戦後書かれた小説だからか敗戦・戦争が描かれた箇所が所々ありました。歴史書を読むのもいいけれどやはりその時代を生きた人からみた“歴史”を見てみるのもいいかもしれませんね。 それぞれ短編はとても興味深いし面白かったのだけれど未完の「グッド・バイ」はやっぱり続きが気になります。
0投稿日: 2010.09.10
powered by ブクログ伊坂幸太郎最新作の元ネタということで手に取った。太宰作品は高校生のときの「斜陽」以来。当時はその世界観が理解できず。本書は太宰が自殺に至る昭和23年までの3年間に書かれた短編集。最後に収録されている表題作で未完の絶筆「グッド・バイ」がその元ネタ。 全体はエッセイのような思考の整理のような作品と戯曲、小説が入り混じっている。 思想の変遷を記した「苦悩の年鑑」、自分の過去を振り返る「十五年間」あたりは切ったら血が出そうな濃密な言葉。普段、やわらかい作品ばかり読んでいる頭にはこたえるけど、太宰という人のものの考え方が見えておもしろい。 その他の作品も、戦中・戦後の体験、心情を吐露した作品、世相を皮肉り、批判した作品が続く。そんな中、グッド・バイはどこか突き抜けた、明るくてユーモアのあるほっとする作品。主人公は34歳、雑誌編集長の田島。雑誌の仕事の一方、闇商売でもうけ、離れて暮らす妻子があり。10人近くの愛人を囲っている。そんな生活に疲れ、愛人と手を切り、妻子と暮そうと思っているが、自分の力では到底別れられない。闇商売で知り合った怪力でおお飯ぐらい、口が悪くて強欲だが、着飾ると絶世の美女・・・のキヌ子と組んで、一人ずつ「お別れ」をしていく。田島とキヌ子のやりとりがユーモラス。作品は2人目と別れるところで途切れている。続きが読めないのが残念。様々な別離の様相を見たかった。という気持ちを残して、伊坂幸太郎の「バイ・バイ・ブラックバード」へ。にわか読者のくせになんだけど、中年男性作家の描くおじさんの浪漫、の源流はこの人にあるのかもと思った。
0投稿日: 2010.08.04
powered by ブクログ一人の男の心情の変化が面白い。 外見と内面は、やはりなかなか一致はしないようで。 そこがまた、面白い。 やはり、覚悟して読んでみても 続きが読みたい。
0投稿日: 2010.07.26
powered by ブクログ戦後直後から太宰が自殺に至るまでに綴られた短編集。これまで太宰の作品は有名作ばかりで広く読んでいなかったが、本作を読了し太宰の人間性や人物性の魅力に一気に引き込まれた。 敗戦を経た暗愚なデガダンスではなく、途方もない虚無心の中にも暖かな生活の営みが存在したり、豊かな人間性が醸し出される。 何れの作品も実に生命感の溢れる作品だった。
0投稿日: 2010.07.09
powered by ブクログ伊坂幸太郎の「バイバイブラックバード」の元ネタ。 と聞いて読んでみました。 短編集なので、「グッド・バイ」だけ。 おもしろい。 続きが読みたい、、、 書きかけで亡くなったのがとても残念です。
0投稿日: 2010.07.05
powered by ブクログ「被災・疎開の極限状況から敗戦という未曽有の経験の中で、我が身を燃焼させつつ書き残した後期作品16編」(裏表紙より) 特に印象に残った作品について。 『たずねびと』 …終戦間近、太宰一家は数日かけて故郷青森へ向かっていた。 旅の途中で食糧が底をついてしまったが、丁度そこに居合わせた若い女の人が蒸しパンやら卵を差し出してくれ危うく難を逃れる。 その少女をさがしています、というお話。 そうして太宰が伝えたい言葉とは 「お嬢さん。あの時は、たすかりました。あの時の乞食は、私です。」 太宰は、女の人の行為をありがたいと感じていたのだろうけれど、それよりもずっと自分をみじめに思ってしまったのだろう。 『斜陽』でも、直治に、人からめぐんでもらう立場について語らせていることを思い出した。 『男女同権』 …太宰の女性を恐怖する心情がひしひしと伝わってくる作品。 地元の教育会に呼ばれた老詩人が「男女同権」という題で講演する。 このおじいさん、最初こそ慇懃に話を進めていくが、その内容は今までどれだけ自分が女性にあくどい仕打ちを受けてきたかという恨み節のオンパレード。 最終的には、 これからは男女同権の名の下、女は弱いなんて嘘をつかないで、堂々と女の恐ろしさを語れる、万歳! とすごく活き活きしていて、思わずニヤケてしまう。 『冬の花火』(戯曲)、『春の枯葉』(戯曲) …内容は省略。太宰は戯曲も面白かった!いつか舞台で見てみたい。 『饗応婦人』 …夫は戦地から長らく戻ってこず、家には婦人とその家政婦の二人きり。 奥さんは客をもてなすことが内心は辛くてたまらないのに、いつも無理して精一杯迎えてしまう。 それに付け入った来客たちによって、奥さんの生活が地獄の日々となっていくお話。 切ない、とっても切ないけれど、こういう女性は実際にいるだろうなと思うと、尚更切なくなる。 『女類』 …内容は省略。 『男女同権』とはちょっと異なって、この作品からは、太宰が女性を蔑視し恐怖するも、女性の本質を見出したいという一縷の希望のようなものを感じた。 『渡り鳥』 …内容は省略。文壇に対する批判というより毒舌。 ただ、文章の調子が軽いため後味はすっきり。 『グッド・バイ』 …未完の作品。人間失格と同時期に書かれたらしいが、あちらとは雰囲気が別物でとても軽快。 気になる続きを永遠に読めないのが残念でならない。
0投稿日: 2010.06.27
powered by ブクログ救世軍。あの音楽のやかましさ。慈善鍋。なぜ鍋でなければいけないのだろうか。鍋に汚い紙幣や銅貨を入れて不潔じゃないか。あの女たちの図々しさ。服装がどうにかならぬものだろうか。趣味が悪いよ。 おめえみたいなブルジョアの坊っちゃんに革命なんてできるものか。本当の革命はおれたちがやるんだ。 何もモノを言わぬという武器は強いねえ。 私の夢は現実とつながり、現実は夢とつながっているとはいうものの、その空気がやはり全く違っている。夢の国で流した涙がこの現実につながり、やはり私は口惜しくて泣いているが、しかし考えてみるとあの国で流した涙の方が、私にはずっと本当の涙のような気がする。 私のたたかい。それは一言で言えば、古いものとの戦いでした。
0投稿日: 2010.04.22
powered by ブクログ朝ー 物書きのと銀行に勤める女の話。家にいると友人が訪ねてきては飲みに出かけてしまうので、かのじょが勤めている間にその家で仕事をこなし、それから出かける。たいへん酔ったある日、その女の家に泊まる。夜中に用を足したくなって目を覚ますが停電中だったために蝋燭をつける。その短い蝋燭が消えるとキクちゃんが危ないらしいが、、襲っちゃうってこと?んー????男心はわからない><
0投稿日: 2010.03.20
powered by ブクログ後期の作品が収められている。著名な作品は少ないけれど、安定期を経た太宰の文章は洗練されているし、何より終戦のインパクトも相まってすごいことになってる。 「グッド・バイ」で垣間見えた新たな境地が日の目を見ることがないのはとても寂しい。
0投稿日: 2010.03.06
powered by ブクログ太宰好きな私が太宰の新潮文庫のなかで一番好きな一冊。 一番好きなのが「フォスフォレッセンス」。 「グッド・バイ」は太宰が死んだために未完です。
0投稿日: 2010.01.11
powered by ブクログ「綺麗な花だなあ。」と若い編輯者はその写真の下の机に飾られてある一束の花を見て、そう言った。 「なんて花でしょう。」と彼にたずねられて、私はすらすらと答えた。 「Phosphorescence」
0投稿日: 2009.12.18
powered by ブクログあっけないなーと。 自分の生活に即してない文章がなさすぎて ほんとに身を粉にしてかいていたんだなーという印象。 反して、色んな友達と飲んだり 楽しい時間もたくさんあったのだろうけど。 三人称だったり、一人称・二人称だったり、 本当に器用。
0投稿日: 2009.12.11
powered by ブクログ『薄明』『苦悩の年鑑』『十五年間』『たずねびと』『男女同権』『冬の花火』『春の枯葉』『メリイクリスマス』『フォスフォレッセンス』『朝』『饗応夫人』『美男子と煙草』『眉山』『女類』『渡り鳥』『グッド・バイ』収録。 第二次世界大戦中の被災・疎開から敗戦という時代の転換期における体験を題材にした短編集です。 戦前戦中と変わらない苦しい生活の中、戦後の現実は暗く、おちぶれたわびしさと絶望感が漂っています。 そんな中で『男女同権』だけはすごくユーモラスで思わず笑ってしまいました。
0投稿日: 2009.08.22
powered by ブクログ2009/6/4借りる 2009/ 収録作品 薄明: 苦悩の年鑑: 十五年間: たずねびと:「お嬢さん。あの時は、たすかりました。あの時の乞食は、私です。」 男女同権: 冬の花火: 春の枯葉: メリイクリスマス: フォスフォレッセンス: 朝: 饗応夫人: 美男子と煙草: 眉山: 女類: 渡り鳥:自殺の許可は、完全に幸福な人にのみ与えられるってさ。 グッド・バイ:
0投稿日: 2009.06.04
powered by ブクログ太宰の後期の短編集。 自殺がいよいよ近づいた末期の短編集だけあって、死や病気に彩られた作品が多いのですが、反面『グッド・バイ』のようなユニークと言うか滑稽な作品もあったりして、太宰の多様な作品を書くことのできる才能を感じさせられます。 『薄明』『たずねびと』で父親としての魅力を持つ新しい太宰を発見したり、『苦悩の年鑑』『十五年間』で自己をひたすら見つめるいつもの太宰を味わえたりと、様々な太宰の魅力を味わうことができます。 『冬の花火』『春の枯葉』の2編の戯曲は、戯曲だからと言って恐るるなかれ、読みやすいです。しかし両方とも死が物語の重要な地位を占めており、お世辞にも明るいとは言えません。そんないつもの太宰を、いつもの太宰ではない戯曲と言う形で味わえる、新鮮な作品。 『眉山』もおススメ。前半は単なる太宰の愚痴かと思ってしまうのですが、あるどんでん返しが待ち構えており、地団駄を踏んだ、と言うより立往生してしまいました。 それにつけてもやはり『グッド・バイ』が未完であることが惜しまれます。これが完成していたなら、ユーモアとも少し異なるおかしさを持つ新たな太宰が誕生していたであろうと思うと(巻末解説のようでスイマセン)、残念ですね。
0投稿日: 2009.06.01
powered by ブクログ太宰治が自殺する前に書いた短編集。僕は無理心中説に一票。 「たずねびと」の主人公の心情描写が良い。人間観察眼が鋭いです。 太宰作品はひたすら共感しながら読めるので一番好きです。 〜気に入ったフレーズ〜 ・人道 ・善をする時はいつも詫びながらしなければならない ・母「まぁ、あなた王子様がいまにも迎えにきそうね」 娘「やだ、お母さんったら」 この場合どちらが理想家で現実家だろうか?
0投稿日: 2009.01.21
powered by ブクログ再読。 なんもかんも好きでしゃーない。 「津軽」を読んだ直後やったから時系列が結構合っててなお読みやすかった。 「グッド・バイ」、吹っ切れた気持ち良い作品やのに未完やなんて。 08.10.17
0投稿日: 2008.10.20
powered by ブクログ久しぶりに太宰作品読んでみた。 これは太宰の後期作品16編が納められている。 作品の多くに戦時中の太宰の身の周りに起きたことなど書かれていて、太宰の人間らしさを感じることができる。 自殺により完成することのなかった『グッドバイ』・・・最後の行に(未完)という文字は悲しさの中に、ロマンを感じた
0投稿日: 2008.03.15
powered by ブクログ収録:「薄明」「苦悩の年鑑」「十五年間」「たずねびと」「男女同権」「冬の花火」「春の枯葉」「メリイクリスマス」「フォスフォレッセンス」「朝」「饗応夫人」「美男子と煙草」「眉山」「女類」「渡り鳥」「グッド・バイ」
0投稿日: 2007.12.12
powered by ブクログこれはね、何故「グッド・バイ」なのか!! 絶筆にグッド・バイなんですよ!! 太宰の人生を賭けた「道化」と楽天的な部分が覗くんです!!太宰最高です。
0投稿日: 2007.11.04
powered by ブクログ未完で終わってしまっているこの作品。 続きを書いて欲しかった・・・。 続きを想像してみると、愛人たちとは上手く別れられたが、キヌ子にこっぴどく搾られて参ってしまう、という感じでしょうか。 やっぱ気になります。
0投稿日: 2007.10.19
powered by ブクログ自殺で未完になってしまった。本気で途中で終わってる。すごく続きが気になるのに永遠に未完。色男の情けなさと狡猾っぷり全開。
0投稿日: 2007.03.01
powered by ブクログ太宰はすごいですね。ほんとうに、。太宰がなにがなんでも小説を書き続けようと思っていた、その生きがいをわたしも見つけたいとおもった。
0投稿日: 2007.01.09
powered by ブクログ太宰治の遺作となってしまった本。人間失格の解説に出てきたので、読んでみましたが最後まで完結していないのが残念。内容的が本当におもしろいので、本当に残念です。
0投稿日: 2006.09.24
powered by ブクロググッド・バイ、いいとこで終わって未完とか! すごく読んでいて頭の中に情景が浮かんでくる。面白い。続きが気になるけどやっぱり永遠に未完。
0投稿日: 2006.07.13
powered by ブクログ実は一番この短編集がすきだったりします。ほんとすきです。全部の話がきらきらしてる。グッド・バイの終わりが見たかったなぁ。楽しい話なのに、思い出したら胸がきゅんとします。単純におもしろかった。
0投稿日: 2006.03.02
powered by ブクログ大学の現代文学の授業の課題図書。太宰の長編ではなく、短編集を初めて読んだ。中でも「冬の花火」と「春の枯葉」のニ編の戯曲は、戦後の日本の田舎社会の価値観を知る上でも、有用で興味深い作品である。初めて太宰を読む若者でも読みやすい作品かもしれません。
0投稿日: 2006.01.02
powered by ブクログ後期太宰作品というと、人間失格とか斜陽だけど、そういう作品たちとはまた違った良さのある、後期作品。なにげにいい作品多い。「饗応夫人」「美男子と煙草」なんか特にオススメ。タイトルからしてステキ。
0投稿日: 2005.08.25
powered by ブクログ全ての短編が泣ける。当時の日常のありふれた光景を描いた話なのに切ない。死を予感した人の切羽詰まった感性、と言うべきか。
0投稿日: 2004.10.28
