
総合評価
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powered by ブクログ1巻2巻のレベルではなく、3巻同様中途半端かな コロナの話が絡んでくるとまたか!と思ってしまいます 時間が空いたので、面白いプロットを期待しすぎだったかも
0投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ安定度抜群のキテレツ伊良部先生がやっぱり面白かった。何となく自分の気持ちも癒されるような気がするのが不思議です。
0投稿日: 2025.11.14
powered by ブクログ奥田英朗「コメンテーター」読了。随分久しぶりに伊良部一郎シリーズの新刊とあって思わず読んでみた。相変わらずのはちゃめちゃ伊良部は健在で個々のストーリーも期待通りだった。特に、ラジオ体操第2が痛快で良かったな。行動療法は大切です。
3投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ安定のシリーズ第4弾。 普段小説読まない人に勧める作品はこれだね。 実際兄にも勧めて読みやすいと言われた
4投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ伊良部シリーズ 前作を読んだのはいつだったか 忘れてしまうほど時間が たっている はちゃめちゃな治療で 訳がわからないところは あいかわらず 読んでいるうちにそうだった と、思い出す どう考えても医者らしくない 行動に戸惑った記憶がある 今回もハラハラしたが、 なんだか伊良部先生が 愛おしく思えてくる すべては自分のために 患者をそそのかしてるようにしか 見えないのだけれど 患者たちは 救われているから不思議 読んでいる自分も 読後は心が軽い いつのまにか治療されていた!
85投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログお久しぶりの伊良部先生! シリーズ4作目ともなるとさすがに笑撃はなくなったけど、相変わらずの迷医ぶり。 ハチャメチャだけど憎めない。 常識を覆す限界突破!
6投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログ久々の伊良部シリーズ 精神科医の伊良部先生と看護師のマユミちゃんのコンビは相変わらずで、あぁそうそうこんなんだったなぁと思い出す。 調べてみると前作の町長選挙から15年近く経っての続編だったようで、もうそんなに経つのかと思う。 1作中の伊良部とマユミちゃんは変わらず魅力的で、この15年で自分自身に色々あって不安障害に近い状態にもなったりして、そんな作中の患者さんに共感を覚え、伊良部先生のデタラメな様で核心をついている「死にはしないんだから」とか「恥をかいてみれば良いんだよ、周りは明日には忘れてるよ」とかそんな言葉が心に刺さる。 内容自体は気軽に楽しく読める短編が5本あり、どれも面白く伊良部先生とマユミちゃんの魅力が溢れるいい作品です。
30投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログトンデモ精神科医・伊良部一郎シリーズ第4弾。彼の自由すぎる発言が、令和の悩める人々を笑撃&震撼させる! とにかくこの世はストレス社会。老若男女すべての人々が悩みを抱えながら毎日を生きている。伊良部のトンデモ言動は、専門家や医者や宗教でも真理を突けない本質をズバリ解決する。読者側もストレス解消になる。
0投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』『町長選挙』と続いた「伊良部シリーズ」 『空中ブランコ』は2004年、第131回直木賞を受賞。 ドラマ化、映画化もされたが、小説の累計部数は300万部越え! そんなシリーズ最新刊はなんと17年ぶり! 実は私、ドラマの方は記憶がある。 と言っても覚えているのは、主演の伊良部を石原軍団の徳重さん、看護師のマユミを余貴美子さんが演じていたことだけ。 17年ぶりに新刊が出たことを知らなかった私。 装丁の”赤ちゃんの写真”を見た瞬間、「伊良部シリーズ???」と思い手に取った。 奥田さんが「この写真を探してきてくれた編集者に感謝。すぐに伊良部シリーズだとわかる」というようなことをおっしゃっていたが、本当にその通り。 私もすぐにピンときたから。 でも…、ここにもコロナの影響が残っている。 赤ちゃんの下には”マスク” コロナ禍は人々の心に影響を与えた… 伊良部先生のパワーで吹っ飛ばしてもらいたい! そんな思いで読み始めたら、やっぱりいつもの伊良部一郎が帰って来た。 奥田英雄さんがインタビューで「乱暴な人生相談」「乱暴さをユーモアで」おっしゃっていた。 伊良部シリーズはそんな小説だと思う。 ちょっと驚いたことがあった。 狭い場所で落ち付かなくなる患者に対する病名で広場恐怖症というものが出てくる。 日本語の”広場”は”広く開けた場所”、なぜに広場? 実は『広場』の語源がギリシア語のアゴラで城壁で囲まれた市場を指すらしい。 なので実質は”閉ざされた空間”のことだそう。 作品中で伊良部も「ぼくもこの病名はどうかと思うんだよね」と言っている。 そこで思い至った。 少し前に観た韓国ドラマ『広場』 一言で言ってしまえば裏社会の抗争を描いたドラマだが、『広場』というタイトルに違和感を抱いた。 日本語の広場をイメージしたからだ。 でも、このドラマのタイトル「広場」が”閉ざされた空間”という意味で使われていたのなら…。 ドラマの原題は「광장」で直訳すると『広場』なのだ。 「광장」は漢字語だと思うので、やはり裏社会の”閉ざされた空間”という意味合いでつけられたのだろう… と想像している。 (韓国語の勉強を始めて3年、最近ようやくこんなことを思えるようになった…) ちょっと心に引っ掛かっていたことが、別の本を読んでいる時に「あぁ、あれはそういう事だったのか⁉」と気づくことがある。 読書はこういうところがまた面白みの一つでもある。
15投稿日: 2025.10.29
powered by ブクログ久々に読んだとんでも精神科医伊良部のお話。毎回突拍子もない治療法で患者が徐々に回復するのを読んでいると自分の心も軽くなる気がして大好きなシリーズ。 今作はこれまで全然喋らなかったマユミさんも前のめりで発言していて新鮮だった。 人間関係に疲れてる方、短編でさらりと読めて癒されるのでおすすめです。
0投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログ伊良部先生の話初めてですがシリーズものなのねー こんな先生本当に居たら良いなあ 面白くするする読めてちょっと癒される。あっ。こんな風に考えたら楽になるのねと腑におちるところもたくさんあった。
0投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログ精神科医 伊良部先生シリーズ。慣れたせいもあるのか、前作までと比べて笑えるような面白さではなかった。
1投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログハードカバーで、一回読んだかな?記憶が定かではない。ま、どっちにしろ、伊良部者は面白い。 なんとなく、理にかなっているような、いないような対応が良いですね。
0投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ伊良部シリーズは本当どれも読みやすくて面白い。 精神的な不安定性(病とはあえて書かない)を抱える患者の根本原因とその治療を、コミカルに、かつ真理をついて描写できるのは本当にすごい。
0投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ奥田英朗さんの作品は初めてでした。 視聴率が全てのテレビマン、どんな理不尽にも怒れないお父さん、株で億万長者になった元サラリーマン、新幹線や飛行機に乗れなくなったピアノ奏者など、様々な理由で心が不調になった人が精神科の伊良部先生と絡むことで.....。 自分も同じような経験があって、その辛さが分かるのもあって、引き込まれてしまいました。 伊良部先生、無茶苦茶ですけど、それくらいでいいのかなって心が軽くなりました。 この作品、シリーズ物の第四弾だと知らず、読んでしまいました。 さっそくこの前第一弾から第三弾まで買いました。 読むのが楽しみです。 ありがとうございました!
55投稿日: 2025.10.16
powered by ブクログ久しぶりの伊良部先生シリーズ(第4弾)。相変わらずのハチャメチャ振り。でも、しっかり患者さんは治っている。本作はどれも秀逸ですが、個人的にはピアノレッスンとパレードが良かった!
9投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログ久しぶりの伊良部シリーズに元気をもらった。伊良部先生は一見狂った医者だが、精神科医としてはこういった人物が適材なのではと思わされてしまうのが不思議だ。特に「ラジオ体操第2」が好きで、人に対して怒れなかった福本さんが殻を破ってラジオ体操を歌い出した場面では思わず笑ってしまった。
1投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログ久しぶりの伊良部先生!面白かった。短編集でそれぞれの患者が伊良部先生に翻弄させられながらも、治療されていく様子は微笑ましく、また勇気が湧いてくる。肩に力が入りすぎな人は是非読んでほしい。これまでのシリーズもう一回読み返そうかな。
2投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ待ってました! なんで今更とは思ったけど、この時代だからこそ面白い! 「人生、勝ったも負けたもないの。動物を見習うといいよ。生息地がちゃんとあって、そこから出ないようにして生活してるでしょ?仮にタヌキが都会に紛れ込んでしまった場合、自分は都会の暮らしを克服したいなんて言い出すと思う?来るとこ間違えたって、急いで帰るだけじゃん」
2投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ奥田英朗、精神科医・伊良部一郎シリーズ第4弾『コメンテーター』。 伊良部総合病院神経科・医学博士・伊良部一郎のもとにテレビディレクターから、ワイドショーのコメンテーターの紹介依頼が舞い込む。 『美人女医』の紹介を頼むつもりが、伊良部が出演することに。 伊良部と看護師・マユミの出演で、視聴率は上昇… 伊良部の自由気ままな言動は、世間からは賛否両論… そんな伊良部のもとに、さまざまな悩みを持つ患者が。 テレビプロデューサー、オフィス機器メーカーの営業マン、デイトレーダー、ピアニスト、大学生… ひさしぶりの伊良部シリーズ。 やっぱり笑える。 伊良部はなんだかんだといいながら、名医なのかもと思ってしまう。 自分のやりたいことをやりたい放題で、はちゃめちゃ。 患者を振り回しているようで、気づけばみんな良くなっていく。 何にもしてないようなのに… 看護師・マユミもなかなか個性的。でも言うことは正論。ただのやる気のないおねえちゃんかと思っていたが… まだまだ続いてほしい、伊良部シリーズ。
15投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ伊良部シリーズ久々の新作。 短い短編で、感情移入できる患者キャラを出し、滅茶苦茶なやり方で直していく。 痛快で面白く、色々考えさせられる部分もある。 良作。
0投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログどの章にも自分と同じ弱さを持つ登場人物がいて(心が弱い)、伊良部先生があっけらかんと患者の不器用なところを解いていく。読んでいて気持ちがいい。自分も心ががんじがらめになる前に、軽く背負いすぎずに生きようと思える作品
3投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログ「いらっしゃい!!」でお馴染み?のとんでも精神科医伊良部一郎シリーズ第4弾。 前作からだいぶ年月を経ての新作の文庫化。 コロナ喎以降の情勢を盛り込んだ作品や、近年問題視されたり、 話題になった内容を盛り込んで、多岐にわたる伊良部一郎に関わる 患者たちを描いた短編集。 ・コロナ化における、ワイドショーのコメンテーターになった、 伊良部一郎の取った行動とは!? ・あおり運転をされるも怒り表に出せない、そんなアンガーマネジメント がうまくできない患者に対する伊良部一郎の対処法は・・・。 ・職を失い、株の売買によって大金をつかむも部屋にこもりがちになった患者を どうやって変えていくのか・・・。 他2本。 新型コロナ、あおり運転、撮り鉄、デイトレーダー、ハロウィン仮装、 といった、様々な、現代を風刺して、患者と伊良部一郎の行動療法は実施されるが、 3弾まで読んでる人は、あの伊良部一郎がまともな治療なんてするわけもなく、 かといって、患者が寛解へと進んでいくプロセスに笑いあり、感動?ありの ハートフルコメディ!?いいや、とんでもコメディを堪能してください。 ちなみに、単行本で読了済みの再読となります。
3投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログ久しぶりの伊良部シリーズ!!! いつぶりに読んだだろうか!!! あーそうだった、この人注射大好きなんだった。 表題作とラジオ体操の話がめっちゃ好きだった。先生とマユミちゃんは絶対メディアに出しちゃダメ(笑) パワハラ上等のプロデューサーがたじたじになったのもいいオチだった。 ラジオ体操の話はそうきたか、って爆笑しちゃった。そりゃ相手もビビるわww ほかに作品もおもしろかった。億万長者の話は元同期がとってもいい人。こういう人を大切にしなさいよと思うけどもう手遅れなんだよねー。 おもしろかったなーほんと。 絶対かかわりたくはないけど、知り合いの知り合いくらいの距離感でずっと話を聞いてたい男だ。
2投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログ好きなシリーズが文庫本になっていた。やっぱり、伊良部先生は面白かった。 最後の方で単行本で読んだと気づきましたww
0投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログ久しぶりに伊良部先生に会えた!時代に合わせてちゃんとSNSとかネットの問題を取り上げてるし、なんだかんだいって必ず問題が解決するこのシリーズ、好き。
0投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログゲラゲラ笑った、楽しい本と言えば「空中ブランコ」「インザプール」 待望の伊良部先生、相変わらずのぶっ飛びなのに、なぜか、まっとうに感じました。私、麻痺してる? すっかり忘れてたコロナの頃を思い出し、閉塞感を吹き飛ばしてくれる存在って良いなぁ〜と。 大笑いではないけれど、楽しくていいお話ばかりです。
1投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログ奥田英朗「コメンテーター」 2025年 文春文庫(文藝春秋) あのトンデモ精神科医が17年ぶりに復活作品が文庫化。 僕は精神科医伊良部シリーズを昨年初めて読んだばかりで、続編を楽しみにしていました。 ちょうどコロナ禍の作品だったんですね。コロナ禍でみんなの心が疲弊しているときだったからこそ著者はこのトンデモ精神科医シリーズを執筆したのかなって思いました。 相変わらず突拍子もないことを繰り返す伊良部石ですが、最終的には解決へと導く。本当に頭がいいのか偶然なのか(きっと策略家なんだけど)わからくなって、リズミカルに展開する構成は見事で、本作も十分に楽しませていただきました。 #奥田英朗 #コメンテーター #文春文庫 #文藝春秋 #読了
7投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログ2025.9.15 やっぱり面白い伊良部シリーズ。今回のはコロナ禍に起きたことがあげられていて、「そんなこともあったよな〜」と思い出されました。コロナ禍についてこのような形で後世にも残っていくんだな。何十年後かに初めて知る世代はどう思うんだろう、と考えさせられた一冊。
0投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログこの表紙見かけて「あら、懐かしぃ〜」とか思ったら17年ぶりの新作とか書いてあって2度見したわよ、伊良部センセ。 タイトルからして、ノリノリで喋りまくる伊良部センセが目に浮かぶとか思ったら案の定w 基本、人の話は聞かない暴走人間だから今作も患者を振り回した挙句に治癒の方向へいざなうってゆーか、勝手に患者が治ってしまう凄腕(?)ドクターなのであります。 17年前より今の方が伊良部センセは求められるかも。誰も彼もが傷つきやすくてすぐに病み散らかすし、薬を処方してもらいたがるでしょ? 伊良部センセみたいな行動療法やれば、大概の人は治るかもです。 あ、ビタミン注射はバンバン打たれて凝視されるけど。 相変わらずマユミちゃん、いい味出してるぅ〜♪
0投稿日: 2025.09.26
powered by ブクログ大学生の時によく伊良部シリーズを読んでいたので非常に懐かしい。空気感は変わってないと思うが大人になってからだとお笑い的に刺さるところはかなり少ない。 病んだ現代人をポップに描けるのはいいところだと思う。
0投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログ長いシリーズだからちょいちょい忘れてたけどそうだこんな変人だったんだと再認識! 常にとんちんかんな方向に行ってるのに心がすとんと楽になる。ピアノレッスンが個人的に好みだけど前に患者で出てきた猪野さんが出てきてちょっとテンション上がった!
14投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ久しぶりの伊良部先生。相変わらず良いキャラで楽しめた。ただ最後の章のパレードはイマイチだった。その他の章は面白かった。
4投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログ久しぶりの伊良部先生シリーズ4弾!めっちゃくちゃ面白かった。ただ最後の章、パレードだけは全然面白くなかったのでマイナス星一つ。
0投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログ4.6 久々の伊良部先生でとっても楽しめました!! やっぱり最高! 悩みの相談自体は誰にでも起こり得る様な心の病。 伊良部先生が破天荒な治療法で解決していくのが爽快です。 伊良部先生はずっと読んでいたいなー。
0投稿日: 2025.09.18
powered by ブクログ奥田英朗『コメンテーター』文春文庫。 伊良部一郎シリーズの第4弾。『町長選挙』から何と17年ぶりの刊行だ。5編の短編を収録。 17年ぶりでも面白さは変わらない。 『コメンテーター』。相変わらずの傍若無人、厚顔無恥、 異常性格の伊良部一郎が面白い。コロナ禍の中、視聴率低迷に悩むテレビのワイドショー制作チームは状況打開のため、新たなコメンテーター発掘に奔走する。昔気質の上司の命令で美人女医をコメンテーターにしようとしたが、手違いがあり、色白太目の精神科医・伊良部一郎がコメンテーターを務めることに。しかし、伊良部の余りに自由な発言とクール・ビューティーの看護婦でロックバンドのギタリスト、マユミの登場で、視聴率は急上昇する。 『ラジオ体操第2』。伊良部一郎は名医なのか。それとも単なるおバカなのか。今の世の中、煽り運転や無謀運転、路上飲酒や夜のバカ騒ぎといった迷惑行為に遭遇することが多い。なかなかそれに怒りの声を上げることが出来ないのが、普通の人間。煽り運転や迷惑行為に怒りを覚えながら怒ることが出来ずに、それがストレスとなり、過呼吸を発症する男を伊良部一郎が変わった方法で治療する。 『うっかり億万長者』。悪銭身に付かず。一般庶民は宝くじで億万長者を狙っても、天文学的当選確率の前にはどうすることも出来ない。デイトレーディングで10億円を稼いだ男が日々のプレッシャーから伊良部一郎の患者となる。伊良部とマユミは治療のためと言って男にたかり、様々な無駄遣いをさせる。しかし、スランプに陥り、どんどん資産を目減りさせていく。 『ピアノ・レッスン』。閉鎖空間が苦手という人も居るのは話に聞いたことがある。自分などはむしろ、狭い空間が好きだけど。昔は押入れの中で勉強すると何故か集中出来た。次なる伊良部一郎の患者は広場恐怖症の女性ピアニスト。伊良部は奇想天外な治療を行うが、今回活躍したのはは看護婦でロックバンドのギタリストのマユミだった。 『パレード』。最近は対面でまともにコミュニケーション出来ない若者が増えているように思う。ゲームやスマホ、SNSなど基本的に個人で完結する世界にばかり浸っているせいだろうか。山形から上京し、コロナ禍のリモート授業で、社交不安障害になった大学生。伊良部一郎はまたも奇想天外な治療を行う。 本体価格670円 ★★★★
85投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ久々の伊良部先生! 相変わらずのマイペースぶりで読んでて楽しかったです。 ガチガチの考えを持つ患者達をゆるくほぐしていく展開、毎回癒されます。 また次回作があれば嬉しいです。
21投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログ教えたくないくらいおもしろい。 キャラクターがしっかり造られていて、それでいて的を射るフレーズが散りばめられている。 楽しかった〜。
1投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログ伊良部先生とマユミちゃんは現代社会問題を爽快に解決してくれる。 本人にそのつもりは全く無いように読めるのが最高に楽しい。
4投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログなんなんでしょうね、無茶苦茶な話なのに、読んでいて心が軽くなるのは。17年ぶりのシリーズ新作なのかぁ。もう少し短い周期で新作を出してくれると、救われる人がいっぱいいそう。
1投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログとんでも精神科医 伊良部一郎のシリーズ第4弾。 本人は楽しんでるだけなのに、それに影響されて患者の症状もいつの間にか改善している。読者である自分も癒してくれる存在なんだろうな。
30投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログ読む心療内科。精神科医・伊良部一郎、17年振りのシリーズ新作に歓喜。悩める現代人を、悩まない変態医師が破茶滅茶(なのか的確なのか)なアドバイスと体験治療で癒していく。心の病は総じて他者との関係性により生じる。常識に縛られない言動に心が軽くなる不思議。少しキレが失われた気はするが、“真面目に生きない”ことの大切さを教えてくれる。
3投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
奥田英朗『コメンテーター』は、長らく沈黙を守っていた伊良部シリーズが再び世に現れたという点で、まず大きな驚きと喜びをもたらす一冊である。奇矯で奔放、しかしどこか人間味に満ちた伊良部医師と、彼を取り巻く人々の姿は、ただの滑稽譚にとどまらず、現代社会の閉塞や人間の弱さを鮮やかに照射している。表題作に漂う狂騒劇のリズム、「ラジオ体操第2」に映し出された日常の苛立ち、「ピアノ・レッスン」に潜む人生の転機――いずれの物語も、笑いを誘いながら同時に深い共感を呼び起こす。奇抜さの裏に隠されたのは、失敗も間違いも抱えながら、それでも生きていく人間の尊さであり、著者はそれを軽妙な筆致で描き切っている。伊良部とマユミという唯一無二のコンビの存在感は、読者に癒しを与えつつ、人間存在の奥深さを再認識させるだろう。久方ぶりの再会を果たしたこの短編集は、笑いと共感、そして生きる勇気を読者に授ける重厚な快作である。
2投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログ『空中ブランコ』『イン・ザ・プール』『町長選挙』に続く精神科医・伊良部一郎シリーズの第四弾です。 相変わらずの伊良部先生の『いらっしゃ〜い』と患者を迎える声、ノー天気そうで鋭い診察と、ナースのマユミの態度の悪さも健在で面白い。 前の三作が書かれたのはコロナ前だったので、奥田英朗はコロナ後の伊良部先生を書きたかったらしい。 表題作の『コメンテーター』は、ワイドショーのテレビディレクターが視聴率が取れそうな女医を探せと言われたのに、なんの手違いか伊良部先生が出演することになる。視聴率至上主義でコンプライアンス無視のテレビ番組制作を皮肉ったような話だった。 あと潔癖で閉所恐怖症のピアニストがマユミのロックバンドに緊急加入し、破茶滅茶な演奏をしたら、症状が治ってゆく…ちょっと痛快な『ピアノ・レッスン』が面白かったな。 ドラマ化しないかなあ。 たぶんするだろうなあ
4投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログ伊良部シリーズ第4弾! 実際周りにいたら…困っちゃうけど でも、元気になる。 フッて吹き出しながら読んでしまいました。
12投稿日: 2025.09.03
powered by ブクログ最高です。 奥田英朗さん学生時代から大好き。 特にこのヤブ医者伊良部シリーズ。 本当に毎度新作が出るたびにすぐ買って読んでた 無我夢中になれる本って少ないよね。 とんでも精神科医なんだけど、なぜかいつのまに 患者の病気を治しちゃうってやつ。 笑えるシーンもほっこりするシーンも多くて 毎度ニヤニヤしてる。笑 こんな先生、いたら速攻大問題なはずなのに なんか憎めない感じがかわいい
10投稿日: 2025.08.25
powered by ブクログ【トンデモ精神科医・伊良部シリーズ最新刊!】ひょんなことからワイドショーに出演することになった伊良部。彼の自由すぎる言動が、令和の悩める人々を笑撃&震撼させる!
1投稿日: 2025.08.07
