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スタンフォード大学の人気教授が明かす 教養としての権力
スタンフォード大学の人気教授が明かす 教養としての権力
ジェフリー・フェファー、櫻井祐子/日経BP
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総合評価

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    てっきり権力にはどのような歴史があり、どのようなものなのか?という教養が学べる本かと思っていたら全然違った。タイトルはむしろ「権力を求めよ」とか「権力の求め方」とかのほうが本書の内容に合致するだろう。 自分も知らず知らずのうちに権力の法則を使っていることもあるなと。もっと意識して戦略的にやればさらなる権力が手に入る? いまは権力というよりも裁量権がもっと欲しいかな。立場のわりに自由にやれないことが多すぎるので。裁量権が欲しいなら権力を握れということかもしれないけど。

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    投稿日: 2025.11.04
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    豊富な実例は面白いが、 こういう振る舞いができる人が 権力を握れると言われても イヤな人はイヤだろうなと 思う。 読み物として楽しむもので マニュアルではないと思った

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    投稿日: 2025.10.19
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    洋書ベースということもあり事例部分が多めで、ライトなビジネス書よりはボリュームもあります。 「権力を使う」ことに対して個人的には無頓着な方だったのですが、そのあたりのマインドセットにグサグサきた本でした。

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    投稿日: 2025.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本書の原題は「7 RULES OF POWER」。 相変わらずフェファー先生の著書にハズレなし! リーダーは謙虚であれ、誠実であれ、といったリーダーシップ論とは一線を画す内容であり、なんとも言えぬ複雑な読後感を味わえる本書ではありますが、理想論だけで現実社会を生き延びることはできない、ということをまざまざと思い知らされます。 世界は必ずしもフェアで公正ではありません。 リーダーシップを考える上で、理想や価値観は重要ですが、そういった原則と、リーダーシップのスキルや戦術を混同することは問題があるようです。 「崇高で立派な目的」を達成するためには、ある意味でどんな手段を取っても許されてしまう、というのも一面では現実なのですから。 フェファー先生は、「権力の法則」は人格を変えることを求めてはおらず、ただのスキルでしかない、と主張しており、自分の殻を抜け出しさえすれば、学習し実践できるものだと言い切ります。 ここからはネタバレになりますが、その7つの法則とは… 法則1:自分の殻を抜け出せ  好かれよう、受け入れられようとして成果を上げられなくなったり、自分の利益や目標追求の妨げにならないよう気をつけなくてはならない。  自分の殻を抜け出し、目標達成の踏み台となる権力基盤を築き始めよう。 法則2:ルールを破れ  現行のルールで勝ち目がある人は、それに従い、周りの人にも従わせればいい。  だがそれ以外のすべての人にとって、効果が実証され実行可能な唯一の方法は、「ルールを破れ」なのである。 法則3:権力を演出せよ  人は基本的に他人を信じるようにできている。  たとえその人のキャリアや身分等の真偽が定かでなくとも、実際にどれだけの権力や能力を判断するのは難しいものだ。  そんなわけで、「権力を演出せよ」の法則を守り、できる限り権力を誇示しよう。 法則4:強力なパーソナルブランドを確立せよ  その方法の一つは、名のある人や組織とつきあうことである。物事が回り始めると、信頼とネットワーク、権力がどんどん広がる。  もう一つは、英雄の旅物語に重なる筋立ての物語を語るといい。聞き手の記憶に残るし、なにより励みになるメッセージは心に響きやすいからだ。 法則5:ネットワークをつくれ  ネットワークづくりや対人関係の構築が、権力の獲得や昇進に役立つことは数々の研究が証明している。  ネットワークづくりの4つの基本原則:  ①「弱いつながり」を増やす  ②仲介役になる  ③ネットワークの中心に位置する  ④価値あるものを提供する 法則6:権力を活用せよ  権力とそれを行使する意思があることを誇示し、実際に権力を利用して成果をあげ、権力を制度化する体制を整えていけば、「権力が権力を呼ぶ」状態になる。  ほとんどの人は対立を避けようとするから、先に動いて主導権を取れば、驚くほど多くのことを成し遂げられる。  そうしていったん権力を確立すれば、人は権力に群がるものだから、かつての敵は味方となり、ライバルは無力化され、地位は盤石になるのである。 法則7:成功すれば(ほぼ)すべてが許される  権力者は絶対に失墜しないということではないが、権威ある組織と関わりを持ち、自分の評判を高める物語を語り続ければ、権力者は正当化、合理化、称賛され、権力がさらなる権力を呼ぶのである。 またフェファー先生は、「知識は助けになるが、行動に移さない知識に価値はない。権力の法則の知識が役立つのは、その知識を行動に落とし込み、頻繁に実践してこそだ」とも言います。 決して、他者を顧みない傲慢な人間になれ、ということではなく、理想と現実の違いをよく踏まえた上で、自分自身の行動を変えていこう、という意味だと理解しました。 最後に、本書の中でイヤに印象に残った言葉を挙げます。 ・リーダーシップは道徳的価値の探求ではない。 ・たしかに世の中は残酷で不公平なことがある。私が教え子たちに言うように、あなたを蹴落とす人がいるとしたら、それは身近な人だ。 本書を読んで、自分自身の行動や、他人の行動・言動に色々と思い当たるフシがありましたので、一種の処世術としても役立てていきたいと思います。

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    投稿日: 2025.09.24
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    ハッカー文化に染まっていた事もあり、否定的に見えてしまう「権力」という言葉をアップデートしてもらえた。

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    投稿日: 2025.09.01