
総合評価
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powered by ブクログ正直に言う 。好みではない。書かれている話も理解はできるのだが、読んでいて面白いとは思えず、何なら途中から別のことを考えてしまって全然頭に入らなかった。別に刺激を求めて本を読んでいる訳ではないし、こういう不思議で静かな雰囲気はむしろ好きなんだけどおかしいな…はまらなかったな。 唯一、『寝息』だけは少し入り込めた。隣で眠る最愛の人の寝息を、その人の母親より長く自分は聞いていると思うといった表現が良かった。 私もベッドに入ってもなかなか寝付けないため、隣で寝ている夫が私の寝息を聞くことは年に数回だろう。誰かの寝息を聞くというのは、幸せなことだと思うが、誰かに寝息を聞いてもらうというのもまた、幸せなことだ。
2投稿日: 2024.12.18
powered by ブクログタイトルと装丁に惹かれて購入した一冊。ページ数が少なく、短編形式なのですぐに読み終わることができた。 不思議な世界観の話。この世界観嫌いじゃない!西淑さんの挿絵も物語の世界観に合っていて素敵で"大人の絵本"みたいな作品だった。眠れない夜に最適の作品であり、寝る前に読書すると不思議な夢の世界に誘われそう。 寝る時間は真っ暗で静か。1日の中で最も何もしない瞬間である。唯一することといえば寝るために目を瞑ることくらい。どこでも寝れる人もいればこの場所、服装、布団・枕がないと寝れない人もいるだろう。眠気が襲ってくるまでじっと布団にいてもいいいし、ご飯を食べてもいいし、散歩をしに行っても良い。人の数だけそれぞれの夜の過ごし方があるのだなと思った。個人的には、「水のいきもの」「あめ」「木守柿」「寝息」の話が好きだった。
23投稿日: 2024.12.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編10作 短いエピソードだけど、闇の濃さに比例するかのような重量感 じんわり圧しかかるそれは、上掛けのようで心地よい 人それぞれの眠れない夜 わたしは、眠れない夜は、イルカと泳ぐか潜水する(イメージ)
2投稿日: 2024.12.13
powered by ブクログ眠れない夜を描いた10篇。西淑さんの挿絵も美しく、ひんやりした深夜の空気感が心地良い。情景が浮かぶ「木守柿」、飼い犬が一夜の冒険をする「夜の王」が好き。 夜が明けるまでのお供にしたい一冊。
2投稿日: 2024.12.12
powered by ブクログ「大人の絵本」というコンセプト通りの素敵な一冊。装丁がとても素敵で、西淑さんの描く挿絵も繊細かつパワーがあって見応えたっぷり。 好きな話は第一夜『空洞』と第八夜『繍しい夜』。 クッキー缶の描写に千早茜さんらしさを感じられてうれしい。 プレゼントにもぴったりだし、大人びた小学生から年配の方まで、老若男女におすすめできる本。
2投稿日: 2024.12.11
powered by ブクログ大好きな千早さん。 ほっとしたり、切なくなったり、悲しくなったり、つらくなったり、愛しくなったりと 胸がぎゅっとする眠れない夜の短編集。 さすが千早さん、どのお話も心理描写が丁寧。 夜の冷たさとか自由さをどう感じ取るのかがそれぞれのエピソードで描かれていた。 絵がすごく綺麗で、夜の雰囲気にぴったり。 最後は日の出なのも良い。
0投稿日: 2024.12.10
powered by ブクログ「眠れない夜は、」から始まる10夜。 今晩、同じような夜を過ごしている人が他にもいるのだと、安心を抱いて寝落ちする。夜はどんなものも大きく見えて、不安や恐怖、得体の知れない焦燥感に苛まれる日もあるけれど、いま世界に独りきりではないということが、不甲斐ない自分をほんの少しだけ強くしてくれるような気がする。 書き出しと章から、漱石へのリスペクトを感じられたのも良かった。最初の2編「空洞」「森をさまよう」が好き。
0投稿日: 2024.12.05
powered by ブクログ夜のイメージの濃紺でまとめられた装丁がとにかくおしゃれ。挿絵もたっぷりで、まるで大人のための絵本のよう。 プレゼントしても喜ばれそう(*^^*) 森をさまよう わたしのこと!?って思ったくらいリアルな話だなと思った…真夜中に検索が止まらないこと、あるある… 仕舞いの儀式 明るくなっていく様子が鮮明に想像できて、希望に満ちた朝を迎える話は、まさしく短編集の終わりにぴったりだと思った。 (この話のタイトルページだけ、バックの色が朝焼けの色になっている?)
8投稿日: 2024.12.02
powered by ブクログそれぞれのお話が、可愛らしくて綺麗で、とても魅力的だった。 本の装丁がとても可愛らしくて、読んでいる時ずっとうっとりしていた。 毎日寝る前に1話ずつ読むのがオススメ
0投稿日: 2024.11.30
powered by ブクログまさに眠れない夜におすすめしたい本です。 ・一話づつが短くすぐ読めるので、寝る前に最適 ・穏やかな話が多いので、読んでいると心が落ち着く ・個人的に千早さんの香りの描写が大好きで、読んでると幸せな気持ちになる(香りを描くシチュエーションも抜群) ・挿絵も素敵 読み返したい本です。 電子書籍で買いましたが、紙でも買おうかなと思ってます。
0投稿日: 2024.11.30
powered by ブクログタイトルの通り夜に読んだ。眠れない夜のお供にぴったりな本。 1番のお気に入りは第三夜「水のいきもの」。夜、偶然出会った男の子の、「大丈夫。俺、溺れたことないから」の一言が優しくて素敵だなと思った。 第九夜「寝息」は、時間軸の進行が見事だなと思った。初めは若いカップルの話かと思いきや、いろんなエピソードと、女性の寝方・寝つきかたについて語られたと思ったら、気付けば登場人物の人生が進んでいる。
9投稿日: 2024.11.30
powered by ブクログ「空洞」「森をさまよう」 「水のいきもの」「あめ」 「しじまの園」「木守柿」 「夜の王」「繡しい夜」 「寝息」「仕舞いの儀式」 『眠れない夜は、』から始まる10話収録の短編集。 佐々木暁さんの装幀と、人気イラストレーター・西淑さんが描く美しい挿絵を眺めているだけで癒される。 そこに千早さんの洗練された言葉が合わさって、まさに眠れぬ夜、手にするのにぴったり。 1篇が短いので、物語として楽しむというより、想像を巡らせて、この世界観に身を委ねるのがおすすめ。 みなが寝静まった夜の時間が好きな私にとって、お守りのような大人の絵本。
4投稿日: 2024.11.28
powered by ブクログ「なんとなく眠れない夜」に読むのにぴったりな短編が10編。夜の世界もいいものだなぁと思える素敵な作品集でした。ところどころ挿し絵もあり、美しくて心癒されました。
44投稿日: 2024.11.26
powered by ブクログ人々が寝静まった夜に読みたい本だった。 月明かりを感じながら、雨音を聞きながら、布団に包まりながら、睡魔に襲われるまで読んでいたい。 眠れない二人が出会う『水のいきもの』が一番好き。 雨の声が聞こえる青年の心情を描いた『あめ』も良いな。 愛しい人の寝顔を見つめる『寝息』は、切ないのに温かい気持ちにさせる。 短い物語だからこそ何度も読み返したくなる。
7投稿日: 2024.11.24
powered by ブクログいつも装丁が本当にかわいい。小さい頃、寝る前に読んでもらった絵本を思い出すような読後感。大好きな千早さんの世界観を、長編でじっくり味わうのもいいけど、短編でのぞき見するのも楽しい。
2投稿日: 2024.11.23
powered by ブクログ10個のお話の中で 水のいきもの しじまの園 木守柿 寝息 この4つのお話が特に好き。 ひとつひとつのお話は短いのにどっぷりその世界観に浸かれるくらい、どれもとても素敵なお話でした。
1投稿日: 2024.11.21
powered by ブクログまた今日も、眠れない…。深夜にひとり佇む台所の 時間、寝静まる街をさまよった日、もう会えない 誰かを想う夜。夜の世界へと誘う短編集。
1投稿日: 2024.11.18
powered by ブクログ「眠れない夜」をテーマにしたショートショート作品でしたが、それぞれの世界観にどっぷり浸ることができ、楽しく読むことができました。 本作は「眠れない夜」をテーマにしたショートショート作品が10編おさまっている短編集。夜中にこっそりお菓子を食べるお話や、スマホを見ちゃうお話、寝たきりの妻を思うお話などさまざまな作品が収録されております。 個人的に好きだったのは、「「森をさまよう」と「木守柿」で、「森をさまよう」は比喩が上手くて、千早さんの感性がすごいなって素直に思いました。対して「木守柿」はストーリーが好きで、幼少時代の思い出から現在に至るまでの象徴として「柿」があり、特に思い出の柿の木によって、もたらされたものが素敵だなって思いました。あと「柿色」の人っていう表現も、物語に合わせた表現で、とても素敵で印象に残りました。 お話とは別になるのですが、挿絵もとても素敵で、千早さんの世界観をいっそう深めてくれているような気がしました。
77投稿日: 2024.11.16
