
総合評価
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powered by ブクログ図書館で借りた本。 救命救急医の武田の元に運び込まれてきた人物は、自分にそっくりだった。すでに亡くなっていたが、顔も体もそっくりだった。双子かクローンか。中学時代の友人城崎と謎解きを始める。
0投稿日: 2026.02.23
powered by ブクログおもぴろかった〜 犯人はこいつか!?!?と思って次のページめくったら全然違う人で、私はまたもや何も分かっていない推理力ゼロ人間だった。
0投稿日: 2026.02.22
powered by ブクログそうくるか!と思った。 最初はあまり進まなかったけど、後半はグイグイよめた。 不妊治療してると、子供が欲しいあまり冷静な判断ができなくなるのかな?
7投稿日: 2026.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
救急医である武田の前に運ばれてきた溺死体。身元不明の分からぬ男はキュウキュウジュウニと名付けられた。 そして、キュウキュウジュウニは、武田と瓜二つ…それは顔だけにとどまらず、身体的な特徴まで自分と〝同じ〟だった。 この男はいったい〝誰〟なのか。そして、俺は〝何者〟か…。 ミステリや謎解きでは済まされない…まさに禁忌。 物語を読んでいると、登場人物の誰かに感情移入してしまうことがある。逆に誰にも共感できないこともある。 この物語に関しては、長く生きてきた分、それぞれに共感できてしまう部分があり、それが正しい事ばかりではないということを思い知らされる。 何かを得るために何かを犠牲にする。 間違っていると知りながら進んでしまう。 思い通りにならない憤りを他者へ向ける。 保身のために罪を犯す。 そんな臆病者たちを責められないのは、自分の中にも同じ影があると知っているから。 小さな世界に生きている私なら「ま、いっか」「失敗したなぁ」で済ませられるかもしれない。 けれど、これが医療や人命に関わるとなれば話はまったく違ってくる。 医学の進歩も医療の発展も、どれだけ都合の良い言葉を並べても、京子の罪は重い。 だけれど、いま私たちが享受している医療でさえ、大いなる犠牲の上に成り立っていることは否めない。 そして、優秀な医師の遺伝子を継ぐ者たちが、保身のために衝動を抑えられないという因果。そこにどうしようもない憐憫がある。 医学のために歩むこと自体は悪ではないのに、想像力の欠如によって割を喰らうのは結局子ども。 そんな想像を超えた宿命を与えられてしまった彼らの悲劇でしかない運命の出会い。 ラストシーンは到底納得できない。 納得してはいけないと頭では分かっているのに、もしも彼らが自分自身だったら…と考えると、なんともやるせない。 正しさだけでは生きていけない。 どうしようもなくダメな自分であったとしても、人は幸せを求めてしまう。 そんなときは…罪を背負って歩くしかない──。 今年の5冊目
9投稿日: 2026.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この本は医療ミステリーである。現役医者が書く医療ミステリーというだけで面白そうだが内容も期待を裏切らないものであった。 不可解事件が次々と起こり主人公に協力的な冷静沈着な相方を相棒として事件の真相を暴いていくというストーリーは世の中にある一般的なミステリー小説と大差はなかった。しかし本著の主題であった「人工授精」の歴史それが抱えた人権問題は著者が医者であるためか遺伝子の仕組みから実際の手法まで詳しく論じられておりフィクションではあるが事実こういう事件もあったに違いないと思わせられるほどの解像度であった。またもう一点印象的だったのは謎を解くのに「背理法」を用いていたことだった。私が今まで読んできたミステリー小説は謎を解くための手法として「帰納法」「演繹法」を使っていることが一般的だったように思う。しかし城崎はあえて背理法を用いて謎を解いていった。ここで背理法を選ぶところが医者として、理系の最前線で働く者のこだわりだったのかもしれないと思い面白さを感じた。 ミステリーとしての構成は基礎の形から飛躍することはないものの著者のアイデンティティが散りばめられており自分自身の医者という仕事への誇りも感じられた良い一冊だった。
2投稿日: 2026.02.22
powered by ブクログデビュー作が凄! 現役医師が描く医療×ミステリー 最初からやられまくりで、中盤まで気になって止められない… 救急医の彼の元に自身と瓜二つの溺死体… なぜ、同じ顔をしているのか。 彼は誰なのか?自らのルーツを辿り始め、思いもよらぬ真相に辿り着く、過去と現在が交錯する展開、どんどんと引き込まれ、没入していく… ラストの展開に∑(゚Д゚)
2投稿日: 2026.02.21
powered by ブクログ冒頭から救急医武田の元に溺死寸前の患者が、それは武田と瓜二つの自分が、その真相を消化器内科の城崎と共に探りに、次々と分かる死体の自分とその関わりる人達の。 途中までは事件の真相を解きたくなる展開から、中盤以降は辛すぎる。(声が漏らすほど) その先にある答えと未来は? タイトル通りの結末に納得。
2投稿日: 2026.02.21
powered by ブクログ終始冷静な城崎の推理と、予想外の展開と結末、ミステリーとしてもサスペンスとしても読み応えのある一冊。
1投稿日: 2026.02.21
powered by ブクログ書き出しは最高に引き込まれる。目の前にいる医師と瓜二つの顔の死体を見た看護師さん、恐怖だったよねー (苦笑) ココがある意味恐怖の頂点だと思った。 城崎の冷静な分析は自分も真似したいと思ったものの、物語の後半のキレが全体的に悪かった。 前半、絶好調だっただけに、悔やまれる。 密室トリックの謎解きの説明がイマイチ分からなくて、かつ、かなり引っ張り過ぎかな。 クリニックのスタッフの名前がカラフルなのは意味あるの?もう少し彼らの行動を書き込んでいたら更に面白かったかな。 最後の部分もそうきちゃったかぁ、という感じでした。後書きを見て賞を取った作品だった事を知り、若干の物足りなさがそこから来る事が明らかになった事で、最後の謎解き完了、的な。
1投稿日: 2026.02.20
powered by ブクログ一卵性双生児でありながら、育てられた環境で、あまりにも違う人生を歩む。もしかしたら、自分がどちら側だったかもしれないと思う気持ち、、。生殖医療は妊娠を望む人の希望は叶えられても、育ちにまで責任は持てなかったことに医師の苦しみがあったのでしょう。作者は子育て中の医師なので、さらに説得力のある物語となったのかと思う。城崎が完璧すぎて、ちょっとウザいです。
2投稿日: 2026.02.20
powered by ブクログ自分と顔がそっくりの死体が見つかる、自分は当時禁忌な治療を経て産まれたと知る。 方舟を読んだあとだったので、正しい論理的な推理に安心しながら読んだ。 自分の子供を不妊治療で産んだが、本人が成長して大きくなり知ったとき、望まれて産まれてきたことを伝えたいと本を読んで考えた。
1投稿日: 2026.02.19
powered by ブクログ救命救急医の主人公が担当患者と自分が瓜二つであることをきっかけに事件に飲み込まれていく医療ミステリ。病院での描写はかなり鮮明で、医療ドラマを見ているよう。痛々しく惨い描写は、のめり込んで読んでいる分、自分も苦しく悲しくなった。単なる事件簿的な小説ではなく、生きること、生まれることを改めて考えるきっかけになる作品だと思う。
2投稿日: 2026.02.19
powered by ブクログ単なる推理小説ではなく、医師ならではの視点からのトリック解説、足元の不妊治療への提言、、、 まさかこの人が犯人?え、自殺??この人とこの人がきょうだいで、、、みたいなストーリーもとてもスリリングで、読む手が止まらなかった。
3投稿日: 2026.02.19
powered by ブクログ序盤から漂う不穏な出来事も、関西弁がほんの少し和らいでくれているような気がしていたけど、どんどん真実が明らかになるにつれて重さが増していった。結末が気になって仕方がなくて一気に読み切ったけれど、どうしようもないやるせなさと、どうしても消化しきれない感情が残った。
25投稿日: 2026.02.18
powered by ブクログある日、救急医・武田の元に搬送された一体の溺死体。 身元不明の遺体のその名は"キュウキュウ十二"。 自分と瓜二つ過ぎるが故に気になる彼の存在と過去。… 2024本屋大賞にノミネートされ、以前から気になっていました。やっと読むことが出来ました! 医療の本格ミステリで難しく感じるところは多々あるが、どんどん引き込まれていきました。 これからどうなるのか全然わからなかったので 点と点が最後の結末に繋がったとき、いい意味で裏切られた感じです。 タイトルが何を意味するのか。 重い物語でしたが、子が自分の生い立ちを知る時も幸せでいてほしいと思いました。
15投稿日: 2026.02.18
powered by ブクログミステリーもので、続きが気になってページめくる手が止まらなかった。2日で読み切った。 ストーリー展開も面白かったけど1回読めば満足する感じ、再読はしなくていいかなぁ。
1投稿日: 2026.02.16
powered by ブクログ話の中盤位から重い内容満載だったが、最後は救いのある幕切れとなりホッとした。 最終局面は疾走感があり手に汗握った。 城崎の行動もどっちとも取れる伏線があり、どちらに振れるのかドキドキしながら読めたり
1投稿日: 2026.02.16
powered by ブクログ面白かった! これがデビュー作だなんてすごい。 キュウキュウ十二の正体、生島京子先生が隠していたこと、密室死のトリック、駅のぶつかり屋、最初から最後まで飽きることがなかった。 謎が解かれて、ふむふむ、となっている所に最後『五分の三』の謎が明かされた時には、『そうきたか、、、』と言葉にならない衝撃。 キュウキュウ十二の生い立ちには、両親に対しひどい憤りを覚えた。 武田と城崎の頭の切れるバディものとしてシリーズ化もありではないかと思ったが,次作は城崎が主人公らしい。 次作も楽しみな作品だった。
2投稿日: 2026.02.15
powered by ブクログ読み終わった時に「禁忌の子」というタイトルの秀逸さに感動した。あまりタイトルから物語を連想して読み進めたりしないので、なおさら衝撃でした! 本編は本格ミステリのような、はたまた社会派ミステリのような、形容が難しいジャンルでしたが兎にも角にもミステリとしては一級品でした! 2025年話題になった本なので、読んでみましたが、まだ2026年始まったばかりなのに2026年のイチオシになりそうな予感(笑) 次回作も読んでみようかな〜
2投稿日: 2026.02.14
powered by ブクログずっと重たくて、読んでいるあいだ中どこか不快感が残る物語。 胸の奥をじわじわ締めつけられるような感覚が続いて、正直しんどいのにページをめくる手が止まらなかった。 タイトルの意味や印象がラストで変化し、 不快感を残しながらも希望を感じさせてくれる作品。 そのわずかな救いの余韻が、静かに心に残る。 医療従事者だからこそ描ける現場の空気や緊張感もリアルで、ただのミステリーではなく現実と地続きの物語を覗いてしまったような重みがあった。 タイトルからいくつも展開を想像して読み進めたのに、辿り着いた場所は想像以上というより、まったく別のところ(笑) この静かな裏切られ方、好きですね。 散りばめられた伏線が終盤で一気に回収される気持ちよさと、読み終えたあとに残る余韻が忘れられなくて、一気読みしてしまった。 すごく好きな作品。
20投稿日: 2026.02.14
powered by ブクログミステリアスな雰囲気と主人公の関西弁がいい組み合わせでした。 謎が解けたとき、「その発想はなかったなぁ」と驚かされました。 2作目も出るということなので楽しみです。
1投稿日: 2026.02.13
powered by ブクログすらすらと読めた。100p/hで約3時間程。 伏線回収や叙述トリックを期待していたが医学系の専門単語も多く登場することもあり、期待していたほどではなかった。
0投稿日: 2026.02.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この結末をどう受け止めるかによって作品の評価も変わりそう。 ハッピーエンドっぽく見えて何だかモヤる終わり方ではある。 数年前に「灼熱の魂」って映画を観たんだけど、それとなんとなく似てるなと思った。 キーワードとなる3/5という数字も。 相方のお医者さんはとても魅力的だったけど、この主人公は読み進めるほどな〜んか気持ち悪さを感じてしまった。
1投稿日: 2026.02.12
powered by ブクログ26/02/10読了 気になってぐいぐい読んでしまった。タイトルと探偵役城崎医師のキャラクタがうまい
0投稿日: 2026.02.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
受精卵を密かに他人に入れて、3人の子供がうまれる。2人は結婚、1人は虐待される。秘密を知った1人が暴走して妻が殺す話。 学び 子供が生まれるのは昔から大変。 子供を大切にする
0投稿日: 2026.02.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
少し前の話題作をやっと読んだ。自分と瓜二つの死体と言えばやはりクローンなんだろうけど、あまりSFの方に誘導するのではなく、あくまでも医療行為の可能性を突いていくところや医療行為の精緻で迫力ある描写はさすが医療関係者だと思った。動きのゆっくりな前半に比べ後半はダイナミックな展開となり、一気に読ませる。真相は突き放され感もするが、物語の帰結として納得はできた。一方で登場人物の多くの人物設計が粗く、機微的な感情が伺えず、感情移入としての楽しい読書とは言い難かった。シリーズになった次作も気になるがどうしたものか。
2投稿日: 2026.02.09
powered by ブクログ一次元の挿し木と同じようなあらすじの吸引力でいつか読むリストに入れた記憶がある こっちの方がトータルで言うと好きだけど、あたまがよくないので密室の解明の場面ではあんまりすっきりしなかった(真相がそっちか、というのもあるかもだが) ラストの展開はそうなっちゃうのか〜みたいなふわっともやっと感もありつつそれはそれで自身のつまらん倫理感を物語に押し付けてるだけなのかもな….とか思った
1投稿日: 2026.02.09
powered by ブクログ2/1 確かにこれは禁忌の子だわ、、 タイトル回収がしっかりされていました。 現役のお医者さんが書く小説なので、医療用語が多く使われていてそう意味での難しさがあるが、 全体としてはとても読みやすかった。 最近本を読んでいると、これ〇〇さん主演とかでドラマになりそうだなとか思ってしまう。
0投稿日: 2026.02.09
powered by ブクログ『禁忌の子』というタイトルと作者が医療従事者ということから、おおよその内容は推測できる。 しかしこの物語はその想像を超えて残酷で、この作者だからこそ書けるものなのだとこちらを唸らせました。
0投稿日: 2026.02.08
powered by ブクログ救急医・武田の元に搬送されてきた自分と瓜二つの溺死体。 このあらすじで読むことを決めたのですが、中盤から終盤にかけての展開が驚きの連続で物語に引き込まれました。 ミステリーとしても面白いのですが、命、血のつながり、生きる意味など、考えさせられることも多くて他人事とは思えない内容でした。
15投稿日: 2026.02.08
powered by ブクログ息子の本棚から拝借。 通院の待合時やスタバで何だかんだで1日で完読。 少し展開が強引な気もするが終盤は一気読み。 謎解きは今一な気もしたが、ストーリーには惹き込まれた。 ただ少し期待しすぎたか。
2投稿日: 2026.02.06
powered by ブクログすごく読みやすくてあっという間の読了 後半は雰囲気がガラッと変わり、生殖医療の光と闇が描かれていて考えさせられる内容だった 生まれついた先でこうも人生が変わってしまうのか、と思うとやるせなさも感じる
2投稿日: 2026.02.05
powered by ブクログ現役女医山口未桜さんデビュー作にして第34回鮎川哲也賞受賞本屋大賞2025ノミネート本。救急医武田の元に搬送された身元不明溺死体キュウキュウ12は武田そっくりだった。死因は?自身との関連性は?旧友同僚医城崎と調査を始める。救急医療のリアル感が凄くラストにタイトルの回収が。
6投稿日: 2026.02.05
powered by ブクログずっと読みたくて、文庫化を待ちきれず手に取ってしまった。予想とは少し違っていたが、瓜二つの謎が分かり納得。そういう着地点であのタイトルなんだぁと。前半は淡々と事件を探っていく展開だったが、後半から次々と明かされる真実。犯人の正体を知った時は深く心を打たれた。出生の秘密は思ったより惨くて考えさせられる部分もある。 内容とは裏腹にそこまで重すぎず読みやすく感じたのは武田・城崎 この二人の絶妙なバディ感がいい味を出していたからだと思う。 特殊な感情をもったイケメン・城崎先生。どうしても魅かれてしまう… 主人公の武田もいい奴だったが、やっぱり城崎先生に持っていかれた感じが否めない。 ミステリ感は弱めだが引き込まれる設定やストーリー展開、どれもバランスがよく、賞賛される理由が分かる。続編もあるようで…特に好きなキャラの続投ということもあり、こちらも非常に楽しみ。
2投稿日: 2026.02.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
続きが気になる本だった。 論理的に推理していく箇所を読んでいるときは、頭が疲れた。私、ミステリーって嫌いではないけどそこまですごく好きではないのかも、と思った。 論理的に、AかBかCのパターンしかありえない。Aは〇〇だから違う、Bも〇〇だから違う、みたいな考え方できないなぁ、と思ったし、少し難しくて何度も読み返して、理解できなかったら一気につまらなくなるので、頑張って理解した。
6投稿日: 2026.02.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
終盤の意外な展開。「禁忌」という不穏なワードの意味がここでやっと明かされるのか。設定に若干の無理ががあるように感じたものの、ミステリーはすぐに犯人を推察できるようなものではつまらないから、誰もをえっ!と思わせる展開が秀逸なのだと思う。 人工授精は子に恵まれない夫婦のためにではなく「産まれてくる子供のため」にある…というフレーズに強く惹かれた。単に犯人探しを楽しむミステリーではなく、著者が医療従事者であるからこその現場の倫理的、道徳的、尊厳的視点から見えてくる本来医療のあるべき方向性について考えさせられた。
2投稿日: 2026.02.04
powered by ブクログゴリゴリのミステリーだった。次々と、そうなのね、あ、そうなのね。と、トリックが明かされていって面白かった。刑事みたいに解き明かしていく人間がまさかの医師。しかも語り口調までそれっぽい。トリックを見逃さないためにしっかりと読みました。最後に命が生まれる素晴らしさに触れていて、ただのミステリーに終わらず良かった。
7投稿日: 2026.02.03
powered by ブクログ物語の盛り上がりは見事だった。専門用語が無数に出てきたがスラスラと読めた。 オチがなかなか……個人的には共感しがたく。でも素晴らしい本格ミステリに違いない。面白かった。
4投稿日: 2026.02.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
鮎川賞を受賞した超話題作。自分に瓜二つの死体が現れ、そこから知られざる真実が主人公に襲いかかる。今までにない感じの始まりでこれからどうなるんだろう、タイトルをどう回収するんだろうと読んでいたらとんでもないラストで本当にびっくりした。そういう意味での禁忌の子かーってなった。物凄いオチが来たなあ。特殊な医療用語がいくつも出て来るけれど、割と分かりやすいので読むのに躓かないのが良かった。ただ展開は結構おつらいので、軽い気持ちで読んだらいけないかもしれない。それから濃厚なミステリという感じではないかな。でも探偵役の城崎のキャラが凄く良かった。次の話も彼が主役みたいなので読んでみたい。
2投稿日: 2026.02.02
powered by ブクログ★3.7くらい 面白かった。医療ミステリ(と言っていいのか?)はあまり読んだことがなかったけど、医療知識がなくても楽しめた。登場人物たちのやり取りがもっと多い方が個人的に好き。
2投稿日: 2026.02.02
powered by ブクログ救急医武田の元に搬送された自身と瓜二つの溺死体。 彼はなぜ死んだのか何故同じ顔なのか。 重かったけど読みやすかった。 人間は遺伝子でなく両親が全てだなと。 両親の愛が子供を真っ直ぐ育てるんだなと思った。 武田夫妻幸せであれ。 城崎好き^^ 次作の城崎も読みたいと思える位にいいキャラだった。
5投稿日: 2026.02.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小出しされる出来事に胸が苦しくなる。登場人物たちの心に鬼が宿る瞬間は同情と恐怖を感じずにいられなかった。一転していく過程は武田の精神が心配になるレベルで、よく保っていられるなと思った。 でも、だからこそ、『それはそれとして』ができる城崎に武田は試されたのだと思う。そんな同情よりもこれから生まれる禁忌の子のために生きられるのかと。城崎の洞察力を通しても『いい人』の武田の本質が試され、変わらなかった武田を城崎は信用したのだと感じた。 京子先生がマーカーを引いた言葉、それがこの小説の答えな気がする。 中弛みがなく、重厚ながら読みやすさがあり、個人的にはとても完成された本。こういう出会いがあるから小説を読むのは楽しい。 城崎が優しい恒温動物でよかった。彼は本当に信じていたのだ思う。
1投稿日: 2026.02.01
powered by ブクログ救急医の武田が受け入れた身元不明の溺死体は、武田と同じ顔をしていた。彼はどうして死んだのか、自分と何かしらの関係があるのか。気になった武田は、中学からの友人の城崎の協力を得て調べ始める。ようやく鍵を握る人物(生島リプロクリニックの理事長、生島京子)を見つけ出し、面会の約束を取り付けたが、行ってみると鍵のかかった自室で首を吊って死んでいた。なおも調べる内に、京子と夫が過去にやっていたことがわかってきて、武田は自分の出自に自信が持てなくなる。京子先生は自死なのか、はたまた誰かに殺されたのか。主に城崎が、論理をひとつずつ積み重ねた結果、導き出された仮説は、武田にとっては容易に受け入れられるものではなかった。そしてとうとう真相がわかった時には、その罪深さに震える心地だった。タイトル込められた深すぎる意味に打ちひしがれる思いがする。
1投稿日: 2026.02.01
powered by ブクログ救急医のもとに、自分と瓜二つの溺死体が搬送されてくる。 そんな設定、読まずにはいられないでしょー。 複雑に絡まった糸が、終盤になってもなかなかほどけそうでほどかれず、最後の最後にキレイに解かれる流れが見事でした。 ただ、密室の謎を理解するのがちょっと難しかったな…
1投稿日: 2026.02.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
冒頭のあらすじで『一次元の挿し木』と同じテーマなんだろうと思い至った。 さて、話は変わるが、 昨年下半期はこれでもかと言うくらいホラーを読んだし、映画も観た。 中には読み終えて辺りを見回すほどに真に迫った悍ましいものもあったが、 怪異の源を辿れば、直ちにそして確かに分かる… げに恐ろしきは人間である。 ひとの身には似つかわしくも無い程の高度な文明を持ちながら、権力者とそれを支持する者達の行動は石器時代とほぼ変わらない… 結局のところ、戦争という名の殺し合いだ。 冗談では無く、この星の人間こそ今この時点で、国民的漫画で語られるところの戦闘民族なのだ(彼の天才漫画家がこの言葉を造語したのはアイロニーなんだろう) 今作も倫理を逸脱した科学行為がのちのち悲劇を巻き起こし、結果そこから深いダメージを負うのは、其れらの行為に何ら責を問われない全く無辜の被験者たちだ。 人間は常に間違える。 それは致し方ない事の様に思える。 『失敗を恐れないで』という美辞麗句があるが、 いや、いつまでも人間間違え過ぎだろ。 今、世界は一部の、しかし強大な権力者達の手に依って累進的に怨嗟に侵されつつある。 近い将来、仮に世界が壊滅的で不可逆なダメージを負った時に、先の美辞は輝きを失わないのだろうか? 決して寛容であってはならない失敗もあるのだ。 規模は違えど、この作品で行われた一連の出来事もその類いの間違いだと思われる。 ただ、それでも主人公夫妻が最後に下した決断を私は間違っていないと思えるし、思いたい。
0投稿日: 2026.02.01
powered by ブクログたしかにこれは禁忌の子…というラスト。 思っていた展開とは少し違うから、賛否両論はありそうだけど…。かなり作り込まれていて、作者が医師ということもあり、医療の部分はとても詳しく書いてあってそこも面白さがある。
1投稿日: 2026.01.31
powered by ブクログさすが鮎川哲也賞! 読みやすく、かつロジカルな展開。そして、人間の尊厳についての問題提起もある。事件の真相にも答え合わせの直前まで気付けず、心地よい驚きを味わうことができました。 「ラストの賛否が分かれるのでは?」というレビューを読んだことがありましたが、私は違和感は感じませんでした。
6投稿日: 2026.01.31
powered by ブクログ作家さんが医師だからなのか、医学的な処置や医療現場、医学用語など、説得力があって理解できた。 文章も読みやすくて、ミステリーの展開も面白かった。 まさかまさか、そんなことできるの?って驚きの連続だったけど、なぜか納得してしまう魅力があった。 禁忌の子!なるほどねー!
26投稿日: 2026.01.31
powered by ブクログ自分と瓜二つの遺体と対面する……というありえないような冒頭に惹き付けられ、答えが得られそうになるも事件が起きてしまい……。 事件よりも瓜二つの謎がずっと気になっていた印象。 医療ミステリということもあり、ヒントが提示されても全然ピンとこなかったです。 途中読んでいてとても切なくなりました。 どんな子どもでも禁忌だなんて言いたくないです。
4投稿日: 2026.01.31
powered by ブクログまさかの犯人にびっくりしたし、予想外の展開で、読み進めながら先の展開がどんどん気になってページを捲る手が止まらなかった。後半は一気読み!! 読み終わった後、「禁忌の子」の意味が分かって、なるほどなーと思った。
4投稿日: 2026.01.31
powered by ブクログ面白かった 医療ミステリって難しそ〜ちょっと気が引けるな〜と思ってたのにすいすい読めてしまった 読みやすすぎてたぶん4時間くらいで読み切れた
8投稿日: 2026.01.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
医療系の単語も、分かりやすく書かれていてとても読みやすかった。同じ遺伝子でも育ちによって全然異なる成長を遂げることがリアルに書かれていたし、犯人も予想できなかった。生殖医療はやはり生まれてくる子供のためであるべきだと思った。
2投稿日: 2026.01.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本作は本職が医師である山口美桜さんの医療ミステリーであり、描写が専門的でありながらも過度に難解に傾くことなく丁寧に描写されているため、医療の素養を持っていなくとも情景が浮かび上がる。 物語は序盤からテンポよく展開し、その都度わかりやすく提示される謎を一つずつ辿りながら進行していく構成のため、随所に明確な山場が用意されており、緊張感が途絶えない。 また、同じ肉体を持つ人間であっても置かれた環境によって人格が変容し得ること、さらには不妊治療とは親のためだけでなく、生まれてくる子供の未来をも見据えた行為であるという、著者の一貫した問題意識がメッセージとして表れている。 そして何より、「禁忌の子」というタイトルのミスリードが鮮やかで、本作を象徴する巧みな仕掛けとして強く印象づけられた。 今年読んだミステリー小説でNo.1の作品。
2投稿日: 2026.01.30
powered by ブクログ第34回(2024年)鮎川哲也賞受賞作。受賞の言葉、選考経過、選評付。 救急医の自分そっくりの溺死体の謎に迫る主人公、そして探偵役の同級生にして同僚医師。 想像どおりの先にある想像を超えた真相解明と、ほっとするようなスッキリしないような感覚のエンディング。タイトルの意味がじわじわときた。 26-1
2投稿日: 2026.01.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夫に借りた。面白くて続きが気になって、いつもは読むのが遅い私もあっという間に読んでしまった。 望まれて生まれたはずなのに、兄弟でも養育環境で人生がこんなに違ってくるものなんだなと。 中川の生い立ちが壮絶…辛いなあ。 子どもは親の意志で生まれてくることを改めて感じたし、親の責任の重大さを思う。 ラストにタイトルの意味が分かってぞわっとなった。 普段はミステリーを読まないので、夫の影響で読むジャンルの幅が広がって楽しい。 『白魔の檻』も気になる。名探偵城崎。
4投稿日: 2026.01.30
powered by ブクログ凍結融解胚盤胞移植で生まれた子の運命が殺人事件の謎解きと共に明らかになる 現役医師が描く推理小説 次の展開が気になり一気に読んだ
2投稿日: 2026.01.29
powered by ブクログミステリー苦手なのにあっという間に読んでしまった…2、3時間で読めるし、読書初心者にもお勧め。 ネタバレを踏まないで、読んでほしい。 友達に布教します。 城崎先生が推し…!
1投稿日: 2026.01.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
救急医、武田の元に搬送されていた遺体は、自分と瓜二つだったーーー。 ものすごく気になるつかみ。 けど最近読んだ『一次元の挿し木』となんとなく似ていたので、こんな流れかなーと予想しながら読んだものの、当然また違うさらなる殺人事件だったり、さすが医療従事者の方なだけあって蘇生描写がリアルだったり本格ミステリだった。 途中、看護師の金山さんがお昼休憩の時点で夜に二次会で着るドレスとヒールを履いてるのにものすごく違和感があったんだけど、別になんの伏線でもなかった… 子持ちなので中川信也の子ども時代の話がつらかった。 中川敬子、ぜんぜん報い受けたとか許せないんだが? 中川信也の、5分の3に対する気持ちを思うとすごくやるせなかった。 城崎シリーズとして続編があるとわかっていたので、今回メインの武田が終盤で城崎への殺意を向けたときに、「あー、これで捕まって退場かな?」と思ったら結局踏みとどまってくれて、自分的には安堵できる落とし所で終わってくれたなと。 続編の『白魔の檻』も読みたい。
7投稿日: 2026.01.27
powered by ブクログ後半の怒涛の展開、 早く読みたい気持ちに脳も目も追いつかなくて、もどかしくて震えた。 ずっと展開を予想しながら読んで、4回くらい「あっ!わかった!」ってなったけど、全部外れ。 完全にやられた。 めちゃめちゃ面白かったー!
1投稿日: 2026.01.27
powered by ブクログ話題の本らしいので手に取りました。が、物語としてはあまりにもレアケースが描いてあるのと、文章や構成に多少ぎこちない感を覚えました。期待値が高かったので逆にこんな印象です。次回作に期待。
1投稿日: 2026.01.26
powered by ブクログ不妊治療という医療をテーマにしたミステリー。探偵役の登場がやや唐突だったり、探偵のキャラクター設定が現実離れしていたりと、素人目に見て粗はあるものの、中盤から畳み掛けるように謎がとけていくスピード感、クライマックスの盛り上がり、読後の納得感、総じて素晴らしかった。 また、不妊治療と生まれる命について考えさせられる点もあり(注:決して不妊治療を否定するような内容ではありません)、社会的側面から見ても良い作品だと思う。
1投稿日: 2026.01.25
powered by ブクログ救命医師の武田航は搬送されてきたが死亡した男が自分と全く同じ顔だったことから、同じ病院に勤める医師の城崎の手を借りて自分と関係性があるかどうかを調べることから物語が始まる。 自分の出生について調べるうちに、亡くなった男の身元や、産婦人科医師との出会などから真相に近づいていく。 最後は本当にページを捲る手が止まらなくなり、え?え?と声に出しながら大満足で読了 医療ミステリーものを読んでこなかったせいか、途中医学的な話の部分が頭にはいってこない場面もあったが、タイトルの回収も見事で本当にお薦めしたい作品
1投稿日: 2026.01.25
powered by ブクログ2025年話題の医療ミステリーです。 医療ミステリーならば、こういう技も使えるの だな、と納得した内容でした。 冒頭に病院に運び込まれた死体は、なんとその病院 の当直医と顔が全く同じであったという度肝抜く 展開から始まります。 なぜ同じ顔なのか、というその謎こそがこの医療 ミステリーのキモですが、真犯人は全く意外な 人物であることが、さらにラストのツイスト感を 増幅させています。 そして題名の「禁忌の子」の意味に、読後に物語の 余韻に浸る感慨を与えてくれます。 このミスランキング上位に納得の一冊です。
1投稿日: 2026.01.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分と瓜二つの溺死体を検死するという冒頭から求心力はそこそこあるが、これを引っ張られるとシラけるところ、勿体ぶらずに中盤で明かしてしまうところに作者の余裕を感じた。 むしろこれは囮だ。この物語の着地点はそれを数段飛び越えた遥か先にあるのだと。密室ですらロジックのための駒として使い捨ててしまう余裕ぶり。 数学の背理法と条件分けを巧みに駆使した推理のあとに、明かされる真相は一見突飛のように見えてその実ロジカルで、衝撃成分が最大化された。 傑作。さすが、鮎川哲也賞はレベルが違うと感じた
1投稿日: 2026.01.25
powered by ブクログ衝撃的な内容だった 現実に起こるかもしれない これからの医療を考えるとあり得る 問い内容 一読する価値はある
1投稿日: 2026.01.25
powered by ブクログほぼ自分のような患者が運ばれてきたところから始まるが、まさか不妊治療まで話が及ぶとは思わなかった。重めの話になった。 話は重いけど結末はあっさりしてたから評価3で。 医師が執筆したこともあり、難しい話もあるが比較的読みやすかった(何度もページを戻ったりしましたが笑)!
2投稿日: 2026.01.25
powered by ブクログ作者が医師ということで、医療に関する描写は細かく描かれている。話のテンポもよく、すごく読みやすい。 不妊治療、重いテーマで興味深いけれど、ちよっとラストが重すぎて。好き嫌い分かれるかもしれないな、と思いました。
1投稿日: 2026.01.25
powered by ブクログミステリほとんど読まないので、完成度高いし、作者の構成力にビビった。小説家ってすごいんだなって(小並感)。 「我々は、子供を持ちたいという夫婦の願いを叶えることばかりに気を取られていて、生まれてくる子供たちの権利を、人権を、あまりにも蔑ろにしてきたのではないか。」P300 生きるの辛い寄りの人、反出生主義寄りの人は全員これに頷くんじゃないか? 逆にこれだけの熱量で新しい命をこの世に産み出したのに、虐待したりとかが本当に理解できない。子供を、自分たちが幸せになる道具として見てるのかな?カントがマジギレしちゃうよ。
1投稿日: 2026.01.24
powered by ブクログ運び込まれてきた患者は自分に瓜二つだった。救急医療の現場から始まる医療ミステリー。 初めましての作家さんだけど、面白かった。ページをめくる手が止められなくて半日と経たず読了してしまった。 子を産み育てるということに強い希望を抱く人や、それに伴う社会的な重圧や責任に押しつぶされる人。自然のまま子供が望めない人もいるし、不妊治療というのは本当に大変なんだろうけど、多くの人の希望でもあるんだろうな。色んな立場の人がいるけれど、誰かしらの子供としてこの世に生まれて存在してしまったからには自分のルーツを知りたいと思ってしまうのが人間だろう。 事件に起因して主人公が自分のルーツを調べていく過程をワクワク読み進めるという点で自分の軽薄さと野次馬根性に呆れながらも、人の悪意よりも善意に焦点が当たっているような作品だったので読後感は悪くなかった。 いや、一応、ちゃんと法で裁かれるべきじゃない…?と思ったりしながら、その謎の正義感は誰も幸せにしないし、まさに金山だなと自戒。
7投稿日: 2026.01.23
powered by ブクログ図書館にて借りる、第784弾。 (京都市図書館にて借りる、第248弾。) はじめましての作家さん。 普段はあまり本格ミステリは読まないのだが、何だか評判も良いし、面白そうなので、読む。 医療ミステリー。2人の医師がホームズとワトソンよろしく事件に迫るというお話。 出生、出自に纏わるお話で医療的な内容も出てくるものの、難しくことはなく、サクサク読めちゃう。 誰が犯人かという、大きな謎解きがメインではあるが、一方で主人公の出自に迫るというミステリーの方に面白さを感じた。 本格ミステリが得意でない私もそれなりに楽しめたので、お好きな方ならより楽しいだろう。 星は3つ。3.6とか。 あと、既に本作はシリーズ化している。そんなに人気なのか。
2投稿日: 2026.01.23
powered by ブクログ医療ミステリー界に超新星出現!という感じですね。只、内容がかなり重いので私には辛かったです。医療の世界は、一般人にとってある面異世界なので、もう少し近寄れる内容を、今後お待ちします。
0投稿日: 2026.01.23
powered by ブクログ不妊治療、子を授かりたい人の側からばかり考えるとこの小説のように悲劇的な事がおこり得るのかと深く考えさせられた。 自分の出生ツールは何なのか、子どもにも知る権利はもちろんあるが、ケースバイケースなんだろうな…。 不妊治療についてその歴史や倫理観がわかりやすかった。 密室トリックについては医学知識がないとちょっと分かりにくいかな。死斑が下に移動とかどうか…。 探偵役の最後の決断は良かった。刑事だったら問答無用。 最後一文でタイトルの意味が腑に落ちた。 その子がね!って。いや、その子もね!かな。
1投稿日: 2026.01.23
powered by ブクログ禁忌の子 主人公の平和な日常から急患で運ばれた1人の人物との出会い、違和感から始まる日常の裏側の解明がすごく面白かった 一人一人の心の奥に持つ想いは文に表記してもらわないと読んでいるこちら側も気づいてあげられないと感じた どんな結果でも生きていくことが大事なのだと思う 残酷だね
6投稿日: 2026.01.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
リチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」の中で「生物は遺伝子の乗り物にすぎない」みたいな話。やっぱり人間には当てはまらない部分もあるのかなと思った。人間は文化や意識によって遺伝子の専制支配からある程度自由になれるらしい。 生物学的視点から見たら兄妹の結婚はなしなんだけど違う環境で育った二人なら遺伝子を超えて惹かれ合うこともあるのかもと思えた。 とにかく産まれた子供が幸せに育ってくれることを願う。
3投稿日: 2026.01.22
powered by ブクログ医療ミステリーに分類されるのでしょうか? 平たく言うと、最初にタイトルから想像した通りの結末でした。 ただ、犯人も動機も予想外でした。 思い描いていた理想が悲しい現実を引き寄せる。そういうこともありますね。残念ながら。
7投稿日: 2026.01.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
そうか、だからタイトル「禁忌の子」なんですね。怖いな。心情的にお2人が幸せに手を取りあって秘密を共有して(城崎さんもだけど)子供を大切に生きていって欲しいとは思ったけど、倫理的にはどうかなという気持ちが残る。その子の未来のことまで考えるとドキドキしてしまう。お産のシーンでもしかしたらお子さんは…みたいな気持ちも芽生えたが無事でしたね。
4投稿日: 2026.01.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
死体がなぜ似てる?というのが物語の核かと思い、 クローンやロボット等、SFチックなのを想像してたけど、序盤から双子であることが明かされてびっくり 「一卵性双生児の遺伝子全く同じで瓜二つ」という認識がなかったので、そんなことある??とめっちゃ調べた(そんなことあった) そして真相よりも、登場人物の今後のことを考えてしまう結末。 他にはない終わり方で新鮮!
2投稿日: 2026.01.20
powered by ブクログ関西弁と、主人公ふたりのキャラクターに親しめないまま読了。 タイトルの本当の意味が怖い。 あの終わり方でいいの?じゃあどんな終わり方が良かったの?と、いろいろと考えてしまう。
2投稿日: 2026.01.20
powered by ブクログ前半は頭の中を整理するのが大変だった。なかなか城崎みたいに論理的思考で考えられず、作者は医者だし頭いいのねーってちょっと卑屈になるくらい。 後半からは犯人が気になって夜中3時まで一気に読んでしまった。 リアルでは物語はこんなに複雑じゃなくて、もっと簡単なものじゃないかと思うのだか、努めて複雑にしようとしてる感じがして素直に受け止められない。 ただ、親によって人生が大きく変わってしまった子どもに罪は無い。裁かれるべきは誰?禁忌の子などと呼ばれる筋合いは無い。決して、そんなことがあってはならない。
1投稿日: 2026.01.19
powered by ブクログ自分と瓜二つの救急患者が運ばれてきたところからスタートする医療ミステリー。血縁関係はあるのか、出生の秘密を探る中で謎は深まっていく。ここまでは、結末を急いで読み進めることができた。犯人が判明したあとは、何とも言い難い嫌悪感が生まれてしまった。これでいいのか、と思ってしまう時点で、倫理観とか考えてしまう自分に、頭硬いのかなと思ってしまった。
2投稿日: 2026.01.19
powered by ブクログ自分と全く同じ顔の人間が亡くなってからの展開だったので、双子関連の推理ものかなと思ったが、奥が深く、複雑な展開も面白く読み進められた。 終盤思い話になって来たが、最終的には後味悪くなく終わっており良かった。
1投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
救急で運ばれてきた患者(というより 溺死体)が、医師・武田航に瓜二つ。冒頭から予想外で、つかまれた。 医療独特の言葉が少々わかりづらいが読みやすく、一気に読めた。 ただ、産婦人科医・生島京子が強請られていた理由が、いまいち分からない。非配偶者間体外受精は日本で厳しく規制されているとあるが、法的な罰則は定められていないと作中にあるし。 強請るネタになるんだろうか。 ラストには若干のモヤつきが残った。
3投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
推理と人間ドラマが半々のバランスで進んでいく医療ミステリー。 本の6割すぎたあたりくらいからの物語の展開に嫌な予感がして目が離せなくなり、そのまま最後まで読み切った。 最終的にその嫌な予感の展開は半分あたり、半分はもっと予想できないもので、なかなかの衝撃モノだった。
8投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
めでたしめでたし、とはならないこの感じすごく好きだった。 禁忌の子はどれだけのものを背負わされて生まれてきたんだろう。病気も障害も大丈夫なのかな…と事実が明らかになってからずっとそれだけが気になっていた。 不妊治療の中には生まれてくる子供の立場や健康を考えてないよな、生みたい親の気持ちだけで後先考えてないな、という話を聞くことがあるけど、まさにそんな感じだった。 自分勝手な人達に振り回された子達の話という印象。憤りを感じた。 これだけ気持ちが動いたのだからそれだけ力のある作品なんだと思う。 城崎先生はとても好き。
2投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログ【短評】 「第34回鮎川哲也賞」受賞作にして、2025年本屋大賞にもノミネートされた話題作。 敢えて分類するならば「医療ミステリィ」だろうか。作品の方向性からして、生殖医療に関する専門用語が飛び交うなか、努めて平易な表現で描写されており、頭頂から爪先まで文系である私にもスッと物語が入ってきた。作者の筆力の賜物だろう。至極、読み易かった。 救急医・武田航(たけだわたる)の元に搬送されてきたのは、自分と瓜二つの死体・通称「キュウキュウ十二」。他人の空似という次元を超越し、自分と全く同じとしか言えない死体を前に、武田は学生時代の知己である消化器内科医師・城崎響介(きのさききょうすけ)に助けを求める。調査の過程で行き着いた産婦人科医院で不可思議な密室殺人が発生しーーといった物語である。 あらすじを読んで分かる通り、「掴み」が素晴らしい。自分と全く同じ顔の死体。謎である。大いなる、そして魅力的な謎である。未だかつて無い「謎」への興味関心が物語を強烈に牽引するため、頁を捲る手が止まらない。 さて。本作は前半と後半でがらりと作風が変わる。 前半が無機質かつシンプルに展開する一方で、後半はかなりエグみが強い。比較的淡白な筆致の作者ゆえに、淡々と流れていく文字が物凄い不快感を残していく。この不快感、というのが評価上のミソであり、事実のみを呈示され、想像の余地しか無いという点において、「衝撃!」より「可哀想・・・」が先行した。私は可哀想なのは好きではないのである。 勿論、救いのない闇の物語と言えばそうではない。 「禁忌の子」という秀逸なタイトルに込められた思いを鑑みると、得も言われぬ気分になる。せめて、幸あれと願わずにはいられない。 【気に入った点】 ●多くは語らないがタイトルが秀逸。作品の全てを表現していると言っても過言ではないだろう。 ●情報の整理が得意な作者なのだと感じた。生殖医療に関するアレコレや、密室殺人における云々など、するすると理解できた。この辺りが変に重いと本筋の素敵な謎に対する興味が薄れるので、そこは匠の技だなと思った。 ●事件の「落とし所」が結構好きだった。倫理的なアリナシはさておき、そこに着地できて良かったと素直に思った。私が見たい景色が示された気がする。 【気になった点】 ●視点の問題。ネタバレ防止のため詳述は避けるが、本件を「事件」として叙述或いは観測するために、視点が意図的に「外側(知らない者)→内側(知っている者)」に固定されている。それ自体は瑕疵ではない。しかしながら、それ故に本作では「いちばん辛い思いをした人たち」の生の声が、揃って抜け落ちているのではないだろうか、そんな気がしてならない。その葛藤、その苦悩、その後悔をこそ正面から描くべきではなかったのだろうか。 割と心を掻き乱された作品。良い意味でも。悪い意味でも。 佳作であることは間違いない。満点評価としようか、かなり悩んだ。 次回作への興味は十二分にあるため、シリーズを追ってみたいと思う。
27投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログ出生の秘密を守るために人が死んでいく。 小説のよくあるパターンかと思いきや、ラストは、えーーマジかと言わずにはいられない。 作者が医師なので、医療分野には説得力があるし、「禁忌の子」の意味が二つあることが読み終わりにはわかるので、どうぞお楽しみに。
25投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分と瓜二つの遺体が発見されたところから始まる医療ミステリー。 キャラクターもストーリー展開も良くて引き込まれました。 城崎と武田のバディがとても良かったです。 ただ2作目は違うみたいですね… 読みたいですがちょっと残念。 ネタバレ キュウキュウ十二こと中川・武田・武田の妻絵里香の3人は三子。 3人の生物学上の親は生島京子とその夫。 京子は絵里香が結婚して武田との子を妊娠していることを知り、罪悪感に耐えきれず自殺。 中川は不遇な自分の人生を恨み、京子を恐喝し、絵里香をレイプしました。 絵里香が中川を殺害。 城崎は真相を究明しますが、警察には連絡せず、絵里香は子供を出産しました。 どんどんシリアスになっていく展開も含めてすごく好きでした。
1投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミステリとしての推理の構築については、自分にとってやや高度に感じた。正直腑に落ちた感があんまりない。背理法というのは、ミステリにとっては新鮮、なのか? 過去の生い立ちに関する描写、結構えげつなくて、辛さから逃げたくなる。息苦しさを感じて暴力的で恐ろしくて。読むのが息ぐるしく、ドラマ感がグッと増す感じ。ただ犯行の経緯は意図しているとしても結構描写を端折っていてあっさり感を感じた。
1投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログ展開のうまさと読ませる文章で、あっという間に読み終わった。 後半の真相に迫る章は重めだが、ラストの衝撃に思わず(まじかー)と心の中で叫んだ。 鮎川哲也賞の受賞作で、これがデビュー作とのこと。レベルが高い。
1投稿日: 2026.01.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりにドンピシャな本って感じでした。 最初は医学用語が多く、細かく読もうと思えなかったけど、気がついたらのめり込んで読んでいた。 運ばれた水死体の正体は…とともに第2、第3の事件が起きて全ての謎が気になりながら読んだ。 早く正体が知りたすぎて一気読み。 We were born. 私たちは生まれさせられる。 親だけの方にフォーカスするのではなく、生まれさせられる子どもに対して思いを馳せなくてはならなかったのだと。親の身勝手な想いだけで産んではいけないのだと…すごく考えさせられるお話。何かの要素がちょっと変わるだけでも、全く別の人生を歩んでいたと考えるとゾッとする。
1投稿日: 2026.01.14
powered by ブクログまさに禁忌だったなぁ。 宮部みゆき先生の言う通り、休日の一気読みでした。2日間で読了。 We’re born. これ、聞いたことあるなって思ったら、I was born. 吉野弘さんと言う方の詩だったんだ。小学生?かそこらで衝撃を受けて覚えてる。 双子だ双子だって思っていたなら、もうそれは作者に操られていてまさかエリカ(航の妻)も兄弟だったなんて… 城崎の最後の決断も、倫理的には全くオッケーじゃないけど読者としてはオッケーだった。 医療が絡んでいるけどわかりやすく解説が入っていて置いてけぼりにされないところに作者の優しさを感じた。医師の傍ら執筆活動、すごすぎる!大尊敬。
1投稿日: 2026.01.13
powered by ブクログ「禁忌の子」とは誰のことなのか。謎解きに入るまで気が付かなかった。読みやすかったけど、終盤で「あー、そういう話にいくのか…」となってからは救いがなくて悲しかった。高評価がついているがイヤミスとしては高評価ということなんだろうか…とりあえず内容が私の好みの話ではなかった。
0投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログ自分と瓜二つの遺体を目の前にした救急医 読み始めたら止まりませんでした 結末はともかく禁忌の子とはそういう事なのね 続編も読みたいです
19投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログテンポがよい。先が気になって、あっという間に読み終わってしまった。 今後も城崎シリーズ、楽しみだな
4投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログ山口未桜さんの作品、初読みです! 2026年初作家2人目です。 図書館本を借りましたが、3月の終わりから9ヶ月以上待ちました。 これがデビュー作で、現役の医師だというんだから、すごすぎですね! 救急医の武田のもとに、溺死体が運ばれてきて、その人物が自分と瓜二つだった。 わぁ〜、もうどうなる?好み〜!と読み進めていきました。 謎の人物の素性を知りそうな生島京子先生が密室で亡くなって‥。 『禁忌の子』というタイトルなので生まれに何か秘密があるんだよねと思っていましたが、最後、そうなの〜!? うわぁ〜となりました。 次作の『白魔の檻』も早めに読みたいです!
36投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
禁忌の子ってそういう意味かと最後にアッとなる物語だった。倫理的な面でも知らない知識が多かった。8日ほどで読めて面白かった。
0投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
引き込まれるミステリーで謎が謎を呼び続きが気になってきたところで衝撃の事実がきて、なるほどタイトルはそういうことなのかと・・・ダブルミーニング的なものもあるのかな、、。結末は賛否ありそうだけど深い作品でした!
1投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログ救急医のもとに自分と同じ顔の遺体が運ばれてくる 彼はいったい誰なのか? そこから不可解な物語がはじまっていく 作家が現役の医師だけあって救急医の対応や救命措置、生殖医療の仕組みがわかりやすく緊迫感がある これが作家にとってのデビュー作というからすごい才能 医療にはどこか禁忌の側面があって少子化問題が深刻化するなか、生殖医療はさらに注目されるはず まだまだ未知の生殖医療への警鐘も含まれている 医療が生と死、善と悪を分けるのもこわい 城崎医師の謎解きシリーズとして自作が楽しみ
2投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミステリーとしては面白く読めた。一気に読んでしまったほど。 ただ、読み終わってみると体外受精による三兄妹の話というのはいささか現実離れし過ぎている気もして、結末に少し冷めた気持ちが混ざってしまった。
2投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログ不妊治療の経験があるため、専門用語などにも馴染みがあり、内容にはそれなりに興味を持って読むことができた。ただ、登場人物が関西弁だったり、美貌の探偵役がどうにも馴染まず、読み終えるまでに時間がかかった。 冒頭のつかみは期待感が高かった分、犯人や真相に迫っていく展開は正直やや退屈に感じた。治療を経験した立場からすると、医療的に可能か不可能かという点だけでなく、そこに伴う感情や葛藤といった部分が十分に描かれていないように思え、物足りなさも残った。 後半はテンポよく読めたものの、結末も含めて全体としては「うーん……」という印象だった。
0投稿日: 2026.01.11
