
総合評価
(120件)| 12 | ||
| 54 | ||
| 36 | ||
| 8 | ||
| 2 |
powered by ブクログ途中でオチが読めてしまった。 パパの章だけは笑ってしまった。 最初から最後まで思い込みと推察で進んで行くのスゴイ。 出てくる人みんな歪んでた。 不干渉も過干渉も良くないのね、子育てには。
19投稿日: 2025.11.21
powered by ブクログ飛び込み自殺をはかった娘は、顔がそっくりな別人だったのか?というミステリー。 毒母は読み飽きた、もういいよ、と思うけど今作は一味違ってた。 絡んだ糸がスルスルと解けて行くような最終章が秀逸。わりをくった彼女が可哀想。
26投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初のシーンから衝撃的で、一気に物語に引き込まれた。その後の展開も思い切った設定で、最後まで飽きずに読める。前半は親のあまりの酷さにうんざりしたが、後半のどんでん返しには本当に驚いた。娘たちの恐ろしさがじわじわと浮かび上がってくる。 最終章での鈴の父・国保の行動には、思わず笑ってしまった(本来は笑う場面じゃないけれど)。 登場人物の誰もがどこか壊れているように感じた。最初から最後のページまで、緊張感を持って楽しめた!
3投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログのっけから見るも無残な鉄道自殺とかいきなり殺しちゃうところが容赦ないかんじでした。 自殺した娘に二人の母親が名乗りでるとかとんでもない設定でした。どちらの母親も自殺したのは自分の娘の方だと主張するあたりが滑稽で、どちらかが娘に成りすまして2年間も二重生活をしていたのに実の娘を見抜けなかったところとか無関心すぎし、自分の娘のほうは生きていると考えないところにも愛情のなさを感じました。 一方の母親は見栄と欲の塊で常にマウントとりたがるし、もう一方は性欲の塊のような、なし崩し的な暮らしをしてるとか。 でも、終盤に差し掛かり母親2人が登山するところから変化が見られ良かったです。やっぱり登山は素晴らしいと思えたところで下山して大団円て感じに思たのですが。 何故か最終章が残っていてここからの本音の部分がドス黒い展開でとんでもなく凄かったです。
86投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログなんといえば良いのだろうか、この感情。。。 冒頭から自死シーンで始まる。 葬儀が終わり放心状態の母親が、遺品のバッグ底から見つけた、娘の物とは異なるスマホと学生証。 持ち主に連絡すると現れたその母親が遺影を見て「私の娘だ!」と主張する。 真相究明とそんなことってあり得るか⁈という思い。 登場人物の誰も共感できず好きじゃない気持ち。 ポリアモリーを糾弾するつもりはないけど受け入れられない私。 辻堂ゆめ氏に問いたい「着地点は本当にこれでよいのでしょうか?」 そうか、私はちょっと怒っているのだな。 《図書館本》
13投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログなかなかにマニアックですなぁ。ある程度面白いし、よくこんな設定を思いつくなぁなどと、そんなことばかりが読後感にあります。あまりいい読後感でもないような。 ポリアモリーなんて初めて聞く言葉ですが、何ですか? 以前読んだこの人の本「十の輪をくぐる」と「山ぎは少し明かりて」はとっても好きな本でした。以上、報告を終わります。
1投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ最初に亡くなった子がただただ不憫。 こんなに近くにいるのに気づかれないようじゃ、絶望的にもなるよね。
1投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
娘が誰なのかは中盤くらいで分かったけど、これじゃあ1人だけ可哀想で救いがない。まさかこんなところに⁉︎っていう最後のオチにはびっくり。
1投稿日: 2025.09.24
powered by ブクログ間違いなくミステリーですが「家族の価値観」を考える作品でした。他者に答えを求めず自分自身の考えをしっかりと軸にしていこうという教訓を学びました。 イヤミスの部類なので注意です。
1投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お母さんたちの出した結末にへーと感心していたら、まさかの…だった。 けど自分が母親ならば、想像でだした結果に納得は出来ない。やっぱりなにかしら鑑定で結果出したい。死んだかも…で子供あきらめられない。 高校生女子のふたりの世界って、そんなに続かないと思うけど。破綻したときは2人で死ねばいいって考えも続かないと思う。絶対にどちらかは考え変わると思うけどな。 くるみが1番かわいそう。 温子は結局シェアハウス出なかったんだね。
1投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログ現実感がないけれど、あっと驚く結末に感心! 条件が揃いすぎだろうとは思うんだけれど、伏線を綺麗に回収していく最終章は圧巻。このどんでん返しがなくても物語が成立しそうなのに、えぇ!っと驚く結末と、自由を感じられる場所のオチがとても綺麗に決まっている。楽しかったので一気読みだったよ。
0投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログ・ 読書記録25-34 『ダブルマザー』 辻堂ゆめ 作 ん〜 つい母親目線で読んでしまうので 後味はあまり良くないけれど 逆の立場なら? 視点はいつもフラットに
2投稿日: 2025.08.26
powered by ブクログ最後の最後にどんでん返しで驚いた!!! 親子って近いからこそ難しい 血が濃いからこそつい素直に気持ちを伝えることができなかったりする そんな元に生まれた2人のお話 どちらの親もなかなかハードな家庭だった 辻堂ゆめさんの作品はやはりおもしろい
9投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ一人の女性が飛び込み自殺を図った。共に母親を名乗る二人の女性。本当に自分の娘なのか、そうじゃないのか。二人の母親は死んだ女性は誰なのか探る。二人の母親がたどり着いた先は後悔と今更ながらの母の愛。結末は大変よろしくない。ある程度、想像はつくのだけれどあまりに身勝手だし後味が悪い。
0投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログ凄かった。 母親視点だといい家族な印象だけど、娘視点だと色々問題がある家庭だとわかる。 結末に驚いた。 ある意味ハッピーエンドなのかな。
1投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログ何だか恐い話だった。 どこでどうして辻褄を合わせるのか、わからず読み進めて、こんなことになるのかと驚いた。あり得ないと思いながらも、心が歪むとこんなに恐ろしいことが起きるのか。と。 物語的には面白いけど、後味が悪いなぁ。
1投稿日: 2025.06.28
powered by ブクログ最初から最後まで面白かった!娘が誰なのかは、早めに分かってしまうけど、1番最後のオチは分からなくて、伏線回収された会話におぉーってなった。
0投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
若い女性が鉄道に飛び込み自殺をする。その女性を名乗る母親が2人現れて、二人はそれぞれ自分の娘であることを主張するも決定的な証拠はなく、お互い反目しつつも真相を探るストーリー。 何が凄いって、登場人物の誰一人としてエエ人がいない。母親娘友人同居者…みんな何かしら悪いヤツってのは、読んでてなかなかのストレス。 ただし、辻堂ゆめである、単なる露悪小説ではなく、きっちりどんでん返しを決めてくれる。謎が解けたようにみせかけてからの2回転半宙返りは見事。
0投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログさすが辻村さん。こんなストーリーが思いつくなんて凄すぎ。あまりにも極端な二組の母子。ありえない設定なんだけど引き込まれて一気読み。くるみ、よく頑張った。もう一度、生まれ変われるなら幸せな環境の中で育ってほしいと願わずにいられない。
0投稿日: 2025.06.19
powered by ブクログどうなるのか、いったいこのカラクリは?? 知りたい一心で一気読みにはなるけれど、結局はイマイチ気持ちが理解できず。 間違ってしまった母親たちは大きく間違っていたけど、いなくなって初めて自分の間違いに気がつく。 娘たちはいつ自分の間違いに気がつくのだろうね?
18投稿日: 2025.06.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ストーリー自体、そんなことってある?ってことばかりだった。娘の入れ替わりに気づかない母、二重生活を送る娘(のふりした他人)、1人の他人として生きる2人の娘。警察も証拠品を残したままのリュックを遺族に返すなんてあり得ないだろうし、そもそもDNA鑑定したら亡くなった子が誰なのか、誰でないのか、は分かるでしょうに。 そしていたたまれない結末。 なんか読んだ後モヤモヤが残ってしまいました。
2投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ若い女性の自殺からはじまるミステリー 先の展開が知りたくてあっという間に読んでしまった 登場人物のそれぞれの心理などか細かく書かれていてストーリーとしては面白かった ただどの登場人物も自己中心的でなんとなく共感できなかった
3投稿日: 2025.06.10
powered by ブクログ2年前に整形し、電車に飛び込み亡くなった娘のバックから、行方不明の高校の同級生の荷物が出てきた事から、一緒に生活し死んだのはどちらの娘か、2人の母親が真相を探っていく。親に対する気持ち、子を想う気持ちは噛み合わない事はあるとはいえ…読み終えて「ふぅ」となるが、先が気になりイッキに読ませる圧倒的な筆力がすごい。
8投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログ先が気になりすぎて一気読み!久しぶりに徹夜した 少女が自殺するところから始まる物語。その死の真相は?鈴?詩音?鈴?詩音?どっち? 二転三転四転五転ぐらいするっからww 結局はどっちの親も子供のこと見てなかったんやろうなぁ〜って、、、久々のイヤミスヒット
34投稿日: 2025.05.26
powered by ブクログ辻堂さんの作品は初めて読みました。 続きが気になり一気読みタイプの小説。 最初、女の子が自殺するシーンから始まるので、なかなかキツイ…。現実で飛び込みや電車事故のトラウマがある人は読みすすめないだろうな。 (物語だけど賛否両論ありそう) ---------------------- 亡くなった娘の遺品のバッグから母親が知らない子の貴重品がみつかり、相手側に連絡したことから両者(母親同士)に繋がりができる。 亡くなった娘の遺影をみた相手側の母親が自分の娘だと取り乱しトラブルへ。 ●どちらの母親も本当の娘が分からないとは…。 外見を整形やメイクで変えたとしても、細かい癖や好き嫌いを2年間も演じられるものだろうか? 他人の人生を演じるのは容易くないと思う。 それほど自分の子に無関心だったのか。 せっかく苦労して手にいれた人生だったのかも知れないのに、結局騙されて利用された人生なのがかわいそう。他人の人生を軽んじている2人には、近い未来で罰が下るだろう。 母親たちも母親たちだけど、 娘たちのしたことの方が法律的にマズい。 今回の親たちのしてきたことは、まだ反省や後悔で済む範囲の罪だと思うけど、娘たちのほうは犯罪で裁かれる方の罪。しかも相手が亡くなっているので、取り返しがつかない。
26投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログ読み物としてなかなか面白かったです トリックには途中で気付いてしまいましたが、登場人物たちの思考を読むのが面白くて最後まで楽しむことができました 人は見たいものだけを見るんだなぁ...っていうのが本作への感想になります どの登場人物も自分だけは間違っていないと頑なに信じているのが滑稽で面白かったです 親たちは自分を毒親だなんて思っていないし、子どもたちは自分こそが1番不幸であると信じている 第三者から見ればどれも間違っているようにしか見えないんですけどね笑 最後の1行を見て三つ子の魂百までだなぁと思いました ❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀ 飛び込み自殺を図り、死亡したひとりの女性。 なぜか、母親を名乗る女性が二人現れる。 二人の母親が、娘の死の真相に迫る衝撃のミステリー! うだるような真夏日、ひとりの女性が駅のホームに飛び込んだ。そこに、なぜか母親を名乗る二人の女性が現れる。 性格も家庭環境も全く異なる二人の共通点はただひとつ。娘のことを何も知らない。死んだのは自分の娘なのか。なぜ、死んだのか。違うなら自分の娘はどこにいるのか。二人の母親は、娘たちの軌跡を辿り始める。
6投稿日: 2025.05.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
女子二人で共謀して毒親を出し抜く感じ 3人目の子が出てきた時点で、あ、自殺したのこの子でふたりの境遇を被せられたんだろうなとわかってしまい… かわいそうだけど 親や友達がいない境遇から、自らが望んだことなら ラストのほうで幸せだったとの記述もあったし 近くに住んでる痛いファッションのふたりも、きっと、それが娘達なんだろうなって。 ふたりの母たちの団結して行く感じが面白かった ママ同士って育児の話ですごく意気投合するよね 同じ年の子のあるいは同じ習い事のママでなければ出会う事も話す事もなかったであろう人達との交流が生まれる楽しさが蘇ってきた 二人とも誤解したまま(一人が山で自殺してもう一人が二重生活の末に自殺した、と) 娘たちは二人で一人として、すり替わって生きて行く。もともとターゲットに定めていたのだろう 本作もとても読みやすく、勢いで最後まで読んだ 他の方のコメで、さすがに母親がいくら整形したとしても赤の他人と見間違えたりしないだろう、無理がある、と書かれていたのですが、それは設定の随所にわたり、そうなのですが 物語だから 物語世界だから この世界に浸るのが吉だと思うのです
2投稿日: 2025.05.07
powered by ブクログ1人の娘が電車に飛び込み亡くなった。 亡くなったのは私の娘だと譲らない2人の母親。互いに顔や姿が自分の娘で間違いないと…。 真相が知りたくてページをめくる手が止まらない。 母親との関係に悩む娘の気持ちはわからなくもない。全く環境の異なる者同士であっても家族に関する悩みを抱えていたら意気投合してしまうのもわかる。でもここまでするかな…。そして自分の娘かどうかは普通わかりますよね~。現実では不可能な計画に思えてならなかったです。 辻堂さんの小説は最後の最後にいつも驚かされるので何となく予想はついていたけれど、この結末くるみちゃんが気の毒過ぎませんかね…。
14投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログ自分に都合のよいストーリーを勝手に作り上げている様子が怖くもあり、滑稽でもあり。そこまでして手放したかったものなのかとも思うけれど、それも私の勝手な解釈にすぎないのだろう。
1投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こういう小説をイヤミスというのだろうか…。最後の展開がすごかった。くるみの人生はなんだったのかと虚しくなった。なぜそこまでして得たかった人生なのに、鈴と詩音は実家近くに住むのか理解不能だった。中山七里さんの小説を読んだ時の読後感に似ている。 ポリアモリーという言葉と意味を初めて知った。日本でこういう家庭で育つ思いは相当複雑だろう。
3投稿日: 2025.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後の誰が娘だったかは想像がついていたのでそんなに驚かなかったけど、あの目の前に住んでた2人があの2人だったというのはびっくり。そんな危ない橋よく渡るね。そして声で気付かないもんかね。まぁ子どものことをよく見てなかったってことなんかもだけど。しかし自分と違う人になり切るなんて現実味がないよなー。まぁフィクションですけど。ポリアモリーとかほんとにありえんのかねとも思うけど、イエスの方舟とか東出昌大とか複数人で生活する人達はいるようだから、思ってるよりは多いのかも。と思って調べたら、荻上チキさんが語ってるのが出てきたわ。ほんとこの人って幅広いなぁ。
1投稿日: 2025.04.27
powered by ブクログあなたは自分の子どもの代わりに他の子が一緒に暮らしていたとして、違う子だとわかるでしょうか? もちろんわかると思うんですが、この小説に登場する2人の母親は、それが自分の子だと思い込んでいたんですよね。いくら整形していたとしてもわからないはずがないと思うんですが。 さて、このタイトルにもなっている『ダブルマザー』。その名の通り、2人の母親が当時します。 馬淵温子の娘、鈴が電車に飛び込んで自殺をした。悲しみに暮れる温子が遺品整理していると、鈴が最後に持っていたバッグの中から鈴のものではないスマホと学生証が出てきた。学生証にあった住所に電話すると、その子の母親である柳島由里枝という女性が訪れてきた。 遺影を見た由里枝は自分の娘の詩音であると言い張った。 自殺した子は果たして鈴なのか、それとも詩音なのか。 すごく良い話だなぁと思っていたら、ラストで全く別のストーリーが用意されていた。いやぁ、恐ろしい。子どもを侮っていたらいけませんね!そして、ちゃんと自分の子どもに愛情を持って接していかないといけないと思い知らされる物語でした。
23投稿日: 2025.04.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
列車に飛び込み娘が死んだ。 悲しみにくれる母親の前に、その子は私の娘だと言う母親が現れた。 やがて二人の母親の娘のどちらかが顔を変えお互いの家を行き来し母親を騙していた事を知る。。そして1人は列車に飛び込み死に、1人は忽然と消えた…? どちらの母親も娘じゃなかったこと気づかないわけが無い、と思いつつも やがて母親同士、娘の行動の謎を辿ることに。 やがて見えてきた真実とは、、 あちこちにヒントが散りばめられているのでオチの予想はついたけど最後の最後には驚いた。 かわいそうなのは、2人の娘に利用されたもう一人の娘。普通の家庭を知らなかったから、二人の母親の異常性が分からなかったのか。言われるままに二人に成りすまして。。 どこにも拠り所がなかったから、偽りの友情の奥の残酷性にも気づかずに人生をめちゃくちゃにされ、、、酷すぎる。この子には生きて自分の人生を切り開いて欲しかった。 或いは可哀想なのは二人の母親の娘たち…? まさか、あんな近くに居たとは、、 わざと母親の目につくような行動をする2人。母親は自分たちの娘とは似ても似つかない2人がまさか自分の娘とは気づかない。娘たちは気づいて欲しかったんでは、、?と少し思った。 嫌いなのに恋しい、ちゃんと愛して欲しい。そんな 歪んだ愛憎を感じた、、とは考えすぎでしょうか。 相手の本心などホントのところはわからない。 わかってるようでわかりっこないのだ。自分のことさえわからないのに。 親子だろうが他人だろうが、いつも思いはズレて行き違う。そう思った方が楽なのかも…?と思った。
2投稿日: 2025.04.24
powered by ブクログ全員が自分本位に生きたらこうなるのか… 2人の母親はそれに気づいて後悔して、少しずつ変わっていったけど、報われないのが苦しい 娘たちの会話にあった「自由を一番感じられるところ…」の最後の伏線回収にゾッとした 闇が深すぎる
1投稿日: 2025.04.17
powered by ブクログ娘のことを解ろうとしなかった母親達。 そんな母親をいらないと思った娘達。 だからそんな親を欲しいと言った同級生にあげようと思った。 読んでいて それはムリだろう と思うことが度々あった。面白いところもあるのに少し残念だった。
9投稿日: 2025.04.16
powered by ブクログ自殺した娘の母親だと名乗る女が二人。 火葬された後でDNA鑑定は出来ない。 娘は鈴なのか、詩音なのか。 手がかりを求め、二人の通っていた高校の担任から当時二人と仲の良かったもう一人の同級生くるみの名前を聞く。だが、くるみのSNSに送ったDMからは、喧嘩別れをしたからもう連絡してこないで欲しいと告げられる。そして残されたスマホの画像から、二人の母親が山へと辿り着く。その山はSNSで話題となった自殺の名所だった。出された結論は… 私には、二人の母親が彼女たちの真実を作り上げていくところが不気味だった。私には到底推測としか思えないことを、さも真実かのように話を作り上げていく。二人の娘が作った真実をそのままに。母親と名乗る二人の、元々あった異常性が窺えた。多様性とはいえ、鈴の母のようなポリアモリーの中で育てられたり、詩音の母のようなパーソナリティ障害のような社会性では逃げたくもなるだろう。 凡その筋書きは想像を超えないのだが、まさかこんな近くにいたとは思いもしなかった。ただ、何よりくるみを助けてあげたかったと思う。
11投稿日: 2025.04.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
そーいうこと! 二人が無事でたくましく生きててなんだか良かった 犠牲になってしまった子もいるけど…(現実ではまぁちょっと無理があるよなぁという感じなのであまり感情移入はなく) でもわざわざ近くでは生活しないよなぁ
1投稿日: 2025.04.11
powered by ブクログダブルマザー 辻堂ゆめさん 最後まで読んでびっくりでした。 途中の内容等は、 毒親? こんなことって? って感じ。 着地はしっかりしてました。
1投稿日: 2025.04.01
powered by ブクログ自殺した女性が自分の娘だと主張する二人の母。親子のあり方、家族のあり方。 辻堂ゆめさんだから何かあるんだろうと思いながらも、思ったのと全然違う真相で驚いた。 二人の母親が一応納得して帰路につき、エピローグにつながるほんの数行前の驚き!さすがだなぁ。 二人が嫌悪していたそれぞれの家庭については、読んでいるこちらも眉をひそめてしまうような環境だし、そういうこと考える気持ちもわからないではないけれど、二人の計画の恐ろしさにはぞっとする。親から離れるために何でもしちゃうほど、そこまで親を嫌えるのかぁ。怖い話だった。
4投稿日: 2025.04.01
powered by ブクログほっと?一息あれ?まだページが残っている… うわぁちょっとだけ予想してたけど、そこまで行くのか~ いや~結構コワイお話しでした。
1投稿日: 2025.03.30
powered by ブクログタイトルからある意味尋常ならない現実から多少は離れた世界観のお話かなぁ〜と読み始めたのですが…想像を超えたでもタイトルに則って二人の母親の出て来るお話でした。序盤の展開にも驚かされましたが、先に進めるにつれて明らかになって来る事が母親目線と子供の娘目線の景色で見るといろいろ考えさせられて…読めば読むほど引き込まれる作品でした。(^_^)
3投稿日: 2025.03.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Audibleにて耳読。伏線回収がすごい。でも、子供になりすまして他人が母親を騙すことなんてできないと思うんだけど…。我が家の笑い話、小さい頃の口癖、他に言えない〇〇家のエピソードなどなど、家族にしか分からないことって多いと思うんだけどなぁ。
7投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログそんなことだろうとは思ったけど、友達と思わせておいてこれはないわ。酷すぎる。自分たちのことしか考えてないのよね。
0投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログ若い女性が電車に飛び込むところから話が始まる。 女性は果たして誰なのか。 母が彼女のバッグの底から見つけ出したものは娘の物とは違う学生証とスマホ。 その持ち主に連絡を取るとやって来た母親は、リビングの遺影を見て自分の娘だと言い出す。 どうやらどちらかの娘が一人で二人を生きていたようだとわかってくる。 何があったのか、ふたりの母親は調べ始める。 母親達は知らなかったが二人は高校生の時からの親友だった。 二人の母親は対照的な生き方をしてきているが、娘を想う気持ちはどうやら同じぐらい強い。 しかしその強さは娘には伝わっていないし、娘達はそれに反発しているらしいことがわかってくる。 鈴と詩音という二人の娘に加えもう一人くるみという高校生からの仲間も登場してくる。 温子と由里枝という二人の母親は鈴と詩音の真相にたどり着き、自分たちの至らなさに気が付き、お互い心を通わせるようになる。 しかし、最後に意外な展開が待っていた。 なぜ電車に飛び込んだのか、本当のことを知っていたのは飛び込んだ本人だけ。 母親達はある意味、自分に都合の良いように解釈して傷を舐めあっていたのかも。 そして仲間を得て娘の居なくなった心の空洞を埋め合うのだろう。 一番の犠牲者は、一番報われない。何処までも報われないのがやりきれない。 親に対するあり得ないような復讐劇だった。 怖かった。
0投稿日: 2025.03.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
電車に飛び込んで自殺した娘に母が2人 先が気になって、殆ど一気読み 二人の母親には共感出来ないけれど、 最後気の毒になった 『自由を一番感じられる場所って、校門のすぐ外なんだよね』 可哀想な境遇とは思うけど、二人の娘が恐ろしすぎる:(;゙゚'ω゚'):
0投稿日: 2025.03.17
powered by ブクログ偽りの情け心の罠に嵌り、自滅に追い込まれる女性が痛ましい。娘の想いを都合良く解釈し、互いに慰め合う《ダブルマザー》が不愉快。非現実的だが、整合性がありミステリとして楽しめた。
1投稿日: 2025.03.10
powered by ブクログそんなことあるかいな!まずどんでん返しありきの深みがないストーリー。人間はもっと複雑で面倒なものでしょ。読みやすいライトノベルですね。
0投稿日: 2025.03.09
powered by ブクログ二組の母娘の確執を描いた家族小説かと思いきや、最終章で様相が一気に変化する。 整形した21歳の女性が娘を名乗り二軒の家で交互に生活する。 母親達は彼女を本当の娘だと信じて疑わない。 この荒唐無稽で非現実的な設定に前半は気持ちが乗らなかったが、ミステリ色が濃くなるに連れどんどんハマっていった。 「親の心子知らず」「子の心親知らず」とはよくいったもので、激しくズレた互いの想いに薄ら寒さを感じる。 列車に飛び込み自殺した女性は一体誰? そして整形した女性は? 最終章で明かされる邪悪な企みに唖然。 これは紛れもなくイヤミス。
8投稿日: 2025.03.07
powered by ブクログ途中から誰が死んだかは予想できたけど、理由や心情はほ〜となった。結局"あの子"以外全員自己中だったなという印象、あの子も自己中だったのか?
0投稿日: 2025.03.05
powered by ブクログイヤミスでは無いけど登場人物の誰にも共感できなかったなー。みんな自分さえ良ければ‥って感じ。 なんで整○したのかがモヤモヤしてたので真相がわかってなるほど〜と。よくできてた。
5投稿日: 2025.03.01
powered by ブクログ2025.2.25 最後そういうこと?!ってなった。 現実的にはあり得なさそう。 登場人物みんな怖かったな。
1投稿日: 2025.02.27
powered by ブクログ家族のあり方を描いた衝撃作品。 最後はどうなるの?とモヤモヤが止まらず 半一気読み。 普通に考えたらいろいろありえないことばかりだけど、 それでも力技で読ませる勢いがあった。 初めての作家さん。 一冊だけではわからないので、 他にもおもしろそうなものがあれば読んでみたい。 しかし、最後まで誰にも共感は出来なかったな。。
26投稿日: 2025.02.22
powered by ブクログ「自由を一番感じられるところって、校門のすぐ外なんだよね」 この言葉にトドメを刺された。 母親の、娘に対する身勝手な理想の押し付けと、娘の死に対する自己保身じみた解釈。懺悔の言葉さえ母性への陶酔に満ちていて。そして、そんな母親に対し、娘たちのすがすがしいまでの酷薄さ。娘に対して大した感慨もないそれぞれの父親の認識の方が正鵠を射ていたのは皮肉と言う他ない。 すべてを真摯に一人で背負って生きた「娘」が、死を選んだきっかけがあまりにも哀れで…。 ジワジワとボディーブローのように効いてくるイヤミス。
23投稿日: 2025.02.21
powered by ブクログ人って変われないんだなっておもわされました。ポリアモリーという恋愛スタイルの中で育った鈴にふりまわされ 家族に憧れまっすぐに生きたくるみが不憫。 ラストの一番楽なのだカレーが。はちょっとショックでした。ほら変わらないんだよって。
9投稿日: 2025.02.13
powered by ブクログダラダラとした導入部分もなく一気に主題に入っていくので読みやすかったです。 小難しい文学表現もないので、読解力がいまいちな私でも最後まで面白く読めました。 ただ途中、登場人物が出揃った時点で、このメンバーで話をまとめるにはこういう事だろうなぁと、大体の結末が読めてしまいました。
0投稿日: 2025.02.11
powered by ブクログ100%誰が悪い、と言い切れない分読了後のモヤモヤがすごい。2人の母親には共感も理解もできなかった…
0投稿日: 2025.02.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった! なかなかない設定で、所々「え、そんな展開?」ってなった。 鈴と詩音と、、くるみ。 3人の女の子達の生い立ちと生活がごちゃ混ぜになっていく。 途中で話の着地点が予想できてしまったけど 細かい所は予想外だった。 鈴と詩音の会話の中に伏線がいっぱいあって。 もう一度読み直したいー。 断言はしてないけど、2人はずーっと2人の母親があたふたしていたのを 近くで嘲笑っていたのかな?こえー。
2投稿日: 2025.02.05
powered by ブクログ途中から彼女はあのこだよねと思ってはいたけど、なるほど。イヤーな結末だわ。結局のところ本当のところを見ていないって感じだよね。登場人物はみんな性格悪くて誰にも共感はできない。
1投稿日: 2025.02.04
powered by ブクログ一気読みした。 結末は想定通りだったのだけれど、そこに至る伏線は全く見抜けていなかった。 自殺に至る心情も想像つかなかった。 娘たちの性格を「良いもの」と想像しながら読み進めていたため、娘たちの本性が一番「意外性」を感じるものだったかもしれない。 あ〜、近所の描写も「何かあるな」とは思っていたのに、想像できなかった〜。
1投稿日: 2025.02.02
powered by ブクログアマゾンでおすすめ本に出てきたので読んでみました。 なんともシュールで子気味悪いストーリー。 後味は悪い。笑 最近までこの気味悪さが何なのかわからなかったのですが、やっとわかりました。 登場人物全員、認知が歪んでいるんですよねぇ。 誰にも共感できない。 どんな本でも共感できる人物は一人くらいいてもいいと思うのですが、この本は誰にも共感できませんでした。 とても珍しい事です。 冒頭から雲行きの怪しい展開となっています。 電車に飛び込んだ少女は何者なのか? その少女の母親と名乗るものが二人いるのはなぜなのか? 読者の興味を一気に引き込んでいきます。 トリックとしてはなかなか無理がありますが、出来ないこともないかな、という感じです。 に、しても。 自分たちの幸せのためにそこまでするかな?って思ってしまって。 認知のゆがみがひどすぎて、サイコパスにまで発展してしまった感じがします。 被害者であり加害者である。 この立場が読者の心境を複雑にしますが、コレはやり過ぎだろう! (フィクションだから先が気になりましたが、現実に起きた話だったらシャレにならないレベルです) うーーん。 両親共に認知が歪んでいると子どもにも影響するんだな、と子育て世代の私はゾッとしました。 さらに、子どもの歪みは親よりもタチが悪い! この手のタイプ(認知がゆがみまくってる子ども)は一人であれば何も起きないと思うのですが、二人集まると妙な雰囲気を醸し出して場の空気をコントロールするんですよね。 「私たちに近づくな!」というオーラを背中から出している。 この手のタイプがいたら下手に近づかないのが一番の防御策だと思いますが、何らかの事故で一緒に行動することになってしまったら、物理的に逃げるのが一番いいでしょうね。 (学校だったら転校(可能であれば)、職場だったら転職) 気になるフレーズはこちらです。 「自由を一番感じられる場所って、校門のすぐ外なんだよねぇ」 それはそうなのだが・・・。 人一人殺しておいて、無邪気に発せる言葉じゃないよなぁ。 心理的にはホラーに近いかも。 ちょっと身震いしたね。
31投稿日: 2025.01.31
powered by ブクログ最後のどんでん返し、想像が及ばなかった。 一気に読める本。親と子の考えの違いに子を持つ親として、考えさせられた。
4投稿日: 2025.01.26
powered by ブクログ何度もどんでん返しがあって、最後はまさかだった! 自殺した娘を自分の娘だという女。 死んだのはどちらの娘なのか? なぜ死んだのか? 謎が謎すぎてとまらなくなる!
7投稿日: 2025.01.24
powered by ブクログ見事に騙された! とてもいい!! 話が進むにつれ、自分なりに推理し、推理が当たってると得意になっては、裏切られるというパターンを最後の最後まで味わった。 この2人は最強だ!
2投稿日: 2025.01.23
powered by ブクログ――こんなことが起こるのか、 こんなことを引き起こす娘とは? いったい何を思っていたのだろう? うだるような暑さの中、急行列車がやって来る。ホームドアはない。 もつれる足を動かす。あと少し、あと少し、行く手の日向へと。足元の地面はなくなり・・・・・ 母親、馬淵温子にはこれから、思いもよらぬことが起きる。亡くなった娘、鈴の持ち物を見たことで、もう一人の母親柳嶋由利枝が現れる! 家庭環境が全く違う娘ふたり。母親ふたりは、どちらの娘なのか、何があったのかを協力して調べ始める。・・・・私たちはこんなにも、娘のことを知らない母親だった のか・・・・最後にはふたりともに、反省する。 ラストは、驚きの連続だった!! ――えっ(;゜O゜)そんな!―― 辻堂ゆめさんの作品は、多分四冊目だと思う。様々なタイプの作品を書く作家さんだよな~っと 思っている。 次作はどんな話なのだろう。 2025、1、21 読了
56投稿日: 2025.01.22
powered by ブクログ最初から謎すぎてぐっと引き込まれた。 で、途中少しだれて最後に巻き返す感じ。 お父さんを連れて来てと言われもう駄目だってなった理由が何か笑える。自殺のきっかけそこかぁ。 書きようによっては自殺あり、駄目な親あり、いじめあり、っていう重い内容のはずなんだけど、読後感は何故かすっきり。
12投稿日: 2025.01.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーむ。 こんなに誰一人好きになれない話も珍しい…と、思ってしまう。 二人の女の子の悪魔のような行動。 最後の最後にああイヤミス通り越している…。 私、やっぱりこの手の話は苦手だな…。
4投稿日: 2025.01.14
powered by ブクログ本当の娘たちは2人とも死んでしまったのかと、思った後のなんとも言えないどんでん返しと、とても近くにふたりがいた事に怖さを感じた。ある意味ホラーな1冊。
8投稿日: 2025.01.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この作品がイヤミスという枠に分けられるのならば、確実に上位になるだろうと思わされるほどの後味の悪さでした… 自殺した娘とその子の母親だと名乗る2人の対照的な女性 初めは、なぜ自殺したのか、本当の母親はどちらなのかと謎解きのような感覚で読んでいて、第三章でやっと真実がわかった…とこの母親達と同様の安堵感でいたのに、「?あれ?第四章がある…??」とまだ終わってなかったのかな?と不思議に思いながら読み進めて、この物語最大の衝撃を味合わされました…汗 皮肉なのが、この2人の母親、実は死んだと思っている娘たちと会っていたこと。 百合枝は初めてシェアハウスに行った日の帰りに、温子は話の終わりに。 偽装自殺して母親を苦しめてやろうという娘達のドス黒い計画の先に、母親達のすぐ近くで暮らしているという衝撃の事実、、 鈴と詩音の母親への憎悪は相当なものだったんだろうけれどおぞましい… そして、そのドス黒い計画にちょうど良いくるみが加わり最終的に命さえも軽んじる2人を見て、10代なのにここまで歪んでしまうとは…と思ったけれど、10代がゆえの純粋さからここまで歪んでしまったのか、、、、 百合枝が会っていた同級生の橋田も、性格良さそうな雰囲気あったけれど実際は陰であだ名をつけたりしてて性格悪いみたいだし、ここに出てくる人物みんな歪んでる。 でもこの中で一番怖いのは詩音な気がする。。
3投稿日: 2025.01.09
powered by ブクログ※ 2人の母親視点で語られる娘との生活と、 2人の少女達が語り合う家族や母親への不満。 この二つで結末へつながると考えていたら、 まさかの結末に驚かされました。
9投稿日: 2025.01.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
飛び込み自殺を図り、死亡したひとりの女性。 なぜか、母親を名乗る女性が二人現れて。 二人の母親が、娘の死の真相に迫る衝撃のミステリー! うだるような真夏日、ひとりの女性が駅のホームに飛び込んだ。そこに、なぜか母親を名乗る二人の女性が現れる。 性格も家庭環境も全く異なる二人の共通点はただひとつ。娘のことを何も知らない。 死んだのは自分の娘なのか。なぜ、死んだのか。違うなら自分の娘はどこにいるのか。二人の母親は、娘たちの軌跡を辿り始める。 すごかった!!なんだこれって思ってしまった。電車に飛び込んで死んでしまった娘の母親を名乗る人物が2人。あらすじを読んだときは、全く意味が分からなかった。いや、いくら飛び込み自殺しても身分証とかで分かるんじゃないの?って思っていた。 だが、確かに身元は分かったけど、遺影を見て「私の娘です」って言い出す母親が出てくるとは思わないじゃん。そこから、どっちの娘なのかって母親たちはどうにかして調べ出すんだけど、なんで死んだほうが自分の娘で、もしかしたら生きているかもしれない娘のほうは無視してんだろうってずっと思っていた。 そして、この2人の母親がキャラが濃い!鈴の母親は、パートで働いているが、年頃の娘がいるのにシェアハウスで暮らしている。それもそのシェアハウスに暮らす男は3人いて、そのうちの1人は父親だが事実婚というかパートナーってかんじ。そして、残りの男たちとはそのときの気分で夜の相手をする。相手を作らずに恋愛をするという人たちのことらしいけど、ただ単に優柔不断な恋愛体質なだけ。そんな母親にうんざりしている娘の鈴。 もう1人の詩音は、優秀でピアニストを目指している女の子。だけど、父親とは別居しており、母親は過保護な生活。お金持ちな家庭だが、母親はプライドが高い。作中の詩音の母親を見ていると、「いやぁ、詩音ちゃん、マジで今まで我慢していたんだね…すごいよ」ってどうしてもなってしまう。 2人の母親が、高校のときの教師に話を聞きに行ったり、当時の同級生に話を聞きに行ったり、当時高校のときに2人と仲が良かったという同級生にSNSから話を聞こうとして拒否られたりして、不慣れながらも2人の母親は探偵をしていく。そして、詩音の部屋から手がかりが見つかる。 この話を読んでいる最中は、マジで電車に飛び込んだのは鈴ちゃんなの?詩音ちゃんなの?どっちなのよ、そして片方のほうはどこへ行ってしまったの?って心配していた。どこかで生きているのかな?それとも…ってすごく心配していた。 そして、まさかの展開!そう来たか〜ってなった。2人の思惑と逃げ方。そして、鈴ちゃんが言っていた「一番自由を感じるときは、自分がいるべき場所を、外から眺めているとき」っていうのが、最後に「あー!そういうことだったの?!」ってなった。すごい。まさかの結末にびっくりした。そして、彼女たちも分かっていたとおりに、あんな生活がいつまでも続くとは思えない。だけど、束の間の自由を楽しんでほしいし、きっと2人ならなんとかして乗り切ってしまうんだろうなぁって思ったりする。 しかし、「あの子」のことを思うとなんだか…ってかんじもする。良いように2人に洗脳されてしまったかんじがするし、騙されてしまったのかなぁって思う。でも、「あれぐらいで死ぬなんてバカだよねw」って言う鈴ちゃんに「ねーw 本当にw」ってかんじのがすごく怖いっていうか嫌な感じだったなぁ。 本当、すごい話を読んだ気がする。この方の作品は、いつも驚かされるし楽しませてくれる。 2025.1.3 読了
2投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログ読後感がたまらなく嫌ーな感じになる本だった。最終章では、読んでいる途中に登場人物達に少しでも共感を覚えてしまった自分を恥ずかしいと思うほど、登場人物全てが「クソ」(汚い表現ですみません)に見えてきた。 人にお勧めできない本です。「いやミス」とも呼びたくない。
0投稿日: 2025.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み始める前、ここでうっかり重要なネタバレを読んでしまい… それでも気になるので読んでみたのだけど、終盤にそのネタバレの内容が薄まるほど綺麗に「え?」という声が出てしまった。 ------以下ネタバレです。ご注意ください------- 娘の死の真相を探るために母親2人が鈴と詩音の亡くなった山に行き「2年半前に山で亡くなったのは詩音、鈴と詩音の二人一役を頑張っていたのは鈴」と確信し休憩所でお互いを慰め合っている中、2人のいる休憩所のテレビから前項で鈴と詩音が2人でいるシーンに出てきたニュースが「半年前のニュース」として流れてきて… 結局、電車事故で亡くなったのはいなくなった鈴と詩音の代わりに2年半も鈴と詩音の2人を演じて生きていた"くるみ"。 天涯孤独で施設で育ったくるみは"家族"に憧れがあり、「じゃあ私たちの家族をあげる」と"鈴"と"詩音"の人生を押し付けられた。 そんな2人の計画に気づかず、鈴と詩音が亡くなったと思っているくるみは、2人の代わりに2つの家族を大切に扱いながら過ごしていたが、鈴と詩音になりきるわけがないという現実を突きつけられて、それを苦に電車に飛び込む。 本物の鈴と詩音はそんなくるみを「真面目が服を着て歩いているような子」「あの程度で死ぬのはバカ」と笑いながら、鈴の自宅の目の前のアパートで2人で暮らしていた。
0投稿日: 2025.01.02
powered by ブクログ共感と共通の目的を持つ意味を知れる小説。 新しい感覚の小説だった為、どのような展開になるか予想しながら読みました。 結果大いに外れて唖然としました。 二人の母親が一人の娘を取り合う? 娘の本当の目的を知った時・・・ それでも共通の事柄があるよ人って変われるのだっと感じました。 母親の方には意外に響く小説かもしれません。 この本のミステリーを楽しんでみて下さい。
25投稿日: 2024.12.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルと序盤の雰囲気から「家族不和からの家族愛を見つめ直す話なのかな」と思って読んでいたら、最後のどんでん返しというか真相に言葉を失い、「この話における邪悪ってなに?」と考えたくなる話だった。 娘達の邪悪さと、その娘達が育った環境と母親と、でも娘達がしでかしたことは全部「環境が悪かったからです」では済ませられない胸くその悪さがあって、中盤までに漂っているこの話の空気感(物悲しいけれどどこか綺麗でもある)を壊していって、最後になんともいえない気持ちになる。 とりあえず私はいつか、この娘達が報いを受ければいいと思う。(でないと人一人の命を奪うきっかけを作ったのにここまで飄々としてるのが、「こいつらなんなの?」と思うし、でもこの娘達の精神性を作り上げたのが作中で「娘」と向き合おうとした母親達なのだと思うとなんかもうしんどくなってきますね)
0投稿日: 2024.12.29
powered by ブクログ2人の母親が娘の死の真相を追求する感情や心情は理解出来る。しかし、ミステリー部分がダーク過ぎて人間不信に陥りそうになりました。
0投稿日: 2024.12.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ラストのどんでん返しには少し驚きましたが,結局は親も周りの人も欺いて仲良しの2人が1人を殺して生きていく、そして本人たちはその事に対して何も罪悪感を感じていない、というなんとも言えないラストでした。 両家の母親がまさか自分の娘が別人なのか、自殺するほど追い込んでしまったのかと思いながら激しく悩み葛藤し苦しむ一方で、親も身よりもいない子を巻き込み自分たちのわがままで、身代わりにして生きていく娘たちの決断…人によって色々な感想が出そうな本だな,と思いました。
0投稿日: 2024.12.23
powered by ブクログ騙されました 終盤になるにつれて大体こんな感じで 終わるんだろうなと予想しながら読んでましたが 最後に驚かれました
19投稿日: 2024.12.21
powered by ブクログ新しいイヤミス作家を発掘。 サスペンス調でありながら、それぞれ野村家庭の嫌な部分をえぐって話は進む。 最後はそんな終わり方ってあるかと感じで終わる。何だか消化しきれず、モヤっと感だけが残った。
1投稿日: 2024.12.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ふたりの母親たちのどちらの娘になりたいだろうか。どっちにもなりたくないと思った。温子は優しそうだが、基本移り気で愛して貰えなさそうだし、由里枝は逆に厚かましいほどの愛を持っているが、一緒にいるのが疲れそうだ。 だとすると、鈴と詩音が彼女たちの元から離れたいと思うのは当然のことなのかもしれないが、私には残念ながら鈴と詩音が理解できない。それぞれ、もっと関係を良くするために頑張ってみて、それでもダメだったら離れれば良かったのではないか。まあ、言うのは易しかぁ。大人の意見を変えるのは子どもにとって難しいもんね。 それでも、やはり母親は替えがきかない存在だし…と思ってしまう私にとって、こういう終わり方はすっきりしない。鈴と詩音はこれで幸せになると思えば、良い終わり方なのかもしれないが。 最も可哀そうだったのは死亡した女性で、折角うまく家庭生活を送れていたのに、母親のほんの一言からその生活を続けることができなくなってしまって、不憫だった。そこまで思い悩まずとも、適当に母親の一言をあしらうこともできたと思うが、女性の真面目な性格がそうはいかなかった。最期に欲しいと願っていたものを手に入れることができたことだけが救いか。
3投稿日: 2024.12.17
powered by ブクログなぜこのような不可思議なことが起きるのか、という思いを持ち続けながら物語を読み進めていく作品。真相に近づくにつれてモヤモヤし、最後には嫌な気持ちが残る湊かなえ氏に負けず劣らずのイヤミスだ。
1投稿日: 2024.12.15
powered by ブクログ不気味な表紙のイメージ通り、終始、不穏な話だった。二人の母親は子供に憎まれても仕方がないとは思うが、娘達の取った行動は常軌を逸していた。真相はあまりにもかわいそうで、嫌な小説だったなぁ
54投稿日: 2024.12.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うわあぁぁ…なんだろう、暗くて悲しい。サスペンス的な要素もあって、真実はどこに?と気になって読めた。 ストーリーは、ある少女がホームから電車に飛び込み、亡くなるところから始まる。馬淵温子は娘である鈴を亡くした悲しみのなかにいた。遺品のかばんを開けた時、かばんの底に厚板があり、その下に娘と別人の柳島詩音という少女の財布と携帯が入っていた。娘と何か関係があるのでは?と思った温子は、詩音の家に電話をかける。受け取りに来た詩音の母親、由里枝と娘のことを聞き出す温子。なんの繋がりもなさそうな二人だったが、同い年、同じ高校に通っていたことが判明。娘の事故について何か知っているのではと思う温子だが、鈴の遺影を見た由里枝が驚愕の一言を発する。 『どうして、うちの娘の写真が飾ってあるんですか』 鈴と詩音はそっくりだった。どちらも2年ほど前に整形をしたという。温子と由里枝は話をしていくうちに、二人だと思っていた娘が、実は一人で二重生活をしていたのではないかという結論に行き着く。鈴と詩音になりきっていたのはどちらなのか、残りの一人はどこにいるのか。 以下ネタバレ。 鈴も詩音も家(家族)に不満があり、高校生の頃から家を抜け出す計画を立てていた。施設育ちで親のいないくるみが転校でやってきて、くるみを巻き込んで計画はスタートした。親が欲しいくるみに鈴と詩音として生活をさせ好きな親を選んでもらう。そして鈴と詩音は自由を求めて生きていく。 なんだろうなぁ、ないものねだりってあるよね。でも、まさか入れ替わりがこんなにうまくいくものだろうかと思ってしまった。でも、相手のことを深く見ないと少しの変化に気づけないというのもありそうだな。鈴と詩音を亡くした母親二人が段々と娘を通して自分自身を顧みながら仲良くなっていくのに、現実が残酷すぎて悲しくなる。
9投稿日: 2024.12.12
powered by ブクログ駅のホームで自殺した女性。その女性の母親がなぜか2人いるというオモロイ設定でした。 相反するタイプの母親の生活、心境の変化も上手く書かれてます。 娘の死の真相は?気になる方は読まれて下さい。
7投稿日: 2024.12.07
powered by ブクログ列車への飛び込み自殺した21歳の娘。遺品のバックの底からスマホと財布(学生証)がみつかり、持ち主に連絡を取ると、その母が乗り込んできて、時期同じころから娘が行方不明だという。飾っていた娘の遺影を見て、その母はそれは自分の娘だと主張。お互いの母が娘だと思っていた女性はいったいどちらの娘だったのか?物語は語り手をどんどん変えながら予想外の展開を見せます。 読後感はよくないです。面白い本が読みたい人にはお勧めですが、心がほっこりする本を求める人はやめましょう。 性に対して自由な生き方をしているグループなどが出てくるので、中学校以上。
4投稿日: 2024.12.02
powered by ブクログこっわ〜‼️‼️‼️‼️ だけど、途中からのあたしの推理は当たってた‼️‼️‼️ それにしても… 本当にいるかもしれないみたいな家族(回りくどい言い方だけど。)と、すごくいそうな感じの大人たちに巻き込まれてしまう子供たちも、かわいそうだと思う… が、こんなことが考えられるのか?そして、実行できるのか?と、想像するだけで、めっちゃ怖いんですけど…
23投稿日: 2024.12.01
powered by ブクログ列車に飛び込んで亡くなった女性。葬儀は済ませたものの呆然としたままでいた母·温子のもとに、亡くなったのは自分の娘だというもう一人の母·由里枝が現れる。言い分が相容れないまま、二人の母は高校の同級生だった娘たちのことを調べ始める。分かったことを少しずつすり合わせるうちに、母たちは自分たちの過ちにも気づき始めるのだ。 なんとなく受け入れられるようになったのかと思ったあとの最終章。そこで明らかにされる事実はなんと残酷なことか。あっていいはずがない事実に愕然とする。
1投稿日: 2024.11.30
powered by ブクログ母親が2人現れるという強烈な始まりから、少しずつわかっていく事実に話が二転三転と変化していき最後まで展開が読めないところが面白かった。
2投稿日: 2024.11.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自殺したのは馬淵鈴か柳島詩音か?真相を探していくうち娘を苦しめていたのは自分たち母親だったと気づく温子と由里枝。 敵対していた2人だが2年間同じ〝娘〟の母だったことで仲間意識を持つようになり、娘の死も受け入れてーーーー たけど娘たちいたのね!? あの時、瞬時にここまで計画して仲間に引き入れたってことか。 温子たち母親も思い出をよすがに生きることにして、結局何も変わらないまま。 あの子の犠牲が重すぎる。
6投稿日: 2024.11.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
整形してても自分の娘かどうかはさすがに分かるんじゃ?!と正直思っていましたが、だんだん引き込まれてしまいました。 あり得なそうであり得るように思えてしまう、 お話でした。 ラストは少しゾクリとしました。
2投稿日: 2024.11.24
powered by ブクログひとり娘が自殺した?と思う母親が2人。 設定はありえない感じ。母娘の関係は複雑。 母親達の思いは通じず、娘達の自由勝手が押し通される。 ちょっと納得出来ない、と思うのは自分も母親だからだろうか? 最後のしっぺ返しも辛いなぁ。 お母さん頑張れ!だね。
1投稿日: 2024.11.24
powered by ブクログ子を持つ身としては、なんとも辛くなるストーリー。親も親だけど、娘ってこんなことを考えてるの?いやいや、自分が10代の頃でもこういう発想はなかったぞ。と、読み終えてからもあれこれ自問自答してしまった。 亡くなったのは一体誰なのか、最後の最後までわからなくて一気読み。 そうきたか…二人の母の気持ちを考えると切ない。
49投稿日: 2024.11.21
powered by ブクログ親世代の目線からしか見れないので切ない… 10代の子はどう感じるのかなー。 1番不憫なのはあの子。 産まれてから死ぬまで不幸すぎる、、、
6投稿日: 2024.11.21
powered by ブクログ読み終わった後、しばらく呆然としてしまった。 ここまで母親たちを批判的に見てるのかと、そして、私から見たら、その娘たちの結びつき方も都合のいい考え方も母親たちと変わらないんじゃないかと思えて空恐ろしい。 設定も斬新で、最後まで予想のつかない展開の中での母娘の話で、おもしろいけど怖かった。
5投稿日: 2024.11.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
娘が電車に飛び込んで亡くなった。その遺品の中から見知らぬ学生証が出てきて、そこへ連絡すると、受け取りに来た母親が遺影を見た瞬間、自分の娘だと言い出した。 2人の母親、そしてそれぞれの娘が同じ顔に整形したと知り、真実を追うことに… 2人の娘もさることながら、この母親達も相入れない部分が多々あって共感は出来ませんでした。 どちらの娘が亡くなったのか? そして整形した真意とは? ラストは衝撃でした。まさかそう来るとは! ある意味母親達にとっては幸せな結末だったのかと思います。真実が中々悲惨でした。
5投稿日: 2024.11.19
powered by ブクログ序盤から気になる展開でした。 辻堂さんの作品は同じ年代だからこそ、ストーリーに入り込みやすく好きです。 今回の作品は、湊かなえさんみたいなイヤミスな感じでした。 結末は予想を裏返され、とても驚きでした。 ポリアモリーも共感できないし、鈴と詩音の言動にも共感はできません。 ですが、鈴と詩音の家庭環境は良くなくて嫌だったという気持ちは理解できます。
16投稿日: 2024.11.16
powered by ブクログ初めて読む作家さん ミステリが全般好きなので 若い女性が電車に飛び込んで亡くなった ところから物語が始まる 彼女の心のつぶやきから なぜ飛び込む事になったのか 親、子、友達、第三者… それぞれの視点や考え方思いなど そのズレが大きくなって歪んで どういう展開になるのか気になって でも気持ち良く終わる事は無い そんな思いのままに読み進める その感触のまま 自分がそこまで 他者に対して冷酷に切り離した そんな感情の持ち主になれる気がしなかった 今までの自分のしんどい思いは まだまだぬるま湯くらいなのか 著者の他作も 読んでみたいけれど 私にはもう少し時間をおいてから 気持ちリセットしてからが いいかもしれない
1投稿日: 2024.11.16
powered by ブクログ辻堂ゆめさんのミステリ。 後半にかけて、いい意味で感情がぐちゃぐちゃになってしまった一冊。笑 最後のページまで楽しんで読むことができました!
4投稿日: 2024.11.15
powered by ブクログ駅のホームから若い女性が通過中の急行列車に飛び込むシーンから始まる衝撃作。亡くなった馬淵鈴の遺品から柳島詩音のスマホと財布が見つかり、駆けつけた詩音の母は遺影を見て自分の娘だと言い張る……。 なにやらわけのわからない展開になりそうだなと覚悟を決めた。読み進むうちに明らかになるのは、それぞれの家庭において不満を抱えていたらしい娘たちの姿だ。鈴はともかく詩音はどうなんだろう? 設定はおもしろいが説得力に欠ける。 仕掛けられたミスリードにも今回ばかりは引っかからなかった。
6投稿日: 2024.11.14
powered by ブクログ序盤から展開が気になり、一気読みでした。 電車に娘が飛び込んで亡くなったと連絡を受け、その娘をめぐっての謎、親ガチャの苦悩、色々や要素が絡んできて面白かったです。 ただ結末が…。 湊かなえさんのイヤミスを読んでいるような気持ちになりました。
7投稿日: 2024.11.08
powered by ブクログある若い女性、馬淵鈴が駅のホームから飛び込み、電車に轢かれて亡くなった。鈴の母、温子は彼女のバックから鈴とは別の女性、柳島詩音の財布と携帯を見つけ、詩音の母、由里枝が温子の家に財布と携帯を取りに来る。由里枝は亡くなった鈴の写真を見て、行方不明の詩織だと言い張る。亡くなった女性は一体誰なのか? 読んでいくうちに何となく先が見えてきたけど、最後は想像の斜め上をいく展開だった。 毒親って自分がおかしいことに気づいてなくて、自分を正当化してるからややこしい。鈴と詩織は毒親の犠牲者だけど、そこまでしなくてもと思ってしまう。 温子も由里枝も異常だけど、鈴と詩音も異常。
39投稿日: 2024.11.08
