
総合評価
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powered by ブクログいくらなんでも面白すぎる。 他の方も書いている通り、前半は報告者形式のホラーです。ゾワゾワくるし、オカルト好きにはワクワクが止まらない。 後半は戦争バトルもの。もはや怖さはなく、むしろ登場人物一人一人の個性が際立って、最後はなんとちょっと感動すらできるというとんでもない味変。 でもね、これはこれで新鮮だしよかったです。もともとこの作者さん、戦争モノ?のライトノベル作家さんですもんね。なんか納得。 情景描写が良いのですが、いわゆる怪物的なサムシングの見た目の想像が難しいため、ドラマかアニメとかにしてくれないかな。多分世界中でヒットすると思うんですが、これ。
1投稿日: 2024.11.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
同じような感想を抱いた人も多いと思うが、前半はやはりSCPを彷彿とさせる報告がメインであった。読んでいて得体の知れない報告が多かったので、良い意味でゾワゾワしながら楽しめた。後半からはガラッと雰囲気が変わり、エツランシャを討伐するために、これまでに関わってきた人物たちが共闘するというものだった。基本的に、前半がゾワゾワするのに後半で派手なバトル物になる作品は「残念」に思うけれど、この作品は「残念」と思わせない展開になっていた。むしろ、魅力ある登場人物たちが共闘するあたりは読んでいてワクワクした。 ただ惜しむらくは、「結局エツランシャって何者なん?」「あの場面てどういう意味なん?」「結局日本滅亡の危機はさったけど危険因子はまだ残ってるってこと?」など微妙に説明不足(恐らく想像の余地は残してるんだろうけど)に感じたところかと。まあ、毎度の如く私の理解力の問題もあるやろけど。
4投稿日: 2024.11.18
powered by ブクログまだ数ページ読んだだけだけどもう好き。 SCP味ですね、大好物です。 どんな結末でもそういうものだと納得している未来の自分が見えます。だって大好物だもの。
1投稿日: 2024.11.17
powered by ブクログ雰囲気系怪異もの 中盤まで報告書形式で人死にがでるアイテムや物体の収集や情報を集めまくり、後半それらと対峙する展開になっていく。 報告書のページの使い方が贅沢ですよね、短いやつとか続くともったいねえ〜と貧乏性がうずくぐらい余白が凄まじいです。 誰かの主観視点はなく一貫して報告書に書いた体なのであんまりのめり込んで読む心持ちにならんかったです。 後半のバトル展開より、肝の報告書がそんなに面白いか?って思いました。 設定は面白そうなんやけど、なんかモヤモヤする話のつくりに感じました。 実験小説なのかな、変な家とかに近いから微妙っすね
37投稿日: 2024.11.17
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途中までは面白かった。本当に報告書を読んでいるようで緊迫感があった。 後半はよくわからなかった。すっきり解決したようには思えなかった。
2投稿日: 2024.11.03
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推薦者の事もあり報告書形式のホラーかと思ったが、途中から怪獣モノの様な様式となり不完全燃焼のまま終わってしまった。 前半の報告書形式の話や全容の知れない奇妙な現象の数々を読んでいる間は楽しかったが、他の方も言う様に風呂敷を広げすぎてどういったジャンルとして楽しめばいいのか分からずに読み終えてしまった。 アイルランド軍人や売春婦の存在など、キャラの行動としての見栄えが良い部分は幾つもあったのでもう少しその動機が点起きされるのでは無く動機としてわかりやすければ良かったと思う。
2投稿日: 2024.10.31
powered by ブクログ最初から途中までは報告書形式になっていて、それが斬新で面白いと思った。 しかし、右園死児化したモノを始末しに実行部隊が動き出すとこらへんからちょっと微妙かなとどうしても思ってしまった。 右園死児がなんなのか、はっきりした設定が欲しかったかも。 ぼやけた面白さがいいのとよくないのと作品によって違うけど、右園死児は知りたかったかもと思ってしまった。 もう一度読み返すとしたら最初から半分くらいまでかなぁ。
9投稿日: 2024.10.30
powered by ブクログまさかこんな内容だとは全く思っていなかった。個人的には楽しめたので良かったのだが、勝手に怖い話を求めていたのでかなり面食らった。タイトルにも使われている通り「報告書」により淡々と進んでいく。ある意味、各事象について報告書として簡潔に書かれているから良いと思える場面は多々ある(いや、全く良くはないのだが)。というか、ほとんどかもしれない。もし、これが詳細に描写された物語ならかなりの精神ダメージを負ったかもしれない。想像力豊かな方ほど報告書の言外の出来事が頭の中で映像として浮かび楽しめる(?)のではないかと思う。右園死児(ウゾノシニコ)とは何なのか?その調査報告書がここに纏められています。 以下、個人的妄想です。 想像力豊かな方はここで閉じてください。 想像を絶する災厄。それに直面する人間は何を考え、どう行動するのか?支配、制圧、逃亡、従属、対峙、討伐。絶対的な恐怖は人間の心をどう蝕んでいくのか?果たして地獄とはこの世ならざるところにあるのか?この世にあるのか? などと、本書に関係あるようなないようなちょっと痛い妄想が尽きない。
28投稿日: 2024.10.23
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慣れないスタイルで読むのが大変でしたが、報告書という形式をもって、超常現象的な存在についての記載をしていくという内容でした。面白く読めました。
0投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログ惜しいと思った。前半部分は素晴らしく面白かったが、後半は話が広がりすぎてまとまらずに終わったような感じがしてちょっと飽きてしまった。前半と後半があまりにも違うためそれぞれのテイストで統一されてたらもっと読みやすかったかもしれない。
0投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
右園死児に至る集団報告。 明治二十五年から続く、政府、軍、捜査機関、探偵、一般人による非公式調査報告体系。 右園死児という名の人物あるいは動物、無機物が、規格外の現象の発端となる事から、その原理の解明と対策を目的に発足した。 右園死児(うぞのしにこ)という名の人物、動物、無機物や場所が発端となって起こる怪異にまつわる報告書の形で綴られるホラー小説です。 他の方も書いていますが、かなりSCP的雰囲気が濃いので、SCP記事やSCPのtaleが好きな人なら、報告書風の記述も慣れていると思いますし、きっと楽しく読めると思います。 とはいえ、終盤に進むにつれホラーというよりは壮大な戦記モノっぽくなるので、純粋なホラーを求めているとちょっと違うかな、とはなるかも。 個人的には異能力バトル風の熱い展開で、何か話変わって来たなとは思いつつもそれはそれで楽しかったです。今までバラバラに行動していた群像劇だったのが、それぞれ集まって共闘するような感じで。 個人的には、朝倉さんと神谷さんが好きです。
18投稿日: 2024.10.15
powered by ブクログう、うーん?うん… ホラーじゃなくて、SF…でもなくて… 度々同じ人や話がでてくるけど、チェーホフにライフルが発射されないよぅ…と泣きつきたいくらいには伏線らしきものも放置されてる気がする…著者の中では筋が通っているのかも…すごい一生懸命よめば分かるのかも… scp財団みたいな話から「戦闘妖精雪風」みたいになるのかと思って期待したのに…若者には人気なのかも…
1投稿日: 2024.10.13
powered by ブクログ前半は怖い話、後半はこっちの方向に行くのかーと思いもよらなかった。 グロテスクな話が個人的に苦手なので、この評価。 貴志祐介の新世界よりのラストの描写を彷彿とさせた。ちゃんと読み込んだら、面白さが増すと思った
0投稿日: 2024.10.13
powered by ブクログ#右園死児報告 #真島文吉 #読了 『右園死児』という人物あるいは動物についてまとめた報告書 というだけだと思ってたら後半まさかの展開だった。 対策しようとすればするほど深みに落ちていく感じがいい。
0投稿日: 2024.10.11
powered by ブクログ都市伝説的な不可解で血生臭い報告書の積み重ねから始まって、終盤は日本全土を巻き込んだ歴史的事件から大異能バトルへと発展していく。スケール感の拡大に目眩を覚えるが、章の区切りが1〜2ページと短いのでサクサク読める。4時間ちょいで読破。かなり楽しめた。
0投稿日: 2024.10.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
カクヨム版を読みました。短めの文章が連なる形なので読みやすかったです。 報告書の形でSCP的な怪異が続々と出てくるので読んでいてワクワクしました。報告二三号遺体が一番好きかもしれません。 終盤は報告書という形では無くなっていましたが、これまで登場した右園死児の一部を利用してエツランシャを倒しに行く展開は熱くて面白かったです。 ブラインドマンの橋田四郎が刀剣扱って活躍するのを楽しみにしていたのですが、あっさり死んでしまったのは残念でした。 また、同じ人物が何度も出てくるとは思わず、名前がなかなか覚えられなかったことは少し難点でした。
0投稿日: 2024.10.03
powered by ブクログ今流行りのモキュメンタリーかな? と思ったけど違った。『右園死児』という様々な事象とか人物とか怪物とかあれやそれの報告書かな。 最初だけ。 右園死児の報告案件は面白かった。 他の人も言っていたけれど、SCPとかそういうものを想起させる。基本的に話の内容が短いので読みやすいし、右園死児という得体の知れない事象が次に何を起こすのか楽しみだった。 そういう話は好きなのでページを捲り、報告案件のタイトルを見るだけでも胸を躍らせたものだが、後半は何だか状況が変わってきたような気がする。SF要素? あれは結局必要だったんだろうか。 素直に報告案件を書き連ねてくれれば素直に楽しめたのに、後半の展開が個人的には残念。「こういうのじゃないんだよなぁ」と。 作者さんが宣伝と称してXで短編を投稿しており、それに惹かれて本作品を購入したけれど……後半がこれじゃなぁ。 あ、でも最後の一文は寒気を覚えた。素直に「怖っ」と思った。これ結局どうなるんだろうか。続編とか出るのだろうか?
0投稿日: 2024.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
序盤の未知の概念を報告するところがピーク その後は何を描きたいのか分からなかった 長々と報告書パートをやったにも関わらず大した伏線もなかったのでガッカリ 文章に違和感 報告書でこの書き方するか?という箇所が多い
2投稿日: 2024.09.22
powered by ブクログXで著者の広告投稿を読んで購入。現代モキュメンタリー風小説かと思ったらSCP系かつバチバチに殴り合うディストピア系小説だった。つまらなかったわけではないけどちょっと騙された気分。じゃあ事前に「カクヨム」で読んどけよってのが今回の教訓ですかね...。 怪奇ホラーであるものの、いくつかの怪奇現象、作中でいう右園死児現象には怪奇性があるものの考察の挟まる余地は少ない。ただ右園死児だからしょうがない、右園死児であることが理由である、というある種のぶん投げのような感覚を受けた。理不尽とも言える。 最もSCP系にはそこまで明るくないが総じて理不尽なものと思っているしそこに向けた話である以上そういうのを求めるのはナンセンスだとは思うが、単行本の帯で「背筋氏、絶賛」と宣伝されてたらそういうホラーを期待しちゃうじゃないか。
4投稿日: 2024.09.08
powered by ブクログいろんな事象の報告書が連なって、実態を見せるところは『近畿地方〜』と似てるんですが、こちらはずっと単一の物事を解き明かそうとしてるので、実は繋がってるの?!みたいな驚きはそこまで無いかも。 ノンフィクションっぽさはなく、怖さは控えめ。 想像すると結構エグいシーンは多いのですが、描写も控えめ。 グロさが大丈夫か、あまりその辺りを想像しないようにしている人にはおすすめです(私は後者です) 以下少しぼかしたネタバレ↓ 怖さについて控えめと記載したのですが、途中で『お、怖くなるかな?』と期待していたら、後半なんというかSFのような、世間を大々的に巻き込んで特撮のようなゾンビ映画のような…スペクタクル!って感じになったので怖くなくなりました笑 特についてくるアレを操作するあたりがアクションゲームみたいで笑った。
4投稿日: 2024.09.05
