
総合評価
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二つの事件が繋がったときの気持ちよさったらない。 エステルドイルにかけられた殺人容疑と、 正義(をきどる)毒殺者、ボタニスト。 乱立する謎と入り乱れる登場人物、今回も楽しく読みました。はあ、続きも楽しみ!!
1投稿日: 2024.09.07
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クレイヴンのワシントン・ポーシリーズ第5弾。 今作の“怪人”は毒殺魔ボタニスト。 テレビの生放送中、女性差別者の男が死亡。続けて、万全の警備の中で腐敗政治家も死亡する。決して被害者に近づけるはずがない中、どうやって毒を飲ませることができたのか。 一方、ポーたちの仲間、エステル・ドイルが父親殺しの容疑で逮捕される。どうやら足跡のない密室で殺されていたようで… 衆人環視の中で毒を盛るボタニストの事件と、雪の密室の二つの事件が並行して進行する。正直、ミステリのトリック的にはそこまでだが、ボタニストとの攻防は今までで一番良かったと思う。 そして何より、いつもの登場人物たちの会話が非常に面白い。何よりも今作は、登場人物の関係性もまさかまさかの展開で。次作以降、ますます楽しみなシリーズとなった。
14投稿日: 2024.09.04
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久しぶりのシリーズ、しかも上下巻にワクワク。 このシリーズは分厚さの割に長さを感じることはないのだけど、さすがに序盤、なかなかポーたちが出てこないことに少々フラストレーションが溜まった。 チームはあいかわらずの平和なムード。 だけど今回はそのチームに変化が。。 エステルが殺人容疑で拘束され、 さらにはわたしの嫌いな社内(?)恋愛までもが勃発! 二つの事件を追いながら 二人の関係性も徐々に変わっていくところがおもしろかった。 ポーが女性に対してとてもジェントルでシャイなところも普段の彼との落差があって好印象。 いつもは社内恋愛のパターンが始まると とたんにつまらなく感じてしまうんだけど、 いやー、良かったです。 あからさまじゃない感じがとても。 肝心の謎の部分に関しては 足跡のついてない殺人現場の周辺、 エステルについた射撃残渣、 被害者に近づかずにどうやって殺人を試みたのか、 ヘニング・シュタールって一体どういう役どころ? などなど、 ボタニストがその頭脳を駆使して 壮大な計画を立てていたことに驚き。 最後にポーたちが仕掛ける思いもよらない罠も含め、 最後の最後に笑うのは誰? と、これでもかのエンタテインメントに満足です。
25投稿日: 2024.09.04
powered by ブクログすごく面白かったです! 読み終わってしまい、残念に感じる程です。 各章長く続かず、細やかに区切っていて、とても読みやすかったです。また、最後を先が気になる展開にしている為、興味を失わず、最後まですらすらと読めました。 登場人物が多かったのですが、今回は別紙で登場人物一覧があり、確認しながら読めたのも良かったです。 ストーリーの方は、最後の最後でそう来るのか〜!!…と最後まで読み応えのある展開でした。途中でクスっと笑える所も多々あり、シリアスの中にコメディ要素もあります。 毎回思いますが、次の作品が待ち遠しいです。
16投稿日: 2024.09.01
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安定のシリーズ、面白いけどシリーズの中では1番下かも〜。 エステル事件を結構ほったらかしてるからボタニスト事件が進めば、そっちも解決するだろうってのは予想してたけどやっぱりそうだった。 そしてエステルとくっついた。 さすがに行くでしょって思わせてやっぱり行かない展開にするかと思ったけど行ってよかった。 今作はいつもの3人が安定しすぎて揺らぎが少ない。 エステルの父親殺しを本当は彼女がやっていないけど、証拠がないから仕方なく有罪なのを最初から分かりきってるのがちょい退屈。 エステル側に負い目とか動機やら1つくらい作ってもよかったんちゃうかなと思った。 絶対彼女は殺してないって確信するのが早すぎた。 キュレーターの殺人の時なんか助かるかどうかはほんとにわかんなかったからめちゃくちゃ怖かったけどな〜。 予想通りというか、なんかウーンって感じ。 キレるポーがまた見たいし ティリーとのやり取りがあと2倍あってもよかったかな。 まだまだ続編があるのが嬉しい。
44投稿日: 2024.09.01
powered by ブクログ誰かの感想にあった通り、今回はライトに読める感覚。 ん?なんか怪しいぞ、ってフラグが今までで1番だった気はするけど、シリーズ五作目?まで読む人はある程度この謎かけ、謎解きのペースが心地よいと思ってるだろうから良いのかな。
0投稿日: 2024.08.31
powered by ブクログ#読書記録 #ボタニストの殺人 下 物語は日本の西表島の密林で幕を開ける。テレビ番組の最中に起きる最初の殺人。一方で相変わらずのポー、ティリー、フリンの風景。そこにエステル・ドイルの逮捕が報じられ・・・、上巻の冒頭100ページで完全に引き込まれている。 神か悪魔かと思わせる絶対的強敵ボタニストに対し、2つの密室殺人の繋がりが見え始めた時、ポーと仲間たちの反撃が始まる。 とにかく、エステルの虜になるしかない今作。伏線回収も見事だった。 ワンコと暮らしている身としては、やっぱりエドガーの存在と、ハードウィック・クロフトからのカンブリア湖水地方の風景を抜きに本シリーズの魅力は語れないよ。 #読書好きな人と繋がりたい #読了
9投稿日: 2024.08.30
powered by ブクログ面白すぎた、、、ちゃんと練られた素晴らしいストーリーだし、のめり込むように一気読みしてしまった 大満足 次作のThe Mercy Chairがすでに刊行されてるようだけど、邦訳待ちきれないから原文で買っちゃおうかな笑
0投稿日: 2024.08.29
powered by ブクログとても面白く、一気に読んでしまいました。上巻を読んでいる時は、読みやすくはなっていたけど、その分ミステリーの謎が薄くなっていたらどうしようと思ったけど、そんなことは全然なく、今まで通りの面白さでした。結構科学的なトリックだったので、東野圭吾先生のガリレオシリーズの感じがしました。面白いもあるけど、「えっ、そんな技術があるんだ」と驚く感じです。 5巻目で、一度一区切りはついたかなと感じました。1巻のポーと、5巻のポーは違っていて、より人間らしくなったと思ったので。事件を解決する熱意は変わらないけど、今までよりも周囲の人たちとより1つのチームとして事件解決に動いていたり、雑談の面白さが増した感じがしました。
2投稿日: 2024.08.28
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今回もよかったわ! 毒のトリックはすぐ見破ったけども....。実際に起きた重大事件を知りすぎなのはよくないね、トホホ。
0投稿日: 2024.08.27
powered by ブクログ今回も面白かった…細かい章立てでついついページをめくってしまう。読み進めるのが楽しくて一気読みしました。イギリスミステリー最高。
3投稿日: 2024.08.27
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読み終えて、はー、面白かった! 本作ではポーの陰な一面や凄惨な事件描写は引き算され、登場人物たちが軽口を叩きながら疾走していく様を、ただ楽しく眺めていられる。(でも西表島の案件はヒッ、、となり穏やかではありません) 上下巻のボリュームだけど、良い意味でライトな読み心地。 アガサ・クリスティやジョン・ディクスン・カーを意識した舞台設定もみられて嬉しい。名家に挑戦ではなく、エンタメの一要素として盛り込んでみましたというこちらもライトな扱い方。 (雪密室の作り方、実は隠し部屋に潜んでましたというのは禁じ手?本格ミステリーに一家言ある方は渋い顔しそう。エンタメとしてみると、面白がれます) レギュラー陣の関係性も変化し、これからも楽しませてもらえる期待でいっぱいです。
1投稿日: 2024.08.26
powered by ブクログワシントン・ポーシリーズの最新作の下巻。 ボタニストによる完全密室下で行われる毒殺。 その凶行を止める術もなく、ポーたちは追い詰められていく。 そして、父親殺害の容疑をかけられたエステル・ドイルの事件。 こちらもドイルの無実を証明する術がなく、時間だけが過ぎていく。 二つの事件がポーたちをどんどんと追い詰めていくが、 思いもかけない展開が待っていた。そう、点が線になっていくかのように。 今回も至高の犯罪であったことは確か。 ボタニストの手口が判明した時は口があんぐり開いたまま塞がらなかった。 そして今回、第一作から追っていたファンには喜ばしい展開も待っていた。 終わり方が今まで一番素敵であり、そしてゾッとする締めくくり方。 また1年待たなければいけないのか。早く続きが読みたい。
4投稿日: 2024.08.24
