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歌う船[完全版]
歌う船[完全版]
アン・マキャフリー、嶋田洋一/東京創元社
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総合評価

4件)
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    生まれつき障害を持って生まれた少女ヘルヴァが、サイボーグとして宇宙船の頭脳になり成長していくSF連作短編集。 少女の成長、機械と人の愛、未知の宇宙への冒険、出会いと別れ。自分の好きな要素が詰まってる素敵な物語だった。特にラストの『船は還った』を読み終えた時、物語終わりとその先に再び広がる宇宙の旅を思って涙が滲んでしまった。 人生って、喪失と克服の繰り返しで進んでく、そういうものだったよねって実感できたし、自分も前向きに頑張ろうと思える。 SFはちょっと…と毛嫌いしがちな人でも、堅苦しい専門用語が並び続けるわけではないので読みやすいと思う。 東京創元社の文庫なので、ページに文字がぎゅっと詰まっていてその上500P近いが、すぐに読んでしまった。

    1
    投稿日: 2024.10.14
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    なんだかXH-834ヘルヴァを長い旅をしていた感覚です。面白かった。 ヘルヴァは生まれつき身体に異常があり、脳だけを摘出されてサイボーグ船となって女性です。人格をもった機械やサイボーグを扱った作品はたくさんありますが、1961年にこのアイデアを形にしているというところに驚きます。脳だけの存在となるというとどことなく悲壮感を感じますが、本作ではそんな感じは一切ありません。ヘルヴァは自立した一人の人間として、出会いや別れ、任務の遂行などが描かれます。 なかなか稀有なSF作品だと思います。

    24
    投稿日: 2024.09.29
  • 満足至極

    昔読んだ大好きなお話が完全版となって発行される。この幸せ。 ヘルヴァという人であり宇宙船である存在の初めから一区切りまでよみきる事ができとても満足です。 このシリーズ全巻電子化してほしい。 まずは他のシリーズを物理的に読み直したくなりました。 ありがとう!

    0
    投稿日: 2024.08.30
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    先天性の身体障害のため脳と宇宙船をケーブルで接続され操縦士として生きることになったヘルヴァという少女が主人公の連作短編集。 数十年前に読んだが、未収録だった2篇を加えた「完全版」の登場ということで再読。 ヘルヴァが自分の境遇を嘆くのではなく、明るく前向きに深宇宙の探索(と言うかRPGのお使いイベント的なミッション)に立ち向かっていくハツラツ冒険行かつ成長物語で、ゴリゴリのハードSFが苦手な人でも安心して読める。

    4
    投稿日: 2024.07.30