前読んだ著者の作品の考えを、さらに補完した内容。 タニハの国の権力者がスサノオで、出雲国作りを実現するが、後に吉備、物部など瀬戸内海勢力に裏切られて、邪神になる。ヤマトを押さえた尾張(ナガスネビコ)を倒した物部(ニギハヤヒ)は、邪神(スサノオ)を鎮める為、鬼の一族(神功皇后-応神)を日向からヤマトに迎え、ヤマト朝廷が始まる。前読んだ作品と違うのは、神話の人物への推察が、盛りだくさんにあること。伊勢神宮の真実?蘇我一族の名誉回復など、読みどころはたくさんあり、楽しい本。