
総合評価
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powered by ブクログ友達にヤバい女の本と勧められて読んでみた。すらすら読めるからすごい読みやすかった。共感できるところはほとんどないけどこういう思考の人ももしかしたらいるのかもって思う。
2投稿日: 2024.03.05
powered by ブクログ人の本音は面白い! 創作物の中でだけ、人は本音を語ることができます。SNSにあるのは、他人にどう見られるかを考えて書く余所行きの本音です。 いい子でいたい。いい子に見られたい。だから、人に知られずにいい子でいた時に、打算なく良いことができたと満足する。自発的に良いことをしても特に報われる訳ではないところに面白さを感じます。 常に許されたいと思いながら、他人のことは絶対に許さない。日常の、ともすれば理不尽なほどの些細な不満や不快感を簡単に閻魔帳につけていく。でも、恋人の浮気という本当に辛いことは手帳に書くことができない。書こうとも思わない。 世間との絶望的なズレと、それを許して欲しいという欲求。これがこの本に通底する感覚です。
7投稿日: 2024.02.29
powered by ブクログどうしても「いい子」が求められる世の中。 自分も知らない間に避ける側の人間になっているなあと実感。バランスは難しいけれど、優しくありたい。
2投稿日: 2024.02.28
powered by ブクログ周りから見ると「いい子」に見える主人公。 学生のころからつまらない校長先生の話でもあくびを噛み殺して、うなずきながら話を聞くような子。たまにいいことをするけど、それは絶対に人には見られたくない。 そんな主人公の心の中の毒のある思考やたまに出る他者への消極的攻撃性のある行動。(歩きスマホの人を避けないなど)主人公の考えを描くときは短文でスパスパ進み、本当に思考が流れている感じ。思考自体にはたしかにわかるなあと思える部分も多く(歩きスマホしているあいつが悪いのに、なぜこちらが避けないといけないの?世間体があるから結婚するんでしょ?)見せる相手によって見せている顔が違って、時々いいことをしちゃうのも、悪いことをしちゃうのも全部自分で、家でも猫を被って、どれが本当の自分かわからないけど、どれも本当の自分で。人のモヤモヤ黒い部分をとても上手に描いていて、よかった。 表題作以外に短編が2つ。 「お供え」「末永い幸せ」どちらも人の黒い部分を一人称視点で描くのがとても上手いと感じた。
5投稿日: 2024.02.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
常にニコニコして愛想良く波風立たせず人あたりも良い主人公が、実は心の中に毒を持っていてそれが冒頭であり主題でもある歩きスマホにぶつかるシーン。 普段の世間から見た印象に対して少しだけ唯一抵抗手段が歩きスマホの人を避けないこと。 すごいすごい刺さる作品。 わたし自身の周りにも常にニコニコで人当たりの良い人がいますが、読了後その人と話すのに少し緊張しました。 わたしは1人の時でも猫を被る。ってそれはもはや本当の姿なのか?
1投稿日: 2024.02.24
powered by ブクログ心の中のトゲトゲした感情を代弁してくれるような毒のある嫌〜な言葉たちに、共感したくないのに、共感せずにはいられなかった。 共感したくないと感じていたのは、私の中にもいるであろう"いい子"の私。
4投稿日: 2024.02.24
powered by ブクログ高瀬隼子さんの作品を初めて読了した。初めての感覚を味わいつつ、どきどきしながら読み進めた。本作品は3編からなっている。3編のタイトルは「いい子のあくび」「お供え」「末永い幸せ」。それぞれの物語の中で、登場人物の心内語が溢れていて、実際の行動との違いにどきどきした。人の心は見えないし、自分の本心ですら意外と分からないのかもしれないと、読みながら感じるようになっていた。 「いい子のあくび」は、主人公の左元直子に中学生のヨシオカがぶつかるシーンから始まる。ヨシオカはスマホを見ながら自転車を運転していた。直子はそれを知りつつ避けずに歩いて進み、敢えてぶつかっていく。自転車を運転していたヨシオカは倒れ、車と接触。一連の展開に何が起こっているのかという不安を抱きながら読み進めた。車を運転していたのは西方。なぜか、警察を呼ばない方へ話が進む。不穏な空気を感じつつ、直子はヨシオカがスマホを見ていたと話す。そして、自転車に乗っていたヨシオカが車を運転していた西方に謝ることになる。モヤモヤとしながら読み進めていくと、この後の展開で、それぞれの思惑が明らかになっていく。隠そうとするものがあると、自分の思惑が優先し、判断が曲がっていくのかな。そのような中、直子が買い物に行ったスーパーのレジで西方に再会する。直子はお客様アンケートを手にする。事故後のこの直子の行動に、今後の物語の伏線を感じた。 直子には付き合っている大地がいた。大地は、丸山中学校の教師。ヨシオカは丸山中学校の生徒。直子は日常の怒りと不快をずっと実際に手帳に記載し、記憶しながら生きていた。そこに生き辛さを感じる。そのように心の中に溜め込んでいくとどうなっていくのだろう。もやもやした思いはどこで吐き出すのかな。大地からの結婚の言葉にも、嬉しいという気持ちを探す直子。その場面ですら、直子が実際に嬉しさを表す言葉を出しても、心の中では否定する言葉が出ている。 直子の大学時代、ボランティアサークルで一緒だった望海。望海とは悪口や汚い言葉を自然に使い合う仲。しかし、その望海とも言葉を合わせるところに、何か自然ではないものを感じる。 直子にとって、どの自分が本当かということではなく、その時々の相手との関係によって全てが本当の自分なのだろうか。また、居心地よい相手とは、その思いが重ならないこともあるだろうな。それでも、その関係を続けていくことを選んでいるのは、自分なのだろうな。大地の前、望海の前、別の人の前、人によって対応が違う自分、どれが自分であるのかと戸惑う直子。それはそうなるだろうし、考え過ぎることはないのじゃないかなと思うが、自分のことをいい子のふりをしていると思い込む直子。だからこそ、直子を肯定する人に対して、見る目がないと思ってしまう。それでも他人から見えているその人の姿も、その人の姿と言えるだろうし、心の中までは周りの誰も分からない。それがたとえズレていても、見える姿がその人と周りの人とのかかわりをつくるのだろう。 直子は大地のスマホを見てしまい、そこに別の女の人とのやりとりがあることを目にする。同日、直子が大地と一緒に駅のホームにいた時に、新たな事件が起こる。スマホを見ていた人と直子の接触。そのことで大地にまで被害が及ぶ。このシーンでは怖さととともに、やるせなさも感じる。大地には、直子の心は見えていない。いい子を求めて、心の中にいろいろな面があることから抜け出せない直子は、この先どんな生き方を選んでいくのだろう。 「お供え」は、わたしが主人公。登場人物はAからUまでの適当なアルファベット。そこに新鮮さと戸惑いを感じながら読み進めた。わたしの所属は、同僚が30人もいない部署で営業部。Uのデスクにある中指を伸ばした長さほどの鍵谷正造フィギュア。創業100周年を記念して作られていた。わたしの同僚は、お土産やお菓子などを鍵谷正造フィギュアにお供えしていた。ちょっとした願いごとが叶うという。怪しくて不思議な感覚をもちつつ読み進めた。ラストのシーンでは、新入社員の教育係、入社して3年目、そのフィギュアを嫌っているAが、お供えをして願い事を呟く。そこでの願い事に驚く。人は変えられないのに、そのことを願うA、そこにやるせなさと矛盾を感じながら読了した。 「末永い幸せ」は、奏が主人公。35歳になった幼なじみの仙子とりっちゃんと年2回集まっている。居酒屋での3人の宴のシーンから始まる。年2回という定例の関係の不思議さを感じつつ、それでつながることは、何かあるのだろうなと想像する。そのシーンで、りっちゃんの突然の報告、結婚するという内容だった。そして、結婚のきっかけが婚活パーティーでの出会いだと奏と仙子が知る。その場で、2人に結婚式への案内をするりっちゃん。しかし、奏はその場で出られないことを伝える。そのシーンでは、思わず声が出そうになるほど衝撃を受ける。それには、奏なりの理由があり、そのことが明らかになっていく。そのような中で、りっちゃんの幸せを願いたいという奏の気持ちが、りっちゃんに伝わるかな。そして、その理由となる奏の考えを聞いた仙子だったが、納得しなかった。まあ、それも、それぞれの考え方があり、その違いだろうな。物語は進んで、りっちゃんの結婚式が行われるホテルのシーンが展開される。奏はそのホテルの9階に泊まり、窓から中庭のチャペルとりっちゃんを見ている。複雑な奏の心を想像する。そこから、さらに物語が展開する。こんなにも心内語が溢れている作品を味わうとは思わず、この作品も読了した。 人の心は見えないし分からない。だからこそ、人との関係のあり方について、考え過ぎないように、私の心のままに感じていけたらいいかな、楽しいと感じながら過ごせるように。 本作品を読了し、初めての読後感を味わった。高瀬さんの心内語の描写に、驚きながらも興味をもって読み進めていた。高瀬さんの次の作品も楽しみとなった。
367投稿日: 2024.02.24
powered by ブクログ表題作のいい子のあくびは、直子の二面性がとてもめんどくさくて、でも誰にでもこういうところあるよなと思わされた。ここまで極端ではなくとも、相手によって態度を変え、相手を不快にさせない言葉を選んでしまうことはあるなと思う。 末永い幸せは着眼点が面白かった。結婚式が嫌いな女性の考えが新鮮で好きだった。
2投稿日: 2024.02.23
powered by ブクログ不親切な人ではないのだけれどでも時々意地悪、大変そうにしているお年寄りには手を貸すけれどスマートフォン見ながらフラフラ歩いている人にはぶつかっていってしまう、そんな誰にもある正負両面感情に生きづらさを持つ女性の物語。 文章としては丁寧に書かれていると感じ読みやすい内容だと思いました。救いも変革も成長もなく、残酷な印象を持ってしまいました。 星2つ。
2投稿日: 2024.02.22
powered by ブクログいやさすがに性格悪すぎでしょ!と思わなくもないんだけど、日常生活の中にどうしようもない理不尽ってたくさんあって、それをなんとも思わないで生きていける人がいる一方で、どうしようもなく納得できない人がいたら、こんな考え方にもなるかなと思える。 最近インドに行きまして、足出しちゃダメ、デコルテ出しちゃダメ、スキニーパンツもダメと。 女でいるのってそんなに悪いこと?と正直感じるところもたくさんありました。 これは宗教に関わっているからあからさまだけど、確かにぶつかりそうな時に相手にぶつかりたくないから何も考えず譲るけど、譲る譲らないを決めたのは誰なの?と聞きたくなった。
1投稿日: 2024.02.21
powered by ブクログ誰もが心の中にあるけれど見えないようにそつなく暮らしているドス黒い部分を、主人公の心の声として読まされるので心がざらっとするけど共感してしまう。主人公嫌だなぁと思うのと同時に自分も同じくせにと思わされる感覚というか。程度の差はあれど。 本の中にもあったけれど、表の顔と裏の顔って言うけどどっちも自分でどっちも表だよなぁと思う。嫌な部分が裏でそっちが本当の自分って違う気がすると思っていたのでなんかスッキリした
6投稿日: 2024.02.21
powered by ブクログ3遍からなる本。表題の「いい子のあくび」は自分をいい子として見せ続けてきた事による綻びみたいな物がズルズルとでてきて切なくなった。最後の末永い幸せは自分に正直でいたい為に謎の行動に出る奏が愛おしかった。
9投稿日: 2024.02.21
powered by ブクログ「あ、消費されてるって思う」 「結局は自分から逃れられない」 考えすぎな気がする ぼーっと生きてる私は生きやすいのかも 腐す:悪く言う 攪拌(かくはん):かきまぜること
2投稿日: 2024.02.17
powered by ブクログ『でも怪我は、もうしていたの。たくさん、していたから、もうひとつくらい増えても、どうでもよかった。』 このフレーズが良かった。 見えないところでもうとっくにボロボロなのに、それを隠す術ばかり上手くなってなんとか生きてるような子。すごく恐ろしさを感じるのに、どうしようもなく共感できた。 私自身も、街ですれ違う人も、満員電車の中の人たちも、"普通そうに見える人"ってほんとは一番怖いよねって。みんなほんとうは分かってても、あまり言わないこと。 これは芥川賞にしたくなるような作家さんだなぁと思いました。文体が独特で、でもスッと入ってくるからすごい。この人の文章をもっと読みたい。
2投稿日: 2024.02.15
powered by ブクログ人混みに紛れて人は 悪意をむき出しにする こいつならいいやって 選別された自分が 割に合わない だから 私は「ぶつかったる」 著者の叫びは 女の呪文 「いい子ぶってなんかムカつく」 子どもの頃からそう思われてきた 今でも笑顔を作って見せる 同僚 彼氏 友だちの前で "顔"を使い分ける 裏に本音を隠したままで 「ぶつかったる」 「ぶつかったる」
19投稿日: 2024.02.15
powered by ブクログ不穏……!! なんだけど、これ結構気持ちがわからなくもなくて。行動には移さないまでも、犬の糞踏んだらいいのにとか躓きそうになって慌てたらいいのにとか、ルールを逸脱した人が僅かばかりの後悔の気持ちを抱くことを願ってる。 心のバランスを保つことと、嘘じゃない自分を自分で知っていることって非常に重要な要素だと思った。
4投稿日: 2024.02.12
powered by ブクログどんなに善良そうに見える人でも人間には誰しも表と裏の感情があって、裏の自分は「やな子」でいないと、自分を保てなくなるときがある。「いい子」でいるために、人に好かれるために、一番楽に生きるためには、表の顔貼り付けて人間関係を築いていくしかない。めんどくせえって思いながらも、やっぱり人に嫌われるのは怖い。
2投稿日: 2024.02.12
powered by ブクログ心の中の会話がおかしくて、もはやコメディです。あとフェミニズム的要素もあり、新しい感覚でした。 ここでのいい子は「お疲れ様でした」「ありがとうございます」「そうですね」と世の中の当たり障りない相槌で、仕事やプライベートの日常が続きます。 が、腹の中では「ああ◯◯だ」「◯◯でいいのに」「ホントは◯◯です」など、心の中がスケルトン状態で、どこまでが自分なのか怖くもあります。 声に出しているセリフと心の中のセリフが違いすぎて、誰が喋っているのか読みづらさはありますが、さらにその心の中では、相手の行動や考えを妄想したり想定したりするが、決してそれを口に出したりはしな〜い。 いい子とは、どんなに好きな人でも自分の心が1ミリも見られてしまわないよう細心の注意を払います。 そして最後に、いい子の反対は悪い子ではない、こともわかってきます。 高瀬準子さんの本は4冊目ですが、どれも嫌な感じが残り、後味悪いのにまた読みたくなるこの感じなんでしょうか。 この「いい子のあくび」は通勤電車で読むとより一層楽しめますよ。 「お供え」と「末永い幸せ」では、どうしようもない不謹慎なことなんだけど、どこか自分にも心当たりあるような気にさせる、話しの持っていき方がうまいです。迷惑かけているわけではないけど、やっぱりこう言う人がいると背筋が凍りますね。 幽霊のような死んだ人より、生きてる人間の方が怖いと思わせる、怖いもの見たさがあり、また高瀬準子さんの本が読みたいです。 見た目は淡白。中味は癖者系です。
10投稿日: 2024.02.09
powered by ブクログ主人公に共感てきなかった。こんな人が増えたら日本は崩壊だな、としか思えなかった。多様性は認めるけど人間としてどうなのかな?確かに嫌な日常はあるけど、こうして裏の思いを曝け出して問題提起してくれるのかと、良い意味に捉えたい。
3投稿日: 2024.02.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【いい子のあそび】 「ぶつかったる。」初めの一行にぐっと引き込まれてそのまま購入。するすると読みやすいから気がついたら読み終わってた。主人公の性格にあんまり共感できなくて、というかただの性格の悪い人じゃんなと思えてしまうことが多かった。この小説でいう、「やな子」で。 その因果か彼女は全てにおいて過失だといわんばかりの発言が、実際的な物語の発展にも影響してるようにも思えた。題名のいい子のあそびはやな子?ってことならとことん救われない。べつにハッピーエンドを求めてるわけじゃないけど、もしこの物語の中の彼女を救える手段があるとしたらそれはすでに作者がたくさん模索したであろうし、この作品をネガティブに思って、考えてしまうのはもっと救われないような気がした。
1投稿日: 2024.02.09
powered by ブクログ「いい子のあくび」 読んでてなんか居心地の悪さを感じたのだけれど、多分これは私の中にもある感情なんだと思った。スマホ見ながら歩いてくる方が悪いのになんで自分が避けなきゃいけないの? でもことごとく悪い方にいってしまってるのが、運が悪いというか、それでも避けないぶつかったる。 「お供え」「末長い幸せ」 言葉や仕草の裏にあるあれこれを考えてしまうのがあるよあるあると思った。人との関係の距離感とか。 後ろの既刊本の紹介を読んで、ちょっと他の本も読んでみようと思った。
4投稿日: 2024.02.03
powered by ブクログ割に合う合わないで毎日過ごしていたら 割に合わないことが多くて気が滅入って大変だろうな 主人公の思うところは普段、頭にはよぎるけど、 私は、深く考えないようにしていることらしい。 具体的に行動や言葉になると、 自分の黒い部分を掘り起こされるようで気持ちが悪い。 自分は割に合わなくても、別にいいや。 楽しく気分良く過ごすことの方が大事で、 こんなふうに考えては生活したくない と思った 文体が独特の雰囲気。 それ、表現してしまうんだ! という難しい感情も、伝わってくるものがあった。
4投稿日: 2024.02.02
powered by ブクログ『おいしいごはんが食べられますように』で第167回芥川賞を受賞した高瀬さんの受賞後第1作。なのだが、表題作の初出は『すばる』2020年5月号で、厳密には違うんじゃないと思わなくもない。 それはともかく、収録された3篇はどれも不穏な心の動きを感じるものばかりで、さすがと唸った。とくに表題作は、スマホを見ながら前も見ずに突き進んでくる奴らへの強烈な憤りに共感した。もちろんそれだけではなく、現代に生きる人の裏表を鋭く描いており、平野さんの分人主義に通じるなと思った。 「お供え」はオフィスの不穏な空気を、「末永い幸せ」は結婚式への疑問を抉る。
6投稿日: 2024.01.28
powered by ブクログおいしいごはんが食べられますようにの人だ!って図書館で借りてみたけど、すっっごく大好きだった。3つのおはなし。 いい子のあくびがやっぱり1番好きだった。 友達によって自分のキャラを変える主人公に共感できた。この子にはこの話をしてもいいかな、みたいに。 すごく読みやすいんだけど、嫌な上司とかぶつかってくる人への嫌悪感が見事に書かれててちょっと自分も嫌な気持ちになっちゃう。主人公はだいぶ尖っている。気持ちはわかるけどこの主人公とは友達になりたくない。とおもった。笑 陰鬱な感情を隠してる人は人間らしいし面白いけど親しくなりたいとは思わないなぁ。 最後のお話で、空を見上げたら雪が雨になっちゃってたのはバッドエンドなのかなぁ。
8投稿日: 2024.01.24
powered by ブクログタイトルにもなっている「いい子のあくび」。 淡々と物語は進むのだけど、文章から強烈な印象を感じました。 主人公の感じていることって、大なり小なり少しはみんな心に持ってる感情なんだろうなぁと。 ここまで深く掘り下げて、日常を送ってはいないけど、知らず知らずに抱く感情かも知れない。 ハッキリ言葉にして突きつけられると、目を背けなくなるような後味の悪い気持ちというか。 すごく印象に残る作品でした。
4投稿日: 2024.01.22
powered by ブクログ高瀬さんワールド、良かった。 ちょっとした違和感や日常のクエスチョンを上手に描いてくれてスッとする。「お供え」も面白かった
2投稿日: 2024.01.21
powered by ブクログ年末年始にずっと本読んでてレビュー追いついてない問題… こちらの作品は、2023年最後に読んだ作品でした。 すっかり大好きな作家さんとなった高瀬隼子さん! 今回の作品は、歩きスマホをしている人をよけずに、ぶつかっていく女性のお話。ポイントはね、「ぶつかっていこうとする女性のお話」ではなくて、ほんとにぶつかっていくお話なの。 でもこれ、歩きスマホをしている人=不条理ともとれて、この主人公、普段から駅とかでよく人にぶつかられて舌打ちとかされちゃう日常を送っている。そういう、狙いを定めて当たってくる人がいると、SNSでも見たことがある。当たってくる人はちゃんと、「こいつなら大丈夫そう」っていう人を見定める。痴漢だってそうだろう。そういう「大丈夫そう」に見られがちな人は、どうやって自分の身を守っていったらいいんだろう。 そんな不条理な日常を送っている主人公にとって、ただでさえ脅威となる人が多い駅や満員電車。その脅威に「歩きスマホ」という完全な自己管理不足(悪意ともとれる)でぶつかってくる人たち。許せない、こっちはこんなに自分を守ることで必死なのに。 そんな思いがむくむくと沸いてくる。許せない許せない許せない。だから、ぶつかったる。私は悪くない。 うん、すごくいい。 彼氏の前で、職場で、ずっといい子でいようとする主人公。でも、一人でいる時はひたすら怒りに駆られている。世の中の不平等や理不尽、割に合わなさに対する怒り。 P116「よけてあげなかっただけで、こんなおおごとになっていくのが、おかしくて笑える。前を向いてまっすぐ歩く人だけが、よけていくべきなんだろうか。見えている人が、分かっている人が、できる人が、そうしなきゃいけないんだろうか。」 わたしはこういう、「~すべき」で縛られた価値観のことを「べきの世界」と呼んでいて、この「べきの世界」にずっといると生きづらいんだよな、と思う。確かに世の中は「こうすべき」ことで溢れている。でも、意外と人は「べきの世界」と「それでもいいの世界」を柔軟に行ったり来たりしている。「それでもいいの世界」では時々うまくいかないこともあって、でも「ごめんなさい」とかを上手に使って生きていく。だけど、「べきの世界」の住人はそれがうまくできない。だって、「そうすべき」だから。こっちは悪くないから。 この作品に、主人公の二人のお友達が出てくる。圭さんと望海だ。圭さんとは言葉を選びながらほくほくとした人生について語り、望海とは言葉を選ばずに人の悪口ばかり言って盛り上がる。これはあるよね。分人の概念を思い出した。(『私とは何か』/平野啓一郎) この人の前ではいい子でいたい、と思うからこそ、悪口を言えないんだよね。これって結構苦しい。自分のことをそもそもいい子じゃないと思っていい子を演じているからこそ、すごく苦しい。自然にいい子でいれる人のことをすごいな、と思う反面、ちょっと白けて馬鹿にする気持ちもすーーごい分かっちゃって、ほんとにもう、主人公が今後自分なりの幸せを見つけられたらいいなと願うばかり。
63投稿日: 2024.01.20
powered by ブクログ心がざわつく 「末永い幸せ」は偽チャペルという言葉は面白かったが、全体が著者の主張のように読めてしまってあまり熱中できなかった
2投稿日: 2024.01.19
powered by ブクログだいじょぶだよ、これからいいことあるよ。 だって世の中いいことも悪いこともみんな平等に分け与えられてるから。 だからだいじょぶだよ、絶対。 って、私が友だちだったら言ってあげたい。
2投稿日: 2024.01.17
powered by ブクログ普段から思う「どうしてこう思わないの?」がふんだんに詰まっていて、私は「ひとりじゃない」「おかしくない」とやっと安心できたのだった。 ドロドログズグズしたものが、丁寧に、それでもどうにか人目に触れられるように言葉で飾られて印刷されていた。 間違っていないはずの、むしろ損をしているはずの人間がとたんに加害者として認識されて、まったく“ゆるす”気配が感じられない恐怖。 ネットリテラシーも肖像権についての弁えもない現代人たちに堂々と目の前から“盗撮”され、おそらくデジタルタトゥーを刻まれまくっている主人公の様子に、「こうなりたくないから、我慢しているにすぎない」と再度認識した。 過去、「なんとかなる!」と明るく言ってのけた同僚にものすごくイライラしたのは、彼女のために他の誰かが「なんとかなるようにしている」のを知っていたから。 「人をよけずに歩ける」人はなぜそうなのか、ぜひ振り返ってほしい。 そう思いながら読んでいた。
4投稿日: 2024.01.16
powered by ブクログ「読んでいて嫌な気持ちになる」という感想が多くて驚いている。 この主人公は私と言っても過言ではないくらい私だからだ。 「気付く」=「優しさ」とは限らないのは、他人に対して気付くことが多いということは、自分の複雑な気持ちにも気付きやすいからだと考える。 側から見たら、腹の底では黒いことを思っていると見えるのだろう。 「優しい」という言葉を使われるほど、違和感が溜まっていく感覚が強い私の感情を全て言語化してくれたこの作品に出会えたことを感謝したい。 『末永い幸せ』の方が共感できた。 古い常識を揶揄するくせに、そういう物事を深く考えない人で溢れかえってるよね。 私も個人的に結婚式(もはや結婚そのもの)はナシ派なので読んでいて素直に面白かった。
4投稿日: 2024.01.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
難しい。 1章の主人公は、生きずらさを感じて日々を生きているんだろうな。 感想が言語化できないな。 自分も「ぶつかったる!」と思う気持ちは分かる。 彼氏に浮気されて、どんな気持ちだったんだろうな。
3投稿日: 2024.01.14
powered by ブクログ思ってたほど、読みにくくはなかった。 毒吐いてるなぁ、というのが最初に浮かんだ感想。 自分にも覚えがあるけど、これほど四六時中ではなかったような。 誇張、してないのかも知れないけど、ここまで突き抜けていると、共感と同じくらい反発も。
1投稿日: 2024.01.13
powered by ブクログ読みながら、少し疲れてしまった ここに出てくる女性たちもこんな気持ちで 毎日過ごしていたら辛いだろうなと 思いました 今は男性も女性も関係なく 自分の周りにいる人にも我慢を共感して 察するように出来たら、もう少し 違う日々が過ごせるのかと 思いました うまくまとめられないが 色々考えてさせられる話でした
21投稿日: 2024.01.11
powered by ブクログ『女性として生きる』上での細やかで、でも当人にとっては重たい義務感とか感情を上手く言語化してくれていると思った。こういう思いをしているんだよ!って大声で主張したいわけじゃないけどわかってもらえないとか、そういう生きる上での違和感というか…そういうのが凄く表されてて少しやるせなくなった。でも、最後の短編となる末永い幸せはそれを乗り越えた上での人生があるように思えて少し救われた気がした。
2投稿日: 2024.01.10
powered by ブクログいわゆる「いい子」である主人公が歩きスマホを避けないことで、日々感じる割に合わなさを均そうとする。そんな表題作を中心に、日常で感じるモヤモヤを描いた作品が3作収録されている。 各主人公の心の声を占める割合が高く、日記やSNSの裏アカを読ませてもらっているような生々しさがあった。 主人公の言動に対して、そこまで?と引いてしまう部分がある一方で、そうそう!と激しく肯定したくなる部分もある。 生々しい作品であったが、不思議と読後感は悪くなかった。それは、人の中の相反する面や感情をそのまま認めて描いていた作品だったからかもしれない。 この物語に共感したと周囲に言いたいような自分も、共感したと周囲に言うのは気が引けるような自分も、どちらも表の自分なのだろうなと思った。
5投稿日: 2024.01.08
powered by ブクログ読んでいて疲れた。途中でやめようかとも思ったけれど、それも気持ち悪いので読み終えた。 若い頃だったら、この本にもう少し共感したかもしれない。でももうそこは通り抜けたから、この本に描かれている猥雑さからは距離を置きたくなる。若い女性にとっては、共感の嵐かもしれない。世の中にいる多くの女性を、少し誇張されているけれど、よく現していると思った。 相手によって、態度を変える人が苦手だ。そして、「いい子のあくび」の主人公はそれが激しい。特に彼氏の前でのそれは、吐き気がするくらい。きっと、自分にも過去にそういった行いがあり、過去の自分を気持ち悪がっているんだと思う。 「末永い幸せ」の結婚式に対する考えは、とても共感した。自らの結婚式を思い出しても、憧れのドレスを着られて嬉しかった気持ちもあるものの、バカだったな、滑稽だったな、私。と思う気持ちが圧倒的に勝る。 ただ、だからといって、大切な友達の結婚式にでないというのは呆れたが…。 こういった一定の人の共感を呼ぶ本で、読んでスッキリ、ああ、代弁してくれたと楽しむのもありだと思う。ただ時代的に、若い方がこのマインドのまま歳を重ねていくことが危惧される。 少しずつ、穏やかで、博愛的に移行できたらいいなと願う。ずっと自分だけにしがみついているだけの人生は悲しい。
27投稿日: 2024.01.06
powered by ブクログあくびを噛み殺してるのに校長先生の話を頷きながら聞いているフリをする感覚は分からなくもない。いい子で居ようとしてるつもりはなくても、知らないうちに身についた「いい子処世術」みたいなものって存在すると思う。 私も人を避けてあげてるタイプだなーって読んでて気づいたけど、割に合わないって思っても「ぶつかったる」の発想にはならないなぁ。。余計損しそう。 人間のモヤモヤした汚い感情が言語化されていて、各主人公たちは最高にモヤモヤを拗らせている! モヤモヤわかる。わかるけど怖いよ! 人間怖くなる…‼︎
7投稿日: 2024.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「いい子のあくび」「お供え」「末永い幸せ」の三作。「末永い幸せ」は、結婚式に違和感を覚え、その出席を拒否しながら、幼なじみの結婚式をホテルの上から見守る話で、すごく共感した。人身売買、ほんまそれ。ファーストバイトとかの意味がわからなすぎる時代錯誤な意味も、女は当然嫁ぎ先の家に入るものみたいな「常識」も、結婚式に対する違和感、気持ち悪さすべてが、私が結婚式に出て感じてなかなか共感されないことと重なっている。 前半の二作は、普段いい子を演じていて人当たりのいい主人公が周囲の人間を呪っていて、そこまで言わんでも、って苦しくなったからあまり好きではない。ここまで露悪的ではないにしても、私にもそういう部分はあるのかもしれない?が、歩きスマホをしている悪い人を、まっすぐ前を向いて歩いている正しい自分が100%避けてあげるのは割に合わない、とか、その思考は面倒くさくないか?それなら自分が避けた方が無難だし楽だし、と私は思ってしまう。人との関わりに過剰に気を遣っていい子でいる、と同時に、主人公は自分も人との関わりの中で結局生きたいんだろうと思った。そうでなければ、そんな面倒くさい行動しなくない?
5投稿日: 2023.12.31
powered by ブクログ高瀬さんの本を初めて読んだ。芥川賞というから、純文のようなものかと少し身構えで読んだが、非常に読みやすかった。 日常の、少しもやっとした感情、特に言葉にはできないけど、皆の深層心理の中に渦巻いている黒い感情を言語化するのがとても秀逸で、 「あぁ、そうそう。こういう感情あるよな。」と妙にリアルでイヤな感情を垣間見れて、スッキリした。
4投稿日: 2023.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本当に最高でした!!!特に1作品目は、「好きでも嫌いでもないけど好きとか嫌いとか言ってその場をしのぐ」とか、「人によって見せる自分を変えるけど裏表じゃなくて全部おもて」とか、他にも色々自分にも当てはまる些細なことが初めて言語化されていて、ゾクゾクしながらも(これ私だけじゃないんだ!)という安堵感みたいなものを感じながら読みました^^ 全体を見ると全く共感できないようで、一部ではめちゃくちゃ自分と重なる部分のある登場人物ばかりですごく刺さった1冊でした!他の作品も読みます!
7投稿日: 2023.12.31
powered by ブクログ今回もまた高瀬節が効いてるなと思った。 歩きスマホをする人のために、どうして自分が避けなくちゃいけない。 この意味の分からない現象に目をつけ話を広げていく高瀬さん。 むむむと唸る内容。 心の隅っこに現れる、でも少し歩くと忘れちゃうような そんなモヤモヤを高瀬さんは最大限にフォーカスしてくる。 結局終わり方も、振出しに戻ったような終わり方で、心が余計にもやっとした。
12投稿日: 2023.12.30
powered by ブクログいい子ねえ。なんかわかる気がするわ。 相手が理不尽なことをしてくるのに、善意側は譲歩しなくてはならないって社会だよね、今。ストレスたまりまくりだろうね。どこかで吐き出さないとやっていけないだろうね。 昔、重松だったかが、ニュータウンが廃れる原因の一つに水商売を排除したことを挙げていたなあ。なんでもかんでも表に出してしまうのって、人間にはきついのかもね。 でも、私にはスマホながら歩きの人にぶつかることはできそうにないなあ。
4投稿日: 2023.12.29
powered by ブクログ女性が抱えるモヤモヤを鮮やかに描き出す3つの短編集。 表題作は、たしかに…!と共感する反面、それを大々的に言うのは気が引ける…そんな作品でした。 この作品に共感するのは、やっぱり女性が多いのかなと思ったのと、どれくらいの人が共感するのか気になりました。 気がつく人が損をする、割に合わないという場面は多々あると思います。 でも、そういう人がいるから、自分がそうだから、社会は成り立っている、今の(均して考えればたぶん…)平和な社会が保たれているのだと思えば、少しは溜飲が下がるというか、心穏やかさを取り戻せるんじゃないかと思いました。 みんながみんな自分の割に合わせようとすると、大変なことになるんだろうな…。 著者の芥川賞受賞作『おいしいごはんが食べられますように』に登場した第三者目線で描かれるのみだった芦川さんの心の中も、こんな感じなんだったら…と想像して勝手にゾワゾワしました。
4投稿日: 2023.12.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いい子がいい子じゃなくてよかった。 私の中にも、ながらスマホの人には同じようにモヤモヤする思いがあって、ギリギリまで避けない。すれ違う時には睨んだりする。笑 だから、主人公がすっごい偽善的ないい子だったらどうしようかと思いながら読んでた。 この作者さんは、真の人間らしさ(女の腹黒さ?)を上手く切り取るというか、よっぽどいい人間ばかり書くより難しいことなんじゃないかな?と思うので、個人的に評価したい。他の作品も読んでみたい。
7投稿日: 2023.12.23
powered by ブクログぬるっと心の闇が描かれているので、真の「いい子」なんてこの世にいないんじゃないか、と思わせるような内容だった。
7投稿日: 2023.12.23
powered by ブクログ短編集全3話。 主人公の女性の感情や心の中で思ってる言葉がリアルだなと感じた。周囲の人からは、いい子だと思われていて、やりたくないこともやってしまったり、相手がどうすれば喜んでくれるのか考えたり、生きずらそうだと思った。相手によって自分を変えるけど、どれも嘘の自分ではなくて、どれも本当の自分。 でも本心が怖すぎて、これから人と話す時などに、いろいろ余計なことを想像して考えてしまいそうです(笑) 猫をかぶってるという表現で、「この世に存在するありとあらゆる愛らしい猫ちゃんの皮を全部はいできて継ぎ足して、それでも足りない部分はキティちゃんやおしゃれキャットマリーちゃん出補強して作った、最強猫ちゃんで、そこにわたしの要素はひとつもなかった」「元の顔なんて、着ぐるみの中で蒸れて擦れて潰れて変色もしちゃって、原形がない」というのに共感した。 私もめちゃくちゃ猫をかぶってると自覚してるから。 1話の主人公の女性のように、私も歩きスマホしてる人とか苦手だし、相手を見て避けるか避けないかを判断する人がいるのも実際そうなんだろうなと思って、女性と同じように嫌な気持ちになりながら読みました。 3話の主人公の女性の結婚に対する考え方も少し分かるような気がした。 バージンロードで父親から新郎に引き渡される新婦が物みたいだとか、両親への感謝の手紙を新婦だけが発表することとか。 いい子じゃないのに、いい子だと言われる生きずらさ。 人前だったら絶対に言えないことを心の中では考えてる主人公に深く共感した作品でした。 だっておかしい。割に合わない。 「ぶつかったるって思ってぶつかった。だけど、ぶつかられたのはわたしだ。よけてあげなかったから、結果としてぶつかった。よけてあげる。スマートフォンに顔面から吸い込まれていたあの中学生に、わたしが何かしてあげるのは、なんか、おかしい。だからよけなくて良かった。怪我をしてでも、あの子のためにわたしが何かしてあげたりしなくて良かった。」 ― 表題作より スマホを見ながら歩いている人は、存在しないっていうことにした。 不合理な偏りだらけの世の中に生きる女性たちの、静かな心の叫びを描く、全三話。
10投稿日: 2023.12.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
先日読んだ 悪意の科学 https://booklog.jp/item/1/4772695788 を頭の片隅にチラつかせながら読んだ 意図せずちょっとした不満、譲りたくないきもち、正義感と真っ直ぐな悪意の例に触れられた気がした
2投稿日: 2023.12.19
powered by ブクログ三編の短編小説が納められています。表題作の第一遍が長め。村田沙耶香さんとはまた違った人の多様性をかいま見えました。高瀬隼子さんの作品をもう少し追ってみようと思います。
48投稿日: 2023.12.16
powered by ブクログ世の中に、同じ想いを少なからず抱いてきた人は、意外に多いのではないかと思う。程度問題こそあれど共感できる部分が多く、またこの立場に置かれた人にしか分からない心情をよくここまで言語化してくれたと思った。 他の二つのストーリーは、意図せずだろうが本編と関係あるのかないのか読み終えるまで分からないところが少し残念だった。
0投稿日: 2023.12.14
powered by ブクログダヴィンチプラチナ本から。一度読んでみたかった作者。収録されているのは、表題作の中編1本+短編2本。別に纏める必要もないんだけど、敢えて共通のテーマを挙げるとすれば、エゴ。誰もそこからは逃れられない永遠のテーマと、がっぷり四つで組み合っている。となると当然、かなり黒い心象も描かれることになる訳で、読み手側も痛みを覚える読書体験となる。SNSの時代、むき出しの悪意に触れる機会も多くなった昨今、本来なら、程度の差こそあれそこに働くであろうエンパシーの作用も、意識しなければ気付かれづらくなってしまう。本作では、無意識下にそこかしこにはびこるマチズモを、鋭く的確に抉り出すことにも成功しており、自らの日常の再点検を促される。力作。
6投稿日: 2023.12.13
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利己的で自分のことしか考えてなく、自分ばかり不幸で他人も不幸になればいいと考えている主人公の話。 率直にいい気分がしない話。 気持ち悪いと感じさせる作者の感性の筆力は見事だけど、進んで読みたいとは思わない。 世の中こんな人もいるのかと思うと気味が悪い。
3投稿日: 2023.12.11
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「いい子のあくび」 「いい子」を演じている主人公の直子。歩きスマホが許せない。でも口で注意する訳でもなく、ぶつかって相手に認めさせるという手段を選ぶ。 自分も意識的に「いい子」を演じている事はあると思うが、この主人公は何かずっと不機嫌だし、狂気を感じる。 望海といる時、圭さんといる時、大地といる時。相手によってキャラは違うけど全部直子である事は変わりない。どれが裏で表かなんて分からない。 本当に「いい人」だと思ってた大地だって… 「心はどうしてこんなにばらばらなんだろう。ばらばらで、全部本当であるために、引き裂かれるというよりは、元々ばらばらだったものを集めてきて、心のかたちに並べたみたいだった。」 というフレーズが印象的。 「お供え」 会社が舞台の作品。この主人公もイライラしていて、心の中で悪態をついている。どうでもいい場面で「みんな死なないかなあ」とか考える。 でもそれは主人公だけではなく、後輩Aも主人公の事が嫌いだった。 もちろんフィクションの世界なんだけど、今でも会社員をしているという著者。同僚に疑われないか勝手に心配になる。 「末永い幸せ」 結婚式について考えさせられる。 バージンロード、ファーストバイト、新婦の手紙、そして「じんしんばいばい」というインパクトのある言葉。 冷静にみると確かにそうかも、結婚式という形式自体が古いのかもしれない、と思わずにいられない。
4投稿日: 2023.12.09
powered by ブクログ高瀬さんの感性に圧巻。 短編3本の全て、利己的な人が主人公。何かしてあげたのだから、帰ってくるのは当然。人間、ギブアンドテイクで成り立ってるよね?の人々。 理解できる反面(歩きスマホとか)、私が持たない過激さ。
9投稿日: 2023.12.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【あらすじ】 公私共にわたしは「いい子」。人よりもすこし先に気づくタイプ。わざとやってるんじゃなくて、いいことも、にこにこしちゃうのも、しちゃうから、しちゃうだけ。でも、歩きスマホをしてぶつかってくる人をよけてあげ続けるのは、なぜいつもわたしだけ?「割りに合わなさ」を訴える女性を描いた表題作(「いい子のあくび」)。 郷里の友人が結婚することになったので式に出て欲しいという。祝福したい気持ちは本当だけど、わたしは結婚式が嫌いだ。バージンロードを父親の腕に手を添えて歩き、その先に待つ新郎に引き渡される新婦の姿を見て「物」みたいだと思ったから。「じんしんばいばい」と感じたから。友人には欠席の真意を伝えられずにいて……結婚の形式、幸せとは何かを問う(「末永い幸せ」)ほか、社会に適応しつつも、常に違和感を抱えて生きる人たちへ贈る全3話。 「あなたの娘があなたとお酒を酌み交わすとしたらそれは、娘さんが色々乗り越えてしまって、桐谷さんあなたの、不完全さを諦めた時だと思います。」 「にこにこしようとか、興味を持っているふりをしようとか、そんなことばかり考えて、わたし本当に他人に興味を持って話を聞く方法が分からない。話し相手がどう思うかを抜きにして人の話を聞く仕方が分からない。」 「前を向いてまっすぐ歩く人だけが、避けていくべきなんだろうか。見えている人が、わかっている人が、できる人が、そうしなきゃいけないんだろうか。」 【個人的な感想】 いたるところに毒が散りばめられている作品。 後味はすごく悪いですが、私は好き。 特に3つ目の「末永い幸せ」で私が結婚式を見たときに感じる気持ち悪さが的確に表現されていてある意味感動した。
4投稿日: 2023.12.07
powered by ブクログこれはねー、分かる。 めちゃ分かる。 前からスマホ見ながら歩いてくる奴 自転車こいでる奴 ぶつかってやりたくなる。 やらないけどね~。 そこを書いてくる髙瀬さん、ヤバイ。
4投稿日: 2023.12.05
powered by ブクログ高瀬さんらしい心をざわつかせる中編1編と短編2編を収録。 オビに「不合理な偏りだらけの世の中に生きる女性たちの、静かな心の叫びを描く、全三話。」とある。 そう、高瀬さんの小説は「静かな叫び」なんですよ。 静かだけど、心を深く抉ってくる。 そこがクセになる。 それにしても、冒頭から「ぶつかったる。」って…笑 歩きスマホしていて周囲が見えていない人ととそれにわざとぶつかっていく人、 どちらが悪いかと言えば、当然わざとぶつかっていく人。悪意のある方が悪い。 でも、あれだけ「危険だからやめましょう」と広くアナウンスされているにもかかわらず、それでもかたくなに歩きスマホしている人にはイラッとくるのも事実。 「自分は特別」と思っている感が気に入らない笑 同じことは、エスカレーターの右側を歩くことにも言える。 とまって乗っている人に荷物ひっかけたりとか、危ないんだって。 身体機能に何らかの障がいを持ち、右側のベルトしか掴めない人もいるし。 と、思っていたら、エスカレーター歩かないで乗る条例がある埼玉県の知事は自身が利用する際は「右側に立つ」と宣言したようだ。 これってエスカレーターの利用が多い時間でほとんどの人が右側歩く流れの中でやったら、この小説の「ぶつかったる」って主人公と同じやな、とちょっと笑った。 ー 心は、どうしてこんなにばらばらなんだろう。ばらばらで、全部が全部本当であるために、引き裂かれるというよりは、もともとばらばらだったものを集めてきて、心のかたちに並べたみたいだった。(P99) 平野啓一郎さんのいう、分人主義ですね。 「いい子のあくび」の描きたかった大きなテーマのひとつかな、と思った。 ♫埼玉県のうた/はなわ(2019)
83投稿日: 2023.12.03
powered by ブクログ自分は昔から根っからのネガティヴだった。時には他人にネガティヴを開示することもあった。でも歳をとるにつれてネガティヴ遊びに飽きて、蓋を閉めて箱の中にしまっていることが多かったし、「そんなことないよ」を搾取する人間でいるのは辞めようと思った。でも高瀬先生の作品を読むと、箱の中から自分のマイナスの感情が引き摺り出されて「そうだよな」「やっぱり自分もそう思ってたわ」という気持ちになることが多い。 自分は体格が大きいタイプでもないので、おっさんにわざとぶつかられる事がかなり多い。 もしドウェイン・ジョンソンくらいでかかったら絶対当たりにこないでしょっていつも思う、とか。 後編2つに関しては、もしかして自分の中にそういう感情があるのかもなあと答え合わせさせられてる気がして結構残酷。 でもスイスイ読めちゃう。高瀬先生の作中の主人公はみんな打算的よりでずる賢くてでも人間ってそうだよなと思わされるから キャラクターに説得力がある。 またいつか読み直したい作品。 ・いい子のあくび 自分は体格が小さい方なので、わざと突っ込んでくる人間に対してずっとイライラしていた。いつも避け損だなと思ってたし、実際わざとぶつかった事もある。もし180超えのガタイの良い体格だったとしたらおそらくこんな目には会わないだろうと。主に仕事のストレスなどで自分の精神状態が悪いと、攻撃的な感情が芽生えて向かってくる歩きスマホに気づいていながらも避けなかった事もある。 ・末永い幸せ 大学までは生まれも育ちもずっと大阪で、仕事で上京した自分にとっては痛いほど分かる。一回結婚式に行くのにご祝儀3万、新幹線代往復3万、終わった後の飲み会0.5万プラス諸経費で7万ほど最低かかる。新幹線代を浮かす旅に始発で家を出て格安航空に乗って帰省したことも何度もある。28〜29の頃は特に出費が多くて、1年数えると6回も出席したこともあった。一度も謳ったことのない賛美歌もそらんじられるようになった。1度目は感動したけど、2度目以降は「縁もゆかりもない神父の命により、永遠の愛を誓わせれられてもいいのかな」「キリスト教でもないのにチャペルで式を挙げる特別な理由があるのかな」「新郎のファーストバイトの一口が大き過ぎるくだり何回やるんだ」「手紙って新郎は読まないんだ」「親への感謝を伝える感動のスピーチはお正月とかにできないのか」とか誰にも言えない色々モヤっとした感情が溜まっていた。めちゃくちゃ仲の良い友達だったら良いけど最後の20番目とかの数合わせで呼ばれたしきもだからめちゃくちゃこの気持ち理解できる。 高瀬先生の作品は、斜に構えた僕たちのような人種の気持ちを代弁してくれる清涼飲料水のような作家さんだと思った。
6投稿日: 2023.11.30
powered by ブクログ3話から成る いい子のあくび、はマジで全然いい子じゃない 自分より性格悪くてびっくり こんな人が同僚とかなら 人間不信になりそう。 ちょっと長くて間延びしてしまう。 もう少し100ページぐらいにまとめてくれたら 丁度リズム良く読み終えたのになーと 思う
7投稿日: 2023.11.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
登場人物の気持ちはほんの少しだけ、ある瞬間だけなら分からなくもない。私の日常でじんわり感じる、それも一瞬で忘れるような不快感を、主人公は明確に自覚して捉われているからすごく生きづらそう。共感はほとんどできなかったけれど、こういう気持ちの人が現実にもいるかもと思うと、それが1番怖くなった。
2投稿日: 2023.11.25
powered by ブクログネガティブ!! そこまで自分や相手の裏の顔を考えてたら疲れちゃうよ。そんな人には共感できる作品でしょう!素直に生きることのよさを教えてあげたくなるぼくにはちょっと疲れちゃう作品でした。
8投稿日: 2023.11.25
powered by ブクログ"ぶつかったる" なんて唐突な出だし!笑 高瀬さんの作品を読むのはこれで3作目だったけど、これまで以上に人の内面むき出しな感じでなかなかエグかった。 だけど、これが結構分かるわ〜ってとこもあったりしてドキッとした。 みんな多かれ少なかれ、相手によって変わるいくつかの顔を持ってると思う。 いい子に見られたくて猫かぶったりもするし、調子よく合わせてしまう時だってある。 だけど1人でいる時も猫かぶるってどんなんや〜笑 3つの短編集だけど、どの話の主人公もちょっと極端だったかも(-ω-)笑 ここまでこだわり強いと生きづらいだろうな。 何より3話目の主人公、めんどくさ〜〜!! そこまで行ってるんか!と笑けてしまった(≧∇≦) 割に合わない事や理不尽な事って多いけど、あまりムキになってもなぜか逆に損したりするんだな〜と感じた。心で毒吐きながら、時には軽く舌打ち程度でやり過ごしたい♡ 高瀬さんクセになる(。-∀︎-)
46投稿日: 2023.11.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
⚫にこにこしようとか、興味を持ってるふりをしようとか、そんなことばかり考えて、わたし、本当に他人に興味を持って話を聞く方法が分からない。興味を持つとか持たないとかの前に、誰の話でも丁寧に熱心に「興味を持って」聞くことが、決定されてきたから。 相手がどう思うかを抜きにして人の話を聞く仕方が分からない。 ⚫「今日の弁当、おいしかったね」 と、右隣の席のJさんに声をかけられ、「ですねー」と笑顔で返す。休み時間中に話し掛けないでほしい、と心が一瞬でささくれてめくれる。Jさんは「そういえばさ」とニュ ースサイトで仕入れたばかりの話を始める。仕方ないのでわたしは驚いたり悲しんだり反応を与える。この人死なないかなあ、とふいに思う。最近はまっているというドラマのあ らすじを話しているJさんに相槌を打ちながら、さりげなく左右を見渡す。I課長もMさ んもWさんもE主任もFさんも、みーんな、死なないかなあ。 プライベートの知り合いと比べて遥かに低いラインを引いて、職場の人たちを嫌いだと思えてしまう。この確信はなんなんだろう。自分が選んだのは仕事であって人間ではない、 自分が選んだ人間ではないから、嫌ってしまってもかまわないと、そういう心理だろうか。 ⚫ほめられてうれしい時、それでも相手を嫌いではなくならないから不思議で、でも、だからわたしは仕事を辞められないだろう。そう思って、途方にくれる。 驚いた。3話全ての中に私がいた。 自分の中に溜まったヘドロのようにドロドロとした感情の塊みたいなものを、的確に文章にして投げられたような気分。 会社で、友達の前で、親の前で、そして自分一人の時も。「私」は「私」の皮をかぶってるし、皮を脱いだ「私」がどんな人間なのか、自分でもわからない。 なんだか共犯者を見つけたような気分だ。 「おいしいごはんが食べられますように」を読んだ時と同じように、この本を読んだ人達の感想がとても気になる。 高瀬隼子さん怖い。 他の作品も読みたい。
10投稿日: 2023.11.21
powered by ブクログもったいないとか、割に合わないとか、自分の中の漠然とザワザワと鬱々とした心持ちを的確に言語化されて、それだ!と納得する。不快なのに爽快なの、高瀬さんの小説に惹かれる理由だ。 語り手のわたしは、「おいしいごはん」の芦川さんっぽくて。あの小説の中では最悪いけ好かなかったキャラなのに、ここでは凄く共感した。狡くて弱くて狭隘なところ、むしろ愛おしかった。
4投稿日: 2023.11.19
powered by ブクログ直子さん、怖くなってしまうところもあったけど、いい子でいることの割り切れなさは良くわかる。自分の中にもしっかりあると思うからこそ怖くなってしまうんだと思った。
3投稿日: 2023.11.18
powered by ブクログ高瀬さんの本 なんだか気持ち悪いと思っています。ただ面白い。奥深い。世の中を見る視点が とても興味深い
2投稿日: 2023.11.16
powered by ブクログ3作とも、あぁ、知ってる感覚だなと思った。 語り手と同世代で、語り手と同じ性別。平成に生まれて令和に生きてる。知ってる感覚、知ってる感情だった。 世代や性別や、生育環境が違うと全く違う感覚で読むのだろうな。
4投稿日: 2023.11.14
powered by ブクログ高瀬さんの作品を読むのは3冊目。 読むのがしんどくなるけど、やめられない。 社会で生きるために、「当たり前」ってことにして、それ自体の違和感について考えないようにしているのに、 高瀬さんの作品は、それを表に晒していく。 人に言ったら、引かれると思うから、言えない後ろ暗い部分に共感してしまう。
9投稿日: 2023.11.12
powered by ブクログ#読了 #いい子のあくび #高瀬隼子 表題作含む3作品収録。歪んだ感覚を顕著に描かれているように思えるが今まで少しは自分も感じたことことがあるように思えてしまう。捉えどころが20代後半女に刺さる内容なのがより刺さる。表に出せないタイプの主人公ではあるが人を選びいろんな面の自分を演じているのがリアルに感じてゾワっとする。
2投稿日: 2023.11.10
powered by ブクログ表題作のみ 気持ちが落ち込んでしまう作品でした。 同調してしまうと辛くなってしまいます。 でも、共感できるし違う形で歪んだ優しさの向こう側が出てることあるなぁって思わされたのは気持ちが動いて面白かたです。
3投稿日: 2023.11.08
powered by ブクログまたもタイトルに油断させられる。 「いい子」って?ここで「いい子」とされるのは、他人の目に映る「いい子」心の中がどんなに攻撃的でも反社会的でも、そんなことはどうでもいいこと。 それは理解できるし、多かれ少なかれ誰しもそうした面は持っているはずだから。 割に合わないと感じるのもわかるけれども、だからって「割に合わせる」って何??少なくとも歩きスマホ当人以外の無関係な人に迷惑をかけて何の反省もないメンタルは恐怖でしかない。 共感している人が多いということは、私は割を合わせられる側の人間だということか。 読んでいて息苦しくなり、中断してしばらく別の本を読んでいた。長い小説でもないのに、一旦休憩が必要だった。
6投稿日: 2023.11.04
powered by ブクログ呪いの書。すっきり。小柄でかよわそうな女性にわざとぶつかってくる男がいるということは聞いていた。動画にもUPされていたこともある。避けていてもぶつかるというのだ。卑怯な憂さ晴らしなのだろうか?私は長身だからか、人ごみを歩いてもそんな経験はない。歩きスマホは本当に頭にくるが、バカに巻き込まれたくないので距離をおく。歩きスマホだけでなく、主人公の日常の理不尽に対する怒りは共感するし、そんな読者は多いだろう。自分の正義は手放したくない、割が合わないことをされたから自分で合わせる。そんなこと考えたことがなかった。
3投稿日: 2023.11.04
powered by ブクログ高瀬作品を読むと、人間は押並べて多重人格だと痛感する。社会生活に適応しながら、相対する個人別に表の顔と裏の顔があり、怪人二十面相も真っ青、な具合だ。そのことを登場人物の違和感というかたちで率直に伝える表現が抜群に上手い。芥川賞受賞の「おいしいご飯~」はそれを素晴らしいエンタメ小説に落とし込んでいて本当にスゴイと思ったが、本作は表現は上手いが、ストーリや展開が今一つに思えた。受賞後第一作で純文学寄りになったということなのか。頭の悪い私には途中で突き放されたような印象だった。
5投稿日: 2023.11.02
powered by ブクログ表題作「いい子のあくび」だけ読みました。 こういう主人公みたいな人SNS見てるといっぱいいるからわざわざ物語で触れなくても良かったかな 主人公が堂々巡りしてる分ストーリーにもっとメリハリがあればもうちょい読後感スッキリしたと思うんだけど、結果読んでも読まなくても良かったな…くらいの感想に帰結してしまうお話でした
2投稿日: 2023.10.29
powered by ブクログ読み終えて率直な感想は、すごい作者だということ。発想、表現力とズバ抜けている。それは私にとっては。かもしれないが、事実、前作で芥川賞を受賞され、実績もある方である。高瀬氏の作品は全部読んでいるが、この作品が一番良い。3作の短編が収められている本作。いい子のあくび、この作品は凄い。いや、脱帽です。
19投稿日: 2023.10.28
powered by ブクログ汚いものが多く目につく世界で綺麗な言葉だけで生きていける訳がないのに、周囲からは当たり前のように『いい子』を望まれるし、そうであるのが当然だと思われている。職場が爆発しろとか全員いなくなってしまえ、とニコニコの笑顔の下で考えている人ってもしかしたら想像よりも多いのかもしれない。面白かった
4投稿日: 2023.10.26
powered by ブクログ表と裏の顔、相手によって変わるキャラは誰でもある事だと思うけど、この主人公は少し極端プラス面倒くさい。生きるの大変だろうな。
3投稿日: 2023.10.25
powered by ブクログ高瀬さんのむかつきスイッチとわたしのそれは、きっとほぼ同時に押される。 ああ、わかるな。でも、これに強く共感してしまう=「やな子」なんだ。 やさしくありたい。人の気持ちにちゃんと耳を傾けられる人でいたい。 なにより、人を癒したい。 こころから本気でそう思っているわたしは、実はめちゃくちゃ「やな子」だった。 あーあ、なんだそうだったのか。でも本当はちょっと気づきつつあったけれど。 さてとどうしようかな。
5投稿日: 2023.10.25
powered by ブクログうなづけるとこ多し。向こうから歩いてくる人とこのままではぶつかるという時、私もいっつもよける側。 車の時もそう。向こうは(相手は)会釈してくれればいいほう。当然にような顔してすれ違っていくのにはイラっとくるけど。 でも、歩いていてぶつかるのは嫌なので(痛いし)やっぱよけるっしょ。 ここがこの主人公との違い。相手に気づかせるという正義感っていうほどのおおげさなものじゃないんだろうけど、 とにかくこの主人公めんどくさい性格この上なし。 表に出てる態度、言動と腹ん中で思ってることが全然違う。 でも、こういうことあるよなぁ、思わせるとこがこの著者の上手いとこ。人間観察というのかな。 結婚を前提の恋人の青空みたいな誠実な好青年にも実は裏があったっのもいい。(浮気してた) とにもかくも人間ってのは一筋縄ではいかないものよのお。 楽しく読了。
5投稿日: 2023.10.23
powered by ブクログこの人の作品を初めて読んだが、面白かった。人間の中にある、相反する気持ちが存在することへの戸惑いや嫌悪感、あるいはそれを認めている気持ちや、受け入れられない気持ち、色々な感情の描写が生々しかった。読んでいて、一旦は嫌悪感が湧き上がってきたが、それはただ単にあまりにもストレートに描写されていたからだけであり、よく考えてみると、自分の中にもある気持ちだということに気づいた。一瞬気が付かないほどに、自分の中にあるどす黒い感情が共存しているかと思うと恐ろしくもあったが、人間なんてそんなものなのかもしれないと思った。
4投稿日: 2023.10.15
powered by ブクログ23/10/12読了。 著者の本は3冊目。うっすらとした狂気に、わかるところあると読んできた2冊に比べて、表題作は狂気が上振れた感じで少しつらかった。
3投稿日: 2023.10.12
powered by ブクログ『人に好かれたら、どうして好かれたのかって考えないんだろうか。何のために好かれたのか分からなくても、不安じゃないんだろうか。』 横一列で歩く五人に、端によけて止まって道を譲ったとき、何でですかって、自分にもそいつらにも問いただしたかったし、むかついた。複数人で横一列でこちらに向かってくる人たちに譲る度、怒りももやもやも情けなさもあったけど、割に合わないって、それだなと思った。いい子でいたい。割に合わない。
4投稿日: 2023.10.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
誰かが望む自分になってどんどん自分が透明になってく。そうしたいわけじゃなくて、自然と。でもそれを俯瞰してる自分もどこかにいて、、本当の自分はあくびのように自分自身の中で噛み殺される。 誰かになめられている、この人ならぶつかってもいい、傷つけてもいいと思われている。女だから、小さいから。なんとも不平等。気づく人が、できる人が、できない人の分までやる。割にあっていない、何で私が?の気持ちが見事に本になっていた。ぶつかったる、と行動にするもやっぱりスッキリしないところもリアルだった。言葉にするには、自己肯定感の低さが邪魔をしているところも刺さった。ことばにできないからこその、ぶつかったる。だと思う。そのモヤモヤ知ってる、代弁されてようやく消化されるものがあった。
5投稿日: 2023.10.11
powered by ブクログ自分の心の中を表した話のよう。直子がぶつかって起こる問題も、むしろスッキリしさえする。 「末永い幸せ」の引っ込みつかなくなった後悔、よくわかる。この先ずっと軽く悔やむよ。
2投稿日: 2023.10.08
powered by ブクログ誰でもきっとあるであろうモヤっとする気持ち。 ちょっとわかるなーなんて思ってしまった。 他にお供え、末永い幸せの2編。 どれも嫌いではない。 人間の黒い部分が垣間見える。
23投稿日: 2023.10.07
powered by ブクログ芥川賞受賞後第1作目作品。はじめての高瀬作品。装丁からほのぼのした作品かなと思いきや、なかなかクセのある内容。主人公の心情は違和感があるが、いやらしくて、ズルくて、汚ない。しかしながら実はみんな普通に持ってるものなのかもしれない。批判しながらも、後ろめたさを感じるなんともいえない読後感の作品でした。 3つ目の短編の主人公も同様だが、さすがにここまでくると、めんどくさ過ぎて腹が立った。
22投稿日: 2023.10.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私は主人公が好きだ。 私自身は良い子も悪い子も全開で、どこでも素で、なので「割に合わない」と思ったらそう、誰かに愚痴ってしまう。 それをしないで完璧装える彼女を私は応援したくなる。 だからこそ、終わりは私にはとっては周りにムカついたものだった。きっと大地は浮気を棚に上げて、彼女のせいで自分がこんな目にあったと言うのだろう。そんな人だと思わなかったとか被害者ヅラして。そういう事が彼女のように想像出来る。
2投稿日: 2023.10.07
powered by ブクログあらゆる行動に自覚的な直子は、自分の中ですら言い訳を繰り返しながら自分の行いに○を付ける。 誰かの無自覚な搾取に晒され続けて。 歩きスマホをよけなかった人の罪? できる人がやれば良いという、言いやすい人にだけ言うという行為の言い換え? 口の中で噛み殺すあくび。 誰かがいい子の役を担えば波風が立たないのも その上でいい子はつまらないと言われ、醜いものこそ本質だとかバカみたいに単純な真理が喜ばれることも そうやって安心してるだけなのも 自覚的な語りの中で嫌というほど身に沁みる。 自分の価値を他人に決めてもらうから。社会的ってそういうことか。 『おいしいごはんが食べられますように』と同じ方向性、だけどより意地悪で、いろんなものが詰め込まれてるのでより強化された感じがした。 敵は不特定多数の「知らねえ誰か」だから余計に太刀打ちできないし。 と思ったら初出はこっちが先だったんか。荒い衝動をどんどん食べやすくしてくれてるんかな。
1投稿日: 2023.10.06
powered by ブクログ水たまりで息をする、おいしいごはんが食べられますように、に続き、この作家さんの本は3冊目。 毎回思うのだけど、この方は、人のモヤモヤする部分を描くのが上手だな、と。きっと多くの人が、一度は思ったことがあるのではないかな、と言う、完全な悪でも非常識でもないけど、こういう嫌な気持ちになる部分、させてしまう部分、人は持っているよなあ、、、と言う感じの。 真っすぐな人間ではない私は、そもそも「いい子」って言われてる人って、あくまで「いい子」であって、本当に善人なのか、純粋な人なのかは、別問題だよね、と思っている。と言うか、正直に告白してしまうと、私自身が、自分の自信のなさがゆえに、人に嫌われること後ろ指をさされることが怖いので、つい「いい子」を演じてしまう人。だから、直子が、心の中で思っていることと、外に出していることが違うのは、こんな感じだよね、と分かってしまうし、分かってしまう自分がとても嫌だったりもする。 でも実は、このお話で、じわじわと怖いのが、一見いい人で、人当たりが良かったり、真面目で礼儀正しい、とされているひとたちも、それぞれ、どこか身勝手だし、内面と外に見えてるものは違うというところだ。 「お供え」も「末永い幸せ」も、モヤモヤ感たっぷりだった!
5投稿日: 2023.10.04
powered by ブクログ直子は歩きスマホの人をよけて歩く 交際中の大地には「いいい子だな」と頭をなで愛される 上司にはよく気が利く部下 心の中は歩きスマホの人にぶつかってやりたい スケジュールには本音を書く 友人によって態度をかえる 裏と表の自分がどちらの自分か分からなくなる 怖いと思いながら少し分かる面もある 私自身、裏表が少ないので 直子みたいに生きられたら世界が広がるかもしれないと思った でも、何だか直子は寂しいとも思う 『いい子のあくび』 他に 『お供え』 『末永い幸せ』がある
4投稿日: 2023.10.01
powered by ブクログおいしいごはんが食べられますように がとても面白くて、今作も読んだ。 日常感じるもやもやとか、絶妙に共感できる心情を書かれているのがすごい。 割に合わないから合わせにいった って、気持ちが分かってしまった自分がいた
2投稿日: 2023.09.29
powered by ブクログなかなか新たな視点で書いてるな、というのが率直な感想。 いい人でいるのがあたりまえ? 悪い人のために我慢するのがあたりまえ? 私も読んでいて、あ〜そう考えるとそうだよなと思う部分はあったけど、逆にぶつかりにいこうとは思わないかな汗 度胸がすごい人だとは思うけど、何で?とは思ってしまう。 だからいかに"普通"がこの世の中大事にされてるかが分かる。 "普通"って、1番難易度高いんじゃないかな、と思った。
1投稿日: 2023.09.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この世の理不尽さにイライラし、頭を抱える日もありましたが、この本の主人公はそれ以上にイライラしていてちっぽけに感じた。
2投稿日: 2023.09.27
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素晴らしい作品でした。 「いい子のあくび」のほか、2作が収録されてます。 自分の読解力に自信がないので、以下の感想はおそらく正しい解釈ではないのでしょうが、結構雑めに書き留めておこうと思います。 一人称の語り手(女性)の全員に共通点があり(言語化できない笑)、これが物語の核になっていました。以下のとおり、三作それぞれでまとめます。 ・いい子のあくび この人の考え方は間違っていないと思うが、実際はどうなのだろう。気づく人間が損をする世の中、とても良くわかる気がする。そして、ここに性差が加わってくるのかなと。女性だから感じること、「「大地」なら、」という描写も何度かあったのも本人の人柄以外にも、男性だからという要素もあったように感じた。 私は気づかないふりをして生きているけれども、それができない人もいるし、気づかないふりをしてやらなかったことを気づいた人がやってるんよなと思い、、。わがままさを持つことが大事って思うが、そんなに簡単にできないわけで、正しく生き続けることって割に合わないよ。 ・お供え ほか二作と比べて、少し私の理解が及ばなかったかなというのが率直な感想だが、最後のところのAさんが異動を願ってお供えする部分、ここの解釈がポイントなのかな。信頼・大切にしている後輩に対して、自分が後輩であったときを重ねて接してしまっていて、相手の求めに応じた接し方をしているようでも、相手からしたらそれ以前の話で、相手は嫌だなと感じてしまっている。 これはあるよなあと思う。私も自覚あるし、難しい。後輩側は断れないし、仕事の人間関係はもっと淡々としていたほうがいいんだよなと思う。だが、先輩にお世話になったという感情があればあるほどに、見えなくなる部分。やはり、難しい。 一方で、この人は先輩とも少しずつ離れていっている。そこから、この職場生活の今後を想像して、人との関係性は仲良くなっても徐々に離れていく、これを繰り返すと。やはり、仕事の人間関係なんて、淡々としたもので十分よ。 ・末永い幸せ 結婚式に対しての疑問だった。とても良くわかる、ただ、ここまではひねくれてないかな、、、?笑というようなものでした。結婚式はなんの儀式なんだろうね。「じんしんばいばい」というワード、たしかになと思う。祝いたい気持ちは十分にあって、それが結婚式なの?なんなんだろうね。 上手に表現できないが、とても良くわかるなあと思える話だった。
2投稿日: 2023.09.26
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芥川賞受賞後の第一作。 『おいしいごはんが食べられますように』が自分の中で評価が高かったので、比較的早い段階で図書館で予約し、読んでみた。 「面白い」というのとはちょっと違う感覚なのだが、この作家さんの書く物語は胸をうずかされる。 痛いところを突かれているというか、言葉に出来ないでいたもどかしさをトレースしてくれているというか。 中編の表題作と短編(むしろ掌編)2作の本書。 いずれもテーマを極端にデフォルメしているので、それはえぐいと思うような展開、発想が繰り広げられるのだが、ひとつひとつを取るとあぁでもわかるかもその気持ち、と人間の感情の複雑さ、矛盾に満ちた様をこれでもかとぶつけてくる。 特に表題作。 向かいからスマホを見ながら自転車に乗ってくる中学生に「ぶつかったる」と思い本当にぶつかる主人公。 その理由は、もし自分が屈強な男だったら、ぶつかったらヤバいと相手の方から避けるはず。自分はこいつなら大丈夫とナメられているのが気に食わない。声を掛けたり、自分から避けたりするのも、本来は相手が負うべき危険を自分が負担しているようで納得できない、割に合わない。割を合わせるために「ぶつかったる」。 でも主人公は表面的にはいい子ちゃん。 猫を被り、着ぐるみを被り、恋人の両親に会うときには世界中の猫の皮をはいで継ぎ足して足りない部分はキティちゃんやキャットマリーちゃんで補強した最強猫ちゃんになる。 着ぐるみはいつも被っているから、蒸れて、擦れて、潰れて、変色して元の顔は原型をとどめて居ないと言う。 「ぶつかったる」気持ちを持つような、いわゆる露悪的な裏の顔は、大学時代の友人との飲みの場でしか見せないけれど、表面的ないい子ちゃん的行動をよそに頭では周囲への文句ばかりが蠢いている。 そうして表と裏を使い分ける内に、どちらも表のような気さえしてくる。 あぁ、何かすごくわかる。 少し前に職場でパートナー会社さんから、ウチの社員の口が悪いと公式に苦情を受けたことがあったが、そこで「名前が上がってこなかったのはfukayanegiさんだけ」ということがあり、だから「今後はfukayanegiさんが、周りの言動を少し気に留めて欲しい」と言われたことがあった。 「はい、わかりました」と応えたものの、自分だって口に出さないだけで、色々過激な思いは頭の中を蠢いている。 なんなら、そう言ってきた上司のことは、いつも頭ごなしに否定してくるので大キライだった。 そのことを思い出した。 本当の聖人なんて、そういない。 誰しも心の中で思っている本当のことなんてわからないので、誰をどこまで信頼して良いのかよくわからなくなることがある。 それでもうまくバランス取りながら、日常生活を送っていくしかないのだよなーってのをすごく痛感させられた。 これは前作、『おいしいごはんが食べられますように』でも思ったこと。 そんな中の最後のオチは、それでも思いもよらぬところに寄り添ってくれる心があるという少しばかりの希望があり良かった。
54投稿日: 2023.09.24
powered by ブクログ表題作と「お供え」「末長い幸せ」の3遍。 どれも人間の内面の二面性をこれでもかと晒した物語。 側から見れば“いい子”の主人公がいい子の割の合わなさにとる極端な行動。歪んだ内面の描写に胸糞悪くなる。そこまでねじくれるのは自分のせいなのでは? 歩きスマホをしている人間にぶつかっていきたくなる気持ちはわかるけど、事故に遭うようなシチュエーションでそれを実行するのはやり過ぎだし、主人公には全く共感も同情もできない。 結婚式のバージンロードに人身売買を想像して結婚式を嫌悪するのは自由だけど、友人の結婚式を欠席しこっそりホテルの部屋から盗み見る女に至っては気持ち悪すぎる。こういう人とは友達になれないわ。 全編イライラとした思いで読んだ。 こうやって昔からの風習や習慣とかを何でもかんでも女性差別と絡める考える昨今の風潮にうんざり。 「いい子の反対は悪い子じゃない。やな子だ」まさに「やな子」の物語でした。
1投稿日: 2023.09.22
powered by ブクログ私もぶつかられる方なので、気持ちはすごくわかる。でも、ぶつかられにいくのはさすがに無理だな…。内心イラッとしつつも、トラブル回避派です。 日常で感じるこんなイラつきをストレートに表現するのは、高瀬さんの作風なのかな。 「おいしいごはんが食べられますように」もこんな感じだったなと思いだした。
19投稿日: 2023.09.22
powered by ブクログいい人であろうとする自分の心と、いい人に違いないと他人に思わせてしまう言動の歪みが、痛いほど伝わってきた。 時にやり過ぎ(言い過ぎ)では、という場面があるが、まさにそれが心に蓋をして、いい人になっている瞬間なのかもしれない。
2投稿日: 2023.09.19
powered by ブクログ「あたりまえの日常」を過ごしながら、その「あたりまえ」に違和感を感じ、いらつき、傷ついている人たちの物語。繊細で考えすぎてしまう人たちにとって、いまの社会は生きにくい。
0投稿日: 2023.09.18
powered by ブクログ分かる、けど。 私はこの本に出てくる人物とは違って 行動には移せないなと思った。 都会に行くと、 駅とかで足早に歩く人たちが多くて 田舎暮らしの私には 偏見だけど " こっちは急いでるから避けない、お前が避けろ " みたいなのをひしひしと感じてしまうんだよな。 だからちょっと " ぶつかってやる " っていう気持ちは分かる。 でもしない。こわいから。 全三話あるけど 結婚式のやつも、なかなか分かる。 全体的に " 面白い " というより すんなり読めたなっていう感じ。
4投稿日: 2023.09.17
