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夜果つるところ
夜果つるところ
恩田陸/集英社
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総合評価

154件)
3.6
22
52
51
11
4
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    このレビューはネタバレを含みます。

    3人の母を持つ少女の奇妙な物語 少女は産みの親、育ての親、名義上の親がいる 少女が住む館には様々な奇妙な男たちが訪れる ここではいろんな人が死に、いなくなる かなり読みにくい文章ではあるが、独特な言い回しは面白く感じた

    1
    投稿日: 2026.01.04
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    【短評】 先日読んだ『鈍色幻視行』の中核を成す作中作『夜果つるところ』に挑戦である。 正直に言えば、ある種の「原作未読勢」として臨んだ『鈍色幻視行』が単体として満足に足る出来だったので、本作については敢えて曖昧模糊とした儘にするのも良いかと思っていた。しかしながら、ブクログで初めて頂戴したコメントが本作をお勧めするものだったため、それもまた出会いであると思い直し、手に取った次第だ。 結果ーーいやぁ、大好きだった。本当に好みど真ん中。『鈍色幻視行』の存在を無視したとしても、十分魅力的な作品に仕上がっていると思う。 館は、その名を墜月荘(ついげつそう)といった。 昭和初期、山奥に建つ奇怪な遊郭・墜月荘を取り巻く人々と、彼らの凄惨な行く末を、「私」という子供の目線を以て回想する。そんな物語である。 読書遍歴或いは志向において、私は「耽美」という感覚を知り得なかったが、本作に纏わり付く独特の空気感がソレなのではないかと夢想した。物語の筋がどうこうというよりは、あの恩田陸が雰囲気に全振りすると、ここまでの作品が産まれるのかと、ただただ圧倒されていた。脳内にパッと咲く印象的なシーンの連続で、イメージの奔流に揺蕩っているうちに読了してしまった。レビューでこんな事を言うのは無粋だが、この系統の作品の魅力は、盤外からの紹介ではなく、実際に読み、触れ、感じないことには解することが出来ないだろう。 鳥籠を見詰める壊れた女郎。月観台から覗く「夜の終わり」。炎の中で舞う男。 全ての情景が心に染み付き、未だにリフレインされている。 さて。恩田陸/飯合梓(めしあいあずさ)の併記にて上梓された本作は、別作『鈍色幻視行』における重要なコンテクストである。同作には『夜果つるところ』に魅了された数々の好事家が登場するからして、本作は「人々を誘引する力を秘めた作品」という前提に立って書き上げる必要がある。ある意味、作品として最も強い制約を課せられている訳だが、そこに来て「これは語りたくもなるな」と思わせる作品を生み出すことが如何に凄まじいことか、嗚呼、私は声を大にして叫びたい。 【気に入った点】 ●情景描写が特異な作家が、情景に全振りしたような作品。立ち現れるシーンがただただ美しい。『鈍色幻視行』において、映画監督が「昭和に映画化しておくべきだった作品」である旨を述べていたが、その意見については首がもげる程に首肯したい。 ●瑕疵が無いとは言わない。終盤に掛かる怒涛の展開に追いつけない部分もあった。しかしながら「嗚呼、美しい」で全てを黙らせる力があった。波長の合う/合わないがある作品であるから、ハマらない場合とことんハマらないかもしれない。 【気になった点】 ●『鈍色幻視行』において、本作に関する重大なネタバレがある。作中屈指の見せ場をどうして先に言ってしまうのだと思わなかったといえば嘘になる。異なる二作品が連関する構造は興味深いが、それは少々やり過ぎでは無いかと思った。 最後に。 作者の意向とは異なるようだが、個人的には『夜果つるところ』→『鈍色幻視行』の順で読むことを推したい。事前知識無しで挑むほうが、余計なノイズ無しで楽しめると思う。(商業的には『鈍色』→『夜果つる』のほうが売れそう、とか穿った見方をしてしまった部分もあるが、長くなりそうなので割愛する) 貴方個人の感想を引っ提げて、クルーズ船に乗車してみて欲しい。 私には出来なかった体験が出来る貴方が実に羨ましい。

    20
    投稿日: 2025.12.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読書ノート:https://note.com/futen_seisuke/n/n96c363fefc1c 執筆期間15年のミステリ・ロマン大作『鈍色幻視行』の核となる小説、完全単行本化。 「本格的にメタフィクションをやってみたい」という著者渾身の挑戦がここに結実…! 遊廓「墜月荘」で暮らす「私」には、三人の母がいる。孔雀の声を真似し、日がな鳥籠を眺める産みの母・和江。身の回りのことを教えてくれる育ての母・莢子。表情に乏しく、置き物のように帳場に立つ名義上の母・文子。ある時、「私」は館に出入りする男たちの宴会に迷い込む。着流しの笹野、背広を着た子爵、軍服の久我原。なぜか彼らに近しさを感じる「私」。だがそれは、夥しい血が流れる惨劇の始まりで……。 謎多き作家「飯合梓」によって執筆された、幻の一冊。 『鈍色幻視行』の登場人物たちの心を捉えて離さない、美しくも惨烈な幻想譚。※電子版はリバーシブル・カバー仕様ではありません。

    1
    投稿日: 2025.12.06
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    『鈍色幻視行』の登場人物達が語る内容から、赤江瀑作品のように読むだけで酔った心地になる華麗で絢爛で退廃的な美しい物語を想像していたので、ストーリーそのものはそれに近いものでありつつも、文体が恩田陸のままであったことに肩透かしを食らったように感じてしまいました。

    1
    投稿日: 2025.12.01
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    ずっと気になってた鈍色幻視行の作中作品。 3人の母を持つ女の子として育った主人公。徐々に明かされていく場所の謎と、主人公の素性。この場面のことをみんなは話していたのか。 鈍色幻視行を読んだからこそ抱いた感想だと思います。

    1
    投稿日: 2025.10.30
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    読みやすい!半日で読み終えるぐらいさくさく読める 昭和初期山間部の遊郭とそこに住む遊女と軍人、遊郭で育てられている子どもビィちゃんの話 学校にも世間にも出ず遊郭から物事を見るビィちゃんの視点からここはなんなのか?産みの母、戸籍の母、育ての母3人いるのは?自分は一体…?と 周囲の不穏な出来事を通じ焦点が合わさっていく

    0
    投稿日: 2025.07.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    注:内容にかなり触れています。 『鈍色幻視行』の感想では、『鈍色幻視行』の登場人物たちと同じ気持ちになれるように『夜果つるところ』を先に読んだ方がいいのでは?と書いた。 が、実際に『夜果つるところ』を読んでみると、先に読むのは『鈍色幻視行』で。 それをよっぽど気に入った人だけが、『夜果つるところ』を読めばいいのかな?と思うようになった。 ただ、恩田陸の小説が好きで。恩田陸の小説はほぼ全部読んでいるみたいな人であれば、『夜果つるところ』を先に読むことで、ファンとしての興を満たせるのかもしれないなーとは思う。 いずれにしても『鈍色幻視行』にある、『夜果つるところ』の抜粋はネタバレにはなっていない。 あくまで、話の筋(の一部)だ。 それを読んだからといって、この『夜果つるところ』がつまらなくなるわけではない(だって、それは著者本人が書いているんだもんw)。 ていうか。 『夜果つるところ』を先に読んだからって、『鈍色幻視行』の面白さが増すわけでもない(と自分は思ったw)。 であれば、著者が言っているように、『鈍色幻視行』を先に読んで。 それを楽しみながら、恩田陸がそこで書きたかったこと(言いたかったこと)を読者として受け止めた方が有意義であるように思う。 ただし、『夜果つるところ』を読んでも、『鈍色幻視行』で曖昧なところがクリアになるわけではない。 というか、『鈍色幻視行』の曖昧な部分は、そういうストーリーだからだ。 『鈍色幻視行』と『夜果つるところ』は、読者にテーマパークみたいな至れり尽くせりな楽みが提供される本ではない。 注! 以下では『鈍色幻視行』の中で登場人物たちの語る、飯合梓作『夜果つるところ』の評価について触れています。 以下を読む場合、『鈍色幻視行』を未読の方はその内容に一部触れていることを了解の上で御覧ください ★3つは、このお話を単体として読んだ時の評価。 つまり、この『夜果つるところ』というのは、著者が作中作に挑戦してみたいという、いわば作家の興みたいなものによって書かれたもので。 内容については、ファンが読めば楽しいって程度のものだということだ。 ただ、『鈍色幻視行』の作中作としての、この『夜果つるところ』の評価をするなら★は間違いなく5つだろう。 だって、飯合梓作『夜果つるところ』の評価は、『鈍色幻視行』の中で登場人物が、最初に読んだ時(まだ若くて多感な頃)に読んだ時は、“限りなく耽美的なゴシック・ロマン”としてその世界観にすっかり魅入られてしまったのに対して。ある程度の年齢になった今では、“寓話めいたファンタジー”のように、“読後感が180度違っている”と語られているのだ。 しかも、実際の著者である恩田陸は、この『夜果つるところ』を飯合梓という別の作家が書いた小説として書かなければならないという制約もある。 つまり、恩田陸はこの『夜果つるところ』を、小説として優れたものとして書けないのだ。 ぶっちゃけ言うなら、この『夜果つるところ』という小説はケレン味の強さが売りの、キッチュな小説でなければならないということだ。 それって、(プロの作家としては)技術的にも、書くモチベーションでも、相当大変なことなんじゃないのかな?と素人としては思ってしまうんだけど……。 とはいえ、そこは恩田陸。 いっやぁー、恐れ入りました(^^ゞ 「『夜果つるところ』はケレン味のあるキッチュな小説でなければならない」という意味で、見事なまでにそれが具現化されていることに驚かされた。 というのも、本当に陳腐な小説なのだ。←『鈍色幻視行』を読んだ人は「陳腐な小説」というのが褒め言葉だとわかると思う(^^ゞ ありがちな舞台設定といかにもなストーリー、歌舞伎のような大仰な美。 見事なまでに、ファストフードのハンバーガーみたいな大衆小説として書かれている。 その反面、著者はこの『夜果つるところ』を、(『鈍色幻視行』の読者が)お金を払って買って読む本としても書いている。 大して面白い小説ではない。 でも、読んだ読者が、ある程度の満足を得られるようにも書いているのだ。 その辺りのさじ加減は本当に上手い。 ただ、飯合梓作の小説になっているか?というと……、 なんだよなぁーw 本には、フェイクの奥付があって。 そこには「1975年5月30日 初板発行」とあるのだが、確かに、読んでいるとその頃の小説や大人が見ていたドラマ(というよりは、その頃に読んだり見たりした小説や大人が見ていたドラマ)の雰囲気が感じられる。 (ただ、なんとなくだけど、70年代半ばよりは60年代っぽいかなぁーと思った) 「集英社文芸ステーション」にある著者のインタビューに、“(飯合梓は、『時をきざむ潮』で江戸川乱歩賞を受賞し、その後消息を絶った)藤本泉さんのイメージが少し入っているかもしれません。”とあるが。 確かに、藤本泉は主に70年代半ば活動していた作家(ウィキペディアより)だけど。 藤本泉は学生の頃に『時をきざむ潮』を読んだことがあるんだけど、記憶の限りでそこで描かれている風景は70年代よりも前って感じなんだよね。 そういう意味で『夜果つるところ』はまさに藤本泉っぽいのかな?(あくまで自分の記憶のイメージ)という気はするんだけど。 ただ、読んでいると、どこか記憶のある文章に「やっぱりこれは恩田陸(の文章)だよね?」となってしまうのだ(^^ゞ そんなことを思いながら、これを読んでいたら。 ていうか、恩田陸の小説の世界観って、そもそも『夜果つるところ』の世界観とダブる部分があるんだろうなぁーということに気づいた。 ただ、まぁ、それは本人が書いているんだから当たり前か?w (というよりは、恩田陸が子供の頃に見た/読んだナニカの世界観をダブらせている?) そういう意味じゃ、(辛口の感想になるけど)これは“よくもわるくも”恩田陸の小説って感じかな? だって、ここに描かれているような、今っぽく手心が加えられた甘っちょろい描写では『鈍色幻視行』に出てきたようなアクの強い人たちの心を揺さぶるのは絶対ムリだ(^^ゞ 「色」がないんだよ。 ひたすら、画面の暗い茶色がかったモノトーン。 『鈍色幻視行』に出てきた登場人物たちの心を鷲掴みにする小説なんだから、グロテスクなまでの極彩色の洪水で圧倒しなきゃ。 ま、ラストだけは極彩色だったけど(^^ゞ ただ、著者の小説にそういう描写を求めるのはお門違いだし。 自分も、今更そういう描写を読みたいと思っていないのも確かだ。 それと。 お話の後半に登場人物が「我々の切り札です」と言う場面があるんだけど、そういう内容なら、60年代や70年代に映画監督や出版社の編集者、映画編集者みたいな、いわゆる戦後の文化人たちは『夜果つるところ』に(思想的に)共感を抱かないんじゃない?という違和感がある。 ただ、その後、主人公に言う莢子の「前に言ったわね。あそこを目指すの。夜の終わる場所。あの場所を目指して、後ろを振り返らないで」という言葉に、その時代に戻ってはいけない的な共感を抱くことで(思想的な反感)は目をつぶったのかな?とも思う。 というより、『鈍色幻視行』に出てくる戦後の文化人たちは、ラストの舞のシーンに代表されるような、いかにもな「美」のグロテスクさにこそ魅入られたのであって。 彼ら彼女らみたいな人たちは、その「美」に対する自らの共感こそが全てなのかもしれない。 いずれにしても、著者の「作中作への挑戦」という趣向はすごく面白かった。 大成功と言ってもいいんじゃないだろうか? ただ、自分は読者なので。 『夜果つるところ』そのものについて言えば、あくまで著者のファン向けで。 特に著者のファンでない人は、『鈍色幻視行』を読めばそれで充分だと思う。 なにより、『夜果つるところ』を読んだからといって、『鈍色幻視行』で曖昧にされたことがわかるわけではないし。 そもそも、『鈍色幻視行』の本筋に、曖昧にされたまま終わっている部分はない。 ていうか。 それを言ったら、『鈍色幻視行』も結構ファン向け(それも昔から読んでいるファン向けw)なんだけどね(爆)

    4
    投稿日: 2025.06.16
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     冒頭、読みにくい本かなと思ったが、グイグイ引き寄せられた。 不思議なことが何点もあるが、 絶えず、10歳くらいの私の目線で物語が進行している。

    3
    投稿日: 2025.05.29
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    執筆15年 作家がずっと書いてみたかったというメタフィクションの小説 飯合梓という作家の最初で最後の作品 この小説にまつわる事件や仮説を描いたのが『鈍色幻視行』 んん…コンセプトやプロットに縛られすぎてる気がした

    2
    投稿日: 2025.05.06
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    『鈍色幻視行』の作中作。恩田陸さん改め、飯合梓さんが書いた小説。墜月荘を舞台に、暗い闇に赤色のベールをおろしたような、不穏さがまとわりつく世界観。 これを読んだことで、わたしも『鈍色幻視行』の登場人物たちと話せるんじゃないか?という気持ちになる。ここまでを読んで、あの作品を本当の意味で読了といっていいのかもしれない。

    1
    投稿日: 2025.05.05
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    恩田陸さん、初めての作品。ミステリーに入るのかな。不思議な世界観と、色彩。天才肌っていう感じ?意外に好きかもしれない。自己投影できないところが、今の私にはよかった!

    2
    投稿日: 2025.05.02
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    飯合梓版のカバーと奥付がめちゃくちゃ良い。『鈍色幻視行』の作中作なのでネタバレを知ってるんだけれど、完全に忘れて惹き込まれちゃった。鈍色の人たちが自分の物語に置き換えてしまうほど執着するのも納得。墜月荘の空気感がとても好き。鈍色もう一回読まなきゃ。

    1
    投稿日: 2025.04.29
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    「鈍色幻視行」を先に読んでからだったので、なるほどこれが噂の…という気持ちで飯合梓の本を読んでいる錯覚に。 ふわふわたしていていつもの恩田陸さんの本よりさらに難しく感じた。

    4
    投稿日: 2025.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まず、リバーシブル・カバーが非常に素晴らしい発想。『鈍色幻視行』を読んだ方にとっては驚きと感動の両方が味わえるだろう。実際に飯合梓の『夜果つるところ』を読んでいるような気分になる。 物語の中身は陰鬱な状況が続く。主人公のビイちゃんの生みの親である和江はビイちゃんに襲いかかる、時には悪魔と叫ぶ。そして、登場人物の何人も殺される。和江もその紳士も心中する。犬も殺される。犬を庇ったりんも殺される。 なるほど。呪われた作品と言われるのもわかる気がするな。

    0
    投稿日: 2025.03.24
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    刊行順に読んだ方が良いとのことだったのでその順に読んだけど、こっちを先に読んだ方が良かったと思った。 生きているのにずっと「死」がまとわりつく物語だった。

    8
    投稿日: 2025.03.23
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    主人公に主体性がなくてずっとふわふわ夢のようなお話しでした。 展開がどうなるか分からないのでドキドキしながら読み進めました。

    0
    投稿日: 2025.03.04
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    『鈍色幻視行』の核となる小説、作品内の作品。 墜月荘で暮らす「私」には、三人の母がいる。 日がな鳥籠を眺める産みの母和江、身の回りのことを教えてくれる育ての母莢子、無表情で帳場に立つ名義上の母文子。 「私」は館に出入りする男たちの宴会に迷い込み、着流しの笹野、背広を着た子爵、軍服の久我原を見る。 そこからが惨劇の始まりでした。 謎の作家「飯合梓」によって執筆された、幻の一冊。 ある事件を題材とした、幻想的なミステリです。

    1
    投稿日: 2025.02.21
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    不思議な余韻のある作品だった。かなり好き。 あっと驚く展開とか、感動する言葉があるとかそういうわけではなくて、ただ文章の醸し出す雰囲気に飲まれるというか、自分が主人公の心に少しずつ溶け込んでいくような感覚。 他の作品も読んでみます。すごく良かった。

    3
    投稿日: 2025.02.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とある山奥の娼館を舞台にした、幻想的なお話。初めて読む作家さんでしたが、物語全体に漂う物悲しさや退廃的な美しさ、妖しさに強く惹きつけられました。物語の中に入り込みすぎて現実に帰って来られなくなりそうでちょっと怖かったです。 あの恩田先生がこの作品をモチーフにした長編を書かれているとのことで、そちらもぜひ読みたいです。 (『鈍色幻視行』未読でその作中作品だと知らずに先に読んでしまいました。もったいないことをしたような気もするし、かえって先入観なく読めてよかったような気もします。)

    1
    投稿日: 2025.02.06
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    月堕城での奇怪な話。最後まで語り手の少女が何者なのかはらはらさせられる。 登場人物全員が怪しく冷たく温かく美しく描かれている。 読み終わって昭和の時代の背景のことを知ってより一層ぞくっとした。

    1
    投稿日: 2025.01.11
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    「鈍色幻視行」から。ハードルを上げまくった作品をつくるのは、大変だろうなと思いつつ、でもこの作品が無いと、あの長編は支えられなかったのだろうとも思う。別の人が書いている設定でも、最後は恩田節全開な感じがしました。 2024/10/27読了

    1
    投稿日: 2024.12.19
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    『鈍色幻視行』の印象で、もう少し耽美的で不気味なイメージの作品かと思っていたけど、思ったより直接的な死や血みどろシーンがあって、日本のお化け屋敷みたいな作品だった。 意外にしっかり種明かしがある怒涛のラストに向けて、登場人物の描写がもっと分厚かったら、それぞれに感情移入できて更に余韻が深くなったかもしれない。 まあ作中作という位置付け上、あまり分厚い大作にはしたくなかったのかなとは思う。

    25
    投稿日: 2024.12.18
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    ああ、恩田さん。 大好きな恩田さん。 秋には必ずこの人の小説を一冊は読まなくては、と思ってしまいます。 主人公の「びぃちゃん」は娼館に暮らし、 三人の母親はそれぞれの距離で、憎しみで、愛情で、ビィちゃんに接します。 そして暮れて咲く花のような館での、不思議な日々。 それはいつしか立ち込め、色を濃くしていく硝煙に、血の色に、 やがて終焉がやってくるたしかな足音を聞いているのに、 それでも火は灯され続けていく。 夜の濃い、そして人の激情の匂い立つ、お話でした。

    2
    投稿日: 2024.12.11
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    『鈍色幻視行』に登場する作中作。『鈍色幻視行』の方は未読だが、独立した作品としても楽しる。 戦前の人里離れた遊郭で暮らす主人公の視点で語る三人の母、館に出入りする男たち、惨劇に向かって時が流れていく様子。著者らしい耽美的な世界を味わえた。『鈍色幻視行』の方も読んでみたい。

    1
    投稿日: 2024.11.29
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    図書館で何読もうかと思って「赤い装丁の本」を探して集めたなかの一冊。 へー、恩田陸ってこういうのも書くんだー と思いながら読了。著者が「飯合梓」となっていたのであれ?と思って調べたら別の作品に登場する本が実際に本として販売されたというものらしい。作中作ってやつですね。 ちょっとホラー要素があったけど、そこまでじゃなくてよかった。怖いのほんとやだし。でも不気味で不思議な世界観に引き込まれる感覚もあったし読んだあとの余韻はよかったかも。「ほえ〜」って放心しちゃった。

    8
    投稿日: 2024.11.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ★3.5 鈍色幻視行読後なので、展開や仕掛けが丸わかりで、推察するまでもなく解説履修済みだけど、雰囲気は好き。 ただ、いろんな話のコラージュのようにも感じた。 私的類似傾向作品としては、恩田作品「ねじの回転」「ネクロポリス」篠田真由美「閉ざされて」

    4
    投稿日: 2024.11.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    体から内臓が飛び出たり異形が現れたりなどのグロホラーにはある程度耐性が付いているものの、なかなかインパクトのある作品だった。 性欲の先にある悲劇と第二次世界大戦前の革命のギスギスした雰囲気が嫌な感じに混ざり合って物語をよりダークかつ奥深いものにしている。 その惨劇の様子を主人公が淡々と語る文体がまた良い味を出していた。 新しい恩田陸の顔を垣間見た気がした。こういう作品ももっと読んでみたい。

    2
    投稿日: 2024.11.10
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    文章が恩田陸ぽくないが内容や展開が恩田陸ぽさがあったが、本を購入したいというワクワク感がなかった。鈍色を読んでいないので良さが分からないのかも知れない。 昭和感もなくすべるような文章で昭和の重みかノスタルジーぽさがあった方が面白かったのに。 運慶を読んだ後だったから物足りなく感じたのだろうか???

    1
    投稿日: 2024.11.07
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    〜遊廓「墜月荘」で暮らす「私」には、三人の母がいる。日がな鳥籠を眺める産みの母・和江。身の回りのことを教えてくれる育ての母・莢子。無表情で帳場に立つ名義上の母・文子。 ☆作品紹介からして、複雑な関係の元に育てられた少女の話?なかなか、序盤から話が掴みにくい。かなり、頭が冴えていないと途中で寝落ち連続…かなり苦戦してしまう。 〜ある時、「私」は館に出入りする男たちの宴会に迷い込む。着流しの笹野、背広を着た子爵、軍服の久我原。なぜか彼らに近しさを感じる「私」。だがそれは、夥しい血が流れる惨劇の始まりで……。 ☆読み進めていると、性描写の様子がジワリと見え隠れするような。そして、惨劇も露わになる。人々の愛と憎しみの交えた死への惨劇。なんとも、幻想的な流れで、そしてホラーっぽい要素もあり。少し恐怖もかんじた。 最初の理解不可能な文面を乗り越えてやっと面白くなってきた! 最終的に、主人公の正体も驚かされる。

    8
    投稿日: 2024.10.31
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    ※ 物語全てがまるっと不思議というよりも、 部分的に絵画のようであったり、 詩のようであったりしていて、 どこか浮世離れした幻想的な物語。 対になる『鈍色幻視行』を読めば、 この形容し難い非現実感にしっくりくる 言葉が当てはめられるのか。

    8
    投稿日: 2024.10.09
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    鈍色幻視行の作中作とゆう作品なのですが、知らずにこちらから先に読んでしまいました。 まあこっちから読んだなら、鈍色幻視行がどんな内容なのか想像するのも面白いし、登場人物と共感できるかも。 物心つく前から人里離れた堕月荘とゆう館で育てられたビィちゃんには3人の母がいるとか、湧き上がる思いを上手く言語で表現できない子供視点で語られる物語は要領を得ないことが多くって、アウトラインが曖昧でファンタジーの世界を彷徨っているようです。 娼館に幽閉されているようで、幽霊が見えたり殺人があったりと不気味に血生臭いし、気の振れた生みの母からは悪魔と罵られたりで因縁渦巻いていそう。 出入りする人たちは文化人や貴族に軍人とか革命組織のアジトになっているような設定が見えてきて大混乱。 時代錯誤か改ざんされた記憶なのか、薄ぼんやりとした霧に覆われているような物語でした。

    88
    投稿日: 2024.09.09
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    恩田陸『鈍色幻視行』の劇中作(既読) 同作の中でふんわりとネタバレ・解釈について触れられているので、こちらから先に読んだ方が純粋に楽しめた気も? 昭和の作品という事で、文体もそれを意識しているように思えるのが面白い 序盤は少々読みづらさもあったが、崩壊へと向かう後半のたたみかけはドキドキしながら読みました 試みは面白かったと思います

    1
    投稿日: 2024.08.26
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    図書館にて。 たまたま本棚にあったので手に取ったが、何か文体が違う気がして違和感、と思ったら別人が書いたという体で書かれた小説だったのね。 対になっている小説も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2024.08.23
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    鈍色幻視行の中の核となる小説! 墜月荘での主人公の生活を自ら回想。人々が集う夜の館でおこるなげき、許されぬ愛、絶望、問い、淡い恋、死、幽霊たちを主人公目線で語る。 「墜月荘には途切れることのない緊張感がある」 「墜月荘自体が、この世のものではなかったのではないか」 「思い出はあたしのもの、あたしだけのもの誰にも評価なんかさせない」 「生きることはすざましいことだ」  いろいろな登場人物のセリフが刺さります。 死を見つめ、生きることを考え、せつなさを感じる、そして夢を見ているようなそんな小説でした。千早茜さんの「魚神」を思い出しました。 鈍色幻視行で船を選んだのは、途切れることのない緊張感を演出するためなのかも。

    19
    投稿日: 2024.08.19
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    よかった イメージはネバーランドにちかい感じがする 淡々としてるのに風景が想像できるのがすごい 最後まで頭おかしいだけなのかそうじゃないのかわからないのがすごい

    0
    投稿日: 2024.08.16
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    淡々とした筆致の中で進んでいく物語 人物描写が淡泊なので イメージがわきづらかった また物語の進むスピードが速いので 僕の読解力ではついていけなかった

    0
    投稿日: 2024.08.16
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    『鈍色幻視行』の作中作。 『鈍色幻視行』の登場人物達が魅せられた作品。 表紙を捲り、数ページ捲ると、“飯合梓”の作品としての表紙が現れたり、奥付けもまた然り。 『鈍色幻視行』の登場人物達のようなコアなファンからしたらワクワクの作りになっています。 なんとも、怪しい淫靡な世界観でした。いや、淫靡なんて言葉を用いてはいけないのかもしれないな、とも思います。様々な愛の形が描かれていたのは間違いないです。 そこに政治だの思想だの革命だのが入り組んでいて、さらにこの世のものではない異形のものも現れ、この世界観にのめり込む者、映像化したいと思う人はいるでしょうね。そして、映像化の企画があがる度に頓挫する‥‥確かに、今作を読むとそれは有り得るのかもしれない‥‥そんなタブーの色合いを感じさせる物語でした。 『鈍色幻視行』とセットで読むべき作品。 私も魅せられました。

    106
    投稿日: 2024.08.16
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    映画を観ているような美しさと残酷さを併せ持ったお話。 ラストの展開で一気に話がひっくり返るのが面白かった〜!

    1
    投稿日: 2024.08.09
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    謎多き作家「飯合梓」によって執筆された、幻の一冊。心に闇を抱えた登場人物が、2.26事件を思わせるクーデーターに巻き込まれていくお話。主人公の子ども視点で見た大人達の妖しさ、人間の心に潜む狂気が物語全体に流れる退廃的なムードと相まって一気に物語の世界に引き込まれた。『鈍色幻視行』にまた戻りたくなる

    2
    投稿日: 2024.08.04
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    謎多き作家「飯合梓」によって執筆された、幻の一冊。という設定。カバーを裏返すと恩田陸のところが飯合梓となる遊び心あり。こういう仕掛けは紙の本ならではだよね。

    2
    投稿日: 2024.08.01
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    墜月荘、女たちと男たちがひっそりと集う山奥のお屋敷。華やかな宴と、男たちの密談。女たちの秘密と男たちの目的は……そこで隠れるように暮らすわたしと、3人の母たち、そして出会った『カーキ色』の男たち。わたしが目撃したものは…… 久々の恩田陸。何かの作中作品のようだけどそのままで読めた。不穏でぼやけていて、でもどこか美しい館の物語。語り手自体がぼんやりしているので内容も語り手の主観でしかないが、情報の出し方はほどよくて読みやすい。主人公の秘密はぼんやり予想がつくけど、でも義弟の話とかみんなの扱い方とかからするとほんとか?って感じではある。あと久我原と莢子もちょっと唐突だなと思ったけど、話の作りとして主人公には見えてなかった(見ないふりをしていた)という設定のおかげで読み流すことはできなくもない。本編を探してみよう。

    1
    投稿日: 2024.07.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっと仄暗い、夢の中にいるような作品だった。 ビィちゃんと呼ばれる“少女”の語りで唐突に始まって、説明もないまま話は進んでいく。 ので、こちらも遊郭『堕月荘』で生まれた女の子の話なんだろうな〜戦争終わりが近い時代の話なんだろうな〜となんとなくピースを拾いながら読み進めていった。 最後明かされるビィちゃんの素性、そして続く長い夜。 『鈍色幻視行』の作中作品ということで、こちらのほうが早く手に取れたので先に読んでみたけど、これがガチの単体作品だったらわけわからんかったなーで終わる内容だった。二次創作ぽい。 どう絡んでいくんだろう。期待ばかりが膨らむので期待通りだといいな…

    2
    投稿日: 2024.07.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最悪。恩田陸作品とは思えない。鈍色幻視行も難ありだったが、その中で語られる本作もちょっと酷い。予想はしていたが。悲しい。

    0
    投稿日: 2024.07.15
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    『鈍色幻視行』を先に読み、その記憶も薄れて来た頃にようやくこちらを。 面白かったです。『鈍色幻視行』との絡みを抜きにして、単独の「飯合梓」著の『夜果つるところ』として読んでも(私にはむしろその方が)面白い。 どこまで夢でどこから現か…

    2
    投稿日: 2024.07.07
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    「蜜蜂と遠雷」「夜のピクニック」は好きだ。この話はちょっと昔の時代を借りた、若い女性が好みそうなマンガの設定のような話で、深刻そうだけどラノベ。好きじゃない。

    1
    投稿日: 2024.07.03
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    鈍色幻視行は未読。作中作が本編になるとは贅沢だ。この雰囲気を忘れないうちに鈍色幻視行を読めるだろうか…。

    0
    投稿日: 2024.07.03
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    おそらく2.26事件の直前の時代を舞台にしたお話。人里から少し離れた遊郭に住まう女たちと出生の秘密を持つ主人公の"少女"。夜な夜な集う不思議な男たちと、日に日に増える陸軍の若人たち。そして少女が時折見る幻覚もしくはこの世のものならざる者たち。開かずの間の言い伝え。時代の不穏な空気と高まる緊張感。 明に説明がないまま少女の一人称で、アチラコチラに話題が飛びながら読者に少しずつ紹介されゆく物語の世界とその住人たち。なにが起きているのか、何が語られようとするのか手探りで進む読書体験。恩田陸の得意なテイストの世界観とストーリーテリングだなと思う。(そういえば、彼女が2.26事件を扱うのは、ねじの回転以来2度目?)。恩田陸のこの手の話では一番好きというレベルではなかったけど、つい手にとってしまう。語り部である主人公に何か読者を欺く仕掛けがあるはずと思いつつ、最後のどんでん返しは予想しなかったな。 本書はほぼ同時刊行だった「鈍色幻視行」と対になる本らしく、鈍色〜のほうを先に読むべきらしいが、手に入った順番がこちらのほうが早かったので読んでしまった。もう一冊の方も楽しみ。

    8
    投稿日: 2024.07.02
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    鈍色幻視行の中で出てくる『夜果つるところ』 恐る恐る読んでみた。恩田陸さんらしい読みやすい文章。でも著者が違うという設定だからどこか辿々しい。不夜城のような堕月荘での、現実なのか、悪夢なのか分からないような話が、不気味さを醸し出す。これを元に映像化しようとしていたの?!と考えるとまた読み方が変わって面白い。

    0
    投稿日: 2024.07.02
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    小説内小説として描かれたモノを現実に。便宜上の作者は飯合梓だが、当然書いたのは恩田陸。遊郭での私のみたコトを描いている。

    1
    投稿日: 2024.06.28
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    たまたま先に『鈍色幻視行』読み、恩田さんもこの順番で良さそうなことを言っていたので安堵していたのだが…先に『夜果つるところ』を読みたかった。 『鈍色幻視行』でオチを知ってしまったので、流れや結末が分かっているというのは、なんともぬるかった。 それでも細かいところは初読みとなるので、幻、錯覚、妄想かもしれない光景は妖しく、美しかった。

    6
    投稿日: 2024.06.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    数人の読友さんが既読で内容を知らず予約。この本は自分のような「パキッ」としたミステリー好きには読んではならない作品だった。大体の人が感想で示す単語として「幻想的」そして「曖昧」。これは苦手ジャンル。何故かというと、イメージ能力がないからかな。産みの母、育ての母、名義上の母の3人とわたし・ビィちゃんで「墜月荘」という遊廓に住む。そこは世間から隔離され、閉じた空間であった。そこに尋ねてくる不思議な客人。そこで起きる人の醜さや堕落していく様を見る。「墜月荘」の炎上とともに終了するが、やはり不思議な作品だった。③

    49
    投稿日: 2024.06.21
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    鈍色幻視行を読んでしばらく経つので繋がりを忘れてしまった。単体としては不穏な感じがいかにも著者らしいけど、それだけという感じもする

    1
    投稿日: 2024.06.20
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    鈍色幻視行を先に読むべし、との恩田さんの教えに従ったけど、私はこっちを先に読みたかったなー。まっさらで読んだら、もっと驚きを楽しめたなと。 ファンタジーの世界ではあるんだけど、登場人物の個性がすごく魅力的だった!

    6
    投稿日: 2024.05.12
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    読書備忘録825号。 ★★★★☆。 あれ~。あれあれ~。 この作品について関係者が豪華客船を舞台に"ああだこうだ"とカラ騒ぎするという物語が「鈍色幻視行」。 ★2つだった。 なので、この作品には全く期待していなかった。「敢えて言おう!義務で読むのであると!」ジーク・ジオン! びっくり!面白かったです。世界観が抜群。 さすが恩田さん!いやいや違った!この作品の作者は飯合梓さんであり、著者唯一の著作であり幻の作品という位置づけです! 中身がめちゃくちゃ濃い。醤油で言えばたまり醤油。ソースで言えば大阪のどろソース。 時は昭和初期という感じ。 作品の最後に起きるクーデター!これは例のヤツがモチーフだと思います。 舞台は山奥にある娼館「墜月荘」。 ここに、3人の母を持つ少女が主人公。 作品タイトルの世界観もバツグン! 単行本カバーがリバーシブルになっていて、ひっくり返すと1975年初版の飯合梓作「夜果つるところ」(照隅舎)になる。 (図書館本なので出来ませんが笑) 以上! 内容が濃すぎて備忘録に出来ない。作文能力の限界。文字にすると薄口醤油、あるいはウスターソースになってしまう!それは自分としては許せない!そうです。備忘録作成から逃げました。 そして恩田さん。やっぱり同学年。シンパシーを感じる・・・。

    40
    投稿日: 2024.05.10
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    本作を作中作とする『鈍色幻視行』を先に読了。 『鈍色〜』では、三度映画化に失敗し、関係者に死人も出たいわくつきの小説として『夜果つるところ』が登場し、その小説に魅了された人物たちが、『夜〜』をめぐる考察を繰り広げる。 自分も読んでみたい思いにかられていたら、恩田さんが『夜』の作者・飯合梓になりきって上梓してくれていると知って感動。(何も知らずに読んでるので、こんな驚きを味わえてます笑) しかし、『鈍色』で上がりに上がったハードルを、どう料理するのかと期待と心配半々で読み始めたら… これが圧倒的に面白い。 心配半分なんて、失礼しました恩田さん! いわゆる謎解き部分を『鈍色幻視行』で先に知ってしまっていたので、そこを意識しつつ読むぞと思っていたはずなのに、その決意を残り1/5頁になった辺りで思い出すという体たらく(笑) 『鈍色』でのことはスッカリ忘れて、それだけ引き込まれて読んでいました。 「真実があるのは虚構の中だけ」と、『鈍色』で登場人物に言わせている恩田さん。 また、「真実なんてパレードで降ってくる紙吹雪みたいなもの」とも。 だからこそ、そこに散りばめられた、優しさも絶望も可笑しさも、一瞬のきらめきになって私たちの心の奥深くに届くのだと、それが物語の力なのだと、この2冊を読んでわかった気がします。 ちょっと小さめサイズの版も味わい深く、装丁も凝ってて楽しい。 https://www.bungei.shueisha.co.jp/interview/nibiirogenshikou/

    12
    投稿日: 2024.05.05
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    不思議な話だ。 なんとも言えない不穏というか。 『夜果つるところ』 夜の汀。 恩田陸さんの描く「夜」好きだな。

    0
    投稿日: 2024.04.30
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    4分の1くらい読んだら急に抜け出せなくなる。 最後に主人公の事をもっと書いてほしいと思ったけど、これくらいがいいのかもしれない。

    0
    投稿日: 2024.04.26
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    「私」には、三人の母がいる。日がな鳥籠を眺める産みの母・和江。身の回りのことを教えてくれる育ての母・莢子。無表情で帳場に立つ名義上の母・文子。ある時、「私」は館に出入りする男たちの宴会に迷い込む。(e-honより)

    0
    投稿日: 2024.04.23
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    真鍋姉妹が惹かれ沼るほど、なんだか示唆的でオタクがいがある小説 章立ての通し番号とノンベルが昭和初期発行のようなっていて芸が細かい 中タイトルと奥付も こっちだけでも独立して本当に唆られる作品。なるほど映画化のしがいがあり、密かに興味を持たれ続けの魅力がある。 同時進行で読みました 『鈍色~』で評されてるシーンなどを理解できることが醍醐味です

    7
    投稿日: 2024.04.20
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    恩田陸さんは、間口が広いですね。 夜のピクニックや蜜蜂と遠雷をイメージすると、その違いに驚かされます。 しかし、文調は彼女の優しいわかりやすいものでした。中盤からは一気に読んでしまい、今日は寝不足気味です。 この作品が使われる鈍色幻視行を読むのが楽しみです。

    10
    投稿日: 2024.04.11
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    読んでいると絵が浮かんでくる。 「わたし」のひとり語りで語られる墜月荘での思い出話は、夢か現か幻かわからない摩訶不思議なことぼかり。 全てが薄暗くはっきりしないが、ところどころに鮮やかな色が見える。 全てが曖昧で自分が何者なのかわからないまま過ごした日々は突然終わる。 文字を追いながらドラマを見ているようだった。

    7
    投稿日: 2024.03.20
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    【鈍色幻視行】に登場する作品が現実世界で実際に発売される面白い展開の仕方ですね〜! 内容は幻想的な掴みどころのない作品でしたが、終盤の展開は良かった! 単体で読むよりは冒頭で書いたように【鈍色幻視行】とあわせて読むことで面白さ倍増!?

    4
    投稿日: 2024.03.17
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    鈍色幻視行のために先読み。 耽美的な違和感のある世界。 架空の人物による架空の小説。 なんとなく某不由美さんの「東×異聞」を思い出した。 共通点はやんどころない血筋の人が鍵となる程度だけど。 不穏な感じが似ているかな。

    0
    投稿日: 2024.03.16
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    後付けに恩田陸ではない著者名とか、1975年初版とかなっていて何のことやらと思ったら、実は恩田陸の別の小説の中に出てくる幻の小説を実際に単行本化したのが本書らしい。そのことは何も知らずに読んだけど、独立して楽しめる内容でした。でも、知っていて読んだらより楽しめるのかも。 主人公が自分の幼少期の記憶を思い起こす独白のような形式で物語は進んで行き、その舞台やら登場人物も幻想的な雰囲気で終盤まで進んで行くものの、不思議な雰囲気のまま終わるのではなく、一応、終盤でいろんな謎が解き明かされつつ最後にはあっという驚きの事実も判明するというミステリー的な要素もある不思議な小説でした。

    11
    投稿日: 2024.03.14
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    小説の中の小説。 設定も結末もわかった上で読んだのだが、それでも面白かった。 2冊合わせて読んで楽しかった。

    0
    投稿日: 2024.03.12
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    最後は、びっくりでした。すこしこわい場面がおおかった。元の本を、もう一度読み返してあわせてよみたい。

    0
    投稿日: 2024.03.04
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    本の中の表紙と奥付に飯合梓と書かれていて、それだけでわくわくする。 鈍色幻視行で語られる通りの、不気味で美しい世界観。 この2冊は互いに影響しあいながらセットで楽しめる。面白い読書体験だった。 もちろんこの本だけでも充分楽しめた。

    2
    投稿日: 2024.02.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「鈍色幻視行」の中に出てくる小説。ナデシコの中のゲキガンガー3的なメタ構造をほんまにやってのける恩田陸。 不穏で湿度が高く暗い商館に住むビーちゃんと呼ばれる子供が主人公。日常の淫靡でも妙なところでバランスが取れてる平和な日々が次第に崩れていく様を主人公の目線で描く。ラストはやはりあの時代か、と思うのと正体はそう来るかの意外性で、単なるノスタルジー幻想奇譚で終わらない。 小説単体としては、雰囲気で読ませる良さはあるけどオモロいかというと首をかしげざるを得ない…ただ「鈍色…」の登場人物たちがこだわった小説と分かって読めば、色々合点がいったり、ニヤりとできたり、ゾっとさせられたりと楽しめる。 色々意見はあるようだが、「鈍色幻視行」→本作、の順番で読むのが楽しめるんじゃないかと思う。

    2
    投稿日: 2024.02.15
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    『鈍色』なしでも十分成立していると思うが、いかんせん文章が現代的なのでいかめしい年代物のゴシック小説的な雰囲気はない。まあこればっかりはどうしようもないか。

    2
    投稿日: 2024.02.11
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    恩田陸さんの本であってそうでない本。 「鈍色」を読んでこちらを読むと、また「鈍色」を読み返したくなる。幾重にも楽しめる読書の醍醐味を感じさせてくれる。

    0
    投稿日: 2024.02.11
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    24/02/10読了 鈍色幻視行の、四十一節まで読んでからこちらを読んで、戻った。我ながらいい判断とおもう。

    2
    投稿日: 2024.02.10
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    鈍色幻視行を先に読んでからこちらを読むことにしたが、特に鈍色の方を読んでいなくても成り立っているお話であり、呪いが感じられるものでもなかったので、なんとなく拍子抜けした感がある。

    5
    投稿日: 2024.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    墜月荘で暮らす「私」の回顧譚。 3人の母、墜月荘にやってくるお客達ー。 飯合梓によって書かれた「鈍色幻視行」作中作の単行本化。 カバーの裏!こういう趣向好き。 この1冊でも確立しているし、どっちから先に読むかで印象も変わって面白そう。 昏く幻想的な話。「鈍色~」の作中では母恋いもの、アイデンティティ探し、報われない愛の話と言われていたけど、どれが一番近いだろう? 事故死を引き起こすような不吉な雰囲気のものではなかったかな。

    2
    投稿日: 2024.02.07
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    『鈍色幻視行』のカップリング小説なのだが、予約が回ってくるのがずいぶん時間がかかってしまったため、どう関与していたのかすっかり忘れてしまっていました。結果、鈍色~を読んでいなくてもコレ単体で成り立つ、昭和の遊郭を舞台にした耽美的な(?)小説でした。最後の最後にいろいろ種明かしがあってまずまず面白かったです。 『蜜蜂と遠雷』を超える作品がなかなか出てこないのがもどかしいところ。

    7
    投稿日: 2024.01.29
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    恩田陸さんの作品では3作品目を読了した。この作品は、私にとって新たな作品世界との出会いとなった。読み始めて、いつの時代のどのような状況だろうかと、謎めいた感じがして、想像の世界に入り込めなかった。過去にこのような現実世界があったのだろうか、そのように想像させられていた。それが逆に、読み進めて、この作品世界を知りたいという欲求にもなった。 主人公はビイちゃん。子供なのだが、年齢は明らかではない。ビイちゃんとは呼び名で、本名も分からない。このことも、後の展開への伏線となっていく。冒頭で、母親が3人いるという、特異な設定へと誘われた。時代や状況など、はっきりとした場面設定が示されてなかったことによって、このビイちゃん目線での不思議な世界へと自然と入り込んでいた。3人の母親は、和江、莢子、文子であった。和江は産みの母、莢子が育ての母、文子が名義上の母。それぞれの母親としての意味はどういったことなのだろうと疑問に思いながら、興味をもって読み進めた。それぞれの母親とビイちゃんとのつながりは、少しずつ明らかになっていくのだが、それが本当なのかは分からない感じで、混沌とした世界であった。そのような中、ビイちゃんは母親を感じることがなく生活を送っていた。それも、この作品世界を特別な世界と感じさせられる要因となっていた。そのような中、物語の終わりにむかって、この設定と関係の背景が徐々に明らかになっていく。 作品の舞台となる墜月荘は不思議で奇妙で妖艶なものを感じた。部屋や外観が和風と洋風と中華風、黒の瓦葺き、造りは煉瓦、コンクリート、木造からなり、壁の色は紫がかった灰色、山中の館で際立つ妖しい色。部屋の窓は八角形で、各部屋とつながる回廊に欄干があり、それは中華風。池の上に張り出した座敷、離れのレストラン、和風と洋風の混在。庭は、枯山水、バラ園、菖蒲池、稲荷と統一感がないことが、一層の神秘性と妖しげな雰囲気を醸し出し、作品世界を現実から離れた世界としての想像が広がる。この世界は幻か亡霊か、現実世界にはない世界にいる感じがずっとする。 莢子が名付けたビイちゃんという呼び名。ビー玉から名付けたところに、ビイちゃんへの思いのなさを感じつつ、莢子はビイちゃんに勉強を教えていた。このことは、この館の中で過ごすことに当てはまらない不思議な感覚があった。なぜ勉強なのだろう、しかも館の中で、私の疑問は膨らみつつも想像世界を楽しんでいた。 奇妙な館である墜月荘では、残虐な場面や血が流れる場面も描かれていて、尋常ではない独特の世界へと誘われる。また、墜月荘にある月観台という場所から、交流部と呼ばれる部屋が一望でき、そこからみる状況の描き方が独特で、現実とはかけ離れている様子をより一層感じた。これも、恩田さんの詳細で丁寧な表現に、私がはまっている感じなのだろう。登場人物も独特で素性がわからない。名前と通称が入り混じって描かれていることも影響があるのだろう。私の想像を広げるそれぞれの登場人物の個性が際立つ。物知りの子爵、軍人の久我原、作家の笹野、浅黒で長身のなめくじ、物静かで無表情の匕首、成金の凍み豆腐、そして集団の呼び名であるカーキ色たち、墜月荘の用心棒の種彦とマサ。それぞれが個性的であり、想像の世界がどんどん広がる。個性的な登場人物による残虐なシーンもあり、それが現実離れした独特な世界を際立たせている。見てはいけない世界を覗いているような錯覚を得る。そのような中で、ビイちゃん目線での世界観だからだろうか、救われないモヤモヤとした感情が蠢くが、一方でそれがこの作品世界の魅力とも感じる。今まで読んだ恩田さんの作品との違いに、その魅力も感じる。この世界を描きたいという恩田さんの熱量も感じる。 ラストに向かって、ビイちゃん呼ばれた理由や、その素性が明らかになり驚愕する。この作品は『鈍色幻視行』との作品のつながりがあるということなので、『鈍色幻視行』を読むことが楽しみになった。新たな恩田さんの作品の魅力を充分に味わった。

    392
    投稿日: 2024.01.27
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    鈍色鈍行を読む前に読んだ。 不思議な恩田ワールド全開。淡々とした展開で読みやすいが、感情移入はしにくい。 墜月荘に暮らす私は死相や死者が見え、そいつらをスケッチするのが好きだ。 墜月荘では、よく来る客たちがいて、恋愛のもつれがあったり、革命があったり。そして私は自分の出生の秘密を知る。

    2
    投稿日: 2024.01.24
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    大正?昭和初期?の空気感が静かに、でも鮮やかに感じられる。 読み始めてから、これが別作品の作中作品で、作者的には元の作品から読むのがオススメだと知ったけど、そのまま読了。 この作品がどんな物語の中で息づいているのか、元の作品が早く読んでみたい。

    0
    投稿日: 2024.01.24
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    お耽美だった。すごく好みの一冊だけど、時々世界観を壊す言葉があるのが気に掛かった。ピンクのネオン、とか。「ページ」を一文中に二回も入れちゃう所とか。鈍色から先に読めと言われて読んだので、根幹のネタバレがあって、それを確認する様に読んだ。

    0
    投稿日: 2024.01.23
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    「夜のピクニック」とか「終わりなき夜に生まれつく」とか「夜」が好きな作家さんだな。3人の母親がいるという主人公が住んでいるのは普通ではない環境だった。いったい自分は何者なのか?『墜月荘』が終わりを迎える時、明かされる出生の秘密。そしてまた終わらない夜の中で主人公はしたたかに淡々と生きていた。

    0
    投稿日: 2024.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    鈍色幻視行より先に読んだ。 最初はよく分からず退屈だったけど 墜月荘が遊郭だとわかった辺りから面白くなってきた。 どんな作品でもそうだけど 昔の遊女はなんだか楽しそう。 外の世界と隔離されてるのがいいのかな。 現代はSNSで他人の生活をのぞけてしまうから どうしたって病むよな 笹野お嬢さまの結末には何だかスカッとしてしまったが 笹野がダメになっちゃったのは寂しかったな。 和江は兄の事好きだったのかな? 文子の事ももうちょっと知りたかったな。 久我原は魅力的!笹野も子爵も。 私の顔が綺麗なのは羨ましい。 綺麗じゃなくても周りの人の態度は変わらなかったのかな お母さんと同じ人好きになるのは最悪! 無理無理! 裏切られた気分になってしまうよ! 私に迎えが来なかったのが現実で辛かった。 特別で居させてくれよ〜 過去に引っ張られちゃう気持ちもわかる。 後半は勢いに任せて読んだから またしっかり読みたい。 鈍色幻視行は2店舗まわったけど売り切れだったので ネットで購入!届くの待ち!

    2
    投稿日: 2024.01.19
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    山奥の孤立した墜月荘は奇妙な人種であることを許される場所だった。不穏な予感を常に秘めていて世にも醜悪で世にも美しい、おぞましくも惹きつけられる墜月荘。その墜月荘(遊郭である)で暮らすビイちゃんは、3人の母がいる。産みの母と育ての母と名義上の母である。ビイちゃんはの世界はここだけであり、何故か閉じ込められている。学校には通っておらず育ての母、莢子が身の回りのこと、学習を担当している。ビイちゃんは、この世でないものも見える。スケッチが得意である。ビイちゃんは、こっそり部屋を抜け出し館に出入りする男たちの宴会を盗み見しスケッチしていると…

    11
    投稿日: 2024.01.14
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    「鈍色幻視行」内に登場する「ある本」のメタフィクション作品 「鈍色〜」とはまた違ったテイストの本で、ページ数も多くはないのでさくさく読める。 ただこれを映像化したのを見てみたいかと言われるとう〜ん (これが「ねじの回転」とかと繋がっててたらそれはそれで面白いかなとは思ったけどまぁ無理か) 「鈍色〜」→「夜果つるところ」の順がベターだけれども逆順で読んでみるのもあり

    3
    投稿日: 2024.01.11
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     本線の作品に、仄めかされていた情報について、なるほどこういうことなのかと感じる部分はあった。  ただ、その響き合い方が、閉じた世界に落ちている感じで。  

    0
    投稿日: 2024.01.10
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    別作品の中に登場すると言うことで読んでみましたが、私の苦手なタイプの小説でした 読みやすい本ではあるんですが、結局、何がテーマなのか、よく分からなかったな

    10
    投稿日: 2024.01.09
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    この物語が、鈍色幻視行抜きで、単体で成立しているのか?自分が読んだか?と考えるとこの評価にせざるを得ないかなと。

    2
    投稿日: 2024.01.04
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    『鈍色幻視行』に出てくる小説ということでどっちから読もうか悩んでこちらにしました。 幻想的で本当に夢の中の物語のようでした。 表紙も裏表に作られていて架空の作家「飯合梓」の名前が記されています。奥付けにも。 語られている内容は生々しくきな臭いことなのですが、全体を包む空気がふわふわと夢のような感じでした。

    2
    投稿日: 2023.12.22
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    やっぱ、だめだった。数ページで挫折。 面白くなくはないんだろうけど、この作家と私の相性が悪いだけなんだろう。高評価の小説だものね。 読めなくはないんだけど、他にもたくさん読みたい本があるのでパスさせてもらいました。

    0
    投稿日: 2023.12.17
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    久々の恩田陸、本作は新作のメタフィクションとのこと。 幻想譚という趣のため、謎解きや展開などよりも雰囲気に重きが置かれている印象が強い。サラリと読めるが、不吉なイメージなどはあちこちに散りばめられており恩田ワールド健在といったところ。

    0
    投稿日: 2023.12.15
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    最初はなかなか読み進められなかったけど、話が進むにつれてスラスラ読めた。 独特の世界観に途中からどんどん引き込まれていった。 鈍色幻視行で登場人物が惹かれる物語だというのも、呪われた小説だというのも何となく分かる。 でも、もっと2作が関連づいているのかと思って読み始めただけに少し物足りなさは残る。

    0
    投稿日: 2023.12.15
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    劇中小説の小説化 最後まで薄暗い画面の映画を見ているような雰囲気だった。クライマックスだけは盛り上がったけど、他は薄暗い感じだったな。 「鈍色幻視行」って小説の中に出てくる小説を実際に刊行するっていう試みは斬新でいいな。もう少し派手なほうがいいけどね。 こちらを読んでから鈍色を読んだほうが良さげ。 【引用】 ・なぜ、はときどき重すぎるんだよ。自分がしょってるものの重さを確かめるのはやめるんだ。とにかくいったんしょった荷物は運ばなきゃなんない。運び終わって放りだしてみて、初めてそこで、こんなに大きかったんだと驚けばいいのさ。 ・愛の言葉というものは実に強力な呪いなんだ。相手も縛るが放ったほうも縛る。

    0
    投稿日: 2023.11.29
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    かなりグロテスクな場面がたくさん。ちょっと食傷気味かも。 過去のどこかの時代に、起きていたかもしれない出来事にも思えるけれど。 「私」の性別に関わる部分も、ちょっと首を傾げてしまった。

    1
    投稿日: 2023.11.29
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    鈍色幻視行を読んだ後すぐにこちらを読んだ。 時代背景も文体もすごく苦手な形式で、前半はかなり読むのが苦痛に感じた。3回くらい脱落しそうになったんだけど、人が死に始めてから途端に読みやすくなってスルスル頭に入ってきた。そこからはもう前半のノロノロペースが嘘のように一気読み。こんな本は初めてだったから不思議な感覚。 鈍色幻視行の登場人物たちがこの本にハマる感覚も少し理解できる、確かに映画化して視覚的に見たくなる本だし、呪われてそうな本だとも思った。

    3
    投稿日: 2023.11.27
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    初め独特の文体に読みにくいかもと思ったが、段作品の不吉でどこか官能的な世界観に段々とのめり込み、すぐに読み終えてしまった。 最後のどんでん返しは全く想像できていなかったもので驚いた。 え、著者恩田さんじゃないの!?と驚いたがそうゆうことなのね、鈍色も読んでみたいと思います。

    0
    投稿日: 2023.11.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「鈍色〜」からです。^ ^ ↑の作中でも語られているように、確かに映像化したら映えるだろうなぁと納得。 舞台である墜月荘の耽美で荒廃的な雰囲気、当時のご時世ゆえの危うさなど、さまざまな魅力的な設定。その最たるものは、主人公の出自と偽って育てられた性別あたりでしょうか。 「鈍色〜」という作品のために作り込まれた世界だと思う(違っていたらすみません)ので、読者が好みそうな設定もりもりなのも織り込み済みなのでしょう。 「鈍色〜」の劇中劇という感じでの映画化とかいかがでしょうか?笑

    2
    投稿日: 2023.11.23
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    艶かしくて、儚げで、美しい。 そして飯合梓のイメージ通りの世界観。彼らと同じように、この作品を映像で見てみたいと思った。 壮大なメタフィクション。

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    投稿日: 2023.11.17
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    恩田陸「鈍色幻視行」の作中作家の飯合梓が書いた本として執筆された幻想譚。昭和初期の山間の遊廓「墜月荘」で、三人の母と共に暮らすビィちゃん。墜月荘に現れる男達、着流しの作家笹野、背広の子爵、軍服に羽織った蜘蛛の巣の着物をまとい踊る久我原。そして、カーキ色の癖の強い軍人達。1つ1つのエピソードが奇妙で惹かれる。 その奇妙さがこの本の魅力かな?と思った。 私はこちらを先に読みました。

    0
    投稿日: 2023.11.15
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    人里離れた洋館。そこに集う人々、この世にあらざるものが見える美しい子ども…。 霞がかった、常に何かを含ませるような。そして、耽美的で怪奇的な恩田ワールド楽しめました‼️ 恩田さんの作品の中には、謎がほとんど解明されないまま終わってしまい、「でも、文章を楽しめたからいい!」と、思うものもあるのですが、今回の作品は全ての謎が解き明かされます。それが作品としてよかったのかは謎。

    35
    投稿日: 2023.11.13
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    作中劇のように、小説「鈍色幻視行」の中の小説が実際の本になった。それもそれなりに面白い内容だった。幻の作家、飯合梓が書いたという小説。和江、莢子、文子。これが「私」の三人の母。山間の墜月荘で起こる凄惨なできごと。そこに「私」はどれだけ関わっているのか。全てなのか?

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    投稿日: 2023.11.10
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    図書館にて。 悲しい夢を見て起きたような、ずっと余韻の残る作品だった。 夢とうつつを絶えず行き来するような、不思議な浮遊感と美しい日本語に酔わされる。 お酒に酔ったことはないけれど、また酔いたくなる気持ちが分かる気がする。

    2
    投稿日: 2023.10.31
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    これを読むことで鈍色幻視行の真相が暴かれる!だったら良かったが関連性が薄く残念。2割くらい読んだところで断念。

    4
    投稿日: 2023.10.30