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あなたはここにいなくとも
あなたはここにいなくとも
町田そのこ/新潮社
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総合評価

387件)
3.9
85
170
107
5
0
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    5個の短編小説 最後の「先を生くひと」しか覚えてない。 忘れられない1ページがある。この言葉を大事にしたい。 あなたたちは、可能性に溢れているのよ。恋も、友情も、夢も、何もかもがこれからなの。そして、どんなことだってできる。最初から諦めなければいけないことなんてない。絶望しないといけない障害なんてない。だから何ひとつ、憂うことはない。後悔しないように、それだけを忘れなければいい。もちろん、大変なことがたくさんあるでしょう。頑張ったからって成果がでないこともある。でも、どんなに辛いことや哀しいことがあったとしても、大丈夫。やっぱり憂うことはないの。だって、きっといつか、何もかもを穏やかに眺められる日が来る。ありのままを受け止めて、自分なりに頑張ったんだからいいじゃないって言える自分が、遠い未来にきっといる。私は後悔をたくさん残してしまったけど、たらればに思い悩んできたけれど、いまは、ここまで生き抜いてきた自分のことを重めたい。あんたなりにやったじゃない、って思ってる。だから大丈夫よ。この私が、保証する」 遠い未来が想像できないのなら、私を思い出しなさい。遠い先の未来で、私が待っていてあげる。私はあなたたちのぜーんぶを受け止めて、抱きしめるわよ。頑張ったねって言うわよ。 だから安心して借つきなさい。安心して、生きなさい。後悔や心残りだけはないように頑張りなさい。

    0
    投稿日: 2025.12.22
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    短編集。どのお話も滋味深く温かいお話でよかった。 最後の先を生くひとが特に印象的だった。 生きていると不安なことがいっぱいあるけれどそれを受けとめてくれる人がいるということがとても嬉しかったし不安が少なくなった。有難かった。

    1
    投稿日: 2025.12.18
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    5編からなる短編集 各話、若い女性が主人公 それぞれが置かれた環境や抱えている悩みが現代的でリアルに描かれており、共感できるという人も少なくないと思う テンポが良く、話も分かりやすいので、読書が得意でない人にもおすすめできる

    0
    投稿日: 2025.11.09
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    5短編 私はホロっと泣けるけど、笑顔になれる内容が好き ・おつやのよる 付き合ってる人に家族を紹介できないと悩んでいる時に、祖母が亡くなった。そのことをきっかけに、家族は問題と向き合い解決していく 心温まるストーリー ・入道雲が生まれるころ リセット症候群を抱えている主人公が、親族が亡くなったことで帰省する。どう生きていくべきかを改めて考えるきっかけを得た物語

    0
    投稿日: 2025.11.08
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    どの話もストン…と自分の中に落ちていくかんじ。 あぁぁぁ分かるよ、そういう感情になるときって共感できるものが多かったな。

    0
    投稿日: 2025.11.04
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    答えがわからなくなった時にそっと背中を押してくれる存在がいる。その事が支えとなり少しだけ前を向ける。うまくいかない日常をリアルに切り取っている一冊。

    9
    投稿日: 2025.10.31
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    町田その子さん、毒親小説しか書かない人だと思ってた(失礼) 好みの話とそうでない話、あったけど総じて読みやすい

    1
    投稿日: 2025.10.28
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    最近町田さんに絞って読んでるんですが、さらさらしみいるような心地いい文体で読みやすいので気に入ってます。 別れがテーマの短編集、別れの究極系は死別ですが、それをにおわすお話だったりばかりです。とはいえ穏やかに、静かに終えられる方が多くそれにまつわる人間関係や出会いに、じんとしました。私は1番最初のお話が好きです。

    0
    投稿日: 2025.10.24
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    町田そのこさん、「宙ごはん」に続き2冊目。 何気ない日常を送っていた主人公たちの、ふとしたきっかけで人生が前向きに方向転換する瞬間の物語たち。それと、日常を大事に大事に噛み締め続けてている人たち。私はもう後者になりつつあるから、今後の人生の生き様の参考にしたいと思って、脇役の方の人々に感情移入。 町田そのこさん、まだまだ読みたい。

    0
    投稿日: 2025.10.17
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    どうにもならない人間関係や別れに悩む人のもつれた心を解きほぐし、背中をそっと押してくれる物語。心がほっと温かくなります。

    0
    投稿日: 2025.10.09
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    自分も、リセット症候群の節があると感じている。 小さなことが気になるため、 相手のネガティブな反応(気に留める必要すらないものでも)を見ると心が離れてしまう。 また、飽き性が高じて、刺激が感じられないことで 逃げ出してしまうこともある。 また、環境に慣れると共に、自分の我儘な性質が出て 相手を尊重できなくなり、そんな自分が嫌になることもある。 とにかく息苦しくなって、 同じ場所、組織、コミュニティに長く居続けられないことが、自分の大きな欠点であると思っていた。 この本を読んで、同じような欠落感を感じているのが 自分だけではないと知って救われた。 「生きるために身軽でいることを選んでいる」と、 少し前向きに捉える術を学びました。

    0
    投稿日: 2025.10.07
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    「だから、安心して傷つきなさい」 この言葉で泣いた。 短編小説5編で綴られたこの本だったが、最後の話により深みを持たせるために、前の4編があるのだと思った。 いろんな経験をした澪さんが、少し先で待っててくれるから、あなたの全てを抱きしめるから、だから、あなたは悔いのないように、しっかり生きなさい。 いいことも、悪いことも。 ぜんぶ受け止めてくれる誰かがいるって それだけで財産。

    9
    投稿日: 2025.10.06
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    町田そのこさんの短編集 「おつやのよる」が一番良かったかな。 久しぶりに泣いた。 ばあちゃんの溢れる優しさと章吾の高邁な考え…かな。 ほんまの愛とは、嫌いな部分を受け入れることはもちろん、相手が今のカタチに至った背景まで愛することなんだと思った。 「入道雲がうまれるころ」 「子供という殻を被ることで、大人を満足させる」 なんだか、刺さってしまった。敷かれたレールに乗ることが、一番喜ばれるし周りからも評価されるって思考が自分の中では強かった気がするが、それは環境要因に寄るものだと思ってた。でも、どうだろう。どっかのタイミングで意志は持ってるわけで、オモテ化できてなかったのは、自分の弱さな気がしてきた。もっと早いタイミングで行動に起こせたら人生変わってたのだろうか? 「先を生くひと」 好きの種類、深さには色々あること、多くの経験を積んだからこそ分かる領域。単純だと思うこともあれば、複雑に思えることもある。そのときのコンディションや外的環境に寄っても移ろうものだと気付かされる。

    26
    投稿日: 2025.10.05
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    おつやのよる、入道雲が生まれるころ、先を生くひとが好きだった。 特に先を生くひとの澪さんはとても可愛くて素敵な人だった。

    0
    投稿日: 2025.09.29
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    おつやのよるとくろいあな が好き。 一般常識からかけ離れた恥ずかしい家族と距離を置いていた清陽。祖母の死をきっかけに家に戻った先に、恋人も駆けつけ、家族の正しい在り方を示されたような気がした。 くろいあなは愛人が、正妻にが不倫相手づてにたのんだ栗の渋皮煮物を作っていたら穴あきの栗と出会い、その栗に悪意を込めて渡したのに、栗を通して奥さんの真意を見たような気がして、別れを決める話。

    1
    投稿日: 2025.09.23
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    2025/52 大切な人が亡くなって落ち込んでいた私に 義理の母がオススメしてくれた本。 良い話だなあ、とは思うけど なんとなくタイミングが合わなかったのか 涙が出るほどではなかった。 あとおすすめってことでハードルが上がっていたのかも。 入道雲が生まれるころ、が好きでした。 その中の 自分の足で歩いてくためには 持ちきれない荷物は捨てないといけない という言葉にハッとした。 形として、いつかなにかを捨てたり失うとしても ずっと大切にしたいもの、無理してでも抱えたいものは 心の中で折り合いをつけながら持ち続けることができるのかもしれない。目に見えなくても、自分の中に。 気持ちの捨て方やしまい方を教わったような気がする。

    4
    投稿日: 2025.09.23
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    町田そのこさんの作品は心理描写がかなりリアルで作家さんの中で1番好き。 特別エッセイにて作者本人が粋なおばあちゃんへの憧れがあると語っているが、そんな思いが存分に表れている短編集だと思う。 決して世間で褒められるような人ではなくても、年齢と共に積み重ねてきた経験がそれぞれある。 その一部を何気ない言葉や行動で次世代へと繋いでいく。そんな温かいバトンタッチを描いたお話ばかりだった。 個人的には「ばばあのマーチ」と「先を生くひと」の2つが特に好きだった。 以下、印象的だった言葉 「もしかしたら形としては、いつか捨てる日も来るかもしれん。でも、ほんとうに捨てるってことはできん。ずっと大事にしたい、抱えて生きたいものってどうやっても捨てられんのよ。心の中でかたちを変えて、自分と折り合いをつけて存在していくだけ。」

    1
    投稿日: 2025.09.16
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    町田その子さんの小説好きだなぁ 切なくて暖かくて、前を向ける光が差す短編集。 先を生くひとがやっぱり1番好きかなぁ 別離の痛みが辛い時に読んでじぃん、とするお話だと思う。 おうちにお薬的に置いておいて読み返したい作品。

    0
    投稿日: 2025.09.12
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    別れが、テーマとなっていて物理的だったり死別だったり、と色んな形の別れが描かれている。別れというと悲しいもののような気もするが、別れることで残していくもの、守られるものもあるのだというメッセージが伝わってきて胸が暖かくなった。 特に長く付き合っていた彼氏と別れたのは勇気のいることだとも思うがそれは決して悪いことではないのだと教えられた。 人との繋がりに迷うこの頃、出会えて良かった1冊でした。

    0
    投稿日: 2025.09.05
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    どれも胸をうつ話だったけど、おばあちゃんが亡くなった後も家族を繋ぐ「おつやのよる」と、女性同士の友情と再生が描かれた「ばばあのマーチ」が特によかった。 あたたかいだけでなく、不倫、失恋、病気、いじめなどビターな要素もあり、色んな思いや物、人を「捨てる」ことを通して主人公達がどう人生と向き合っていくか描かれていて、みんなすっきりした終わり方だった。 捨てること、譲ることはただ手放すというだけでなく、自分の心に思い出をしまっていくという尊い作業なのだと感じた。

    0
    投稿日: 2025.08.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編。 祖母が休止してお葬式のために帰省した清陽。 一緒に行くと言ってくれた彼氏に、酒癖の悪い父の姿を見せたくないがために突き放してしまったこと。 喧嘩しながらも、本音を言い合っている家族たちの姿を見て思ったこと。 職場でいじめにあってから、退職して工場の仕事で細々と日々を過ごす香子とモラハラ彼氏。 近所に住む庭で食器を叩いて演奏するオーケストラババアに、自分の浄化してほしい思い出のマグカップを渡して、次に進むことを決めたこと。 人間関係や環境を短期間でリセットしてしまう萌子。 親戚の藤江さんの訃報を受け帰省して、藤江さんは行方不明の赤の他人だったことがわかったものの 妹と遺品整理をして見えてきた、彼女が過去のことも大切にしていて、萌子自身もわかったこと。 祖母に作り方を教わった、手間のかかる栗の渋皮煮を、不倫相手の妻のために作る美鈴。 自分の矛盾した行動に嫌気がさして、虫食いの栗をわざとよけずに使ったこと。 後で知った不倫相手の妻の病気の末の死。 自分が犯した悪意と自責の思い。 幼馴染の葵生に恋していることに気づいた加代。 葵生が澪さんというお婆さんの初恋の人の代わりとして、家に通っていることを知り、加代も加わった。 澪さんは余命わずかで、生前整理をしていて、彼女の人生と思い出の品を、若い人たちで貰い受けたこと。 2番目の話、長く付き合ったモラハラ彼氏と電話だけで別れたのは、ちょっと納得いかない。。。 親戚のお葬式に行く話が2つもあって混乱した。 最後の、自分の思いの詰まった品を若い人たちがもらってくれるの、いいよね。

    0
    投稿日: 2025.08.27
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    2023年45冊目『あなたはここにいなくとも』町田そのこ 町田さんの作品は、本当に心に寄り添ってくれている素敵なものばかり。 今回も素敵な作品をありがとうございます。 あなたたちは、可能性に溢れているのよ。恋も、友情も、夢も、何もかもがこれからなの。そして、どんなことだってできる。最初から諦めなければい けないことなんてない。絶望しないといけない障害なんてない。だから何ひとつ、憂うこと はない。後悔しないように、それだけを忘れなければいい。もちろん、大変なことがたくさ んあるでしょう。頑張ったからって成果がでないこともある。でも、どんなに辛いことや哀 しいことがあったとしても、大丈夫。やっぱり憂うことはないの。だって、きっといつか、 何もかもを穏やかに眺められる日が来る。ありのままを受け止めて、自分なりに頑張ったん だからいいじゃないって言える自分が、遠い未来にきっといる。私は後悔をたくさん残して しまったけど、たらればに思い悩んできたけれど、いまは、ここまで生き抜いてきた自分の ことを褒めたい。あんたなりにやったじゃない、って思ってる。だから大丈夫よ。この私が、 「保証する」 #読書記録2023

    0
    投稿日: 2025.08.25
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    "何かを失うとは何かを得ること"とはまさにこの事かと思わせてくれる作品だった 何かを失うことに対しての恐怖も少しは和らいだ気がする 人と人との繋がりや絆って大切だなぁ

    0
    投稿日: 2025.08.22
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    ・おつやのよる 恋人に紹介できない家族 ・ばばあのマーチ 会社でのいじめによる対人恐怖 ・入道雲が生まれるころ 人間関係をリセットしたくなる衝動 ・くろい穴 わきまえていたはずだった不倫  ・先を生くひと ずっと側にいると思っていた幼馴染との別れ 自分の足でしっかり生きていくためには、持ちきれない荷物は捨てないかん。 今まで読んだ町田そのこさんのものとは少し違ったけど 根底は同じ感じで 出てくるおばあちゃんたちに惚れてしまいます。 読後感はとても爽やかで 「勇気が湧く」「頑張ろー!」という感じではありませんが 明日も前向いて行こうって思えます。 わたしは粋なおばあちゃんになれるかなー だれかの種になれたらいいなー

    0
    投稿日: 2025.08.16
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    短編集。 タイトル通り「あなたはここにいなくとも」何かを遺す、何かをつないでいく人たちの物語。 人の死や別れは肉体的、物理的にはお別れかも知れないが想いは残る。つないでいける。 私は誰かに何かを遺したくなるのだろうか。 誰かがつないでくれるような何かを。

    19
    投稿日: 2025.08.07
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    書籍カバーを外すとある特別エッセイがすべて 本編よりもグッときた っていうと、イマイチでは決してないので、誤解ないようにお願いしたい 「おつやのよる」 「くろい穴」 好き♡ ヒリヒリした痛みとともに、そっとつつまれるあたたかみが、たまらない

    20
    投稿日: 2025.07.29
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    短編集。 おばあちゃん、女性達の最後のメッセージが心に響きます。 あとがきにもあった、粋な生き方をしている女性たちで、とてもカッコいい。

    16
    投稿日: 2025.07.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全編通して好きな物語でした! おつやのよる  絵葉書を描くなんて素敵なおばあちゃん。そんなおばあちゃんの行動でみんなが変わっていく、動かされるお話。私が好きだったのはえなちゃんの旦那さんが迎えに来たシーン、おばあちゃんが旦那さんに日常を動画に撮って送っていた。妊婦ながら2人の息子をワンオペで面倒見て卵焼きとったとってない、じゃあもう一回焼いてあげる。怖い夢見て起きちゃった、大好きだよ明日また遊ぼうねって優しく宥めてくれる。なんて優しいお母さんなんだろう。理想としてはそうした方がいいって思いながらもこの行動を取れるのはすごいよなあ。息子ちゃんはこんな愛されて幸せだろうな、おばあちゃんはこういう日常を見れるのは当たり前じゃないよって言いたかったのかな。はやく迎えにおいでって言葉にするより、家族のこういう姿を見ると胸が詰まりそう。 彼氏が迎えに来てくれたところも良かった、こんな家族見せたくない恥ずかしいって言う気持ちを、彼氏の優しい素直な愛のある言葉で包んでもらえて幸せだな。あのえなちゃんの彼氏好きやな、お父さんも好きやな、従兄弟も好きやな、って私の恥ずかしいと思ってた部分を好きな人に肯定されるってすごく嬉しい。しかもそれがちゃんとした家庭で育って来た人に肯定されるのってまた自信になりそう。 お父さんも、大好きなお酒を飲まずに主人公の帰りを待ってたと思うと娘の事大好きなんだなってまた泣いた。 オーケストラばばあ これそう言う意味やったのか!ってすごく納得。なんのために食器を箸で叩いてたんやろうってずっと分からんかったけど、あるカップが割れたときあんたの役目はもう終わり。もう泣かなくていいんだよっていう言葉でそう言うことか!て思った。 ここで泣けなかった人のために、代わりに泣いてくれてたんや。去るしかなかった人のために代わりに音を立てて泣いてたんやなあって。ここであなたがここにいなくともってタイトルの意味が理解できた。主人公の彼氏、本当モラハラでもう別れようよって最初から思った、自分を削ってくるような男はいらん。南さん?の私には真夜中、私のために自転車で爆走してくれる人がいるっていうの良かったなあ。そこまで自分のために動いてくれる人なかなかいない。しかもそれが他人、他人にそこまで愛してもらえてる、それは自信になるな。充分潰れない思いになる。私にもいるな!! 入道雲が生まれる頃 主人公のリセット癖、難儀やなあ。リセットしていくって周りの人間関係もやけど自分もリセットされていくようで私は気持ちいいと思えなさそう。まだ自分がゼロになった、って悲しくなりそう。 感情移入はできなかったけれど、主人公が藤江さんの遺品整理をしている時の気持ちはわかった。捨てて来たものを紙をちぎってそれを絵にして、ってじゃあなんで捨てて来たんや、悲しいって思っちゃう。でも本当に大事なものは形じゃなくても残るんだ、捨てきれないものってあるんだ。形じゃなくてもずっと自分の中にある。それは何年たっても消えないって言うのはこれからの自分の力になりそう。 くろいあな もうこの話が一番続きが気になった!!時間なくてここまでしか読めない!っていうのが多くてむずがゆかった。渋皮煮の作り方知らなかったけど、こんなに手間のかかる物をよく自分をそんな扱い方する人に作るなあと驚いた。なんてまあ。不倫する人ってやっぱゆるいな。代わりに抱かれるっておかしいやろ。どんな価値ある男やねん。 でもこの、馬渕さんの奥さんの一言が!!あなたが摘まんだものはちゃんと食べなさい。 が!これどっちに向けて言ってるの!?悪意のあるこの栗は私に向けられるものじゃない、これを始めたあなたが食べなさいっていう旦那に向けた言葉!?悪意を感じるこの栗を入れた、けど貴女も摘まんだ、途中でやめるなって主人公へのメッセージ?やっぱ旦那へか… また黒い穴が空いてる、悪意に気付かないのがまたバカな旦那。それをちゃんと食べたよってそんな天然な君も許すよっていう甘い言葉だと思ってるバカ、嫁さんが亡くなったから主人公へ?バカだなぁ。ちゃんと別れて良かった、そしておばあちゃんが教えてくれた大切な渋皮煮をこんな悪意を向ける物として使ってしまった自分を責めたのかもう作らない、代わりに八百清の奥さんへ教えます、そして主人がいい人でまた責められてる気分になった。 先を生く人 もうねー、ほんとに菜摘さんが好きだとは思わなかった。思い過ごしてあってほしかった。本当は主人公を好きだよって言って欲しかった。そこまで甘くなかったな。澪さんが素敵な人で若い人を応援してくれる人で良かった。偏屈な人なのかなって思ってた。興味で突っ込んだ自分を恥じたやろうな。 こういうのっていい人だった時ほど恥ずかしくなるよね。ないない、がそう言う意味やったのか?後の人に残せるものが見つかったてこと?そこだけちゃんと掴めてない。言葉がどれも素直で優しくて胸に響いた。ちゃんと生き抜いた自分を褒めたい、とか遠い先の未来に私が待ってると思いなさい、とか。誠実に生きて、生き抜いた先に澪さんみたいな人が待ってくれてると思うと恥じるような事は出来ないし、待ってるから頑張ろうってすごく勇気になりそう。私にもそういう人が欲しいな。 澪さん亡くなったのが残念。カナブンの、友達を立てる言葉すごく嬉しった!かよすごくいい子だよ!みたいな。後押しありがとう。 全編通して、あなたがここにいなくとも がすごく大きな意味だなあと感じた。後に続く言葉は何がいちばんぴったり? あなたがここにいなくとも、あなたの想いは続いていく。私はやって行ける。あなたはここにいる。言葉を知らなくてぴったり思いつかないけど、どれもすごく今の私にいいお話だった。あとなんで全部九州だったんだ?作者が九州出身じゃないってあったし謎。

    1
    投稿日: 2025.07.20
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    色んな人を見送る話の短編集。 とてもよかった。田舎の実家と葬儀の解像度の高さがすごい。 「先を生くひと」がとてもすき。手放すものも手放しても残るものもきっとある。

    1
    投稿日: 2025.07.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おつやのよる、ばばあのマーチ、入道雲が生まれるころ、くろい穴、先を生くひと、からなる短編小説。個人的には『くろい穴』の美鈴と栗の対比表現、『先を生くひと』の加代の素直さが好き。長さも丁度良く、読みやすい。

    1
    投稿日: 2025.07.07
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    「おやつのよる」 通夜まで賑やかな。 もっと早くに現実を知ることが出来ていれば、こんな騒ぎになることもなく見送れていたかもな。 「ばばあのマーチ」 滅茶苦茶な音楽を。 甘えていた部分はあるかもしれないが、それよりも話を聞いてくれない方が問題であっただろう。 「入道雲が生まれるころ」 リセット症候群は。 誰もが疑うことがなく暮らしていたのであれば、最期に大事にせず家族だった人でよかっただろ。 「くろい穴」 意趣返しに一粒を。 長年に渡って関係を続けてきたとはいえ、ここまで都合よく使われていたら嫌にもなるだろうな。 「先を生くひと」 初恋は再び燃ゆる。 当人にとっては必要のなくなった物たちでも、これからを生きる子に託せたら幸せな探し物だろ。

    0
    投稿日: 2025.07.07
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    朝起きた瞬間にときどきふっと漠然と、この先の人生がとてつもなく長く感じることがあるけれど、 自分なりに頑張って、ここまで生き抜いてきた自分を褒めるのいいなと思った。あんたなりにやったじゃない 大丈夫 って。 最後の町田そのこさんのエッセイを読んで思い出したナイチンゲールの言葉。 「物事を始めるチャンスを、私は逃さない。 たとえマスタードの種のように小さな始まりでも、芽を出し、根を張ることがいくらでもある。」 逞しい木になるのか、華やかな花が咲くのか、草むらや苔になるのか…もしかしたらそれが自分だけじゃなくて誰かの支えになるかもしれないなら、おもしろいことだなと。

    0
    投稿日: 2025.07.07
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    自分のおばあちゃん、おじいちゃんがいなくなったら。ということを想像して最初は読み始めた。 自分が残りでできることはなんだろうと考えているうちに想像して涙が出ることもあった。もちろん悲しいけれど、ひとりひとりが残してくれた人生や考えを受け取って私はこれからも生きていく。それな気付けるように、意識できるようにしたいし、もっともっと残してくれたものに目を向けていきたいと思った。 そうすれば、きっとその人の人生も報われるし、自分も思い出やその人の人生を忘れずに生き続けられる気がする。いつかは忘れてしまうのかもしれないし忘れるのはこわいけれど、心の中で事実としてしまっておきたい。そして、自分が終わりの番がきたら、今自分が大切な人のためにできることってなんだろう?と勘を大事に生きたいし、形として全ては残せないけど、形を変えて自分と折り合いをつけて存在していく。ばばあのマーチのようにその思い出が誰かの手に届いて昇華できるならそれでいいのかも。 どれもあたたかくてジーンと鼻の奥がなる小説だった

    15
    投稿日: 2025.06.18
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    家族や恋人、人間関係に悩んで立ち止まっている人たちが迷いを断ち切って新しい気持ちで進んでいく姿が描かれていて、どのお話もラストはすっきりとした読後感。 『先を生くひと』に出てくる澪さんというおばあちゃんがとても魅力的だった。 『おつやのよる』『先を生くひと』のおばあちゃんたちの言葉はこれからを生きる人に力をくれるものだった。

    0
    投稿日: 2025.06.17
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    タイトルからイメージして何となく疎外感を感じてしまいスルーしてた作品でしたが、ようやく手に取る機会が巡ってきました。 初版だったので町田さんのエッセイもついてました。 いつか撒かれたタネが発芽してどう育つかわからないけどその人を潤すものになって行くかもしれない それぞれのお婆様が印象的に描かれていて楽しめました。 特に心に残ったのはお婆ちゃんに教えてもらったレシピで栗の渋皮煮詰を作る話。 女の情念がこもっていてゾクゾクしました。 それと、リセット症候群の女。 トランプのタワーを築き上げていくような人間関係から解放されたいってわかる気がする。

    95
    投稿日: 2025.06.14
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    R7.6.11読んだのを忘れ再読してしまった。普通なら途中で既読済みであるのを思い出すのだが、完読、まったく印象に残ってないということ。

    0
    投稿日: 2025.06.12
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    5つの短編集 ままならない人生 悩んだり、迷ったりして人生の迷子になった時、 そっと大事な事を教えてくれるおばあちゃん達 それは主人公の祖母だったり、 近くに住む不思議なばばあだったり 末期癌を患う老婦人だったり。 先を生くひと が好きだった  澪さんの言葉は心にグッときた カバー裏の町田さんのエッセイで 「粋なおばあちゃんになるのを目標としている 誰かの心に種を蒔く『粋』な人になりたいのだ」 と書かれていて このエッセイを先に読んでいたら また違った読後感だったのかも…と思った 再読して『粋』をもう一度確かめたい そして、よく使う『大丈夫』って言葉   改めて力強い言葉だなと思った

    1
    投稿日: 2025.06.10
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    好きな人との関係に悩む女性が主人公のお話5篇の短編集。 1番良かったのは最後の『先を生くひと』幼馴染でずっと友達だと思っていた藍生に恋人が出来た?と思った瞬間自分の気持ちに気付いてしまった加代。 そこからの加代の心情と行動が何とも可愛らしい。相手はどんな人なのか?高校の授業をサボって藍生を尾行した先に待っていたものは…。 予想外の展開とストーリーが良かったです。でも町田そのこさんの作品、個人的には短編より長編の方が好みかな。

    10
    投稿日: 2025.06.05
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    「先を生くひと」が最も印象に残った。 私自身、大好きだった初恋の人と最近別れたこともあり、加代の気持ちが痛いほどわかってしまった。 相手からの断りは、受け取る側からしたら拒絶でしかなくて。 澪さんの言葉に私自身も救われた。 さすが私たちより先を生きてきた人、 澪さんはまさに人生の"先生"。

    1
    投稿日: 2025.05.18
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    短編ほっこり系 誰かの死をきっかけに、話が動き出す。 その人がそばにいなくても、受け取れるメッセージがいっぱいあるだな〜って思った。でも、そのメッセージを受け取るには、生きてる人との交流がないといけない気もした。

    1
    投稿日: 2025.05.16
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    短編集で全作品ハッピーエンドかと言われたらうーん、違う気がするな。だけどどの主人公も心の中はスッキリして終わっている気がする。 形に残ってなくても大切な物はどこかにある。 大切なことを教えてくれる作品 「入道雲が生まれるころ」の話が個人的に好きだった。

    0
    投稿日: 2025.05.12
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    町田その子さんの作り出す物語の主人公は、いつもどこか陰がある。 今回の本も5つの話の中に、それぞれ後悔・挫折・裏切りがあるけれど、必ずそれを乗り越えるきっかけや、気づきがあって、人は再生できるよと言われているような気がした。 個人的には「おつやのよる」が好き。

    0
    投稿日: 2025.05.11
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    「先を生くひと」を通して紡がれる言葉は優しくて温かい。死にゆくひとの後片付けをする話が多かったけど、三者三様の人生があり、どの生き方も後悔はあれど素敵だなと思う。私はまだ思い出を形に残しておきたいフェーズだけど、いつか心に仕舞えるときがくるのかな。ファーストシューズはあっさり心にしまってしまったけれど!

    7
    投稿日: 2025.05.08
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    知ってみればそう不思議なことでもなかったり。一歩進んで分かろうと思ったほうがいいな。ウジウジ悩むより。

    0
    投稿日: 2025.04.17
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    "あなたはここにいなくとも"強く生きていきたい と思っていても縋ってしまう気持ちもわかるなぁ…… 家族、幼馴染、忘れられない人など、色んなテーマがあって色んな角度から読むことができた中でも、最後の章が1番印象に残った

    11
    投稿日: 2025.04.16
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    軽めのテイスト、だけど人物背景はしっかりとしていて入り込みやすい。読んでいてポンポンと進む展開に、短編の程よい完結さ。 読書初心者の方に読みやすいと差し出す1冊。 目の前にはいなくとも、その人のことを心の中で感じる瞬間は生きていてよくあること。 遠く離れて暮らす家族。 今は疎遠になってしまった友人。 自分のことを深く愛し必要としてくれる恋人。 心の中のあなたは、自由に自分に語りかけることができる。自由に記憶の中で羽ばたき、自由に登場する。 現実世界で訪れる不幸や悩み。悶える自分に手を差し伸べるのは、時に心の中に宿る優しい存在なのかもしれない。今の自分とリンクした瞬間、言葉の真意にハッとさせられる、なんてことも。 そんなあなたは必ずしも背中を押してくれる存在とも限らない。不信感から、トラウマから、心の隙間を縫って入り込んでくる。 ただ、それを乗り越えようとする気持ちや、きっかけが、また新たな心の中のあなたを作り上げていくのだ。 あなたはここにいなくとも、心の中で生き続けている。自分が頼りとする限り。

    12
    投稿日: 2025.03.27
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    ざっくりあらすじ。繊細な主人公がクズ男に傷つけられながらも素敵な人生の先輩と出会って心が再生していく短編集。町田そのこ作品を読むのは4作目だが、どれも雰囲気が似ていると思ってしまうのは私の感性の鈍いからだろう。『52ヘルツ』も『チョコレートグラミー』も今一つピンとこなかったから本作も同じような感想であった。頭では良い話だなとわかっていても心が感動していない。そんなななか『くろい穴』はちょっと異質なダークさを感じさせて面白かった。

    0
    投稿日: 2025.03.26
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    様々な別れとの、折り合いの付け方と気持ちの持ち方の短編集。おつやのよる、が1番好きだった。 人との別れをただ怖がるのではなく、その人との大切な思い出をずっと思い返せるように、日頃から心の中に片付けて大切にしまっておこうと思った。

    1
    投稿日: 2025.03.14
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    5つの短編集。どれもハッピーエンドとまではいかないけど…良い感じで終わる。町田そのこさんの強さと優しさに溢れたお話たち。

    0
    投稿日: 2025.03.11
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    5編からなる短編集。 ・おつやのよる ・ばばあのマーチ ・入道雲が生まれるころ ・くろい穴 ・先を生くひと どれも共通しているのは、福岡の北九州市が関連しくること、どんなに忘れようとしても忘れないようにしても思い出や人の思いは物に宿るものではないということ。そしてどれも素敵な話だった。 個人的にはおつやのよるが好きかも。よくある話、少しの後悔が残る切なさがあるけどきれいにまとまるみたいな。 くろい穴は仄暗い、ちょっとホラーな物語。これはこれであり。知らぬが仏、なのが、最高の罰であるような気さえする。

    1
    投稿日: 2025.03.07
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    どのお話もよかった。 いずれ会えなくなってしまう人も、その人との思い出はずっと心に残り続けて励ましてくれる。 大事なものは自分の中に秘めておく。

    1
    投稿日: 2025.02.28
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    人との出会いは素敵だなぁと思わせてくれるお話達が詰まっています。 私は、食器をカンカンたたく"ばばあ"と、"死神ばあさん"にぜひ会ってみたい!

    2
    投稿日: 2025.02.19
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    しょうもないパートナーとダラダラ関係を続けてる主人公たちにげんなりする物語ばかりだった。すっきりするわけでもないし小さいストレスが溜まってしまった。 別れて良かったあの時の辛い気持ちに打ち勝ちながら別れを決断できた私で良かった…こんなふうになりたくないから。

    2
    投稿日: 2025.02.04
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    1話目から泣かされて 2話目で男にムカつき 3話目で理解できず 4話目で男の身勝手さに呆れ 5話目で悲しく切なくでもどこか微笑ましくなり 個人的に1話目と5話目が好きでした。

    3
    投稿日: 2025.02.04
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    人間関係の上手くいかなさ、こんなに下手で惨めなのは私だけ?という気持ちが軽くなりました。 定期的にリセットしたくなる気持ちがよく分かりました。(入道雲が生まれるころ)恋人の物分りの良さがスゴすぎる。私もいつか、私なりの家を築くことができるのかな。

    7
    投稿日: 2025.02.02
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    家族や恋人との関係に悩みを抱える北九州で暮らす女性たちの物語。 1話目の「おつやのよる」は1番インパクトがあった。 家族関係のイザコザがお通夜の夜に爆発する。 この鬱憤は誰にも止められない。 4話目の「黒い穴」が1番好きだった。 主人公の恋人は既婚者。それを知っても尚好きという気持ちを諦められずにいる。 しかし、ある出来事をキッカケにその不倫関係に終止符が打たれる。 渦中にいる時は必死でも、後から思い返せば笑いで吹き飛ばせるようなお話だった。

    9
    投稿日: 2025.01.31
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    色んなしがらみと女性たち。 今まで読んだ町田そのこさんの他作品は読了後も胸のあたりがずしーんと重たい感じがしたけど、今回はスッと切り替えられる感じでした。 澪さんはとてもうつくしい人ですね。こんな慈しむ人になりたいなぁ。物語の終わりどころもよかったです。

    2
    投稿日: 2025.01.29
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    ままならない状況がキツくって。 一件の事件が明らかになるまでに、どれだけの人たちが泣き寝入りを強いられてきたんだろう、みたいな事を考えてしまった。 読んでいる間は抵抗なく入ってきた物語が、読み終わったら心にほとんど残っていない事に驚いている。

    1
    投稿日: 2025.01.25
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    今ここにいない人を想う優しい短編集 昔見たドラマの台詞で「いなくなるってことは、"いない"のがずっと続くってことなんだよ」というのがあって、使われていた文脈もあり、それは悲しいことのような気がしていたけど "いない"を物理的な不在と捉えるなら、ふと思い出せるような記憶の中には圧倒的に"いる"人は、本当の意味でいない人ではないのかもしれない 思い出せば思い出すだけ、その不在が寂しさとして際立ってしまうこともあるけど 忘れないでいることを肯定してもらえたような一冊だった

    4
    投稿日: 2025.01.19
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    生きるのが辛くなった人や、辛い人生を歩んできた人たちの物語5編。 「ばばあのマーチ」は、ちょうど年末に職場の理不尽さになんとも言えない気持ちで過ごしていた頃だったので響いてしまった。もう無理するのはやめよう、と心を決めた。 最後の「先を生くひと」は澪さんの人生にも加代の気持ちにも共感しすぎて、涙と鼻水が止まらなくなった。 特に考えずに手に取った本だけれど…読書の良さとゆうか、必要なタイミングで必要な本と巡り会うものなのかもしれないなぁとしみじみ。

    1
    投稿日: 2025.01.19
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    どのお話も読み終えると、前向きな気持ちが残りました。 最後のお話は、澪さんの言葉がココロに刺さり… 人生折り返し中の自分だけど、まだまだ未来も希望もあるーと思うとワクワク! 大丈夫。と言う澪さんの言葉が私の力になったので、これからも私らしく過ごしていきます。 同時に人生の終い方も、そろそろ興味と共感できるお年頃なので、とても参考になりました。 潔く、悔いなく、限りある時間を生きようと思えるお話でした。

    13
    投稿日: 2025.01.18
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    町田そのこさんらしい、優しいお話だった。 「おつやのよる」と「先を生くひと」の話が好きだった。 「もしかしたら形としては、いつか捨てる日も来るかもしれん。でも、ほんとうに捨てるってことはできん。ずっと大事にしたい、抱えて生きたいものってどうやっても捨てられんのよ。心の中でかたちを変えて、自分と折り合いをつけて存在していくだけ。」

    1
    投稿日: 2025.01.15
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    5つの短編集の中で【先を生くひと】がとてもよかったですが、あとはダメ男と付き合っている女性たちが、あることをきっかけに自立していくような話のように思えて、個人的にはあまり好みではありませんでした。

    0
    投稿日: 2025.01.14
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    町田そのこさんは門司港になにかゆかりがあるのかしら? コンビニ兄弟の舞台も門司港。 心がきゅっとなるような表現が散りばめてあった。 どの主人公も自分の人生をきちんと考えていて得るものがあった。

    1
    投稿日: 2025.01.10
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    おつやのよる、くろい穴、先を生くひと、が特に良かった。けど、ばばあのマーチも入道雲が生まれるころも、よかった。結局5つの短編、どれもよかった。 どれも静かな良い余韻。 どれも題名を「あなたはここにいなくとも」にしてもよいような気がして、本の題名も良いなと感心する。 ここにいなくてもわかる。感じる。気づく。直接的でないからこそ、余計に染み渡る感じ。私も誰かのそういう存在になりたいな、と思った。これは、くらい穴以外の4作に対して。 そういう意味では、くらい穴だけ、少しテイストが違う。ピンと分かっちゃう、女の勘? あなたが摘まんだものはちゃんと食べなさい なんて、もう分かってるからこその言葉だなとゾクゾクしました。男は全くわかってないようでしたが。

    3
    投稿日: 2025.01.01
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    題名からすると、ちょっと怖い話かな…と勘繰ってしまったがニュアンスが全然違かった。 はじめて読んだ作家さんだったけど、優しい文章をかいてる人なんだなと思った。女性の恋愛における気持ちのモヤモヤを細かく表現するのがうまい。 ●短編5話になっており、 主人公にはモヤモヤした気持ちを抱えながら頑張っている。 "無理に今の場所で頑張らなくていいよ"の意味で、"あなたはここにいなくとも"なのかなとも思った。 個人的には『ばばあのマーチ』と『くろい穴』が印象に残った。 どの作品にも、老婆が出てきて個性的。 渋皮煮を料理をしながら振り返るストーリーが新鮮で面白かった。

    17
    投稿日: 2024.12.28
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    タイトルから別離に関係するものだとは思っていたけど死生観についても考えさせられるとはちょっと想定外。形として捨てたとしても心の中でかたちを変えて自分の中で折り合いをつけること、上手に出来るようになるのかなー リセット症候群、まではいかなくとも人と関係性(とくに恋愛)を築いていく過程で挫折することがあったのですごく共感。好意を抱いていてもその先にどうしてもいけなかったり、怖かったり。身近では共感されないそんな気持ちを肯定して貰えたようでちょっと前向きになれました。

    1
    投稿日: 2024.12.20
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    町田その子の本に私はいつも救われている 具体的にこれとは言えないけれど、読み終わったあといつも1人じゃない大丈夫と思える

    2
    投稿日: 2024.12.18
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    すごくよかった。終活に対する考え方が少し変わった。 捨て活は、「自分が死んでから残された人が物やお金の処理、管理に困らないようにしておくこと」というように、残される人のため、な部分がが強いものだと思っていた。 でも、「自分にとって死ぬほど大事だったものが、見も知らぬ誰かに乱暴に処分される方が嫌だもん。それな。自分の手でおしまいにしたいって、あたしも考えちゃうだろうなあ」で考え方が変わった。

    3
    投稿日: 2024.12.03
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    「粋なおばあちゃんになりたい」というカバー裏のエッセイのとおり、素敵なおばあちゃん(血縁関係の有無は問わない)たちが出てくる5編の物語からなる本。 主人公たちはそれぞれ抱えている悩みやもやもやを、おばあちゃんたちの影響も受けつつ、悩んだり傷ついたり迷ったりしながらまた前に進んでいく。 それは直接的な対話による影響ばかりでなくて、おばあちゃんたちの生き方や遺した言葉、レシピやなどを通して、タイトルのとおり「あなたはここにいなくても」繋がっていく温かさみたいなものが残って、何度でも読み返したくなるような優しさが詰まったお話ばかりだった。 特に好きだったのは「先を生くひと」。ザ・青春が詰まっていて、たまらない気持ちになる。あと、登場人物たちがみんな好き。 いろんな人におすすめしたくなるお話だった。

    0
    投稿日: 2024.12.01
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    タイトル見たらわかるじゃん!と思ったが、人が亡くなるお話、リセット症候群の女性、終活をする人、など少し悲しいお話が多くて、少しひんやりした気分。残された人々がどのように生きるのか、それを上手に写し取られた作品に感じた。 p.102 ひとと繋がりを築くというのは、トランプで精巧なタワーを作るのに似ていると思う。常に緊張感を強いられ、維持するのにも注意を払わなければいけない。壊してしまえば、楽になれる。ときには、心地よささえ覚える。壊すべきではないものを手放す背徳感、安堵感に解放感。そんなものが体中をめぐる。誰かが私に寄り添ってくれるたび、やさしくされるたびーささいなやり取りで笑いあう時間を重ねるたび、私は自分の背に積みあがっていくトランプの存在を感じた。うつくしい三角を幾つも形成しながら大きくなっていくタワー。私はいつ、これを壊すのだろう。いつ、これを積むストレスから逃げようとするのだろう。そんなことをいつもぼんやりと考えていた。 p.130 だ。 「・・・・・そんなことない。あたしはね、藤江さんは自分との付き合い方を知ってただけだと思 う」 芽衣子は首を横に振る。あたしみたいに過去に縛られて何もできなくなることが愛情深いわけじゃない。未練がましく縋り続けることだけが本気っていうわけじゃない「そうかな。私は冷たいひとだと思う。だって、あんなに簡単に写真を焼けるひとだよ」「お姉ちゃん、ちゃんと思い出してよ。藤江さんの手、震えてたやろう」 え、と呟く。そんなこと、覚えていない。炎の中に溶けて燃える写真ばかりが、印象に残 っている。 「ほんとうに酷いひとならそんな面倒なことせずにまとめて燃やしとると思う。どころか、こうしてゴミ袋に入れて捨ててしまえばいいことやん。藤江さんは震える手で一枚ずつ燃やしてた。燃やすたび、痛そうにしとった。罰を受けとるみたいで、だからあたし、あんまり 可哀相で怖くなったとよ」 「そんな・・・・・・そうだったっけ、だってあんなに」 「自分の足でしっかり立って生きていくためには、持ちきれない荷物は捨てないかん。重くて身動き取れなくなるくらいなら、軽くするしかない。そういう生き方しかできんひともおる。藤江さんはそうも言ってた」 p.229 「待つことをしなくなったって、痕跡を手放したって、これまでのことが消えてなくなるわけじゃない。待ったことも、手にしていたことも、事実として自分の中にある。そして、自分の中に何もかもを収めていくことが、澪さんがいましている、『自分の人生の片付け』なんだよ。広げていたものを心に収めていってる」「心に?」 「そう。好きとか思い出とか、大事な感情は、これまではいつでも手に取れるように物に託して置いていたけど、自分の奥に収納する。しまい込む」この辺りに、と菜摘さんは自分の胸元に両手を当てた。 しかしわたしはやっぱり分からなくて、押し黙る。少しの沈黙があって、菜摘さんがわたしの隣に座り直した。エプロンのポケットからレモンキャンディをふたつ取り出して、ひとつをわたしの手に載せる。 「分かんなくていいんだよ。だってあたしたちはさー、これからいろんなものをどんどん手にして、思いや人生をどんどん広げていけるもん。人生のしまい支度をするまで頑張ってきたひとに心底寄り添おうって、無理だよ。それって傲慢だよ。だから、分かんなくっていい」 人生のしまい支度。それこそわたしには遠い言葉で、寂しい響きだ。レモンキャンディの包装紙を剥いて、口に放る。甘くて、少しだけ酸っぱい。

    1
    投稿日: 2024.11.28
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    いろんなタイプの女性の短編5話 どれも素敵でした おつやのよる、先を生くひとが好きだなぁと思いつつも他の話の女性に共感できるところがあって結局全部好きです

    0
    投稿日: 2024.11.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【あらすじ】 ほどいてつないで私はもう一度踏み出せる。出会いも別れも愛おしくなる物語 恋人に紹介できない家族、会社でのいじめによる対人恐怖、人間関係をリセットしたくなる衝動、わきまえていたはずだった不倫、ずっと側にいると思っていた幼馴染との別れ――いまは人生の迷子になってしまったけれど、あなたの道しるべは、ほら、ここに。もつれた心を解きほぐす、ぬくもりに満ちた全五篇。 『あたしが、あの人のことが忘れられなくて苦しいって言うと、苦しいって思う時が捨てどきなんよって言うと。寂しいって思っても、えいやって忘れてしまえば楽になれる。そしたら生きていけるやないの、って。』 『苦しい、これからもっと苦しくなる。そう感じた時が別れどきなのだ。好きな人や好きな場所に固執して、その執着に苦しむくらいなら離れたい。身軽でいたい。』 『後悔しないように、それだけを忘れなければいい。大変なことがたくさんあるでしょう。頑張ったからって成果が出ないこともある。でも、どんなに辛いことや哀しいことがあったとしても、大丈夫。やっぱり憂うことはないの。だって、きっといつか何もかもを穏やかに眺められる日が来る。ありのままを受け止めて、自分なりに頑張ったんだからいいじゃないって言える自分が、遠い未来にきっといる。』 【個人的な感想】 「先を生くひと」が私は1番好きな話だった。 私も澪さんのように潔い生き方をしたい、と思った。

    1
    投稿日: 2024.11.25
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    人生における沈んだ瞬間ですらも愛おしい日々なんだ、と思えるような短編集。 「おつやのよる」恋人に紹介できない家族 「ばばあのマーチ」会社でのいじめによる対人恐怖 「入道雲が生まれるころ」リセット症候群 「くろい穴」弁えていたはずの不満 「先を生く人」幼馴染との別れ

    1
    投稿日: 2024.11.24
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    よかった。 コンプレックスや悩みを抱える5人それぞれの短編集。 個人的に「ばばあのマーチ」「先を生くひと」が好きだった。 登場人物1人1人の抱える感情が非常に巧みに描かれていて胸にぐっときた。 それぞれが抱えるものの重さ、そしてそこから一歩踏み出す姿にあたたかな気持ちになる。 悩みの根っこになるのも人間ならば、そこから引っ張り上げるのも人間同士のつながりなんだなと思った。 個人的には同著者の長編の方が響いたので ☆3.6

    1
    投稿日: 2024.11.22
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    安心して読めるお話が5つ。ひとつめのおばあちゃんがイケすぎてて素敵。いつか世を去る時が来たらこうありたい。

    6
    投稿日: 2024.11.17
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    タイトルの通り。 あなたはここにいなくとも あなたを感じることが出来る。思い出すことが出来る。あなたがいなくても大丈夫。そんな短編集でした。 涙あり笑いあり、とても良かった。 個人的にはおつやのよると先を生く人が好きでした。おつやのよるは父を思い出して泣けました。先を生く人も30分位で読める話なのに、恋愛模様もあり人の温かさもあり笑えて泣けました。「いく」が「生きる」の文字なのも凄く素敵。 「安心して傷つきなさい。」この言葉がとても印象的でした。 いつかどんな思い出も、そんなときがあったねと笑えるように生きていきたいです。

    11
    投稿日: 2024.11.14
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    町田そのこさんの作品はどれもみんな優しい。心が温かくなる。けど読み続けたら刺激が欲しくなるのでしばらくお休みにしよう。

    1
    投稿日: 2024.11.12
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    短編集。1番最後の「先を生くひと」が1番心に響いた。遠い先の未来で、全部を受け止めて待っていてくれる人がいるだけで、安心して傷ついたり、安心して生きていける。全部を受け止めて抱きしめてあげる、そんなふうに伝えてあげられる人に、そう言えるように歳を重ねていけたらと思った。

    18
    投稿日: 2024.11.08
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    本のタイトルに惹かれて図書館で借りてみた。 短編集で全てに共通することは先を生きる人(おばあちゃん)と今を生きる人(若者)が対象的に描かれていた。 人生は思う通り行かなくて恋愛や家族関係、仕事などで悩む人たちの背中をそっと先に生きる人たちが後押ししてくれる作品。 本の中であるおばあちゃんが「あなたたちは可能性に溢れている。どんなことだってできるから最初から諦めなければいけないことなんてない」という言葉がとても温かみがあり、心に残りました。 辛く、苦しいことが多い世の中だけど、まだ自分が動けるうちに少しでも後悔しない生き方ができたらいいなと思います。

    37
    投稿日: 2024.11.07
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    じわる すごーく印象に残るというより じんわり切なく 最後の先を生く人がよかった 幼馴染に抱く恋心がまっすぐで強くて、明るい。人生の先輩である澪さんや菜摘さんの存在感がよい。 年をとって、ここにいなくなっても先を生きた人たちの温かい余韻がある。

    0
    投稿日: 2024.11.07
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    表紙裏にあるエッセイ、すごく良い。 最後の物語。いくつになっても、 人は恋をすると好きな人の前では 可愛くありたいって気持ちが可愛かった。 人の死は避けられるものではないし、 それがいつなのかなんてわからない。 後,断捨離してる気持ちみたいなものが書かれていたけど、以前思い切った断捨離をした時の事を思い出した。 その時、私は過去を懐かしむより今とか先の事を想う事の方が好きだったり、向いてると思った。 今も家の中のもの捨てちゃいたいくらい。 収集癖があると思ってたけど、違った。 若しくは変わったのかな。 おそらく、歳を重ねて断捨離して収集してもしかたないとわかったんだろうな。 今ネット見たら色々あるし。

    0
    投稿日: 2024.11.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    共感することが多く夢中で読んでしまった。 短編で、色んな立場の人が登場するが、それぞれにそれぞれの人生があって、とてもよかった。 特に「おつやのよる」「ばばあのマーチ」「先を生く人」が心に残った。 ・おつやのよる 私も小さい頃から、友達を家に呼んだことがなくて、私は家族が好きだけど、大きくなるにつれて他の家と違うな、と思うこともしばしばあった。 だから晴陽の気持ちがすごくわかる。 この作品でも、「先を行く人」でも同じような表現があったけど、遺品の片付けをするのに、「人の人生を捨てるってしんどい」って思うのもとても共感。 「しあわせな顔をみせてちょうだい」って言葉も素敵だし、それを見ておれが行かなきゃ、とおもった章吾もすてきだ。 あと、お父さんも、おばあちゃんに叱られてちゃんと禁酒してえらい。 きっと素敵なおばあちゃんだったんだろな。 まさに「あなたはここにいなくとも」というタイトルがぴったりで、ちょっとうるっとして温かい気持ちになれる。

    1
    投稿日: 2024.11.03
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    いろんな人生が詰まった短編集。 家族や近所の人、幼なじみ、不倫。 優しい文体だけに主人公達に共感するほど苦しくなる。 でも「あなたはここにいなくとも」タイトル通り、最後はすっきりと前を向ける。 リセット症候群、、よくわかる。

    13
    投稿日: 2024.11.01
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    5つの話どれもしんみりとくる、好きだなぁ。1話目のおばあちゃんの家族を想う気持ちにはほんとうに泣ける。よく耳にするようになったリセット症候群、わかってしまうのが切ない。身動きが取れなくなるくらい重くなり待ちきれなくなった荷物を捨てて軽くしていく生き方は孤独で寂しく見えるのかも知れないけど、そういう風にしか生きられない人もいる。誰もが持つ色んな辛さや悩みの先にちょっとした明るさを見つけられるような物語。澪おばあちゃんのあったかくて優しい言葉に包まれて本を閉じる時に、読み終わりたくない寂しさもほんのりと残る。

    10
    投稿日: 2024.10.29
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    タイトルからして切ない印象を受けましたが、想像と違った意味で切なくなりました。 短編5作品が収められています。 1話目の「おつやのよる」は電車の移動中に読んでいたのですが、思わず涙がぶわっと溢れてきてしまって。 このまま読み続けたら、止まらなくなる!と思い、途中で止めました。 他人が自分の事を、自分が思っている以上に考えてくれているストーリーに弱いのです。 (わかりずらくてすみません) そこに時間の取り返しのつかない死が絡んでくるとなおさらです。 いくら身内とは言え、なんでこんなに他人の事を考えられるのだろう。 わたしにとっては永遠のテーマなのかもしれません。 そして、3話目の「入道雲が生まれるころ」。 主人公が昔の自分に似ている。。。 「リセット症候群」なる病名が出てくるのですが、まさにそれだったのです。 一つの職場で仕事も人間関係も慣れてくると、ある日突然、捨てて別の場所で新たに始めたくなるのです。 慣れるというのはいい事なのですが、刺激がなくなるというか、人間の嫌なところが見えたり見られたりで人間関係が面倒になったりと、「あーーー!全部棄てたーーーい!」とちゃぶ台をひっくり返したくなるのです。 別の理由もありますが、それは置いといて。 若い頃にフラフラしていた原因って、これも一つの原因だったな、と思い返しました。 人間関係が深く狭くな人間なので、風通しのよい人間関係を築くのは苦手です。 そんなわたしが共感できたフレーズがありましたので、紹介します。 ”ひとと繋がりを築くというのは、トランプで精巧なタワーを作るのに似ていると思う。常に緊張感を強いられ、維持するのにも注意を払わなければいけない。” 自分の発言が他人の地雷をうっかり踏んでしまっていないか。(後々面倒な事になりたくない) 自分が辛辣な発言をしてしまう人間なので、うっかり辛辣発言が出ていないか。 (自分では普通な事が他人も普通とは限らない) 自分の言葉で他人を傷つけていないか。 (他人を不快な気持ちにさせてしまった自分に嫌気がさす) 人となりのわからない他人との付き合いは、まさにトランプのタワーを作るようにスリリング。 かなり神経使ってます。 まあ、そんな事を繰り返してきたからこそ、今があるともいえます。 歳取ってきたせいか、一から人間関係構築する大変さとか身に染みてわかっているので、今はできない。笑 今ある人間関係をキープする事に力を入れています。 (細心の注意を払って) フラフラするのも時期がありますよね~。 できるうちにフラフラしておくのもいい経験かもしれないですね。 人との出会いと別れは、自分でコントロールできない事の一つですよね。 いつでもここにいるって思っているとありがたみがわからないものですが、いなくなってそれに気づくことは結構あるものです。 今繋がっている人間関係を大切にしていこうと思いました。

    35
    投稿日: 2024.10.25
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    全てがハートウォーミング 我が家の常識が世間と違うと感じた子供の頃 恋人に自分の家族を会わせられないと悲観する主人公の話、「おつやのよる」他、感情移入出来る短編集でした。 ちょっと笑えてウルっとする、好きです。

    4
    投稿日: 2024.10.22
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    心が震える短編集 家族って多かれ少なかれ愛憎が入り混じるものだけど、憎に傾きがちなバランスを愛に戻してくれたおつやのよるのおばあちゃんと、女子高生を暖かく包んだ先を生く人の澪さんに泣いた 思い出が宿る品を処分しても思い出は心に残る、と言いつつも無意識に惜しんでしまう姿が切なくて人間らしくてとても好き 他人の分まで背負い込むばばあのマーチも良かった

    1
    投稿日: 2024.10.19
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    大好きな町田その子さんの短編集。登場人物が魅力的だから短編は寂しい。やはりこの作者さんは長編の方が好き。

    0
    投稿日: 2024.10.15
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    どのお話も町田そのこ先生らしさ溢れるハートフルなお話ばかりで良かった。いちばん好きなお話は「ばばあのマーチ」。泣いた。

    0
    投稿日: 2024.10.10
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    「遠い先の未来で私が待っていてあげる。頑張ったねって言うわよ。だから安心して傷つきなさい。安心して生きなさい。後悔や心残りだけはないように頑張りなさい。」 「たくさんのおばあちゃんたちから受け取った何か、そうして種を収穫し、蒔く側にならなくてはいけない、それが種を継いだ者の責任だ。」 優しい。どこまでも優しいばあちゃんたち。 「先を生くひと」って考え方が好き。

    0
    投稿日: 2024.09.26
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    いろんなおばあさんが出てくる短編集。 「おつやのよる」がいちばん好きだな。とんでもない家族だけれど、それも含めて愛してくれる恋人。その恋人をなぜだか呼び寄せてくれたおばあちゃん。好きな展開。 他の章もそれぞれ面白かった。怖かったり、ムカっとしたり、素敵だなと感じたり。 カバー裏に書かれた町田そのこさんの、粋なおばあちゃんになりたいという文章にも、共感。 誰かにいい影響を与えられるような素敵なおばあちゃんになれたら、そんな素晴らしい人生はないなぁ。

    6
    投稿日: 2024.09.24
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    少し込み入った事情のある主人公たちの話。 最後に少し報われそうな感じが残っているのが良い。 メンタル落ちているときに読むとちょっと辛いかもしれないので、元気で気にしないときに読むと良いでしょう。

    17
    投稿日: 2024.09.23
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    短編集 この作者さんの作品には毎回泣かされてます。 「先を生くひと」の澪さんが素敵。頑張ったら、遠い未来に、ありのままを受け止めてそのとき頑張った自分を認めてあげられる自分がいる、というような言葉が良かった。 お話としては「おつやのよる」がいちばん好きだったかな。

    0
    投稿日: 2024.09.21
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    ネガティブな意味合いの短編集ではないけれど、やはり【⠀人と別離⠀】は悲しく寂しい。 おつやの夜 と 先を生くひと が好き。

    11
    投稿日: 2024.09.19
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    暗くない。明るくて前向き。 いや、そんなことないのかな?暗い中から明るい方へって感じかな。それでも暗い中を彷徨ってるより、良い方向に進めているんじゃないかって気になる。 あなたはここにいなくても、ってステキなタイトルで内容と噛み合っていて、良かったなって思います。

    0
    投稿日: 2024.09.10
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    先を生くひと。短編集で話の繋がりはないが、最後にこの話しを持ってきたのが素晴らしい。それこそがこの本のテーマなんだと。先を生くひとから、今を生くひとへ。まさに想いのバトンを繋ぐような、そんな一冊だった。

    2
    投稿日: 2024.09.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5話の短編集。 最後の「先を生くひと」がとても良かった。 断捨離は「自分の人生の片付け」で人生のしまい支度。自分の中に収めていくこと。

    5
    投稿日: 2024.08.31
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    自分がいなくなってしまうことをを悟ったときに、私なら誰に何を伝えたいだろうか。タイトルを見て、ふと思った。 読み進めると、思っていたような死別を扱った物語ばかりではなかった。生きていても色々と別れはあるんだったと思った。 「おつやのよる」 ばあちゃんがさりげなく言っていたことは、家族の一人一人が生きやすいように、うまくいきますようにという願いがこめられていたと思う。 清陽のように、まるごと受け止めてくれる人と、出会えた人は幸せだなと思った。 「ばばあのマーチ」 浩明のように、あなたのことを考えているのは、自分しかいないんだと押し付けてくる男性は、怖いと思った。彼も自分に押し付けた責任感の中で苦しんではいたが、香子は離れてよかったと思う。 過去を成仏させてくれるばばあと呼ばれている女性が近くにいたら、うるさいと思うか、その思いをくめるか、私はどっちだろうかと思った。 「入道雲が生まれるころ」 「誰かの人生を捨てるって、辛いね」と言った芽衣子の気持ちが、すごくわかる。実家の断捨離を、親と一緒にやったときには感じなかったあの気持ちと同じだ、と思った。形としては捨てても、自分の心の中で形を変えて、自分と折り合いをつけて存在させればいいことを教えてもらい、なんだかほっとした。 他「くろい穴」「先を生く人」

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    投稿日: 2024.08.29
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    「夜空に泳ぐチョコレートグラミー 」でもリセット症候群とおばあちゃんはキーワードだったように思うのですが、町田さんの経験の中にあるものなのかな? リセット症候群、共感はするけど、そうは言っても動けないなあ

    1
    投稿日: 2024.08.29