
後宮を追放された稀代の悪女は離宮で愛犬をモフモフしてたい(1)
マチバリ、幸路/小学館
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総合評価
(1件)3.0
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まとめ下手
悪役令嬢物+もふもふ物+誤解からの追放物+後宮物の複合型作品。 読んだ感想としては、上記の設定が上手く活かされていない、噛み合っていないという印象。 主人公は顔付きの悪さから悪女と誤解されているが、肝心の「周囲に誤解され傷付き思い悩む」という描写が序盤程度にしかない。 流行り(?)のもふもふ要素を取り入れたわりには、肝心のもふもふした動物が1体しか登場せず、他もふもふ作品のように「様々な動物に囲まれる」という描写は皆無。 物語の舞台設定を後宮にしたはいいが、主人公は序盤で早々に離宮に追放されてしまうので、同じく後宮の描写がない。これでは舞台を後宮にした意味がないのでは。 画力は高くキャラクターデザインも良好。しかし作者の画風が柔らかく可愛らしいタッチなため、主人公が可愛い少女にしか見えず、「目付きが悪女と誤解される」という設定が全く表現できておらずミスマッチ。むしろ主人公を陥れた女の方がよほど悪役に見える。 いろいろ詰め込んだはいいが、それらが活かせてない、または噛み合っていないという悲しい作品。画力・画風・キャラクターデザインは素晴らしいだけに勿体ない。
0投稿日: 2023.01.29
