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【新装版】海を抱く BAD KIDS
【新装版】海を抱く BAD KIDS
村山由佳/集英社
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総合評価

10件)
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    #17奈良県立図書情報館ビブリオバトル「海」で紹介された本です。 2012.7.21 http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-entry-822.html?sp

    0
    投稿日: 2024.09.25
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    性と生は、ずっと付き合っていかなきゃならない万人に共通に与えられる問題。正解も不正解もないんだな。 潮の匂いと波の音が感じられ、読んでいて心地よかった。 カッコよすぎる高校生たちだけど。

    9
    投稿日: 2024.09.07
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    若者が性と死という問題に向き合っていく物語り。 かなり濃密な性描写もあるが、いやらしさが無い。 登場人物の心情を表現するのが上手いと思った。 また身近な人の死に直面する描写や心情もリアルだと思った。 青春時代だからこそ抱える心の問題。 それを大海原に例えるような表現が良いと思った。 様々な問題を抱えたままだけど、最後は爽やかに前向きに終わるの描写がとてもいいと思った。

    1
    投稿日: 2024.07.09
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    生き物としての自分らの運命に、医学という武器でもって対抗してきた。死ななくてもいい命をたくさん救ってきた。そのことを否定するつもりはない。 しかし、人間だけが特別であるわけがない。人間も老いれば死ぬ。体が弱くても死ぬ。それが、各々の寿命ってもんだ。それが自然の摂理だ。

    0
    投稿日: 2024.03.03
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    誰にでもある人間の欲求と不安定さに嘆息。 やっていいこと以外、やんないで済むほど、強くねぇんだよ。 という文章にこころが全部持っていかれた。

    2
    投稿日: 2023.04.30
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    うっわーーーーーーよかったあ!大人になってから高校生が主人公の作品読むとあんまり入り込めずにイライラとかしちゃいがちだったけど、村山由佳さんの表現が上手いんだろうなあ、、自分が高校生の時にあんなことで悩んだり傷ついたり生きてたよなあってのをリアルに思い出してきて没頭しながら読んじゃった 玉城ティナちゃんの解説まで良かったです

    2
    投稿日: 2023.04.01
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    物語のすべて、解説の玉城ティナさんの文章の最後に至るまで、私の心の穴を通して、海の波が打ち寄せて注ぎ込まれるようだった。読み終えてそんな感覚がした。 お互いの心に空いた穴をうめたい。うめてほしい。自分では気づかずとも、穴を見せ合えた相手とそうなれたらいいと願っている。 まだ高校生の2人の、刹那を乗り切ることで必死に生きていこうとする姿に、涙が溢れてきて止まらなかった。良い作品に出会えて幸せだと思う。

    0
    投稿日: 2023.02.05
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    村山由香さんは官能的に過ぎることもあるけど、まっすぐで優しい文章を書く人でもあると思っています。だから心にすんなりと入ってきてしまうんでしょう。

    1
    投稿日: 2023.01.18
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    ストーリーは勿論だが、え〜そういう表現するんだ、って思うところが多くて読むことが楽しかった。この人の書いた本をもっと読んでみたいと思える本です。 最初はストーリー結構とっちらかってる?と思ったけど、綺麗に収束していく。 綺麗では無いかもしれないけど、どの話題にもなにか共通のテーマがある…。 改めてあらすじだけ見ると「チャラ男」と「真面目な優等生」の話っぽく見える。ただ読み終わった後は面白いくらいそんな印象がない。リアルもそんなものなのかもね

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    投稿日: 2023.01.08
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    人は出会う時に出会うべき人に出会う よく聞く言葉だけど綺麗事のように感じてた。 でも今回その言葉に救われた気がする。 傷つける言葉にすぐ理解が追いつかない場面があり、それほどに本来の会話は考えながら進むものなんだな、自分が如何に楽をしているか、周りに助けられているのかと考えた。 正しい関係とか正しい在り方とかいう中には答えがないものもあるということを忘れると取り返しのつかないことになりうるということに気づくことができてよかった

    1
    投稿日: 2022.11.26