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Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法
Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法
イーサン・クロス、鬼澤忍/東洋経済新報社
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総合評価

116件)
3.9
29
46
32
2
1
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    心がざわざわするということはないだろうか? そんな時、「こうだったらどうしよう」と思考を巡らせるのは私だけではないはず。 この本はそんな「頭の中のひとりごと」とどう向き合っていくかが書かれている。 頭の中のひとりごとというと本当にさまざまだけれど、この本ではネガティブな要素に関して書かれており、それをチャッターいう名前で表されていた。 強み資質診断ツールの『ストレングスファインダー』で内省が7位だったわたし。 この内省が磨かれるのかな?と思い手に取ってみたが、チャッターと内省は別物だったということが判明した。 私なりの解釈になるが、チャッターは自分の内面や感情に焦点を当て、心の状態を観察する内観に近く、内省は自分の言動や行動について客観的に振り返り、分析する解決法に近いように感じた。 つまり、ネガティブでグルグル思考なチャッターをいかに建設的な思考に持っていくか。 と読んでいて内容を解釈した。 ちなみに本中、脳卒中によって、内なる声が消えた方の話が出たが、その感想が興味深かった。

    1
    投稿日: 2025.10.30
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    頭の中の独り言chatterとどう向き合っていくかが書かれた本。この分野についての本は読んだことがなかったので、とても面白かった。 頭の中の独り言には、自分にとって+の面もあるが、ネガティブの連鎖に陥ってしまう負の面もある。そこで、どのように付き合っていくと良いのかが書かれており参考になった。特に、心の中で「私」という一人称を使うのでなく、「あなた」や自分の名前を呼ぶことによって、自分との距離が生まれ、客観的に対話できるようになるというのが興味深かった。 実践していきたい。

    6
    投稿日: 2025.10.11
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    ・人の脳は身体的痛みと精神的痛みを分けることはできない。 ・頭の中の独り言の中で愚痴を人に言いたくなる。でもそれをしたいまましていると、周りの人は離れていく。 ・ネガティブな感情は反芻すればするほど増幅する ・重大で困難な状況を切り抜けたい時、自分に対して「あなた」と第二人称を使って考えると距離を意識的に取ることができる。 ・儀式や迷信を実践することで気持ちを落ち着けられるのなら従う。 ・

    0
    投稿日: 2025.10.07
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    起きている時間の約1/2は内なる声とともに、今ここではなく、過去や未来や創造にさまよう。音韻ループでワーキングメモリーを働かせるため、脳内で言語系が働き続けている。感情に埋没せず、第三者視点で対話しよう。 脳内で飛び交う言葉、半分は思考だけれど、半分はとりとめなく発せられている、ワーキングメモリー保持のための脳内会話だったなんて。ほんとに、早く知りたかったです。そして、音楽がループする現象も解明してほしい。

    0
    投稿日: 2025.10.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    翻訳した洋書のため、少し読みにくさはありますが、頭のなかのひとりごと(チャッター)のコントロール方法が事細かに説明されており、ネガティブなひとりごとに飲み込まれないようにするために役立ちそうです。 以下、主なコントロール方法です。 ・対象となる問題と距離をとる。  時間軸:将来、50年後にはこう思っているだろう  客観視:「私は〜」→「○○(自分の名前)は〜」「あなたは〜」  経験の一般化:他の人も同じ問題を抱えている、等 ・緑や自然に囲まれて過ごす ・物理的な秩序をつくってチャッターを鎮める ものをいつものところに置くといったルーティーンなど  テニスのナダル 最も激しい戦いは、肉離れを起こさないことより、頭の中の声を鎮めること、と言っている ・プラセボ・儀式をうまく使う 神社・お寺にお参りいったりするのもあり

    0
    投稿日: 2025.09.07
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    『チャッター』は、頭の中で繰り返される独り言=チャッターが、人をどれほど左右するかを示した実用書だ。自分は支配されていないと思っていても、実際には無意識に行動や判断を歪められている可能性がある。 本書がユニークなのは、「チャッターを消そう」とは言わないことだ。むしろ距離を取り、客観的に眺め、味方につけることで行動を最良に導く方法を示している。26のテクニックは、セルフトーク、日記、未来視点からの俯瞰、他者との会話、自然や環境の力を借りる工夫など、すぐに試せるものばかりだ。 読み進めるうちに感じるのは、チャッターは敵ではなく“育て方次第のパートナー”だということ。欲しい未来を獲得するには、チャッターを意識的に設計し、行動へとつなげる必要がある。本書は「心の声をどう味方につけるか」を教えてくれる実践的なガイドだと強く感じた。

    0
    投稿日: 2025.08.27
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    私は心の中の独り言が多いタイプで、例えば、嫌なことがあった時にはそのことを延々と考え続け、また、誰かと話した後は嫌なことを言ってしまってないかと1人反省会をするなどしていた。そして、それによりどんどんマイナスな方向に物事を考えてしまっていた。 そんな私にとって、心の中の独り言からポジティブな効果を得る方法を記したこの本はぴったりだった。 特に、以前はネガティブなことを考えるのを無理やりやめようとしていたが、そうではなくある簡単な(すぐ実践できる)方法により客観的にその物事を捉えられるようになったことは良い収穫だった。 不安な気持ちに苛まれた際にはまた読み直そうと思う。

    1
    投稿日: 2025.08.10
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    頭の中に無意識に現れる声に対処する方法として、ネットで調べれば出てくるようなものが列挙されている。その理由付けもどこか薄っぺらい。このテーマについて考えたことがある人にとっては新しい情報は無いように思える。本当にそれに対処したいのであれば、自分で論文を読んでその仕組みを理解する方が有用な気がしました。

    0
    投稿日: 2025.08.09
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    Chatter 頭の中の言葉にフォーカスするような事は今まで無かったので、自分にとって新しい発見だった。 しかも私の中のChatterについては、いつも不安を煽るようなネガティブな事を言ってると気付いた。 「他人のように自分に語りかけることで問題と距離を取る」 を心掛けてようと思う。 本の構成としては内容が難しいので読むのにかなり時間がかかったし、全ては理解できていない。

    1
    投稿日: 2025.06.08
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    この本の中でチャッターとは頭の中で考えてしまう悪い妄想の類の内容だと勝手に考えた。 本の中で出てくる通り、頭の中で起こり自分を陥れてしまうもの。これは自分を責めてしまったり、悪い方向に物事を考えてしまう「妄想」だと考えた。 なので本の中でも繰り返し自分と距離を取り、俯瞰してみる。そうすることでチャッターを回避できるという。 あくまでマイナスの方向に向かってしまうものについて体、心の健康に悪いと警鐘を鳴らしている。 なので楽しくさせる、気持ちの良い内容についてはある意味健康に良いという認識でいる。(あまりにも過度だとそれはそれだが) 結末に全てが詰まっている。 困った時は対処法をまた紐解く。

    17
    投稿日: 2025.06.05
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    私たちはいつも、頭の中で何かをつぶやいています。「なんであんなこと言っちゃったんだろう」「明日の会議、うまくいくかな」――そんな“ひとりごと”が止まらなくて疲れた経験は誰しもあると思います。 この本『Chatter』は、その頭の中の声=“チャッター”とうまく付き合うための方法を教えてくれる本です。 著者は心理学者のイーサン・クロス。研究者らしい視点で「チャッターがどんなときに暴走して、私たちを不安や迷いに引きずり込むのか」を解き明かしつつ、現実的な対処法を26個、具体的に紹介してくれます。 たとえば、自分のことを「名前で呼んでみる」だけで気持ちが整理できたり、思考の整理に役立つすぐに試せるアイデアがたくさん。しかも、それぞれにきちんと根拠があるので納得感もあります。 今は情報も人間関係も複雑で、誰もが頭の中がごちゃごちゃしやすい時代。そんな中でこの本は、「考えすぎるクセをどうやって自分の味方にするか」をやさしく、でも的確に教えてくれます。 思考の暴走を防ぎ、行動に繋がる思考を育てる“思考整理の教科書”です。マインドフルネスや禅とも通じるが、それらより科学的で即効性が高くなってます。ネガティブな自分を否定せず、むしろ活用する。この発想に、これからの時代を生きるヒントが詰まっています。 ちょっと心がざわざわしているとき、自分の思考に疲れたとき、そっと開きたくなる本でした。

    60
    投稿日: 2025.05.24
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    チャッターを抑えるには、物事から距離を取り、俯瞰して第三者目線で見てみる。 自分の名前で語りかけることも有効、もしくはあなたという言葉を使い一般化

    0
    投稿日: 2025.05.03
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    パラパラめくったくらいで、真剣には読めなかったです。 個人的には頭の中の独り言の傾向として 過去の出来事に執着しているのが悩みでした。 ただ、この本とは関係なく 一旦の方向性が見えた気がしているので、 今はこれで良いかなと。 以下完全に個人の考えです。 感想でさえないです。 無理に平静を保つのではなく、 あちこち興味がある範囲で 頭を働かせてみる。 シンプルに以下のことをしようと思います。 自分の脳内にマインドフルネスになってあげる。 何が嫌で、本当はどうしたいのか、質問してあげる。 みなさんの感想を読みながら、 読後の余韻を楽しみたいと思います。

    5
    投稿日: 2025.05.01
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    「内なる声」との付き合い方入門編。距離の取り方を学ぶにはいいが、内なる声との付き合い方を自分で設計したいと思う人には物足りなさが残る。「そもそもなぜこんな声がうまれるのか?」「どうしたら思考を味方にできるのか?」と考えたい人には、この本のアプローチは若干受け身すぎる印象。巻末のツールボックス紹介も少し外付け感が否めない。「なぜ?」で深掘りしまくりたい私のような人間には物足りなかった。ただ、悩みや迷いを「一歩引いて見る」入り口としては価値がある一冊。

    5
    投稿日: 2025.04.13
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    チャッター(頭の中の喋り声)で不安になる事があったが、この本を読んで距離を置いた自分との会話や自然との触れ合いが大事だと気付いた

    0
    投稿日: 2025.03.21
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    心理学の言葉で、セルフモニタリングという手法がある。 自分の言動や状況を客観的に観察・記録する手法で、ストレス管理や健康習慣の改善ができるというもの。 本書では、仮に強烈なストレス状態に遭ったときに、自分を客観的に見ることができるかが、そのストレスに遭遇している状況をポジティブ捉えるか、ネガティブに捉えるか、その後の行動の判断まで影響していることを示唆しており、自分を客観的に見ることができれば、その状況や状態を改善することが期待できるとのこと。 私は思う、自分の中にある辛い感情や体験を自分の中だけに留めていることは不健康だと。 だから、紙ノートに手書きで書き出すことを私もおすすめする。 ノートを見返すことができ、客観的に他人目線でその状態や状況が把握できるからだ。 紙に手書きが一番コスパがいい。自由だし、制限がなく、お金もかからない。

    0
    投稿日: 2025.03.17
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    独り言や頭の中の反芻が及ぼすstudy basedな本。前半の方はかなり面白く、脳内独り言が自分の過去や未来を(改変込みで)形成しているという点が印象的。途中からは割と普通。

    0
    投稿日: 2025.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    《「あなた」は今、どんな気持ち?》 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ※少し本の内容に触れておりますので、ご注意ください。とても分かりやすく有益なお話なので、未読の方は是非お手に取って頂けたらと思います。 ※今回のレビューは私が好きな夢小説というジャンル(自分で苗字や名前を変えられるネット小説)風に、(名前)さんに向けてお届けします。(名前)には皆様の苗字や名前を当てはめてお楽しみください。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ (名前)さん、はじめまして。 不躾な質問で恐縮ですが、あなたは今、どんな気持ちですか? 「不安な記事や動画を見てしまい、動揺している」 「考えたくないマイナスな考えに支配されて、上手く感情を抑えられない」 「何もしていないけど、全て自分が悪い気がしてくる」 このような事でお悩みかもしれないし、悩まれた経験があるかもしれません。 大丈夫!そのお悩み、案外簡単に解決するかもしれませんよ。 今回はその中から、特に簡単で実践しやすいと思った方法をひとつ紹介します。 その方法は、心の中で考え事をしたり、誰かに自分のことを話したりする時、一人称「私」の代わりに、自分の名前や「あなた」を用いること。 それだけ?と思われたでしょう。 はい、たったこれだけで良いんです。もし(名前)さんがこちらの本を読まれた後であれば、この簡単な方法にどれだけの効果があるかは既にご存知だと思います。 私もこちらの本を読みながら試したのですが、一瞬で心が温かくなって、気持ちが楽になりました。 実践しやすい方法が、もう既に実践されている方が多そうなものも含めしっかりと実験の根拠も提示された状態で書かれておりますので、安心して読み進めることができ、読み進めた後はすぐに色々試してみたくなることでしょう。 「アレもコレも自分のせいだ!」と自分を責めてしまっているあなた、それは本当にあなたのせいでしょうか? こちらの本を読んで、チャッターと上手く折り合いをつけて生きていくことができる人が増えたら良いなと思います。 【ひとりごと】 「具体的なアドバイスを必要とする時、まず誰に相談するかを考える」というのは、相談相手が浮かばない場合は今回のように本からアドバイスを得るのも良い方法なのではないかなと思いました。

    3
    投稿日: 2025.02.08
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    反芻思考を止めるための手段を教えてくれる本 こういう自分の思考や感情のような内面を整えるための手段は幾つあってもいいので色んな手段を色んな場面で実践したいなと思った 今のタイミングは二人称を用いるというのが視点の転換に役立っている気がする

    4
    投稿日: 2024.12.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    行動心理学の本読みたい→検索→行動心理学の本ランキング!→ほえ〜買うか 多分5位?とかだった気がする シンプルに内容(文章)が面白い。 一つ一つの章が海外ドラマみたい。 著者もそうだけど、翻訳の人が上手いのかな。 ・第三者視点で俯瞰して映像化してイメージする〇 ・心の中で自分を名前で呼んで語り掛ける〇 ・日記を書く〇 ・儀式を行う(一連の決まった流れを行う事を習慣化する) ・自分なりのお守りを持ち歩く〇 チャッター(心の声)と距離を置くにはこれがお勧めらしい。 他にも色々あったけど。 〇は自分で無意識にやってた事だった。 儀式するのいいな。 音駒の「俺たちは血液だ。〜」みたいな事でしょ?かっけえ。私靴でも鳴らそっかな。 ・心の痛みは体にも痛みとして現れる(実際に数値として出る) これが面白い研究だと思った。 実際に数値として出るのは意外。 確かに、緊張したりストレスがかかっている時は背中や手が実際に痛くなる。 背中は胃痛かな?と思うけど(胃が弱ってる時よく同じ箇所が痛い)手はなんだ? 肘から指先まで、電気が走ったみたいに痛む。 失恋の痛みとかあるもんな。知らんけど。 頭の中が常に騒がしいのでコントロール出来ればいいなと思う反面、これが無ければ私ではないとも思うので、難しい。 (作中でも、チャッターを完全に消す事は勧められないとある) よくよく考えたら行動心理学の本だよ!と言って他人に薦められる感じではないな。著者は教授だし、心理学の本だけども。

    1
    投稿日: 2024.12.29
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    「あなた」を使う 友人に助言すると考える 経験を一般化する 視点を変える、ハエになる 儀式を行う 触れ合う 環境に秩序を作り出す、緑を活用する

    0
    投稿日: 2024.12.10
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    頭の中の独り言や絶望なども、いくつかのテクニックによって視野が広がり、他人事になり、距離ができ解決しやすくなる。 悟り系の本ではなく、心理学的な本ですが、自我との脱同一化とつながるような内容に感じました。 悩みやすい人におすすめの良書です。

    1
    投稿日: 2024.11.17
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    読書をしていて気になるのが、頭の中のひとりごと。そのせいで、内容に集中できない。寝る前に気になるのも、頭の中の反芻。その日の嫌なことや不快な記憶が何度も湧き上がってくる。どうすれば、そうした症状から逃れて、自らをコントロールできるか。人間は機械ではないから、多少は内発的な感情のなすがままでも良いのだが、やられっぱなしは避けたい。本を読みたい時は、無心に読みたい。もういいやと諦めたのだから、気持ちを切り替えて前を向きたい。本書が、その処方箋となり得るか。 ー チャッターを構成するのは、「循環するネガティブな思考と感情」だ。こうした思考や感情は、内省という素晴らしい能力を祝福ではなく呪いに変えてしまう。私たちの行動、意思決定、人間関係、幸福、健康を危険にさらすのだ。 ー 距離を置くことでチャッターを鎮めるためのさまざまなツールは知っていた。「こっそり他人を観察」する視点をとる、中立的な傍観者の視点に立つ、将来自分がどう感じるかを想像する、日記をつける、などなど。 ー 「私語り」とネガティブな感情のあいだに強い正の相関関係がある…私たちは、距離を置くための新たなツールが心の中に隠れているのを発見した。すなわち、「距離を置いた自己対話」である。 私たちの実験や、その後のさまざまな研究によって、一人称の「私」の代わりに二人称の「あなた」や三人称の「彼」「彼女」を使うことで、感情的な距離をとるためのメカニズムが手に入ることが証明されている。 客観的に自分を捉えて、頭の中の一人ごとでは、主語を、彼、彼女としてみる事。あるいは、儀式的行為、ルーチンやゲン担ぎも良いらしい。自己効力感が高まったり、プラセボ効果にも繋がるらしい。やってみようかな。

    53
    投稿日: 2024.11.16
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    自分の心の声(チャッター)との向き合い方が様々な面から書いてあったが、共通して言えるのは第三者視点でとらえるということかと感じました。自分への問いかけも相手と話しているように行なうことで俯瞰して冷静に物事の判断ができるようになると思うので日々意識して実践しようと思います。 また、本書における儀式のようなルーティン(習慣)の実行や環境整備によってより安定した自己対話を目指そうと思いました。

    1
    投稿日: 2024.11.10
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    ★図書館だよりNo.80 「読書への羅針盤」 渡邊 言也 先生(情報デザイン学科) 紹介図書 ➣記事を読む https://www.sist.ac.jp/about/facility/lib/letter.html#080 【所在・貸出状況を見る】https://sistlb.sist.ac.jp/opac/search?isbn=9784492047200

    0
    投稿日: 2024.10.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人間は、内なる声を糧とする思考と記憶と空想の働きによって、内なる世界の活気を維持する力を発達させてきた。絶え間ない内なる会話のおかげで、頭の中に情報を保存し、 自分の決定について考察し、感情をコントロールし、別の未来をシミュレートし、回想に 耽り、目標までの道筋をたどり、自己認識を下支えする個人的物語を絶えず更新しつづけることができる。 自分の心から完全には離れられないその性質が、人間の創意の主たる原動力となり、そ のおかげで私たちは建造物を造り、物語を紡ぎ、未来を夢見る。 

    0
    投稿日: 2024.10.01
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    とても興味深くて書いてあることを意識してちょっと取り入れてみることで、生活の質が上がりそう。一気に読み終えた。

    0
    投稿日: 2024.09.08
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    チャッター(内省する声)を抑えるためには①問題からズームアウトずる②他人の視点をもつ③環境を整える ・チャッターを制御できなくなったとき、思考と体験の間に距離をおくことが効果的。喜びに浸りたいときは没入する。 ・ネガティブな体験を他者と共有するのは経験が反芻され思い出してしまうので逆効果。見えないサポートをすることの方が効果的。 ・自分を信じること(プラセボ)や儀式は脳の予想力が活用されて信じた通りになることが多い。

    0
    投稿日: 2024.07.29
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    ひとりごとはかなり多いほうだという自覚があるのと、自己否定的な言葉を幾度となく反芻してしまう自分が嫌いだったので、本書を読んで救われる部分は多かった。 特に、ひとりごとの主語を"わたし"ではなく3人称(さんば)にしてみるのは、自分にとって効果絶大だった!脳の別のところで考え始めたのかと思うくらい思考回路が瞬時に切り替わるのが気持ちいいくらい分かる。 ひとりごとは良い面も悪い面もあって、彼らに思考を乗っ取られてしまうと、内なる声は呪いとなって堂々巡りのネガティブスパイラルに囚われ、底の見えない暗闇に堕ちていってしまう。 そうならないために、内なる自分と適切な距離を取り、ときに寄り添い、ときに叱咤しながら、最良の友のようにひとりごとと付き合うことで、彼らは24時間365日ずっと自分を助けてくれる唯一無二の相棒となる。 ----- チャッターを構成するのは、「循環するネガティブな思考と感情」だ。こうした思考や感情は、内省という素晴らしい能力を祝福ではなく呪いに変えてしまう。 p.12 ある研究によれば、私たちの内面における独り言のスピードは、声を出して1分間に4000語を発するのに匹敵するという。 こうした事態を客観的に見るため、現代のアメリカ大統領の一般教書演説は通常、約6000語で構成され、1時間にわたって続くことを考えてみよう。 私たちの脳は、それに近い数の言葉をたった60秒間に詰め込む。これが意味するのは、私たちが日々、たいていの人がそうであるように16時間目覚めており、内なる声がその時間の約半分のあいだ活動しているとすれば、理屈のうえでは約320回分の一般教書演説を毎日聞けるということだ。頭の中の声は実に早口なのである。 p.17 私は自分の名前を口にしただけだったが、それによって私の内なる声はまったく異なる軌道に乗った。まるで、Y字の分岐点に差しかかった列車が方向転換するかのように。距離を置いた自己対話は、ほかの多くの感情統制戦略とは異なり、迅速にして強力であるように思える。 p.138 研究によれば、距離を置いた自己対話は、ストレスのかかる状況についてより挑戦志向の言葉で考えるよう人びとを導くという。その結果、状況を世界の終末のように捉えるのではなく、「君ならできる」という激励のアドバイスを自らに送れるのだ。 p.144 心がチャッターに埋没していると、認知的な欲求よりも感情的な欲求を満たすことを優先させようとする強いバイアスが働く。つまり、動揺しているとき、私たちは実際的な解決策を探すよりも共感してもらうことに集中しすぎる傾向があるのだ。 p.167 相手のニーズをよく考えずにアドバイスすれば、当人の「自己効力感」ー自分は困難を乗り越えられるという揺るぎない信念ーを損なってしまう。つまり、他人が助けてくれているとわかっていても、その助けがお呼びでないとき、私たちは何らかの点で無力だったり無能だったりするからこうなるのだと解釈する。これは、内なる声が飛びついてくる感情だ。 長年にわたる心理学的研究によって、自己効力感が損なわれると自尊心が傷つくだけでなく、健康、意思決定、人間関係にもダメージが及ぶことがわかっている。 p.181 実際、愛情のこもった身体的接触には実に大きな力がある。ある一連の研究では、たった1秒肩に触れるだけで、自尊心の低い人びとが死についての不安を抱きにくくなり、他人とのつながりをより強く感じることがわかった。 p.185 緑地は、敏腕セラピストと、老化予防の妙薬と、免疫系活性剤の機能を一手に引き受けているらしい。 p.193 自然は人間の内なる声をなだめるツールを外界から与えてくれること、自然に接する時間が長いほど、人間の健康は増進することがわかる。自然は、チャッターを減らす環境をつくるための指針を与えてくれるのだ。 p.201 畏怖の念を誘う光景の中に身を置き、自分を小さく感じるときー「自我の収縮」と呼ばれる現象だー抱えている問題も小さく感じられる。 p.208 畏怖が行動に与える影響はかなり強く、他人の目にも明らかである。ある一連の研究によれば、畏怖の念に打たれやすい人のほうが、友人に対して控えめだとされる。また、謙虚さの度合いが高く、自らの強みと弱みをバランスよくとらえーいずれも賢明さを示す特質であるー自らの成功に外部の影響が果たした役割をより正確に評価するという。 p.209 真のコントロール感を持つためには、自らの意志で結果に影響を及ぼすことができると信じるだけでなく、周囲の世界が秩序ある場所で、そこでは自分のあらゆる行為が意図どおりの効果を生むと信じなくてはいけない。世界に秩序が見えると安心できるのは、人生がより生きやすく、予測可能に感じられるからだ。 p.213 文化は人間が呼吸する見えない空気にもしばしば例えられる。吸い込まれるものの多くは、私たちの心や行ないを形成する信念や慣行だ。文化とは、人びとがチャッターと闘うツールを提供する仕組みだと考えることさえできる。 p.249 こんにち、多くの文化ではいまを生きることが賞賛されるものの、人類はつねにそうあるべく進化してきたわけではない。むしろ、その逆だ。 人間は、内なる声を糧とする思考と記憶と空想の働きによって、内なる世界の活気を維持する力を発達させてきた。絶え間ない内なる会話のおかげで、頭の中に情報を保存し、自分の決定について考察し、感情をコントロールし、別の未来をシミュレートし、回想に耽り、目標までの道筋をたどり、自己認識を下支えする個人的物語を絶えず更新しつづけることができる。 自分の心から完全には離れられないその性質が、人間の創意の主たる原動力となり、そのおかげで私たちは建造物を造り、物語を紡ぎ、未来を夢見る。 p.253

    0
    投稿日: 2024.07.03
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    自分の脳内をいかに冷静に、客観的に保てるか。チャッターという、精神的にもマイナスな要素、独り言をどううまく対処するのか。 俯瞰してその状況を見るために、あえて自分の名前を用いながら、場面を実況中継できるか。 実はこれ、イチローもやってたな!WBC韓国戦でヒットを打った場面。追い込まれた時に冷静さを取り戻すために本能的にやっていたのだろうか?

    18
    投稿日: 2024.06.11
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    26の方法と書かれているが、いきなり本文を読み始めるとどれがその方法に該当するのかわかりにくいため、はじめに巻末のまとめを読んで頭に入れておくとよいのかもしれない。内容は目から鱗のものもあれば、どこかで見聞きしたことのあるようなものまで様々であった。分量はやや多めだが、引用文献も充実しており、それらの研究を概観できるため、満足のいく内容であった。実践してみてどうなるかが楽しみである。

    3
    投稿日: 2024.05.21
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    脳内で考えがグルグルしてつらい時に知るといい本だと思う。 若いころには似たようなことあったけど、今はあまりないかな。悩みごとができたときにまた読みたい本。

    0
    投稿日: 2024.04.30
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    1人で考え込んでしまうことは誰でもあると思います。僕もそうです。その時の対処方法を具体的にまとめてくれているのが本書です。自分の頭の中のひとりごととうまく付き合う方法を示してくれた本書は僕に取ってはしばらく助けてもらう相方になりそうです。

    0
    投稿日: 2024.04.28
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    評価3.5 色々しょうもないことを考えてしまう時は、自分と距離をとる。 1人称でない視点から会話してみる。

    0
    投稿日: 2024.04.09
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    小さなことでグズグズいつまでも悩むヤツ、必読の書。ちょうど本書の読書中に、対人関係にかかわるチャッターに悩まされていたが、「距離を置いた自己対話」を実践することで嘘のように心が軽くなった

    0
    投稿日: 2024.04.07
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    いろんな実験があって興味深い。 いろいろくよくよと考えがちだが、科学的な説明が多くあり「だからこうなんだ!」と知ることができた。

    0
    投稿日: 2024.03.25
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    目を引いた文章 ・気をそらすことは短期的な解決策でしかないということだ。傷を治すのではなく目立たなくする絆創膏のようなものだ。実生活の困難から逃れるために映画を観に行っても、問題は依然として存在しており、あなたが映画館から出てくるのを待ち構えている。つまり、見えなくなったからといって、実際に頭の中から消え去ったわけではない。ネガティブな感情は残っており、活動の再開を待ちわびているからだ。 ・フェイスブックの画面を受動的にスクロールし、他人の生活を覗いている時間が長いほど、人は妬みの感情が大きくなって気分が落ち込むのだ → 他人と比較しても何も生まれない。むしろ妬み嫉みが生まれてしまう。比較するべきはいつも昨日の自分。 ・傍観者の視点に立つことで問題から距離を置くと、怒りや悲しみを感じる出来事を経験したあとで人びとが抱く否定的な気分は持続時間が短くなる。 → 何か悩んだりトラブルに巻き込まれたりしたら、友人にアドバイスするつもりで、状況を俯瞰的にみることが大事。 また、日記をつけることで、自分の感情と距離を取ることができる。ジャーナリング試してみたい。

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    投稿日: 2024.03.19
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    「”いま、ここ”を生きる」という言葉に、時折りハッとする。 なぜハッとするのか。それは、僕たちは無意識のうちに、”いま、ここ”を離脱し、過去の出来事や、これから起きるかもしれない想像上のシナリオ、他人が自分に対しどんな感情を持っているかなど、さまざまな内なる声に思考が占拠されているからである。 本書では、このように頭の中で逡巡する内なる声をチャッターと呼ぶ。 内なる声は、希望や勇気、心地よい感情を与えることもあれば、不安や恐れ、怒りといったネガティブな感情を想起させる場合もある。 チャッターによる行動への影響はけして小さくない。科学的ではない不安や恐れ、怒りから、ときに不合理な行動を起こすのが人間だ。 そこで、生きづらさを生むチャッターをいかにコントロールするかという点に焦点を当て、26の具体的な方法を紹介する。 自分との対話がネガティブなチャッターを強化するという話は印象的だった。 たとえば、うまくいかなかったことを思い出し、“私はダメな人間だ”“次もきっとうまくいかない”というチャッターが出てきたとき、自分に向き合うと、その意識がより強化され、自己否定や失敗イメージが強くなってしまう。 この場合の対策は「自分と距離をおき、客観視すること」 具体的には、“私“を“あなた”に置き換えると瞬時に視点が変わり、効果的だ。 先の例の「私はダメな人間だ。次もきっとうまくいかない」を「あなた」に変えると、おそらくダメな人間だとは言わずに、こう言うだろう。 「あなたは失敗した。でも人間としては素晴らしい。次はきっとうまくいく」 こうして内なる声をコントロールするのだ。 マネジャーは孤独だとよく言われる。 実際、立場的に孤独を感じることも多い。 孤独を感じている時には、たくさんのチャッターに苛まれる。 そんなときには、この本を思い出して、「今のこの負の感情はチャッターから生まれているのではないか」と考えてみよう。 そして、この本に載っているいくつかの方法を試し、チャッターをコントロールできるようにしていきたい。

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    投稿日: 2024.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    21世紀に広く行き渡った文化的真言は、「いまを生きよ」というすすめである。過去の痛みや未来への不安に囚われるのではなく、まさにいま、他人や自分自身と繋がることに集中すべきだというアドバイスだ。しかし、研究を進めていくと、いかなる時もから「いま」にしがみつくようにはできていない。私たちの脳は、そうするように進化してはいないのだ。 他人のように自分に語りかけることで問題と距離を取る。 なぁ、〇〇よ。 距離を置いた自己対話は、ストレスのかかる状況についてより挑戦志向の言葉で考えるようしと他人を導く。「君ならできる」という激励のアドバイスを自らに送れるのだ。 個人的まとめ ・距離を置いた自己対話を活用しよう。 距離を作り出すテクニックの一つもして、言葉を使う方法がある。困難な状況を切り抜けたい時には、自分を指すのに、名前や二人称「あなた」を使おう。それによって、ストレスのかかる状況でも、パフォーマンス向上、より賢明な思考やネガティブな感情の減少が期待できる ・友人に助言していると想像しよう 同じ問題を抱えている友人がいたらどんな言葉をかける?それを自分に当てはめる。 ・視野を広げよう 現在の悩みを自分あるいは他人にこれまでに経験した辛い出来事と比較したり、人生や世界というより大きな枠組みの中にどう位置つけるかを考えたり、尊敬している人ならどう対応するかを想像してみる。 ・経験を試練として捉えなおそう チャッターが始まるのはある現象が脅威と解釈した時が多い。過去にどう乗り切ったか。 ・身体反応を解釈し直す ストレスへの身体反応は、ストレス下で結果を出すための適応進化的反応であることだ。呼吸が早まったり動悸がしたり手に汗かいたりは身体による妨害ではなく、「試練に立ち向かうための応援なのだ」と、自分に言い聞かせよう。 ・経験を一般化しよう 同じ経験をしたのは自分だけではない。誰にでもありがちな経験なのだと。 ・心のタイムトラベルをしよう 距離を取り視野を広げるために、今から一ヶ月後、一年後、あるいはもっと先に自分がどう感じるかを考えてみる。あとで振り返れば現在の悩みもちっぽけに思えるはず。だと自分に言い聞かせよう。それによって、今の感情的状態が永久に続くことではないとはっきり分かる。 ・思ったままを書いてみよう。 1日15〜20分、1日〜3日間、ネガティブ経験をめぐる心の奥底の想いや感情を欠く。 ・中立的な第三者視点を取り入れる。 関係者全員にとって最善の解決策を探るつもりで中立的な第三者の視点になってみる。 ・お守りを握りしめる。あるいは迷信を信じる。 ・子供にはスーパーヒーローになりきってみようと言おう。 ・愛を込めて触れよう。 愛する人の温もりを、握った手からハグから感じると、自分には人生を支えてくれる人がいて、頼ることができるのだと意識レベルで思い出す。愛を込めた接触は無意識レベルでもエンドルフィンやストレスを減らすオキシトシンなどの化学物質を脳内分泌させる。 ・他の誰かのプラセボになろう ・体のふれあいを自分から求めよう 身体の触れ合いの効果はわかっているのだから、身近な信頼できる相手のハグや簡単な握手を自分から求めよう。安らぎを与えてくれる無生物、テディベアや安心毛布などを抱きしめてもいい。 ・愛する人の写真を眺めよう 自分を気にかけてくれる人について考えると、精神的に参ってる時に頼れる相手がいることを思い出す。 ・SNSの受動的使用を最小限に。支援は効果的に利用して支援を受けよう ・緑地をもっと活用しよう。 緑地で過ごす時間は脳の限られた注意資源の補給に役立つ。自然の映像でもいい。 ・畏怖を誘う経験を求めよう。 畏怖を感じると、自分が抱えている心配事を超越し問題を大局的にみることができるようになる。息を呑むような眺望に触れること、子供があっと驚くようなことをやってのけた思い出、素晴らしい芸術作品の鑑賞など人それぞれ。畏怖の念を育むことを心がけよう。眺めるたびに畏怖の念を覚えるような空間を身の回りに作ることを考えてもいい。

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    投稿日: 2024.02.03
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    他者に愚痴を聞いてもらって共感してもらうことは一般的にスッキリすると思われがちだが、それは結果的に逆効果になり、悪い結果を生み出すこともあるようです。 これ今までになかった考え方でした。

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    投稿日: 2024.02.02
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    どうしても思考を反芻してしまい、マイナスな感情のスパイラルに陥ることがある。それを心理学者が解き明かし、対策を提示してくれる。 自分を俯瞰してみる、そのために自分に対して他者のように話しかけてみるであったり、自分独自の儀式を行ってみるであったりと、実践できそうな内容が多い。

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    投稿日: 2024.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    頭の中のひとりごとがどのようにして起こるか、またその解消法。 なぜ起こるかを理解できることで、それを抑えるのではなく、それを再認識し、対処出来そう。 起こってからは気づけないので、発生した際に、虫の目や、俯瞰的になるなど、記載の対応を行う 1章 内なる声はなぜ存在するのか 2章 ・共感のお陰で他人と有意義なつながりを作れる 愚痴を言うのも共感を求めてるから 3章 問題からズームアウトする ・問題発生時はズームインしている状態で、他の選択肢が考えづらい状態 ・(ズームアウトするために)俯瞰的に考える(他人を観察するように自分をみる) ※ネガティブ・ポジティブともに抑制されるので、ポジティブな時は俯瞰せずに埋没すべき ・未来軸で考える: 将来の自分がどう感じるかを考える ・日記をつける 4章 他人の視点を取り入れる ・距離を置いた自己対話をするために、非一人称で自分を指す(私ではなくまーぼや彼、あなたはみたいに) 友人に助言していると想像する ・脅威と挑戦の受け取り方の違い ストレスのかかる状態では2つの質問をする。 1. この状況で求められていることは何か 2.求められてることに対処する資源があるか 持っていないとストレスを脅威と捉え、持っていれば挑戦と捉える →経験を試練と捉え直すために、現状を再認識し、克服できる試練と捉える ・行動変容段階モデル: アクティブリスニング→共感→相互信頼→影響→行動変容 感情的になってる人は社会的欲求と認知的欲求を統合・満たす必要がある →相手の苦労を共感・認め、かつ相手の視野を広げ、希望を与え、経験を普遍化する 6章 環境の持つ力を利用する ・自然に触れる、または映像で見るだけで集中力があがり、メンタルや健康も改善される ・楽しさなどではなく、畏怖を感じた時幸福感の向上、ストレス軽減する 自我の収縮: 畏怖の念を誘う光景に身を置き、自分を小さく感じる。ことで抱えている問題も小さく感じる ・代償的コントロール:物理的環境に秩序を作り出すことで内面的な秩序を獲得する ←机の整理整頓やルーチン ・コントロール感の喪失がチャッターを急増させる 7章 科学が解明した信念の力 ・信じるから予想ができ、プラセボなどが起こる 結論 ・内なる声: 痛みを引き起こすから価値がある ネガティブな感情によって思考を曇らせることがあるが、批判的な事故考察力のおかげで、学び・変わり・向上できる ・内なる会話による痛みは時々大事。肝心なのはネガティブな精神状態を避けることではなく、押しつぶされないこと ・経験を一般化する 他人も同じような経験してることを実感する ・ストレスがかかると他人に共感を求めて話したくなる 解決策を探すのではなく、共感してもらうことに集中する傾向がある チャッター制御する26のツール 5.チャッターによる身体的反応を解釈し直す ストレスの身体症状は身体による妨害ではなく、試練に立ち向かうための応援(適応進化的反応)

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    投稿日: 2024.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三人称で語る。 試しに、子供の頃に母親を亡くした経験を振り返ってみたら、必ず一人称で振り返ろうしていた。 無理矢理三人称にしてみると、確かに、問題と距離をおけて、また違う経験として受け止めることができた。

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    投稿日: 2024.01.21
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    チャッターという、心の中の内なる声が心の平穏を乱すのは悪だと思っていたが、読み進めるうちに苦しい思いや辛い思いも自分をストレスから守ったり、成長させるのに必要とあり、必要以上に心の声に翻弄されすぎないトレーニング?が1番大事なのかなと思った。 自分ごとを距離を置いて、You視点で自分に話しかける、実践していきたい。

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    投稿日: 2024.01.18
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    概要 頭の中のひとりごと(チャッター)が どのような影響を及ぼすのか、またそうならないようにコントロールする術を紹介する本 頭の中で繰り広げる独り言は 人間が言語習得をする為に生じた真っ当な成長の産物である。 それを踏まえて第三者目線(自身を俯瞰する、自分の名前を呼ぶ)を持つことや一歩下がって問題点から離れる、自然の中に身を置くなどのテクニックを記してある 感想 独り言による行動の制限はプラスとは限らないことを知り、その対策を学べた。 噛み砕きながらの読書となった。 俯瞰的呼びかけ(自身の名前呼び)やプラシーボ効果など取り入れてみたいと感じた。

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    投稿日: 2024.01.07
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    なるほどと思ったこと。 皮膚は社会的器官。 畏怖の念を抱きやすい人は、謙虚なことが多い。畏怖の念によって、時間を有効に活用できると感じられるようになる。 私ではなく、あなたや名前で考えてみることで冷静に見ることができるようになる。 緑が見える場所のほうが傷の治りが良かった例。実際、集中力が増す。

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    投稿日: 2024.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自己を精神的にコントロールするための方法を学びたく購入。 内省方法の概念を覆す一冊だった。 以下、実践したい学びとTo do。 ①学び ・チャッター(頭の中のお喋り声)とは、循環するネガティブな思考と感情で構成されている ②To do ・チャッターに見舞われた際は、自分をYouと捉え、「同じ悩みを抱える友人にどんな言葉をかけるのか」を想像して自分に当てはめる ・直面している現状を、「今から1年後、それより先の自分がどう感じるのか」を考え、現在の悩みも長期的に見たらたいしたことない、永遠に続くモノではないと思う ・愛を込めて(敬意も忘れずに)触れる ・生活/仕事環境に秩序を作り出す ・チャッターを感じたら、自然を触れに散歩に行ったり、自然音を聴いたりして、「緑」を感じる

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    投稿日: 2023.12.31
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    深く考えることが推奨されがちですが、ただ悶々と考えていても物事は好転しない。この本では苦痛を感じているときに内省を実行しても有害無益であると言っています。 ではどうしたらいいかというと、【より有効に話しかける】こと。 その一つは一人称の「私」の代わりに二人称の「あなた」や三人称の「彼」「彼女」を使うことで、感情的な距離をとると良いとのこと。なるほど!ちょっとこれはすぐ実行できそうなので、緊張した時や切羽詰まった時、モヤモヤした時に取り入れてみたいです。 他には身体的接触、自然の景観に触れる、儀式的行為もネガティブな内なる対話を好転させる手助けになるそう。 巻末の26のツールも悩んだ時に読み返したいです。

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    投稿日: 2023.12.31
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    自分の心の中で色んなことを考える中で、他人を攻撃するよな言葉ではなく、自身を責めてしまうような言葉が多いなと気付きはじめていた頃にこの本を知った。 自身を責めてしまう頭の中(心の中)の言葉から、自分に自信を無くして、本来やりたいと思っていた事が出来なかったり、頭の中の言葉で気持ちが一杯になり、他の事を考えられなくなり思考停止状態になる事を多々経験してきた。その度に何も自分が動けていない事対して、更に自己嫌悪を起こしてしまうという連鎖反応を変えたかったのが、本を読むきっかけ。 本を読んで自分の中に残る解決方法は 自分に対しての頭の中(心の中)の言葉は、私が(私は)の一人称でなく、「彼は」と三人称にして発言すること。 つまり自分に話しかける時に他人に話しているようにするれば、今の頭の中の言葉から距離を広げられて、客観視が出来、視野が広がり、パフォーマンスが落ちなくなる。 これを実践しようと思った。

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    投稿日: 2023.12.18
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    チャッターというのは、頭の中で響く自分の言葉。確かにここぞという時に、自分を引き留めたり、緊張させたりして、足を引っ張られることが多い。 このチャッターが何故、引き起こされるのか、どう対処することによって有効に利用できるようになるかが、最新の研究をもとに説明される。 時間がない場合は、最後の26の対処法だけでも参考になるのでは?

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    投稿日: 2023.11.18
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    エッセイのような形で読みやすいが、主題の解答を導き出すのが読み込まなくては難しい 時間をかけて読む必要あり

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    投稿日: 2023.11.16
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    p265から、チャッターを制御するための26のツールにて要約されている。 チャッターと向き合うにあたって、俯瞰的に物事を捉え自分の名前で、自己対話をする。これは、全ての人に当てはまる事象。 何かにぶち当たることがあるならば、再読するのもいいと思う。

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    投稿日: 2023.11.15
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    日本語訳がとにかく読みづらくて読むのに少し苦労しました。265ページから読めば十分足りるような気がしました。チャッターと言う言い方をしていますが、つまり、内省する時の問いの工夫のような気がして、結局はセルフコーチングの説明だったように思います。 役に立ったのは自分をコーチするときに、私ではなく、あなたという言い方にして、自分に問いかける。そのことによって自分と問題の距離を保つことができるというところだと思います。また、短期間で物事を見がちですが、半年1年10年と言うスパンを変えて自分に問いかけると言うことも必要だなと思いました。

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    投稿日: 2023.11.09
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    たぶん3時間ほどかけてゆっくり読んだと思います。 日本語訳に多少クセがあり、慣れるまでは内容理解になかなか時間がかかります。でもそれが逆に、ゆっくり内容を咀嚼していくのに役立ったかもしれません。 自分の頭の中で言葉が駆け巡ることが時々ありますが、あれってチャッターっていう名前がついてるんですね。確かに、他人からネガティブな評価を受けたり、不安な気持ちになったりしたときほど、言葉が巡るしよりネガティブになっていった気がします。 チャッターが動いたりそのきっかけとなる出来事を脳の働きに絡めて説明したり、具体的にどう制御していくのか書いてあったりと、終始興味深く読むことができました。 3つの気づき ・人の気分は、何をしたかではなく、何を考えたかによって決まる ・時間的距離を置く、第三者視点で物事を考える ・ネガティブなことを共有したり聞き出そうとしても、話し手にとって追体験にしかならず、ネガティブが増殖する

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    投稿日: 2023.11.06
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    ビジネス書?と思いましたが、違いました。もっと幅広く全ての人に寄り添う内容。 たしかに、頭の中でしゃべってるんですよね。 その内容がネガティブで、それに頭を支配されてしまう時がある。自分の中でヒートアップしてしまって、より相手にイライラしてしまったり。 本書を読んで1週間経ちますが、「あ、チャッターきてるよ。あなた。」と自分に呼びかけ、冷静になれるようになった気がします。 頭の中だけでまだ起こっていないことを予想し、落ち込んだり怒ったりする、ということをしないよう、心がけられるようになりました。 相手に対しても、共感するだけでは、相手が嫌な感情をトレースしてしまうだけ、ということも覚えておきたい。

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    投稿日: 2023.11.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    編集中 本書は自分の頭の中の言葉、その言葉の影響による感情による影響をどうしていけば良いかが書かれた本だと感じた。 距離をとる、 自分に話しかける、 人間関係を活用したり向上させたりする、 環境の恩恵を受ける、 プラセボ、儀式を利用する といった内容の話があり、 私の感覚としては、自己コミュニケーションの取り方、セルフコンパッション、プラセボや自然の影響について語った本だなぁと感じました。 他の著書でも同様の記載をよく見るので、際立って何かを学べたわけではないが、反芻思考などに苦しんでいる方は一度読んでみると、人生が楽になるだろうなぁと私は思いました。 自分の記憶を振り返るために巻末のツールのメモを書いておきます。 ▪️ツールメモ 自分だけで実践できるツール 1.距離を置いた自己対話を活用しよう 2.友人に助言していると想像しよう 3.視野を広げよう 4.経験を試練として捉え直そう 5.チャッターによる身体反応を解釈し直そう 6.経験を一般化しよう 7.心のタイムトラブルをしよう 8.視点を変えよう 9.思ったままを書いてみよう 10.中立的第三者の視点を取り入れよう 11.お守りを握りしめる、あるいは迷信を信じよう 12.儀式を行おう 他者に関わるツール チャッターに関する支援を与えるためのツール 1.感情・認知面のニーズに応えよう 2.目に見えない形で支援しよう 3.子供にはスーパーヒーローになりきってみようと言おう 4.愛を込めて(敬意も忘れずに)触れよう 5.他の誰かのプラセボになろう チャッターに関する支援を受けるためのツール 1.顧問団をつくろう 2.体の触れ合いを自分から求めよう 3.愛する人の写真を眺めよう 4.儀式を誰かと一緒に行おう 5.ソーシャルメディアの受動的使用を最小限にしよう 6.ソーシャルメディアを利用して支援を得よう 環境に関わるツール 1.環境に秩序を作り出そう 2.緑地をもっと活用しよう 3.畏怖を誘う経験を求めよう

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    投稿日: 2023.11.02
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    瞑想がはかどらない人向け? 思考を止めていくことについて書かれた大作。ただ、巻末の26の方法を見ると、(期待はしていないものの)ハウツー本的な訴求力はなく、その根拠は洋書特有の重厚長大リサーチ随筆になっていてつかみ所が見えにくい。故にお買い得感がいまいち得られない。この本の要約版みたいなのが出ると、そのことが顕著になる気がした。

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    投稿日: 2023.10.15
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    チャッター(頭の中のひとりごと)によりネガティブ思考の悪循環に陥るか、明晰で建設的な思考ができるか、自分自身との会話をコントロールする手法を紹介しています。ポイントは「距離」を置くこと。自分の状況を精査し、客観的に観察してみる、一般化してみる、視点を変えてみることを実生活に取り入れていきたいと思います。なお、文章が冗長で回りくどく長いため、翻訳本であることを考慮しても非常に読みにくかったのが残念でした。

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    投稿日: 2023.09.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人間の本質、が記載されていて面白かった。 人間は嫌な経験を人に話さずにはいられない、負の感情が強ければ強いほどそうだと。 でも皮肉なのは、同情してもらいたくて話す経験は度を超すと自分自身が最も必要としている人を遠ざけることとなってしまうと。 身近にそういう人がいて、私自身はその人の愚痴にうんざりしていて、その話を家族に話さずにはいられなくて…。 自分を制御出来るようになりたいと思った。

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    投稿日: 2023.08.01
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    頭のなかにネガティブな言葉が渦巻いたとき、それの鎮め方を教えてくれます。 自分の名前で呼び掛けたり、大自然に出かけたり、いろんな方法があるようです。

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    投稿日: 2023.07.30
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    頭の中の内なる声について。科学的なエビデンスはあるのだけどなんとなく自己啓発本プラスアルファという印象。タイトルを見た時に想像したほどには新しいことは書いてなかった。

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    投稿日: 2023.07.13
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    頭の中のひとりごとのコントロールという言葉に惹かれて手に取ったが、専門用語が多く私には難しい内容だった。実生活に生かせる自信はないが、ふとした時に考えの糧になればいいなと思う。

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    投稿日: 2023.07.13
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    自分との対話の質を上げたいと思って手に取った本。 読んで、過去の辛かった時、「なんで私が」「私はどうしたらいいんだろう」と「私」ばかりで考えていたから、なかなかネガティブな考えから抜け出せなかったんだなと気付けた。 「○○(自分の名前)は、、、」とか「あなたは」という二人称で考えるだけで、客観視できて視点が変わり、ネガティブな感情から少し離れられることを知れたのはとてもよかった。 全て科学的な根拠があるので、腹に落ちやすく、私に取っては良書でした。子どもにも読ませたいがもう少し簡単な子ども向けの本が出ないかな…

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    投稿日: 2023.07.01
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    tosihisa は,ひとたび(色々な)考えがグルグルし始めると,とめどなく続いてしまうので,もしコントールが出来るならと思って一通り読了. 内容としては,これまで(科学的裏付けは無いものの)有用と考えられてきた事が,研究結果としても有用と言う内容で,個人的には参考になりました. いくつか実践しながら,「頭の中のひとりごと」をコントロールできればと思います.

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    投稿日: 2023.06.25
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    本書を読む前にまとめ動画で見て実践しようと思ったけどすぐチャッターに侵食されてしまう…読了後も意識して実践してみようと思う Q.自分のネガティブな内なる声を消す方法は? A.名前や"あなた"を使う。 同じ問題を抱える友人にどんな言葉をかけるのか考える。経験を試練として捉え直す。 ストレスへの身体反応は試練に立ち向かうための応援と捉える。 未来の自分はどう感じるか心のタイムトラベルをする。 儀式を行う(ルーティーンなど) ○他のチャッター対策ツール 子供にはスーパーヒーローになりきってみようと伝えるとあったが、これは大人にも使えるかもなと思った(間違いなく子供のが効果が高いが…) 他の誰かのプラセボになろう→状況は改善すると楽観的な見方を相手に伝える、なれたらいいなあと思う 人でも動物でも無生物でもいいから触れ合おう。 愛する人の写真を眺めよう→自分を気にかけてくれる人について考えると精神的に参っているときに頼れる相手がいることを思い出す 儀式を誰かと一緒行おう→同じ掛け声で乾杯だけでもいい 環境の整理→片付けたりリストを作ったり、空間を整えコントロール感覚を高める 散歩に行き緑に触れよう、パソコンで自然風景や自然音を聞くだけでもいい 畏怖を誘う経験を求めよう→ 「畏怖」とは「自分の力が遠く及ばない存在から、不気味な威圧感を感じて恐れおののく」という意味の熟語です。「畏怖の念を抱く」は多少の誇張も含み、「恐怖心を覚えるほど素晴らしい」というニュアンスでも使われますが、口頭よりも文章で使われることの多い、書き言葉です。

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    投稿日: 2023.06.17
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    客観的にみる 自分なりの儀式でこころを整える 要点はこの二つ 先入観ではなく物事を冷静にとらえる 大事なことをどれくらい実践できるか ただ277ページも必要なのか? 洋書は長いです

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    投稿日: 2023.06.16
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    内容は興味深かったし、有用だと思う。ただ読みにくかった。翻訳のせいなのか、欧米的な文章(軽いジョークをまぜたりとか。かなりの偏見だと思うけど)のせいなのか。 章が終わる最後に、その章の内容を「しかし〇〇の場合は…」で次の章の内容に繋げるのだが、この仕組みが読み始めの頃は飲み込めなくて、内容を理解するのに手間取った。 最後にまとめがあるので、読破が難しいと思ったらそこだけ読むのもありかも。内容はお薦めなので。 以下はメモ。 チャッター:頭の中での独り言 マイナスのことを思い浮かべるだけで、ストレスを感じる。 止めるためには三人称で自分に話しかけることが有効(第三者視点からの問いかけ) 認証(あなた)で話しかける事は、内容の一般化につながる。 一般化するためには、同じ経験をした人の大丈夫と言う言葉を聞くことも有効。(前向きな動画など。) 辛い経験を繰り返し想起する事は、その悪い記憶への結びつきを強化し、悪循環につながる。 相手の相談に乗るときに、状況詳しく聞き出そうとすると、それが悪い経験の早期につながるので、好ましくない。 手助けをするなら、気づかれないように手助けをするのが良い。 緑はストレスを軽減する。 環境に秩序がある(周囲が整理整頓されている)と、コントロールしていると言う感覚が強まる。その延長線上で、自分の心の中の秩序の感覚も強まる。世界が予測可能であると言う感覚は、不安感を軽減させる。

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    投稿日: 2023.06.11
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    結局自分を形成してるのは自分なんだよなと。 何の本だったか忘れたけど「嫌な事を言われて嫌な気分になってるのは、結局その発端の出来事を自分で解釈して嫌な気分にしてるのは自分」みたいな。 人間が一生で10万局が限度なのにAlphaGoが3000万局を自己完結して急成長したんだっけ?それと同じように喋る言葉の限界値、要はアウトプットの4000倍のやり取りを脳内でしてるならそりゃ負の感情なら4000倍悪い方向に流れるよね。 ってことで自分を形成させる要因はほぼほぼ脳内だから、偏狭や近視眼的で悪い方向に行きそうなら鳥瞰や俯瞰と偏狭を使い分けて…結局具体抽象ですね(信者

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    投稿日: 2023.06.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ゆっくり読みました。普段ヨガをやってるので、雑念は、受け流すもの、というふうに考えてました。chatter(頭のひとりごと)に、焦点あてて書かれている本書はまた別の視点から勉強になります。個人的には、翻訳が少し読みにくかったです。第4章の二人称でチャッターに話しかけるを実践してみます。

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    投稿日: 2023.06.03
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    この本から自分を俯瞰する方法について学んだ。 ふとしたことで、つい日常生活で心の中にチャッターが生まれる。特に、人との会話の中で発生した考え事が頭から離れない。その度に自分を見失うと、大切なものまで失う羽目になる。 10年後の自分が、今の自分を見たときにどう思うか? 経験としてそれは、誰もがぶち当たる壁ではないか? 自分を『あなた』と表現し、ハエになった気分で見たらどう思うか? 自分への問いかけを効果的に行い、健全な選択ができるようにしていきたい。

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    投稿日: 2023.05.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ストレス下に置かれた時、人は自らに(無意識に)問いを投げかける ①この状況で私に求められていることは何か? ②私は求められていることに対する資源を有しているか? ↓ 事態への対処に必要な手段を 持っていない時=ストレスを「脅威」と評価 持っている時=ストレスを「挑戦」とみなす 脅威(対処しきれないもの)を、克服できる試練だと解釈し直す。 相手のチャッターを鎮める方法の具体例 ・目に見えない形で支援する(掃除など) ・憧れのスーパーヒーローになりきらせる(「自分のことを仮面ライダーだと思ってみて」) ・愛と敬意を込めて触れる ・自分が相手のプラセボになる(砂糖の錠剤) 環境に関わる具体例 ・身の回りに秩序を作り出す→コントロール感覚を高める(片付け、整理、リスト作りなど) ・緑地を活用する→自然は脳のエネルギー補給 ・畏怖を誘う経験を求める→畏怖を感じると、自分の心配事を超越し、問題を大局的に見ることができるようになる。(息を呑むような眺望、子供の驚くべき成長、素晴らしい作品の鑑賞など) 畏怖の念を育むことを心がける。

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    投稿日: 2023.05.31
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    やや冗長。 対応策はごく普通。 傾聴カウンセリングは、場合によっては苦しみを増大&長引かせることがあると知って驚いた。 公的、私的な儀式の効用も興味深かった。 暗示に反応する人の方が、しない人よりも成果を上げられるということなのだろう。

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    投稿日: 2023.05.27
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    はじめに 内省=自分自身の思考や感情へ積極的に注意を向けること。これで想像し思い出し反省し仮説検証が可能に。 内省は有益?→有害無益である。内なる声=頭の中の喋り声チャッターの存在によって。 チャッターは「循環するネガティブな思考と感情」 脳のデフォルトの設定で、「いまここ」にしがみつくようにできていなく、過去と未来を稽えるようにできている。進化してきた。 ○チャッターデメリット 目標に対する達成度の評価 終章 結論 ○痛みは価値がある。痛みは危険を警告して対処するよう知らせてくれる。 ○内なる会話=チャッターによる痛みが時々必要。肝心なのは、ネガティブな精神状態を完全に避けることではなく、その状態に押しつぶされないこと。 ●チャッターを自己制御して、より有効なチャッター(ポジティブでもネガティブでも)を行う方法 ○Pointは客観視 ○距離をおいた自己対話、一人称を「田中海斗は〜」。 ○友人に助言する感じ ○脅威を試練として捉え直す ○思考の流れを思うままに書こう ○SNSの受動的使用を最小限に

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    投稿日: 2023.05.21
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    気分は経験したことではなく、考えたことに影響を受ける。 【自己との対話】 (主旨) チャッターは痛みを引き起こすから価値がある。問題はその状態に押し潰されないこと。 (チャッター制御方法) ・気分の悪い時はチャッターが暴れ出す  →ズームアウト(心的距離を置く)客観視    遠くから、多方向からこっそり覗く    傍観者 他人事 壁のハエ レンズアウト   →(瞑想)マインドフルネス ・心理的埋没(気分が良い時)    ↔︎心理的傍観(気分が悪い時) ・普遍的で活力を生み出す「あなた」 ・距離を置いた自己対話(彼と)(宗浩と) ・チャッターによる身体反応の再解釈  →震えは試練に立ち向かうための応援 ・儀式の効果 ・メスナーとフランクリンベンジャミン、偽薬(プラセボ)効果→予測機能 ・感情的ニーズ(闘争・逃走・共感)から認知的ニーズ(事象に対する意味付け・洞察)ヘ ・環境の恩恵(自然) ・畏怖の経験

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    投稿日: 2023.05.21
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    思考を占拠してしまう(脳内の)独り言、chatterの悪影響とその制御方法について書いた本。新しい切り口で非常に面白く、肚落ちもできて有益。 不安が不安を呼ぶ思考に悩まされていたり、自責や他責の言葉が脳内を飛び交いすぎる人にぴったり。 ◯頭の中のひとりごとはネガティブになりがち ・チャッター=内省を促す頭の中のしゃべり声 ・頭の中のひとりごとは起きている時間の8割くらいを占拠している。ネガティブであって良いわけがない ・チャッターに支配されてその事で頭がいっぱいになり、何も手につかず始終ネガティブに振り回される ・更にチャッターを裏付けるような出来事が起こると、ほらやっぱり!だから駄目なんだ!とネガティブ速度が増していく ・科学的にも有害なことが多い。精神的苦痛にニューロンを割くことになり、仕事が進みにくくなる ---------------- 平均して人は1日に1万2千から6万個の考えを持ち、そのうち、80%はネガティブ、そして95%はさらに前日の考えと同じだという結果がでている。 これが少しづつでもポジティブに変化していったらどうなるか、その威力は計り知れない。 人は、自分にどんな言葉を語りかけるかで人生の結果が大きく変わるということ。 ---------------- ◯チャッターへの対抗策は感情から距離をとること※回避ではなく距離をとるという表現が大切 ・思考を眺めて感覚に集中するマインドフルネス ・自分自身を一人称ではなく、名前、二人称、三人称を使って語りかける(他人の出来事だと考えて心理的な距離を取る。自分自身の言い訳などもメタ認知出来る。) ・時間軸を広げる。1年後にこの問題について悩んでいるか?10年後の自分から見たらこの問題はそこまで大きいことか?逆に1年前の悩みを覚えてる?などの視点も設ける ・経験を試練と捉える。チャッターが始まるのは、ある状況を脅威であると解釈した場合が多い。克服できる試練と捉えたり、これまでの困難でもそこまでの致命傷にはなってないことを認識すると、前向きに取り組める 人間には内なる会話による痛みがときどき必要であるのは仕方ない、内省して進化してきた生き物だから。肝心なのは、ネガティブな精神状態を完全に避けることではない。ネガティブスパイラルに陥らないようにすること。 ◯苦痛を感じている時に内省を実行しても有害無益。苦痛を感じたらまずこれ ・愛情がこもった身体的接触をとる ・テディベアなど安らぎをもたらす無生物に触る ・他者との比較はやめる。昨日と今日の自分の戦いにフォーカスし、成長できた自分に満足してあげること ・好きなもの、埋没できる趣味などをもち、ふれる ・自然に触れる

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    投稿日: 2023.05.10
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    「チャッター」この「内なる心の声」を題材に本を書くなんて、なんて素晴らしい着眼点なんだ。 私も毎日の様に私の頭に話しかけている第三者《自分)がいる。大抵はネガティブで、自分に嫌なことで、気が滅入る囁きだ(笑) しかし、解決出来るかも知れないアドバイスがいっぱい書かれている 私が感じた事をピックアップしました^o^ 自己存在価値観を感じ、共有する 第三人称で考えてみる(非第一人称《距離を置く》) 自然な環境に置いてみる。 自分自身の治癒力(脳をだます事も《魔法、儀式》) しかし、最後に筆者が「まとめたツール」が書かれてあります♪ 「内なる声は痛みを引き起こすから価値がある」 素晴らしい本でした

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    投稿日: 2023.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・チャッターとは、社内向けSNSツール。本書では頭の中の内なる声を指す。 ・私たちの脳は困難にぶつかった時にズームインするだけでなく、ズームアウトするようにも進化した。ただ、ズームアウトはストレスを感じているときには格段に難しい。 ・心はその曲げ方を知っていれば柔軟なもの。 熱が出たら薬を服用するように、私たちの精神には心理的な免疫システムが備わっている。 ・つまり、距離を置く事によって、思考を利用して思考を変えることができる。 ・チャッターに襲われたとき、心理的な距離を置くためにはどうすればよいか? ・一歩下がる方法は想像力を使って視覚化すること。こっそり他人を観察するように、自分を観察する。傍観者になる。大局的に物事をみること。 ・実験結果から、人は問題が別の誰かに起こっていると想像した方が、自分に起こっていることと想像するより、はるかに知恵のある態度をとった。 ・心の中で戦略的にタイムトラベルする能力は、ポジティブな個人の語りを生み出すツールになりうることが明らかになっている。 ・研究によれば、人々が困難に遭遇しているとき、10年後にそれについてどう感じるかを想像することで、人は自分の経験が一時的なものにすぎないと理解し、希望が湧いてくる。 ・世界はつねに流動的で状況は変化するという理解をもつと、ネガティブな経験をしたときに人生のこうした特徴が分かっていれば、楽になる。 ・「時間的距離の確保」によってストレス要因を制御しやすくなる。 ・ネガティブな経験を20分かけて書き出し、できれば創作することで、ネガティブな感情が払拭する。 ・内なる声で「自分の名前」で会話するのとで距離をつくれる。 大勢の前で5分後にスピーチをする実験では、自分の名前を語りかけた被験者の方が、内面だけでなく、聴衆者からもそつなくこなしているようにみられた。 ・ストレスにかかる状況に置かれたとき、人はまず二つの問いを自分に無意識に問いかける。「この状況で私に求められているのはなにか」「私は求められていることに対して資源を有しているか」 事態の対処への手段を持っていないと結論になるとストレスを脅威と評価するが、状況を見極めて適切な対応に必要なものを手にしていると判断すれば、ストレスを挑戦とみなす。 ・自分の名前を使って鼓舞するように、距離を置いた自己対話は、挑戦するための重要な後押しとなる。 ・私たちの内なる会話は日々を過ごす物理的空間の影響を受ける可能性があるため、周囲の環境との関わり方を賢く選べば、内なる声のコントロールに役立つかもしれない ・緑地は敏腕セラピストと、老化予防と免疫活性剤の機能を一手に引き受けている。 ・チャッターを制御するためのツールを組み合わせ、自分にとって最善かを見極めなければならない。 ・自分だけで実践できるツール ① 距離を置いた自己対話を活用しよう。困難な状況を切り抜けたいときは、自分を指す時に、名前や二人称(あなた)を使おう ② 友人に助言していると想像しよう。同じ問題を抱える友人がいたらどんな言葉をかけるか想像してみる方法がある。相手への助言を自分にあてはめてみよう。 ③ 視野を広げよう。現在の悩みを、自分や他人が過去に経験してきた辛いできごとと比較したり、人生や世界というより大きな枠組みのなかにどう位置付けるかを考えたり、尊敬する人なら同じ状況でどう対応するかを想像する。 ④ 経験を試練としてとらえなおす。現状を再解釈し、克服できる試練としてとらえ直そう。 そのためには、過去にうまく乗り切ったことを思い出したり、距離を置いた自己対話を活用するといい。 ⑤ チャッターによる身体反応を解釈しなおす。 急に呼吸が早まったり動悸がするのは、身体による妨害ではなく、試練に立ち向かうための応援なのだと自分に言い聞かせる。 ⑥ 経験を一般化する。不快な経験について考えるときは、一般の人を指す「あなた」という言葉を使ってみる。そうすることで、自分に起きたことは特別ではなく、誰にでもありがちな経験だと明確になる。 ⑦ 心のタイムトラベルをしよう。今から1ヶ月後、1年後、もっと先に自分がどう感じるかを考えてみる。後で振り返れば、ちっぽけなもの。それによって今の感情的状態が永久に続くものではない事が分かる。 ⑧ 視点を変えよう。不快な経験を考えるとき、 頭の中で出来事を視覚化し、壁に止まってその場面を見下ろすハエのように「こっそり他人を観察する」視点からみてみる。そこにいる自分の分身が、なぜそう感じるのか理解に努める。 そのような視点をとることで、感情的特徴よりも出来事の再解釈に集中でき、自己洞察と全体像の把握が促される。 ⑨ 思ったままを書いてみる。ネガティブな経験による感情や思いを1日15分、1日〜3日間続けて書いてみる。思考の流れを書き留める際、文法も気にせずにありのままの自分を出す。 語り手の視点で自分の経験に注目すると、その経験から距離ができ、なぜその感情を抱いたか分かり、気分が和らいでいく。 ⑩ 中立的第三者の視点を取り入れる。他の人との不快なやりとりでチャッターを感じたとき、 関係者にとって最善の策を探るつもりで中立的な第三者の視点に立ってみる。 11.お守りを握りしめたり、迷信を信じよう。 信じるだけで脳の予想力が活用され、信じたとおりになることが少なくない。重要なのはその行為が効果を発揮すること、脳の治癒力を活かすかを理解するだけで十分。 12.儀式を行おう。意味を込めて定められた一連の行動は、秩序とコントロールの感覚を与えてくれる。自己流につくりだした儀式を行なっても、チャッターを鎮める効果がある。 ・他者に関わるツールとして、どのように相手に支援を与えるか、どのように支援を受けるかの2つを考える。 ・支援を与えるためのツール ① 感情と認知面のニーズに応えよう。2つのニーズがあり、一方では思いやりと支援(感情的ニーズ)を求め、他方ではどうすれば前進するか具体的な助言(認知的ニーズ)を求めている。その両方に応えるために、相手の苦労を共感をもって認めるだけでなく、相手の視野を広げ、希望を与え、経験を普遍化することが必要。 ② 目に見えない形で支援する。相手が支援を求めていない場合、相手の自己効力感と自主性を脅かすため、逆効果になりかねない。そうした状況で相手に助けていることを悟られずに支援することが効果的。例えば頼まれなくても家の掃除をする、同じような経験に対処した人の話を一般論として語るなど。 ・支援を受けるためのツール ① 顧問団をつくる。感情的ニーズと認知的ニーズのそれぞれに適した力をもつ頼れる相談相手を集めて多様な顧問団をつくろう。 ② ソーシャルメディアの受動的使用を最小限にする。フェイスブックやインスタで、演出された他人の近況報告を垣間見ると、妬みにつながる自滅的な思考の悪循環を招きかねない。 ソーシャルメディアの受動的利用を減らし、テクノロジーを能動的に使うことで、他者と適度につながろう。 ・環境に関わるツール ① 環境に秩序を作り出そう。思考の悪循環に支配され、自分を見失ってしまうときは、周囲の環境に秩序を与えてコントロール感覚を高めよう。環境の整理には、自宅を片付ける、デスクトップを整理する、リストをつくるなど、周囲の空間を整える自分なりのやり方を見つけ、精神的秩序の感覚を得やすくする。 ② 緑地をもっと活用する。緑地で過ごす時間は、脳の限られた注意資源の補給に役だつ。 チャッターを感じたら、並木や公園に散歩に出かけるか、壁紙を自然の画面にして映像をみたり、自然の音を流すだけでも効果がある。 生活や仕事の場を植物の緑で囲み、内なる声にとって快い環境をつくり出そう。 ③ 畏怖を誘う経験を求める。畏怖を感じると、自分が抱えている心配事を超越し、問題を対極的にみることができる。畏怖を与える経験は人によって違う。息をのむような眺望に触れることや、子供との思い出、芸術作品の鑑賞など、 心に畏怖の念をもたらすものを見つけよう。 眺めるたびに畏怖の念を覚えるような空間を身の回りにつくることを考えてもいい。

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    投稿日: 2023.05.07
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    誰もが心当たりのある「頭の中のひとりごと」の意味や扱い方を言語化してくれている。 ピンチの時、自分の名前を心の中で鼓舞するのはだいぶ効きそう! 自分の中のルーティンをこなすことで安心する、お守りの効果は科学的に証明されている、など面白い実験結果に溢れている。

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    投稿日: 2023.05.03
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    この本ねえ、私が知りたいようなことを書いてる気がするし、知らない心理学の実験みたいなのも紹介してくれてるんだけど、なんか余計なことが多くて読みにくいのよねえ。

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    投稿日: 2023.04.29
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    頭の中であれこれ考えて、行動ができてない時期があったので、読み始めました。 26の方法が紹介されていて、最後にもまとめがあり便利。「視点をズームアウトする」と「主語を変える」が自分にとってフィットしそう。

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    投稿日: 2023.04.17
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    これを読んでからchatterに気づけるようになった。 1人で考えこんでしまいがちな人にはおすすめ。

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    投稿日: 2023.04.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    考えすぎて動けないことを克服するために読みました。予想より文章が難しく頭に入らない箇所も多かったです。参考になったのは頭の中がチャッターで支配された時の対処法で、自分自身を指すのに「あなた(you)」を使うことや、ありのまま思ったことを書き出すことで、自分自身と距離を取ること。また、信頼している知人による心のこもったスキンシップは、お互いに人間関係の満足度を高めることができると知りました。

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    投稿日: 2023.04.02
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    個人的には色々と付箋ポイントもあり、実践に繋げていきたいネタも多くて良書でした。 こういう、人間の内面の話は非常の興味深くて面白いです。

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    投稿日: 2023.04.02
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    自分の心の声と向き合う。 向き合うというのは、ひたすらにその物事について感情を巡らせるということではなくて、その感情に自分が壊されてしまわないように対応するということ。 自分以外の視点を持つ。 未来は今の感情についてどう思うかを考える。 ストレスのかかる感情というのはこれからに向けての挑戦だと考える。 自分を蝕んでいるのは自分。 だからこそ、うちなる声と付き合っていく術が必要である。

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    投稿日: 2023.03.30
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    めっちゃ良かった。 自分がチャッターに埋没しそうな時に活用したい。 仕事にも活かしたい(顧客に対してと、上司や同僚に対して)。共感と助言を良い塩梅で。 話を聞いて、共同反芻してしまっては逆効果だというのは意外な盲点だった。傾聴は悪にもなりうる。。 子育てにも役に立つ。 これが一番嬉しいかな。。 家の中に秩序を取り戻すべく、片付けたい。 ときめくものだけ残したい。。 あと、緑や生き物やアートをよく取り入れたい。

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    投稿日: 2023.03.21
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    大丈夫だと分かっていても、心配で心配で押し潰されそうになり、論理的な行動を取れなくなってしまう時の、対処法が分かる本 結論としては「視野を広げる」のだが、その方法が色々書いてあり、かなり実践的。だだ少し難解な文章も多かったので星4つ。 ↓詳細 ・客観的に見る 困難に直面したら、友達がそのような状況になってると想像して、その友達にどんなアドバイスをするかを考えると、建設的な対処方法が分かる。 ・時間軸をずらす 困難に直面したら、10年後にそれについてどう感じるかを想像すると、気持ちが和らぐ →これらを紙に書いて日記に記すと良い。簡単に出来る方法としては、心の中で、三人称で自分に語りかける。

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    投稿日: 2023.03.20
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    ・チャッター(頭の中のしゃべり声) ・チャッターに打ち勝つ鍵は自分自身へ話しかけるのをやめることではない。問題は、より有効に話しかける方法を見つけることだ。

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    投稿日: 2023.03.16
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    思考を占拠してしまう(脳内の)独り言、chatterの悪影響とそれを制御する方法について。ネガティブなことを延々と考えてしまうことがしばしばある自分にとって具体的な対処法も紹介されていて有益だった。 感情の研究者による、それなりに骨太な本。引用明示度が高い。実験結果だけでなく、実例、対処法(他者目線で捉える、環境を整える、儀式をする、など)がさまざま紹介されている。 確かに対処法は、見たことがあるものが多く、ある種ありきたりな方法なのは否めない。ただし、そこに論文等で報告された根拠があるから、納得度が高いし、取り入れてみようかなと思える。 面白いと思ったのは「他人に話すことは、むしろ悪影響を与えることがある」という点。吐き出せば楽になるとは昔からよく言われるが、聞き手が煽らない態度をとることが重要。傾聴の考え方と繋がる。 また、プラセボについても面白い。プラセボを偽薬だと知らないからこそ効果が出ると思われている。しかしそれがプラセボだと知っていても、“プラセボを嘘だと知っていても効果がある”ことを知っていると効果がある。という人間の脳の仕組みは可愛らしく感じた。 関連エピソードとして語られる、メスマーの動物磁気の話では、マリアテレジア、マリーアントワネット、ベンジャミンフランクリンなどオールスター登場の感がある。 マリノフスキのトロブリアンドのお話しも出てきたので、そろそろ「西太平洋の遠洋航海者」を読んだ方がいいかもしれない。

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    投稿日: 2023.03.15
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    脳は、一つの自分の物語を作り、自我を作る。 自分を成長させるには、内なる声を味方につける。 それが暴走し、自分を傷つけるチャッターになる。 物事から距離をとる。 自身の経験を一般化する。 逆に、良い経験は具体的に考えて、浸ってみる。 支援をする時は、感情的なニーズにも配慮する。 支援を要請されてない時は、目に見えない支援。 間接的に、視野を広げるような助言。

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    投稿日: 2023.03.08
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    【自分と距離を取る】 目新しい情報はそんなになかったけど、チャッターに溺れないように自分と距離を取るメソッドが凝縮されていて、良い復習になった。 脳は面白い。知識があるからこそ、脳の反応に対処できる。その重要さを教えてくれた一冊でした。

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    投稿日: 2023.02.25
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    人の気分はなにをしたかではなく、何を考えたかにより決まる。仕事でも、辛いと思えば辛い。楽しいと思えば楽しい。気の持ちよう  遺伝子は鍵盤。すべての鍵盤を叩き、いい音色で引けるよういろんな経験をしよう。 辛い事、10年後どう思っているか考える  自分の名前を呼んでみる

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    投稿日: 2023.02.22
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    心はすぐに暴走する。睡眠時の途中の目覚めの際は、とどまることを知らない。そんな自分に、いや、あなたには、効果のある本で、自分を第三者としてみる、といった視点を持たせてくれる。実行しよう。

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    投稿日: 2023.02.21
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    レビューはブログにて https://ameblo.jp/w92-3/entry-12790031901.html

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    投稿日: 2023.02.19
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    頭の中で繰り広げられる独り言、とりわけネガティブなものに対してどうやって対処すべきかを著した良書。 どのポイントも根拠が明確で分かりやすい。すでに経験的に知っているものもあれば、ハッとさせられるものもあり、子どもにもぜひ伝えたい。ただ基本的には英語圏での話なので、日本語や日本文化ではどうか?と気になることも少しあった。 人生を生きる上でこういうライフハックは学校では教わらない。でもこれを体系的に知ってるか知らないかでは、きっと生きやすさがちょっとずつ変わってくるのではないかと思う。 対処法だけ知りたければ最後の章だけ読むのでもOKだが、その真の意味を理解するという意味でもやはり丸々一冊読んで納得感が得られる一冊。

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    投稿日: 2023.02.18
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    内容は結構面白い。提案されている解決方法は、実験に基づく客観的なものだし、簡単に実践できるものも多く、実際的。最初の解決法など、すぐに実行して効果を感じた。 ただ、翻訳がこなれておらず、大変読みづらい。特に第三章あたりまでは、内容的にもややくどさを感じ、読むのに骨が折れた。

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    投稿日: 2023.02.18
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    心の中で一人ごとを言うデメリットを知った。 また、一人ごとを言わないためのメソッドを紹介していてとても参考になった また読み返したい

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    投稿日: 2023.02.16
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    チャッターに支配されてその事で頭がいっぱいになり、何も手につかず始終ネガティブに振り回される。そして更にチャッターを裏付けるような出来事が起こると、ほらやっぱり!だから駄目なんだ!とネガティブ速度が増してゆき、最後に壊れて志半ばで派手に転び、静かに幕引きを迎える…。 もういい加減、楽に生きたい!!と思っている自分にはわかりやすい本でした。 結局、読んだだけで満足した気になり忘れがちですが、実際に実践することが大事なので出来ることから取り組んでみようと思います。

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    投稿日: 2023.02.13
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    チャッター(我々の頭に蠢く内なる声独り言)が思考に悪い影響を及ぼす。最近の悩みにジャストミートしているところに、DAIGOさんのおすすめ紹介を拝見し、購入。 本書のtipsは即効性があり、万人に有効と思う。 ・1人称を使わずに思考する ・自然に触れる(バーチャルでもいい) ・10年後の自分視点で考える ・第三者(他人)視点で考える ・経験を一般化する ・儀式(ルーティーン)を利用する チャッターに悩んだ際は本書の最後のツールを重点的にに読み返すべき。

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    投稿日: 2023.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あらゆる場面で “これをすべきかどうか”“こうしたらどうしようか”などの 「頭の中のひとりごと」 を人間誰しも行っていて、そのことに触れた著書。 この頭の中のひとりごとは、 内省をすると言う人間のプラスの特徴であると同時に、 “失敗したらどうしよう”と言ったネガティブなひとりごとに苦しんでしまう特徴もあると言っていて、 それに対してどのように対応すべきかが様々な実験結果とともにまとまっている。 特に印象的だったのを備忘録がてらメモ。 1.他人の出来事だと考えて、心理的な距離を取る 自分ではなく他人の出来事のように捉えることで、 物事との距離感が取れて怒りや悲しみなどの否定的な気分が抑えられ、冷静な判断が出来る。 また、自分自身の言い訳などもメタ認知出来る。 2.時間軸を広げる 1年後にこの問題について悩んでいるか?10年後の自分から見たらこの問題はそこまで大きいことか?逆に1年前の悩みを覚えてる?などの視点も設けることで、 今の悩みの小ささを再認識出来る。 3.経験を試練と捉える チャッターが始まるのは、ある状況を脅威であると解釈した場合が多い。克服できる試練と捉えたり、これまでの困難でもそこまでの致命傷にはなってないことを認識すると、前向きに取り組める。

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    投稿日: 2023.02.06
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    『私たちの脳は、困難にぶつかったときにズームインするだけでなく、ズームアウトするようにも進化した』 → ネガティブな感情が発生すると、脳はズームインするようになり、ますますネガティブな感情で満たす。そうなると、建設的な対処ができなくなる。大切なことはズームアウトすること。 ⇒ 失恋した時とかやっちゃいけないミスしたときとか 『「距離を置いた自己対話」の恩恵』 → 距離を置くための方法として、自分の名前を読んで自分と対話することが有効。または、10年後の自分から見た時にどう思うかを考える時間軸をズラす方法。 ⇒ 試合前とか商談前、何か問題起こしたらこれをやる 『儀式もまた、チャッターを鎮めるツール』 → 儀式はチャッターを鎮める効果がある。それは、チャッターから注意を逸らすから。コントロールできる行為をするから。プラセボとしても働くから。 ⇒ ストレッチでもしようかな

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    投稿日: 2023.02.03